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【完全ガイド】朝霧高原温泉グリーンパーク|閉館した名湯の記録と今楽しめる周辺温泉・観光

グリーンパーク(イメージ画像) 温泉
グリーンパーク(イメージ画像)
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はじめに

富士山の西麓・朝霧高原にかつて存在した「朝霧高原温泉グリーンパーク」。
雄大な富士山を望む露天風呂、スポーツ施設やホテルを備えたレジャーランド型の温泉として親しまれていましたが、現在はすでに閉館・廃業しており、施設の利用はできません

本記事では、閉館前にどのような温泉施設だったのかを「歴史的アーカイブ」として整理しつつ、2025年現在において朝霧高原エリアを訪れる際に楽しめる代替の温泉(風の湯・花の湯など)や観光スポットをご紹介します。

「昔訪れたことがあるので懐かしい」「朝霧高原を訪れる予定で周辺の温泉を探している」
そんな方に向けて、かつての名湯の姿と、今の朝霧高原の魅力を分かりやすくまとめました。


記事のポイント

  • 朝霧高原温泉グリーンパークは1970年代初頭に開業し、現在は完全閉館
  • 閉館前の住所・営業時間・泉質・料金・設備などをアーカイブとして紹介
  • 露天風呂からの富士山ビューや、プール・スポーツ施設を備えたレジャーランド型温泉として人気を集めた歴史
  • 現在の施設跡は私有地であり、無断立ち入りは禁止・危険であることを明確に説明
  • 朝霧高原周辺では「あさぎり温泉 風の湯」「富嶽温泉 花の湯」「富士眺望の湯 ゆらり」など、現役で楽しめる温泉が充実
  • ふもとっぱら、まかいの牧場、白糸の滝、道の駅朝霧高原など、現在も訪れやすい周辺観光スポットをまとめて紹介
  • 車・バス・タクシーなど、朝霧高原全体のアクセス方法も分かる構成

第1章 朝霧高原温泉「グリーンパーク」とは?(現在は閉館)

1-1 富士山西麓・朝霧高原にあった「唯一の天然温泉」

朝霧高原温泉「グリーンパーク」は、静岡県富士宮市麓、富士山西麓の高原地帯に位置していた日帰り温泉施設です。
標高およそ800〜900m前後の朝霧高原は、夏でも比較的涼しく、雄大な富士山の眺めと広々とした牧草地が広がるエリア。その中で「グリーンパーク」は、朝霧高原エリアで唯一の天然温泉を楽しめる場所として長く親しまれてきました。

館内には、内湯と露天風呂のほか、休憩スペースや軽食を楽しめるコーナーなどがあり、ドライブや観光の途中で立ち寄れる「高原の温泉」という位置づけでした。
とくに人気が高かったのが、露天風呂からの富士山ビューです。天気の良い日には、湯舟に浸かりながら真正面にどっしり構える富士山を望むことができ、「富士山を眺めながら入れる穴場的な温泉」として記憶している方も少なくありません。

さらに、グリーンパークが特徴的だったのは、温泉だけで完結する施設ではなく、

  • テニスコート
  • 野球場
  • ショートゴルフ場
  • スケート場(冬季)
  • ホテル・宿泊棟
  • プール(時期限定)

といったスポーツ・レジャー施設を併設した「総合レジャーランド」の一角として機能していた点です。

家族旅行で日帰り入浴とプールを楽しんだり、スポーツ合宿や団体旅行の拠点として利用されたりと、「朝霧高原で1日遊べる場所」としての役割も担っていました。
昭和〜平成にかけて、富士宮〜朝霧高原エリアがリゾート地として整備されていくなかで、グリーンパークは“温泉付きレジャー施設”の象徴的な存在だったと言えるでしょう。


1-2 閉館・廃業の事実と現在の位置づけ

その一方で、朝霧高原温泉グリーンパークは、すでに営業を終了し、施設は閉館・廃業しています。
かつてはニフティ温泉などの温泉情報サイトや観光ガイドに掲載されていましたが、現在は公式サイトも閉鎖され、運営会社による新しい案内も出ていません。

インターネット上では、近年「廃墟として残る温泉施設」「解体途中の建物」といった形で取り上げられることもあります。しかし、

  • 敷地はあくまで 私有地 であること
  • 建物は老朽化・損傷が進んでいる可能性が高く、安全が確保されていないこと
  • 無断で立ち入る行為は、法的にも問題となり得ること

といった点から、当サイトとしては「廃墟スポット」としての訪問や探検目的の立ち入りを一切おすすめしません

本記事では、

  • 「今も入れる温泉」として紹介するのではなく、すでに閉館した施設の記録を残すアーカイブ
  • 「廃墟として見に行く」ことを煽るのではなく、朝霧高原エリアの歴史の一部として静かに振り返る

というスタンスで情報をまとめています。

現在、朝霧高原周辺を訪れる場合には、

  • あさぎり温泉 風の湯
  • 富嶽温泉 花の湯
  • 富士眺望の湯 ゆらり(鳴沢村)

など、現役で営業している日帰り温泉・立ち寄り湯が複数あります。
この記事では、次章以降でグリーンパークの歴史と当時の基本情報を整理したうえで、「今このエリアを訪ねるならどこで温泉や観光を楽しめるのか」までを丁寧にご案内していきます。

