朝霧高原の乳製品をタップリ味わえる
富士ミルクランドは富士山の西麓、朝霧高原 の酪農地帯にある乳製品専門の観光施設です。朝霧高原の搾り立て牛乳、アイスクリーム、ジェラート、チーズ等の乳製品や地場野菜を販売しています。農産品直売所では、あさぎり高原のとれたて新鮮野菜が並びます。
まきばショップでは施設内の工場で製造された新鮮な「放牧牛乳」や「チーズ」をはじめ、各種乳製品やお土産を購入する事ができます。
レストランはビュッフェ形式となっていて、地元食材をふんだんに使用した美味しい料理を食べる事ができます。
又、宿泊施設「ファームイン富士朝霧高原」では、予約すれば乳搾りなどの酪農体験を実際に地元の酪農家の下で体験できます。乳製品作り体験も可能で、朝霧牛乳を使用したアイスクリーム、バター、チーズクリーム作りも楽しめます。
低温殺菌の「富士あさぎり高原放牧牛乳」
ミルクランドで販売している「富士あさぎり高原放牧牛乳」は、朝霧高原の少数の契約生産者から仕入れて製造しています。生産者の牧場ではたくさんの牛が朝霧高原の牧草地の中で放牧されて、健康的に育っています。
放牧牛は厳選された飼料や牧草を食べ、富士山の雪融け水を飲んでいます。そんな恵まれた環境の中で育った牛から搾られた牛乳がこの「放牧牛乳」です。
ミルクランドではこの極上の牛乳のおいしさを損なわないように、65℃で30分も処理する「低温殺菌」で製造しています。
一般の牛乳は「超高温短時間殺菌法」と呼ばれる120~150℃で1~3秒殺菌処理する方法が主流ですが、高温処理するために風味が低下する事は否めません。大量生産する牛乳ならこの方法は効率的ですが、「放牧牛乳」の場合は少量限定生産で牛乳の風味を重視して「低温殺菌」法を採用しています。
「ノンホモジナイズ」の放牧牛乳
「富士あさぎり高原放牧牛乳」は牛乳の脂肪分を均質化していない「ノンホモ」牛乳です。搾りたての牛乳は殺菌が必要とはいえ、本来「ノンホモジナイズ(=非均質化)」牛乳です。搾りたての牛乳をそのまま置いておけば乳脂肪分が表面に浮いてきます。本来の牛乳は脂肪分が粒子が大きく消化されにくいのですが、「ホモジナイズ(均質化)」する事により脂肪の粒子が細かくなり、飲みやすくて消化されやすい牛乳になります。
「放牧牛乳」は牛を自然の中で放牧して搾りたての牛乳に近い味を出すことを目指して、「ノンホモ」製法で作られています。ノンホモ牛乳は飲み口に多少のクセがありますが、これが本来の牛乳の味なのです。
高原牛乳使用の自慢のチーズ
「富士ミルクランド」では朝霧高原の新鮮な牛乳を使って、自社工場でチーズを製造しています。数々のコンクールで賞を受賞したほどの品質で、「カマンベールチーズ」をはじめ「ストライプチーズ」や「おさしみチーズ」を製造・販売しています。「おさしみチーズ」はスライスしてわさび醤油で食べるチーズで、珍しい食べ方ですが1回味わうとやみつきの美味しさです。
朝霧牛乳使用のジェラートとソフトクリーム
ミルクランドでは朝霧高原の新鮮な牛乳を使った「ジェラート」が大人気です。朝霧の牛乳の濃厚な味が楽しめる「あさぎりミルク」、「朝霧いちご」、「牧之原抹茶」、「三ケ日みかん」、「ラムレーズン」、「ヨーグルト」など種類も豊富です。
他にも季節ごとに「アーモンド」、「紅ほっぺ」、「ハロウィン」、「クリスマス」などの限定ジェラートがあります。
定番の「ミルク」は好評ですが、訪れる度にこうした季節・期間限定ジェラートを食べるのも楽しみです。
ジェラートの他にも朝霧の牛乳を使ったソフトクリームもあります。新鮮な牛乳を使用した甘さ控えめの濃厚な味わいです。
地元食材たっぷりのレストラン
富士ミルクランドには朝霧高原を中心とする地元食材にこだわったレストランがあります。朝霧高原牛、富士宮産にじます、地元のブランド豚「幸寿豚」をはじめ、高原野菜など地元食材をふんだんに使用した料理を提供しています。
店内は天井が高く開放的で、ロッジ風の造りになっています。晴れた日には窓から富士山や桜を眺めることができ、テラス席もあります。テラス席ではペット連れの方も利用可能で、ワンちゃん用メニューも用意されています。
動物ふれあい広場
「富士ミルクランド」の「動物ふれあい広場」には朝霧高原を代表する牛をはじめ、やぎ、羊、馬、うさぎ、鴨や豚などたくさんの動物がいます。
朝霧高原といえば牛ですが、「ふれあい広場」では「乳搾り体験(有料・要予約)」や「乗馬体験(有料)」の他、「バター作り」の体験もできます。
他にも羊やヤギなどがいて、エサやり体験をすることもできます。
広場には各動物ごとに柵があったり、紐でつながれているので子供連れでも安心です。
また、本格的な酪農体験をしたい場合は、近隣の牧場・牛舎へ出向いて、牧場の仕事を体験する事ができます(要予約)。
