富士花鳥園(静岡県富士宮市根原)【富士山・朝霧高原】

天国へ行った様な気分になれる花と鳥の楽園

富士花鳥園は、静岡県富士宮市根原にある全天候型の花と鳥のテーマパークです。8,000m²の温室には、1,200品種のベゴニアや300品種のフクシアが咲き乱れ、年間を通じて満開の花を楽しめます。約30種類のフクロウやインコ、タカ、ハヤブサなどの鳥類との触れ合いや、バードショーが人気です。富士山を背景にした屋外ショー会場や、富士見台もあり、雄大な富士山の景色を楽しめます。

「富士花鳥園」は1990年に「富士国際花園」として開園しましたが、2008年に現在の「富士花鳥園」に改名しました。

施設全体が巨大温室になっており、最新の温度・湿度管理設備のコンピュータの環境制御により、熱帯・亜熱帯原産のベゴニア、フクシアを栽培して一年中開園しています。温室の中は見渡す限りの花の世界で、この世のものとは思えない美しさです。

従来品種のベゴニアはもとより、園が独自に改良した品種も栽培しており、ベゴニア1,200種、フクシア約300種を栽培し、200種を展示しています。品種もさることながら、白、黄、赤、桃、橙色と色とりどりと並べられた温室の中は本当に綺麗です。

又、フクロウも200羽以上飼育されており、こちらもじっくりと観賞を楽しめます。

富士花鳥園では、約30種類のフクロウ・ミミズクを中心に、多様な鳥類を飼育しています。メンフクロウ、シロフクロウ、ハイガオメンフクロウなどのフクロウ類、ケープペンギン、エミュー、ロリキート(インコ)、ヨゲンノスリ、ハリスホーク、セイカーハヤブサなどが飼育されています。バードショーでは、これらの鳥たちが間近で飛行し、エサやり体験や鳥との触れ合いも可能です。

最近ではインコやエミュー、そして熱帯魚も飼育しており、普段お目にかかれない珍しい動植物に触れ合えます。

by nambon

人気の「フクロウショー」

富士花鳥園のフクロウショーは、園の人気イベントの一つです。ショーでは、フクロウが観客の頭上すれすれを飛行し、その羽音まで聞こえるほど間近で見ることができます。スタッフがヒナから育てた人に馴れたフクロウたちが、活発な姿や芸を披露します。

野生のフクロウが人に慣れる事はありませんが、花鳥園では雛から育てたフクロウを訓練してショーを行っています。ショーは庭園喫茶がある広場で行われ、訓練士によるフクロウの飛行や歩行を見物する事ができます。ショーはフクロウの健康状態や諸事情により行われない場合もあるので、HPや施設に直接確認しましょう。

フクロウ以外にも、インコなど様々な鳥が登場し、技や特技を披露します。また、観客が参加できるパフォーマンスもあり、子供から大人まで楽しめる内容となっています。

富士花鳥園にてフクロウショー
富士花鳥園にてフクロウショー / photo by nambon

【現在休止中】巨大温室の中の庭園喫茶

 「富士花鳥園」の全天候型巨大温室の中には休憩・軽食ができる喫茶店があります。本格的なレストランとまではいかないものの、看板商品の「ベゴニアソフト」、「フクシアソフト」や話題の「富士宮やきそば」なんかも食べる事ができます。周囲を綺麗な花に囲まれて温室の中で食べるのはとても気分が良いです。テーブル席の頭上にも綺麗に花が配置されており、花を眺めながら優雅な食事を楽しめます。

富士花鳥園売店
富士花鳥園売店 / by nambon
富士花鳥園にて富士宮やきそば
富士花鳥園にて富士宮やきそば / photo by nambon

加茂グループ経営の5つの花鳥園

「富士花鳥園」は1990年に「富士国際花園」として静岡県富士宮市に開園しましたが、元々は1957年に「加茂菖蒲園」を開いた加茂元昭氏の加茂グループのテーマパークの一つです。

加茂元昭氏は桃山時代から続く庄屋の家系で静岡県掛川市に庄屋屋敷「加茂荘」を構えています。

自宅である加茂荘の周囲に花菖蒲を栽培し始めたのが「加茂花菖蒲園」のはじまりで、1ヘクタールに約1500種、100万株の花菖蒲が栽培されています。

その後、花と鳥への情熱を各地の花鳥園として実現しています。

1990年に「富士国際花園」(静岡県富士宮市)、2001年に「松江フォーゲルパーク」(島根県松江市)、2003年に「掛川花鳥園」(静岡県掛川市)、2006年に「神戸花鳥園」(兵庫県神戸市)を開園しています。

周辺観光案内

「富士花鳥園」は観光資源が豊富な富士宮・朝霧高原にあり、周辺にはおすすめスポットがたくさんあります。

国道139号線を挟んだ真向かいには「朝霧高原パラグライダースクール」があり、初心者でも気軽に見学やパラグライダー体験ができます。

さらに国道139号線を500メートル北上すれば、「道の駅朝霧高原」があり、地元農産物や特産品を購入できます。

朝霧高原の写真を撮りたいなら、139号線を2キロほど南下すれば、東側に広大な牧草地が見えてくるので、近くの「さわやかパーキング」に駐車しての撮影も良いでしょう。

「牛の乳搾り」など朝霧高原ならではの体験がしたいのなら、「富士ミルクランド」や「まかいの牧場」がおすすめです。

もちろん、天然記念物の「白糸の滝」も外せない観光スポットです。

詳細情報

  • 住所 – 静岡県富士宮市根原480-1
  • 電話 – 0544-52-0880
  • URL- http://www.kamoltd.co.jp/fuji/
  • 営業時間 – [夏期]4月1日~11月30日 9:00-17:00(入園受付締切16:30) [冬期]12月1日~3月31日 9:00-16:00(入園受付締切15:30)
  • 休業日 – 毎週木曜(祝日の場合は営業)※ 夏休み、年末年始は営業日カレンダーをご確認ください。
  • 利用料金 – 入園料 大人1400円、小人(小学生)700円(幼児)無料
  • 駐車場 – あり
  • アクセス – (富士方面から) 東名富士インターより約45分・新東名 新富士インターより約45分 (富士五湖方面から)中央道河口湖インターより約40分

周辺地図

周辺観光情報

朝霧高原 / 白糸の滝 / 道の駅朝霧高原 / ハートランド朝霧 / 朝霧高原温泉「グリーンパーク」 / SKY朝霧 / 富士養鱒場 / 朝霧さわやかパーキング / 鱒の家 / ドライブイン「もちや」 / 田貫湖 / 朝霧アリーナ / 富士ミルクランド / 狩宿の下馬ザクラ / 休暇村富士 / まかいの牧場 / 毛無山 / 陣場の滝 / 小田貫湿原 / 富士山本宮浅間大社

富士花鳥園の関連動画