第2章 歴史と歩み|レジャーランド型温泉としての時代

2-1 開業からレジャーブーム期まで

朝霧高原温泉グリーンパークがオープンしたのは、昭和の高度経済成長期からレジャーブームへと流れていく時代でした。
自家用車の普及とともに、家族や友人同士で出かける「ドライブ旅行」や「高原リゾート」が一気に身近になり、富士山周辺でもキャンプ場やスキー場、レジャー施設の開発が進められました。

そうしたなかで誕生したのが、朝霧高原の一角に整備された「グリーンパーク」です。
ここは単なる日帰り温泉ではなく、

当時のグリーンパーク(イメージ画像)
当時のグリーンパーク(イメージ画像)
  • テニスコート
  • 野球場
  • ショートゴルフ場
  • 冬季のスケート場
  • ホテルや宿泊棟
  • 時期によってはプール

といった施設を備えた総合レジャーランドとして構想され、その中核に「天然温泉」を据えたのが朝霧高原温泉グリーンパークでした。

富士山西麓の高原地帯というロケーションは、夏でも比較的涼しく、スポーツや合宿に適した環境です。
日中はテニスや野球の練習に汗を流し、夕方から夜にかけてグリーンパークの温泉で疲れを癒やす――そんな使われ方が想定されていたことが、当時の施設構成からも伝わってきます。

当時としては珍しい「高原リゾート+天然温泉+スポーツ施設」が一体となったスタイルで、朝霧高原エリアにおける観光拠点の一つとして存在感を持っていました。


2-2 昭和〜平成にかけての利用シーン

昭和から平成にかけて、朝霧高原温泉グリーンパークは、さまざまなシーンで利用されてきたと考えられます。

  • 家族旅行での立ち寄り入浴
  • 高原ドライブの締めくくりの温泉
  • テニスや野球の合宿・大会の後の汗流し
  • ホテル泊と組み合わせた団体旅行・社員旅行

といった形で、「温泉だけを楽しむ日帰り入浴客」と「スポーツや宿泊とセットで利用する団体客」の両方を受け入れていた施設でした。

プールが稼働していた時期には、夏休みの家族連れにとっても魅力的なスポットだったと想像されます。
高原のさわやかな空気の中でプール遊びを楽しみ、その後に温泉で温まる——そんな休日の過ごし方をした方も多かったことでしょう。

また、冬季にはスケート場が整備されていた時期もあり、「冬はスケートと温泉」「夏はテニスやキャンプと温泉」と、季節ごとのレジャーと組み合わせやすい施設でもありました。
こうした背景から、グリーンパークは単に「通りがかりに入る日帰り温泉」というよりも、朝霧高原で丸一日楽しめるレジャー拠点として記憶している方が少なくないはずです。


2-3 老朽化・設備の古さと閉館への流れ(推測)

一方で、年月を重ねるにつれ、施設全体の老朽化や設備の古さが目立つようになっていきました。
インターネット上に残るクチコミや訪問記をたどると、

  • 「お湯はとても良いが、建物はかなり年季が入っている」
  • 「昭和の雰囲気がそのまま残っているような施設」

といった声が見られ、泉質への評価は高い一方で、ハード面の古さを指摘する感想も少なくありません。

温泉施設は、浴場や配管、ボイラー設備などの維持管理に多くのコストがかかります。
さらに、テニスコートや野球場、ホテル、プールといった広大な敷地・建物を抱えていたグリーンパークでは、時代とともにレジャーのニーズが変化していくなかで、施設全体を維持していくハードルは決して低くなかったと考えられます。

公式な「閉館理由」が詳しく公表されているわけではありませんが、

  • 建物や設備の老朽化
  • 利用客数の変化
  • 維持管理コストの増大

といった複数の要因が重なり、営業終了に至った可能性が高いでしょう。

現在は、温泉としてもレジャー施設としても営業しておらず、「かつて存在した温泉施設」としてのみ、その名をとどめる形になっています。
次の章では、閉館前にどのような基本情報や泉質データを持っていたのかを、アーカイブという形で整理していきます。

第3章 閉館前の基本情報アーカイブ(歴史的記録)

※この章でご紹介する内容は、すべて閉館前に公表されていた「過去の情報」です。
現在は営業しておらず、住所・電話番号・営業時間・料金などはすべて無効
ですので、ご注意ください。


3-1 住所・電話・営業時間・休業日・料金(当時)

閉館前の朝霧高原温泉グリーンパークは、以下のような基本情報で案内されていました。

■ 所在地・連絡先(当時)

  • 住所:〒418-0109
     静岡県富士宮市麓字浅野146
  • 電話番号:0544-52-0101

朝霧高原の国道139号線から少し入った高原地帯に位置し、道の駅朝霧高原や朝霧さわやかパーキングからもアクセスしやすい場所にありました。

■ 営業時間・休業日(当時の例)

  • 営業時間:10:00〜18:00 前後
    (土日祝や繁忙期には〜20:00 までの延長営業を行っていた時期もあります)
  • 休業日:原則無休
    ただし、冬季(12〜2月頃)は火曜日が定休日となるなど、シーズンによって変動がありました。

※いずれも閉館前の案内に基づく「過去の目安」であり、現在は営業していません。

■ 入浴料金(当時の例)

  • 大人:1,000円前後
  • 子ども:500円前後
  • 夕方の時間帯割引(15:00 以降は大人800円など)の設定があった時期もあります。

観光地の温泉としては比較的標準的な価格帯で、ドライブ中の立ち寄り入浴にも利用しやすい料金設定でした。
ただし、これらの料金体系もすべて閉館前のものであり、現在は参考情報としての「歴史的記録」としてご覧ください。


