朝霧高原のドライブイン
ドライブインもちやは、静岡県富士宮市の朝霧高原南端に位置する複合施設です。1972年に開園し、富士宮道路沿いに広がる6.0haの敷地には、本館と遊園地があります。
本館には大型30台、小型320台、二輪50台の駐車場があり、レストラン、ショッピングコーナー、軽食売店などを備えています。
遊園地エリアには、ドッグラン、キャンプ場、グラウンドゴルフ場などがあり、入園料が必要です。営業時間は9:00から18:00まで、年中無休となっています。
富士山を眺めながら餅を楽しめる人気の観光スポットで、近年はキャンプブームとともに注目を集めています。
「もちや」の由来は「餅屋」
「もちや」は元々は昭和47年「餅屋」として開業しました。つき立てのお餅を販売し、時代が移り行く中でも、昔ながらの製法、伝統の味を守り続け、つきたてのお餅を提供してきました。今では「もちはもちや」といわれる程の観光名物、お土産として親しまれています。
創業当初は「餅屋」の「もちや」として営業していましたが、現在は各種レジャー施設を備えた「ドライブイン」として営業しています。各種施設を備えたドライブインとなった現在でも、「もちはもちや」の看板は失われることなく、「もちや」のお餅を目当てに多数の観光客が訪れます。
看板商品のつきたて餅・草大福
「もちや」の原点で現在も看板商品として売り続けているのが「餅」です。
もちやの入口ではつきたてのお餅を「きなこ餅」、「あんころ餅」、「おろし餅」、「焼き餅」にして販売しています。生産直売ならではのつきたての餅はその場で食べるととてもおいしいです。
他にもよもぎ入りの「草大福」も販売しています。
静岡県富士宮市猪之頭には「ドライブインもちや」があります。昭和47年創業、「もちはもちや」といわれるほど餅が有名なドライブインで、お餅を目当てに多数の観光客が訪れます。
餅にもいろんな種類がありますが、やはり草大福が一番の売れ筋商品です。よもぎともち米だけで作った添加物なしの名物「富士の草大福」は蓬の香りと柔らかいお餅、そしてぎっしり詰まったあんこに魅了されてしまいます。
草大福の他にもきなこ餅やおろし餅も販売されており、これだけでお腹が一杯になってしまいます。素材の良さもさることながら、もちやで一番のウリはその場で製造している事です。
販売所のすぐ横で実際に餅がつくられており、つき立てのお餅を食べる事ができるのはうれしい限りです。
草大福にしても一切添加物が入っていないので賞味期限は非常に短いですが、これが本物の餅なんだなあと感動してしまいます。今では中々自宅や近所で餅をつく事もなくなりました。町内会やイベントでつきたての餅を食べた事もあるでしょうが、ちょうどあのときの味と似ています。本当につき立てのお餅は何もつけなくても十分おいしいものです。
ドライブインもちやの売店・人気商品
ドライブインもちやの売店では、つきたての餅を中心とした様々な商品を提供しています。
売店の人気商品の筆頭は「草大福」です。これは添加物を使用せず、よもぎともち米だけで作られた伝統的な商品で、蓬の香りと柔らかい餅、そして中に詰まったあんこが特徴です。草大福は店の看板商品であり、多くの観光客に愛されています。
他の人気商品には、きなこ餅やおろし餅があります。これらの餅は、販売所のすぐ横で製造されており、つきたての味を楽しむことができます。
また、「あわび茸のしぐれ煮」も人気商品の一つです。肉厚で癖のないあわび茸を甘めの醤油味で炊き上げた一品で、団体客にも好評です。
さらに、「ミルクケーキ」というユニークな商品もあります。名前は「ケーキ」ですが、実際はパリッとした食感の不思議なお菓子で、素朴なミルクの甘みが特徴です。
これらの商品は、富士山を眺めながら楽しむことができ、ドライブインもちやの魅力の一つとなっています。
子供連れなら1日楽しめる「もちや遊園地」
ドライブインもちやの遊園地は、静岡県富士宮市猪之頭に位置し、朝霧高原の自然に囲まれた複合施設の一部です。この遊園地は「もちや遊園地」として知られ、ドッグランやキャンプ場、グラウンドゴルフ場など多彩なアクティビティを提供しています。
遊園地内には、大きな木馬が目を引く外観があり、訪れる人々を楽しませています。また、近年のキャンプブームに伴い、キャンプ場も人気を集めており、自然の中でのアウトドア体験を求める人々に支持されています。
遊園地は本館棟と併設されており、本館には駐車場やレストラン、ショッピングコーナーも完備されています。周囲には富士山や朝霧高原の美しい景色が広がり、訪れる人々に自然の魅力を存分に楽しむことができる環境が整っています。このように、ドライブインもちやの遊園地は、家族や友人と共に楽しい時間を過ごすための理想的なスポットとなっています。