ミルクランドの体験プログラム
静岡県富士宮市上井出の富士ミルクランドでは団体向けの本格的な酪農体験ができますが、他にも様々な体験をする事ができます。体験には事前の申し込みが必要になりますが、時期や内容によっては当日でも参加できるものもあるようです。詳しくは事務局にお問い合わせ下さい。さて、実際にどんな体験ができるのか下記に紹介してみましょう。
ふれあい体験(ふれあい広場にて)
- 牛の乳搾り…1人300円で搾乳体験。子供でも保護者付き添いで体験可能。
- 引き馬・乗馬…100メートルの引き馬体験。親子で乗る事もできます。
- 動物の餌やり…施設側が用意した野菜のカップエサを与えましょう。ヤギやうさぎさんが美味しいエサを待っています。動物達の健康管理上、お客様が持ち込んだエサを与えてはいけません。
- ヤギの散歩…子ヤギの散歩ができます。普段は触れ合う事のないヤギを飼っている気分です。
- 動物ビンゴ大会など
牛の乳搾り体験
一番手軽なのは「牛の乳搾り」体験でしょうか。一日に何回も開催されており、1回300円で自分の手で牛の乳を搾る事ができます。酪農が盛んな朝霧高原に来たら一度はやってみたい体験ではないでしょうか。開催時間は決まっているのですが、相談に応じて時間以外でも可能な場合があるようです。
尚、乳搾り体験で実際に搾った牛乳は飲む事ができません。市販されている牛乳は必ず殺菌処理がされており、搾乳したての新鮮な牛乳だからといってそのまま飲むことはできません。どうしても飲みたければ売店で購入する事をオススメします。
手作り体験
- バター作り…15分程度でできる簡単バター作り。容器に入れた材料を一生懸命シェイクしてみよう。お子さんでも簡単にできます。完成したらクラッカーにつけて召し上がります。
- アイスクリーム作り、チーズ作り、ソーセージ作り
バターづくり体験
そして、牛乳を使ったバター作り体験も行います。普段は何気なくパンに塗っているバターですが、実際どのように作られているのか知っている人はあまりいません。酪農体験では生乳、生クリームを瓶に入れてシェイクする事でバターを作る体験をする事ができます。出来上がったバターをパンにつけて試食する事もでき、自分で作ったバターは格別の味に違いありません。
お出かけ体験
- 牛舎の手伝い…近隣の牧場にて牛の乳搾り、エサやり、ブラッシング、バター作りなど。
- フェルト体験…夏季限定。羊毛で作るフェルトペンダント。夏の貴重な思い出になる事間違いなし。
- カブトムシ狩り…夏季限定。朝霧高原の自然の中で大迫力のカブトムシをみつけよう。
- どうくつ探索…ミルクランド近くの「人穴」洞窟の探検。要懐中電灯。
- 鱒釣り…猪之頭養鱒場にて鱒釣りが出来ます。釣った鱒は炭火焼にして食べる事ができます。個人コース、家族コース有。
- 乗馬体験…引き馬、乗馬、騎乗と年齢・経験に合わせたプログラムを提供。初心者でも子供でも大丈夫。
などがあります。
ミルクランドの酪農体験
静岡県富士宮市上井出の富士ミルクランドでは団体向けの酪農体験を行っています。ミルクランドでは朝霧高原の酪農家を紹介して、実際の酪農作業を体験してもらっています。主に小学生や中学生などの課外授業向けの体験ですが、地元の学生だけでなく、県内外からの問い合わせも多いようです。
酪農体験の一般的コースとしては酪農家のお宅に行き、実際の酪農作業を見学、体験する事ができます。
まずは実際の作業に入る前に酪農の仕事がどんなものか紹介してくれます。牛の特徴を理解する事から始まり、牛乳がどのように作られるかや牛の食べているエサなどを知る事から始まります。牛の事を知らなければ酪農体験もできませんので、まずは牛について理解する事が大切です。
少しでも牛の事を理解できたら、実際に牛の乳搾りを体験する事になります。今は乳搾りの機会も普及していますが、やはり手作業で搾るのは酪農体験で重要です。酪農家の方に搾り方のコツを教えてもらい、実際に生徒達が乳絞りを体験する事になります。この作業は体験先により多少異なりますので、確認が必要です。
次は牛の世話をします。牛に餌を与えたり、ブラシをかけたり、牛舎の掃除をしたりと、牛の世話は大変な作業です。牛が病気にならないようにストレスなく暮らせるように、細心の注意を払わなければなりません。
以上が基本的な酪農体験の流れです。体験先の都合による変更、今後の体験内容の変更もあり得ますので、詳しくは富士ミルクランドの農業体験事務局までお問い合わせして下さい。
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農産品直売所