3-2 泉質・源泉データ・効能

朝霧高原温泉グリーンパークは、「高原のレジャー施設」に位置づけられながらも、泉質そのものの評価が高かった温泉です。

■ 泉質(当時の表記)

  • 泉質:低張性アルカリ性低温泉
    (カルシウム・ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉)
  • 源泉温度:約27.2℃
  • pH:約9.1(アルカリ性)

アルカリ性のややぬるめの源泉を加温して使用しており、「入ると肌がつるっとする」「湯上がりに肌触りがなめらか」といった感想が多く見られました。
いわゆる「美肌の湯」と呼ばれるタイプに近い性質を持っていた温泉と言えます。

■ 主な適応症(効能)

当時の案内や一般的な泉質の特徴から、次のような適応症がうたわれていました。

  • 神経痛
  • 筋肉痛・関節痛
  • 五十肩・腰痛
  • 冷え性
  • きりきず・やけど
  • 慢性消化器病
  • 慢性婦人病 など

スポーツ施設や合宿施設を併設していたこともあり、テニスや野球、スケートなどで体を動かしたあとに、筋肉の疲れを癒やす温泉として利用されるシーンも多かったと考えられます。


3-3 浴場構成とロケーション

グリーンパークの浴場は、内湯と露天風呂を備えた比較的シンプルな構成でしたが、何よりも「ロケーション」が大きな魅力でした。

■ 内湯(大浴場)

グリーンパークの内湯(イメージ画像)
グリーンパークの内湯(イメージ画像)
  • ゆったりとした1つの大きな浴槽
  • 洗い場にはシャワー付きカランが並び、シャンプー・ボディソープなどの基本的な備え付け
  • 大きな窓から自然光が入り、天候の良い日は明るい雰囲気の浴室

設備面は「豪華」というよりも素朴で、昭和の雰囲気が残るつくりだったという声が多く、どこか懐かしさを感じさせる大浴場でした。

■ 露天風呂

グリーンパークの露天風呂(イメージ画像)
グリーンパークの露天風呂(イメージ画像)
  • 富士山の方向に開けた位置に浴槽を配置
  • タイル張りの浴槽に岩や植栽をあしらった、素朴な露天風呂
  • 天候がよければ、湯に浸かりながら正面に富士山を望むことができるロケーション

「露天風呂からの富士山」というと、富士五湖エリアのイメージが強いかもしれませんが、朝霧高原側の西麓から眺める富士山は、五湖側とは少し違う角度で、裾野の広がりが印象的です。
高原の澄んだ空気とあいまって、グリーンパークの露天風呂は、“穴場の富士山ビュー温泉”として知る人ぞ知る存在でした。


3-4 館内設備と併設レジャー施設

朝霧高原温泉グリーンパークの特徴は、「温泉単体」ではなく、館内設備+広大なレジャー施設が一体となっていた点にあります。

■ 館内の主な設備(当時)

  • 休憩室(大広間)
     湯上がりに横になってくつろげる畳敷きのスペース
  • 食事処・軽食コーナー
     そば・うどん・カレー・定食など、温泉らしいメニューを中心とした食堂
  • 売店
     地元の乳製品やお土産、飲み物・おつまみなどの販売
  • 脱衣場・ロッカー・自動販売機 など

現在のスーパー銭湯のような多機能さではありませんが、「ひと風呂浴びて、食事や休憩まで一通り済ませられる」素朴な日帰り温泉施設でした。

■ 併設されていたレジャー施設(グリーンパーク全体)

敷地全体としては、次のようなスポーツ・レジャー施設が併設されていました。

  • テニスコート
  • 野球場・多目的グラウンド
  • ショートゴルフ場
  • スケート場(冬季営業)
  • ホテル・宿泊棟
  • 屋内プール(営業していた時期あり)

これらの施設は、家族旅行・団体旅行・スポーツ合宿などで利用され、温泉はその「仕上げ」として親しまれていました。
グリーンパーク全体が「高原リゾート」のような役割を担っており、温泉はその核となる存在だったと言えるでしょう。

現在は、これらの施設はすべて営業を終了しており、温泉も含め利用することはできません
しかし、当時の姿を記録として残しておくことで、「かつて朝霧高原にはこうした温泉リゾートがあった」という地域の歴史を、少しでも伝えられればと思います。


第4章 アクセスと駐車場情報(当時の行き方+現在の地理)

※この章の前半は「営業していた当時のアクセスイメージ」です。
現在は施設が閉館しているため、行き先として直接向かうことはおすすめしません
周辺の地理を知るための参考情報としてご覧ください。


4-1 車でのアクセス(東名・中央道から)

朝霧高原温泉グリーンパークは、静岡県富士宮市麓の高原地帯にあり、マイカーでのアクセスが基本の立地でした。
営業当時、案内でよく使われていたルートは、次の2パターンです。

■ 東名高速「富士IC」方面から(静岡側からアクセス)

  1. 東名高速道路「富士IC」で下車
  2. 県道を経由して「西富士道路」へ
  3. 終点からそのまま国道139号線(富士宮バイパス〜朝霧高原方面)を北上
  4. 白糸の滝やまかいの牧場を過ぎ、朝霧さわやかパーキング・道の駅朝霧高原方面へ
  5. 国道沿いの案内看板を目印に、側道からグリーンパーク方面へ入る