8万2,000haもある敷地には、広大な遊園地があり、子供連れなら1日楽しめます。遊園地のシンボルともなっている巨大な木馬を始めとして、すべり台、ブランコ、ジャングルジム等の子供用遊具がたくさんあります。
更に、運動広場もあるので、スポーツ用具を持参すれば各種の遊びができます。
遊園地内は芝生が敷き詰められているので、小さな子でも安心して遊べます。園内は芝生が広がり、シートを敷いてゆっくりくつろぐ事もできます。
家族連れでお弁当を持って訪れれば、芝生の上で家族一緒にランチを食べ、1日遊んでいられます。
実際、「もちや遊園地」は幼稚園、保育園、小学校の遠足地として頻繁に利用されているようで、その人気の高さを示しています。
広大な敷地のもちやには富士山麓、朝霧高原の自然を身近に感じ、四季折々の変化を楽しむ事ができます。
春には園内の桜が咲き誇り、夏でも涼しい高原はさわやかな空気が漂い、秋にはすすきの穂が頭を垂れて夕陽に照らされて情緒を出し、冬には雪化粧をした富士山が見る者の心を魅了します。
ドライブインもちやのレストラン・食事処
ドライブインもちやのレストランは、富士山の景色を眺めながら食事を楽しめる施設です。メニューは、もちや定食、にじますフライ定食、とんかつ定食、生姜焼き定食、ハンバーグ定食など多彩な定食メニューが用意されています。また、富士宮やきそば、もちやラーメン、お雑煮など、地元の食材を活かした特色あるメニューも提供しています。餅料理や軽食、ソフトクリームも充実しており、富士宮の味を気軽に楽しめるレストランです。
ドライブインもちやにはレストランもあり、自慢の餅を使ったメニューもあります。きなこ餅、よもぎ餅、あんこ餅の三種の餅が並んだ「もちや三色膳」、もちが入った「もちやラーメン」、餅入り煮込みうどんの「力うどん」などがあります。遊園地や二輪車会館もあったりして、家族連れでも楽しめるので、機会があればぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
世界の名車が並ぶ博物館「二輪車会館」(現在閉館)
「もちや」には以前、国内外のバイクを数多く揃えた「二輪車会館」がありましたが、現在は閉館しています。参考のために情報を掲載しています。
「二輪車会館」にはバイク好きの方にはたまらないレア物のバイクが約160台展示してありました。オートバイだけを展示している博物館で、バイク好きな「もちや」のオーナーが集めた秘蔵のコレクションが所狭しと並べてあります。明治、大正の国産バイクをはじめ、世界の名車165台が展示されています。
全体的には何年も前の旧車が多いですが、今でも有名なBMW、ハーレーやYAMAHAなどがあります。古いものでは100年近く前の1919(大正8年)年製の「トライアンフ」をはじめ、1935年(昭和10年)製のBMWの軍事用サイドカー、1979年製の1,000ccのハーレーダビッドソン、1952年(昭和27年)製造の排気量747ccの陸王RQ、排気量1,600ccのアマゾネス、1919年(大正8年)製のトライアンフ、1910年製のインディアンなど、バイクマニアにはたまらない名車が並べられています。
周辺観光案内
ドライブイン「もちや」のある「朝霧高原」には観光スポットが多数あります。
国道139号線を南下すると、「まかいの牧場」があるので、家族連れならどちらも1日遊んでいられます。
更に、県道414号線に出れば天然記念物の「白糸の滝」があるので、ぜひ全国有数の滝の美しさを間近で見学して欲しいです。
また、国道139号線を北上すれば花とフクロウの楽園、「富士花鳥園」があり、地元特産品・野菜を販売する「道の駅朝霧高原」などもあり、観光スポットが目白押しの地域です。
詳細情報
- 住所 – 〒418-0108 静岡県富士宮市猪之頭字大畑1217
- 電話 – 0544-52-0202
- URL- http://www.mochiya.co.jp
- 施設概要 – ①ドライブイン②和食処③お土産店④二輪車会館(現在は閉館)⑤団体用レストラン⑥遊園地⑦フィールドアスレチック⑧キャンプ場⑨水上レストラン
- 営業時間 – 9:00~18:00(レストラン10:00.~17:30)
- 休業日 – 年中無休
- 利用料金 – 全館共通(遊園地・フィールドアスレチック・二輪車会館) 大人(中学生以上)500円小人(小学生)300円園児200円
- 駐車場 – ①大型バス30台、②乗用車320台、③二輪車50台
- アクセス – ①甲府南インターより約50分 ②河口湖インターより約50分 ③東名富士インターより約30分
周辺地図
周辺観光情報
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