ミルクランドには朝霧高原や富士宮市内の地場野菜を販売する「農産品直売所」があります。朝霧高原をはじめとする地元の農家の皆さんが採れたての野菜を毎朝持ってきます。四季折々の旬の野菜が新鮮で手頃な価格で手に入るので、ぜひ寄ってみましょう。農産品直売場では「エコファーマー」などの環境保全型農家を推進しており、有機肥料や無農薬にこだわった野菜が多く販売されています。
又、栽培した野菜だけでなく、朝霧高原で採れた山菜やジャムなどの農産加工品や調味料なども販売しています。
ホテル・ファームイン富士朝霧高原棟
富士ミルクランドには2階建てロッジの宿泊施設「富士朝霧高原ロッジ」があり、朝霧高原の自然を泊まりがけで満喫できます。
個々独立した山小屋のような宿泊施設ですが、キッチン、バス、トイレ、冷蔵庫、洗濯機なども備えており、長期滞在も可能で、2人から5人ほどまで利用できます。
ペットも同伴可能で、1匹までは宿泊料金に含まれますが、2匹目以降は追加料金を払えば利用できます。
自炊をするもよし、外でバーベキューをするのも良しで、家族旅行や酪農体験で宿泊するにはピッタリです。
ロッジからは富士山がはっきりと見えて(もちろん天気によりますが)、1日中眺めていられる贅沢な場所です。
富士朝霧高原ロッジ
静岡県富士宮市上井出の富士朝霧高原には宿泊施設「富士朝霧高原ロッジ」があります。「ロッジ」は山小屋の事で一戸建てになっており、宿泊する場合は小屋単位で利用します。一戸4名まで基本料金で利用可能で、追加料金を払えば5名まで利用できます。6名以上は2戸の申し込みとなるそうです。リビング、食堂、キッチン、風呂、トイレ、寝室と全て揃っており、冷蔵庫や電子レンジ等の調理器具、洗濯機や乾燥機もあるので長期滞在も可能です。
セルフ形式の自炊で食事
食事は完全にセルフなので自炊しなければなりませんが、予約すれば食材を用意してもらえるのでわざわざ買いに出かける必要もありません。食材は地元朝霧高原の厳選された農産物や地元のブランド肉、そしてミルクランドならではの乳製品もあります。朝霧牛乳や新鮮な朝霧高原の卵で贅沢な朝食をつくったり、富士宮産の豚肉や名物の富士宮やきそばで開放感たっぷりのバーベキュー、そして朝霧牛と地元野菜を入れたしゃぶしゃぶ鍋など贅沢な食事を演出できます。
冨士ミルクランドの施設利用
ロッジからは富士山を眺める事ができ、静寂な朝霧高原の中で癒しの時間を満喫できます。富士ミルクランドの敷地内にあるので各種施設も利用できます。動物ふれあい広場には牛、馬、ヤギ、うさぎなどがおり、乳搾りや乗馬など各種体験をする事もできます。もちろん、ミルクランドのジェラート工房では朝霧高原の牛乳をつかった自慢のジェラートを食べる事ができ、ソフトクリームワゴンで搾りたてソフトクリームを食べる事もできます。
周辺観光案内
朝霧高原のミルクランド周辺にはおすすめの観光スポットが目白押しです。
まず、観光地というわけではありませんが、ミルクランドがある県道71号線を500メートルほど北上すると、盲導犬の育成訓練施設の「日本盲導犬センター富士ハーネス」があります。
「富士ハーネス」は盲導犬の訓練・世話すると共に盲導犬への理解を深める為の見学施設として機能しています。
全国で圧倒的に不足している盲導犬を幅広く知ってもらい、盲導犬の数を少しでも増やす活動に取り組んでいます。
さらに、「富士ハーネス」を北上して、富士宮市立人穴小学校を過ぎると、女優工藤夕貴さんが経営している「カフェ・ナチュレ」があります。
工藤さんは自身で有機農業に取り組んでいて、カフェではその有機(夕貴?)野菜や米を使った料理を提供しています。
詳細情報
- 住所 – 〒418-0103 静岡県富士宮市上井出3690番地
- 電話 – 0544-54-3690
- URL http://www.fujimilkland.com/
- 営業時間 -(まきばショップ・ジェラート・農産品)平日10:00~16:00 土日祝10:00~18:00 (レストラン)ランチタイム 11:00~14:30 土日祝は喫茶タイム有 詳細はHPにて (動物ふれあい)平日10:00~16:00 土日祝10:00~16:00
- 休業日 – 無休
- 施設概要 – ①特産品販売②ファーマーズマーケット③ミルク工房④ジェラート工房⑤レストラン⑥ふれあい広場⑦ゆうきの畑⑧お花畑⑨森林浴プロムナーム⑩ホテル・ファームイン⑪多目的ホール
- 利用料金 – 入場無料
- 駐車場 – あり
- アクセス – 東名高速道路富士インター、西富士道路、国道139号線を北上 約40分 / 中央道河口湖インターより国道139号線経由、本栖湖方面へ 約40分
周辺地図
周辺観光情報
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