所要時間の目安は、「富士IC」からおおよそ40〜45分前後
市街地を抜けてしまえば、その後はゆるやかな登りの郊外道路と高原ルートが続きます。

■ 中央自動車道「河口湖IC」方面から(山梨側からアクセス)

  1. 中央道「河口湖IC」で下車
  2. 国道139号線を本栖湖方面へ南下
  3. 本栖湖を過ぎて静岡県側に入り、朝霧高原エリアへ
  4. 道の駅朝霧高原・朝霧さわやかパーキング付近を通過
  5. 国道沿いの分岐から、グリーンパーク方面へ入る

こちらのルートの所要時間は、「河口湖IC」から約45分前後が目安です。
富士五湖側から朝霧高原を経由して富士宮市街へ向かう、いわゆる「周遊ルート」の途中に位置していました。

いずれのルートも、国道139号線がメインアクセス道路となっていた点が共通しています。
現在も、道の駅朝霧高原やふもとっぱらキャンプ場などへ向かう際は、同じルートを利用することになります。


4-2 公共交通機関と富士急バス(過去のルート)

営業当時、公共交通機関で朝霧高原温泉グリーンパークに向かう場合は、JR富士宮駅からの路線バスが主な手段でした。

■ JR富士宮駅からバス利用(当時の代表的な案内)

  • 路線:富士急静岡バス「本栖湖・河口湖方面行き」
  • 下車バス停:「朝霧グリーンパーク」バス停
  • 所要時間:富士宮駅から約60分前後
  • バス停から施設までは徒歩約8分

バス停名に施設名がそのまま使われていたことからも、グリーンパークが朝霧高原エリアの目印のひとつであったことが分かります。

また、東海道新幹線「新富士駅」から訪れる場合には、

  1. 新富士駅からJR身延線の富士駅or富士宮駅方面へ移動
  2. 富士宮駅で下車し、富士急静岡バスで朝霧高原方面へ

というルートが案内されていました。

ただし現在は、施設そのものが閉館しているため、
バス路線は「朝霧高原・本栖湖・河口湖方面へ向かうための一般路線」として利用する形になります。

  • 白糸の滝
  • まかいの牧場
  • 道の駅朝霧高原
  • 本栖湖・精進湖・河口湖方面

などへ向かう際には便利な路線ですが、
「グリーンパークに行くためのバス」ではない点には注意が必要です。

時刻表や運行状況は変わることがありますので、実際の利用時には富士急静岡バスの公式サイトや最新の時刻表を必ずご確認ください。


4-3 駐車場と周辺ランドマーク(当時+現在)

■ 大規模な無料駐車場があった時代

営業していた当時、朝霧高原温泉グリーンパークには、

  • 乗用車:数百台規模
  • 観光バス:複数台対応可

という、かなり広い無料駐車場が整備されていました。

テニスコートや野球場、ショートゴルフ場、スケート場、宿泊施設などを含む総合レジャーランドだったため、団体旅行・スポーツ合宿・イベント来場など、多くの車両を受け入れる必要があったためです。

その名残として、現在でも航空写真や地図を拡大すると、広い舗装面や区画の跡が確認できる場合がありますが、実際の状況(舗装の状態・立ち入り可否など)は変化している可能性があります。
私有地であることを踏まえ、観光目的で駐車場跡地に入ることは避けるようにしてください。

■ 周辺のランドマークと現在の利用

グリーンパークがあったエリアの周辺には、現在も次のようなスポットがあり、朝霧高原ドライブの目印として利用しやすい場所がいくつかあります。

  • 道の駅 朝霧高原
    地元の乳製品・お土産・軽食が揃う高原の道の駅。富士山ビューの休憩スポットとしても定番。
  • 朝霧さわやかパーキング
    国道139号線沿いの駐車スペースで、富士山を望むビュースポットとして人気。
  • コンビニエンスストア(ファミリーマートなど)
    ドライブ途中の補給・トイレ休憩に便利な拠点。

朝霧高原エリアを車で巡る場合は、
「グリーンパークの跡地」を目的地にするのではなく、これらの現役施設を拠点に行動するのがおすすめです。

■ 朝霧高原エリアの道路事情と季節の注意点

朝霧高原は標高が高く、季節や天候によって道路状況が大きく変わるエリアです。

  • 冬季(12〜3月)は、朝晩の路面凍結・積雪の可能性
  • 晩秋〜冬の早朝・夜間は濃霧が発生しやすい
  • 春〜秋でも、急な天候変化や夕立に注意

冬場に訪れる場合は、スタッドレスタイヤやチェーンを装備し、無理のない計画と安全運転を心がけてください。
また、濃霧時はスピードを落とし、フォグランプやライトを適切に使用するなど、十分な注意が必要です。

では続けて、**第5章「富士山ビューの名湯として愛された理由」**を書きます。


第5章 富士山ビューの名湯として愛された理由

5-1 露天風呂からの富士山と朝霧高原の景色

朝霧高原温泉グリーンパークが多くの人の記憶に残っている最大の理由は、やはり露天風呂からの富士山の眺めでしょう。

富士山西麓に広がる朝霧高原は、正面にどっしりと構える富士山と、その裾野の広がりがよく見えるエリアです。
グリーンパークの露天風呂は、そのロケーションをいかした配置となっており、

  • 天気の良い日には、湯舟から真正面に富士山を望める
  • 空気が澄む冬場には、雪化粧の富士山がくっきりと浮かび上がる
  • 夕方には、夕焼けに染まる富士山と高原のシルエットが美しい

といった光景が楽しめました。

口コミの中には、

  • 「富士山を眺めながら入れる露天風呂が最高だった」
  • 「朝霧高原の風が心地よくて、いつまでも浸かっていたくなる」

といった声が多く、温泉そのものの泉質だけでなく、“風景も含めた体験としての満足度”が高かったことがうかがえます。

また、朝霧高原はその名のとおり、早朝に霧がかかることも多く、
「一面の霧の中にうっすらと浮かぶ富士山」や、「雲海の向こうに頭だけ出した富士山」といった印象的な景色に出会えた方もいたようです。

高原の澄んだ空気と静けさの中で、
湯に浸かりながら富士山を眺める時間は、まさに朝霧高原ならではの贅沢なひとときでした。


5-2 プール・スポーツ施設とレジャーランド感

グリーンパークのもう一つの特徴は、「温泉+レジャー」の組み合わせが楽しめたことです。

施設全体としては、

  • テニスコートでのプレー後に温泉で汗を流す
  • 野球場やグラウンドでの試合・合宿のあと、チームで入浴
  • ショートゴルフで軽くラウンドしてから温泉へ
  • 夏場はプールで遊んで、そのまま温泉へ
  • 冬季にはスケートと温泉をセットで楽しむ

といった楽しみ方ができるように設計されていました。

今でこそ「スポーツ施設に温泉が併設されている」スタイルは珍しくありませんが、
当時の地方レジャー施設としては、かなり充実した組み合わせだったと言えます。

そのため、利用スタイルも多様でした。

  • 家族旅行:日中は牧場や観光・プールで遊び、夕方に温泉でゆっくり
  • スポーツ合宿:昼は練習、夜は温泉で筋肉をほぐす
  • 団体旅行・社員旅行:宴会や宿泊とセットで温泉を楽しむ

といった形で、「1日遊んで、最後に温泉で締めくくる」場所として機能していたのです。

観光地によくある「立ち寄り入浴だけの温泉」とは少し違い、
“1日のアクティビティ全体を支える温泉”という役回りだったからこそ、
記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。


5-3 口コミに残る「グリーンパークらしさ」

インターネット上や各種温泉サイトに残るクチコミをたどると、
朝霧高原温泉グリーンパークには、いくつか共通した評価ポイントが見えてきます。

ポジティブな評判(良かった点)

  • 「泉質が良く、体がよく温まる」
  • 「お湯がやわらかくて、肌がすべすべになった」
  • 「露天風呂からの富士山の眺めが素晴らしい」
  • 「高原の風が気持ちよく、リフレッシュできる」

アルカリ性のやわらかい湯質と高原のロケーションは、多くの人に高く評価されていました。
とくに、スポーツ後に利用した方からは「疲れがとれた」「体が軽くなった」という声も見られます。

ネガティブ寄りの評判(気になった点)

  • 「建物が古く、昭和の雰囲気が強い」
  • 「施設全体に年季が入っている」
  • 「設備の老朽化が目立つ」

一方で、閉館が近づく時期になるほど、建物や設備の古さを指摘する声が増えていきました。
つまり、グリーンパークは、

お湯とロケーションはとても良い
しかし、建物や設備は時代を感じる

という、魅力と課題が同居する温泉施設だったと言えるでしょう。

それでもなお、

  • 「古いけれど味がある」
  • 「昭和レトロな雰囲気が逆に落ち着く」

といった肯定的な受け止め方をする人も多く、
朝霧高原ののんびりとした空気感と相まって、独特の「温かみのある温泉」として愛されてきました。

現在はもう入ることはできませんが、
残された情報や口コミをたどることで、
朝霧高原温泉グリーンパークがどのように人々に親しまれていたかを、少しでも感じていただければと思います。

第6章 現在の様子と訪問時の注意点(2025年時点)

※この章は、「今から朝霧高原エリアを訪れる方」に向けた内容です。
朝霧高原温泉グリーンパークはすでに閉館・廃業しており、営業は行っていません。


6-1 廃墟・解体の状況と立入禁止

朝霧高原温泉グリーンパークは営業終了後、長い時間を経て、
一部の建物では解体作業が行われたものの、温泉施設棟や運動施設の跡など、完全には撤去されていない構造物も残っているとされています。

こうした「営業を終えた施設」の姿は、インターネット上では「廃墟」「解体途中の温泉施設」として紹介されることもありますが、

  • 建物は老朽化・腐食・損傷が進んでいる可能性が高い
  • 床や階段、屋根など、見た目以上に危険な箇所が存在するおそれがある
  • 敷地そのものが私有地であり、関係者以外の立ち入りは許可されていない

といった点から、観光や探検目的で近づくことは非常に危険です。

当サイトとしては、

「廃墟を見に行く」「中に入って写真を撮る」といった行為は、
安全面・法令遵守の両面から、一切おすすめしません。

道路や周辺から「かつてここに温泉があったのだな」と静かに思いを馳せる程度にとどめ、
建物や敷地内に立ち入ることは決して行わないよう、強くお願い申し上げます。


6-2 写真撮影・SNS投稿のマナー

近年は、SNSや動画サイトの影響もあり、
「かつての温泉施設を背景に写真や動画を撮りたい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、前述のとおり、

  • 敷地は私有地であり、無断で入り込んで撮影することは不可
  • 朽ちかけた建物の近くに立ち入ること自体が、転倒・落下・崩落などの危険を伴う

という点を踏まえ、撮影には十分な配慮が必要です。

もし周辺を通行する際に景色を撮る場合も、

  • 道路上での急停車・路肩駐車をしない
  • 他の車や歩行者、近隣の方の迷惑にならない場所から撮影する
  • プライバシーに配慮し、民家やナンバープレートなどが写り込まないよう注意する

といった基本的なマナーを守りましょう。

朝霧高原は、グリーンパーク跡に限らず、

  • 朝霧さわやかパーキング
  • 道の駅朝霧高原
  • 付近の牧草地やキャンプ場周辺

など、富士山と高原の風景を安全に撮影できるスポットが多数あるエリアです。
写真やSNS投稿を楽しむのであれば、こうした「現役の展望スポット・観光施設」を利用し、
閉館施設や私有地に無理に近づかないのが安心でおすすめです。


6-3 地図アプリの表記とナビ設定の注意

朝霧高原温泉グリーンパークは、すでに営業を終了していますが、
地図サービスやカーナビの更新状況によっては、

  • 施設名やアイコンがいまだに表示されている
  • 過去のデータを元にルート案内が設定できてしまう

といったケースも残っている可能性があります。

そのため、朝霧高原エリアを訪れる際には、

  • カーナビや地図アプリの目的地を
    「朝霧高原温泉グリーンパーク」ではなく、現役の施設名に設定する
  • たとえば
    • 「道の駅朝霧高原」
    • 「朝霧さわやかパーキング」
    • 「ふもとっぱら」
    • 「まかいの牧場」
    • 「あさぎりフードパーク」
      など、実際に営業している施設を目的地とする

といった点を意識すると安心です。

また、もし古いガイドブックやWeb情報を見て、

「朝霧高原に温泉グリーンパークという日帰り温泉があるらしい」

と見つけた場合でも、それはすでに閉館した過去の情報であることに注意してください。

このあとご紹介するように、
現在の朝霧高原周辺には、

  • あさぎり温泉 風の湯
  • 富嶽温泉 花の湯
  • 富士眺望の湯 ゆらり

など、富士山ビューやゆったりとした湯浴みが楽しめる温泉がいくつもあります。
「グリーンパーク跡」を目的地にするのではなく、今も利用できる温泉や観光施設を中心にプランを組むことで、安心・安全かつ満足度の高い旅になるはずです。

第7章 代わりに楽しめる温泉・立ち寄り湯(周辺温泉ガイド)

朝霧高原温泉グリーンパークはすでに閉館していますが、その周辺エリアには今も魅力的な温泉がいくつもあります。
ここでは、

  • 朝霧高原〜富士宮エリアで立ち寄りやすい
    • あさぎり温泉 風の湯
    • 富嶽温泉 花の湯
    • 富士山天母の湯(あんものゆ)
  • 富士五湖側からの周遊に便利な
    • 富士眺望の湯 ゆらり

を中心に、「グリーンパークの代わりに楽しめる温泉」としてご紹介します。

※営業時間・料金・休業日などは変更になる場合があります。実際に訪問される際は、必ず公式サイト等で最新情報をご確認ください。


7-1 あさぎり温泉 風の湯(朝霧高原エリアの日帰り温泉)

風の湯(イメージ画像)
風の湯(イメージ画像)

あさぎり温泉 風の湯は、朝霧高原エリアに位置する日帰り温泉施設で、
「グリーンパーク跡のあった高原エリアで温泉に入りたい」という方に最もおすすめしやすい一軒です。

■ ロケーションと雰囲気

風の湯があるのは、静岡県富士宮市上井出。
朝霧高原のドライブコースからアクセスしやすく、周辺には牧場やキャンプ場、道の駅など観光スポットも点在しています。

館内は明るく清潔感があり、
観光客だけでなく地元の方にも親しまれる「高原の日帰り温泉」といった雰囲気です。

■ お湯と浴場

  • 内湯:広めの主浴槽に加え、ジェットバスなどを備えた構成
  • 露天風呂:朝霧高原の外気を感じながら、さわやかな湯浴みが楽しめる
  • サウナ・水風呂も完備

ドライブや観光で歩き回ったあと、
高原の澄んだ空気とやわらかな湯でリセットしたいときにぴったりの温泉です。

こんな方におすすめ

  • 朝霧高原〜牧場・キャンプ場エリアで遊んだ帰りにひと風呂浴びたい
  • グリーンパーク跡のある高原側で温泉に入りたい
  • 道の駅朝霧高原やふもとっぱらと組み合わせて楽しみたい

7-2 富嶽温泉 花の湯(富士宮市街地寄りの大型温泉施設)

花の湯(イメージ画像)
花の湯(イメージ画像)

富嶽温泉 花の湯は、富士宮市街地寄りに位置する大型日帰り温泉施設です。
「朝霧高原でたっぷり遊んだあと、市街地でゆっくり疲れを癒やしたい」というときに便利な一軒です。

■ ロケーションと館内のスケール

富士宮市内の幹線道路からアクセスしやすく、
車での移動はもちろん、市街地での買い物や食事と組み合わせやすい立地です。

館内には、

  • 多彩な浴槽を備えた大浴場・露天エリア
  • 休憩スペース・リクライニングルーム
  • 食事処(定食・一品料理など)
  • リラクゼーション・ボディケア

などが揃っており、「一日の締めくくりにのんびり過ごしたい」ニーズに応えてくれます。

■ お湯と浴場の特徴

  • 内湯:ジェットバス・寝湯・気泡風呂など、バリエーション豊かな浴槽
  • 露天風呂:条件が良ければ富士山の姿を望めるロケーション
  • サウナ・水風呂完備で、「ととのう」スタイルも楽しめる

こんな方におすすめ

  • 富士宮市内の観光・グルメ(富士宮やきそばなど)と温泉を組み合わせたい
  • 大型施設で、入浴・食事・休憩まで全部まとめて楽しみたい
  • 雨の日や寒い日に、屋内でゆっくり過ごせる場所を確保しておきたい

7-3 富士山天母の湯(あんものゆ)(登山・キャンプ帰りに便利な高台の温泉)

天母の湯(イメージ画像)
天母の湯(イメージ画像)

富士山天母の湯(あんものゆ)は、富士山の登山口近く、富士宮市山宮の高台にある日帰り温泉施設です。
富士山スカイライン方面や、富士山本宮浅間大社・キャンプ場からのアクセスが良く、
「登山やアウトドアの前後に、さっと汗を流したい」ときに使いやすい温泉です。

■ 基本情報(概要)

  • 所在地:静岡県富士宮市山宮3670-1
  • 営業時間:10:00~20:00(最終受付19:00)
     ※7〜8月は 10:00~21:00(最終受付20:00)
  • 休業日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始(12/27〜1/1)
  • 料金(時間制の一例):
    • 1時間券 大人410円/子ども200円
    • そのほか、3時間券や1日券も設定あり

※詳しい料金体系や最新の営業時間は公式サイト等をご確認ください。

■ お湯と施設の特徴

富士山天母の湯の魅力は、高台からの眺望と森林浴のようなロケーションです。

  • 檜造りの露天風呂
  • 薬湯の露天風呂
  • 広めの内湯
  • ジェットバス・バイブラバス
  • 低温サウナ
  • 大広間や個室休憩室

といった設備が揃い、コンパクトながらも充実した内容です。

露天風呂からは、条件が良ければ

  • 富士宮市街
  • その向こうに広がる駿河湾

を一望でき、夜には夜景を眺めながらの湯浴みも楽しめます。
高台の静かな環境のなか、薬湯の香りや木立の雰囲気も相まって、ちょっとした山の温泉郷のような空気感があります。

■ 利用シーンと雰囲気

  • 富士山登山やハイキングの前後
  • 富士山スカイラインドライブの締めくくり
  • キャンプ場チェックアウト後のさっぱりタイム

など、「アクティブに動いた日の仕上げ」にちょうど良い温泉です。

料金が時間制で、1時間券から利用できるため、

  • 「登山の後に、さっと汗だけ流したい」
  • 「夕方に1時間だけ温泉に寄ってから帰りたい」

というニーズにもぴったり。
館内は清潔感があり、スタッフのアットホームな接客にも定評があります。

こんな方におすすめ

  • 富士山登山・キャンプ・ハイキングと温泉をセットで楽しみたい
  • 高台からの夜景や、駿河湾まで望む景色を楽しみたい
  • 時間制で気軽に立ち寄れる温泉を探している

7-4 富士眺望の湯 ゆらり(富士五湖側からの周遊に便利)

富士眺望の湯ゆらり(イメージ画像)
富士眺望の湯ゆらり(イメージ画像)

山梨県鳴沢村の「富士眺望の湯 ゆらり」は、富士五湖〜朝霧高原を周遊するときに立ち寄りやすい人気温泉です。

■ 立地と周遊ルートの中での位置づけ

国道139号線沿い、道の駅なるさわの近くにあり、

  • 河口湖・西湖・精進湖・本栖湖
  • 朝霧高原〜富士宮方面

をつなぐドライブコースの「ちょうど中継地点」のような位置です。

そのため、

  • 河口湖側から本栖湖・朝霧高原を経由して静岡へ
  • 静岡側から山梨側へ抜ける途中に立ち寄る

といった使い方がしやすく、周遊ドライブの温泉ポイントとして人気があります。

■ 富士山ビューを楽しめる多彩なお風呂

ゆらりの最大の魅力は、やはり「富士山ビュー」です。

  • 露天風呂や展望風呂から大きな富士山を望める
  • 夜にはライトアップされた富士山シルエットや星空も楽しめる

など、「富士山を眺めながら入れる温泉」を求める方には定番の一軒です。
グリーンパークの露天風呂からの富士山が好きだった方にとっても、代替候補になり得るスポットと言えるでしょう。

こんな方におすすめ

  • 富士五湖観光と温泉をセットで楽しみたい
  • 朝霧高原〜本栖湖〜河口湖の周遊ドライブを計画している
  • とにかく「富士山ビューの温泉」を優先したい

7-5 日帰りモデルコース例(温泉+観光)

最後に、ここまで紹介した温泉と周辺観光スポットを組み合わせた日帰りモデルコースの一例をご紹介します。

■ モデルコースA:富士宮駅発・朝霧高原満喫+風の湯コース

  1. JR富士宮駅 出発
  2. 白糸の滝・音止の滝(世界遺産構成資産の滝めぐり)
  3. まかいの牧場(動物ふれあい・体験・ランチ)
  4. 道の駅 朝霧高原(ソフトクリーム・お土産)
  5. あさぎり温泉 風の湯(高原エリアの温泉でリラックス)
  6. 富士宮市街へ戻り、富士宮やきそばなどのご当地グルメ or 帰路へ

■ モデルコースB:新富士駅発・田貫湖+朝霧高原+「花の湯」もしくは「天母の湯」

  1. 東海道新幹線 新富士駅 出発(レンタカー利用)
  2. 田貫湖(湖越しの富士山を眺めながら散策・撮影)
  3. 朝霧高原ドライブ(道の駅朝霧高原・朝霧さわやかパーキングなど)
  4. 富士宮市街で名物グルメ(富士宮やきそば 等)
  5. 温泉はお好みでどちらかへ
    • ゆっくり館内で過ごしたい → 富嶽温泉 花の湯
    • 高台の静かな雰囲気や時間制入浴を重視 → 富士山天母の湯
  6. 新富士駅へ戻り、帰路へ

同じルートでも、
「大きなスパ施設でのんびり」か「時間制でさっと一風呂」かで温泉を選び分けられるのがポイントです。


■ モデルコースC:河口湖発・ゆらり+本栖湖+朝霧高原ドライブ

  1. 河口湖周辺で観光・ランチ
  2. 富士眺望の湯 ゆらり(昼〜午後の時間帯に富士山ビューの温泉)
  3. 本栖湖(千円札の富士山ビューを楽しむ)
  4. 朝霧高原ドライブ(道の駅朝霧高原・牧草地の風景)
  5. 富士宮市内へ抜けるか、河口湖へ戻って宿泊・帰路へ

このように、グリーンパーク自体はもう利用できませんが、その周辺には

  • 高原ドライブと相性の良い「風の湯」
  • 大型スパ的に楽しめる「花の湯」
  • 登山・アウトドアと好相性の「富士山天母の湯」
  • 富士五湖側の富士山ビュー温泉「ゆらり」

といった選択肢が揃っています。
旅のスタイルや動き方に合わせて温泉を選び、「かつての名湯の記憶」とともに、今の朝霧高原・富士山周辺の温泉旅を楽しんでいただければと思います。

では、構成に沿って 第8章 を執筆します。


第8章 グリーンパーク跡周辺の観光スポットガイド

朝霧高原温泉グリーンパークはすでに閉館していますが、その周辺には今も楽しめる観光スポットが数多くあります。
ここでは、朝霧高原〜富士宮エリアを訪れる際にセットで立ち寄りやすいスポットを、温泉と組み合わせやすい順にご紹介します。

※かつて周辺スポットとして紹介されることの多かった「富士花鳥園」は、2025年1月14日より無期限休園となっているため、現在の周辺観光案内からは除外しています。


8-1 朝霧高原・道の駅「朝霧高原」

道の駅朝霧高原
道の駅朝霧高原

朝霧高原観光の拠点として、まず押さえておきたいのが道の駅「朝霧高原」です。
国道139号線沿いに位置し、富士宮市街と本栖湖・富士五湖方面を結ぶドライブコースの中間地点のような場所にあります。

■ 高原ロケーションと富士山ビュー

朝霧高原(イメージ画像)
朝霧高原(イメージ画像)

道の駅の周辺には広々とした牧草地が広がり、晴れた日には正面に富士山がどっしりと見える絶好のロケーションです。
駐車場からも高原らしい景色が楽しめるので、

  • ドライブ途中の休憩
  • 富士山や高原風景の撮影
  • 朝霧高原らしい空気を感じる“ひと息タイム”

などにぴったりのスポットです。

■ お土産・グルメ・情報収集

館内には、

  • 地元の牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品
  • ソーセージやベーコンなどの加工品
  • 朝霧高原や富士宮周辺の農産物
  • 富士山周辺のお土産・特産品

などが並び、朝霧高原らしい味覚を手軽に楽しめる場所になっています。

また、観光案内パンフレットや周辺地図も置かれていることが多く、

  • このあとどこへ寄るか
  • 高原周辺の観光情報
  • 道路状況やイベント情報

などをチェックするのにも便利です。

朝霧高原エリアを巡る際は、
「まず道の駅でトイレ休憩+情報収集→周辺の牧場・キャンプ場・温泉へ」
という流れで動くと、効率よくまわりやすくなります。


8-2 ふもとっぱらキャンプ場と朝霧アリーナ

ふもとっぱら
ふもとっぱら

グリーンパーク跡からも比較的近いエリアにあり、朝霧高原のランドマーク的存在となっているのが、ふもとっぱらキャンプ場朝霧アリーナです。

■ ふもとっぱらキャンプ場

全国的にも有名なキャンプ場で、広大な草原の向こうに富士山が真正面に見える絶景ロケーションが魅力です。

  • オートキャンプが可能な広いフリーサイト
  • 季節や時間帯によって変わる富士山の姿(朝焼け・夕焼け・星空)
  • キャンプ以外にも、日帰りデイキャンプやイベント会場としての利用

など、アウトドア好きだけでなく、「富士山の絶景を見てみたい」という方にも人気のスポットです。

キャンプやアウトドアイベントで一日過ごした後、
帰りに「あさぎり温泉 風の湯」や「富士山天母の湯」で汗を流す、という組み合わせもおすすめです。

■ 朝霧アリーナ

朝霧アリーナは、広い芝生広場とステージを備えた野外イベントスペースで、音楽フェスティバル「朝霧JAM」などの会場としても知られています。
イベントがない日でも、開放的な芝生広場として

  • ピクニック
  • 子ども連れでの外遊び
  • 富士山を眺めながらのんびり過ごす

といった楽しみ方ができます。

「ふもとっぱら」や「朝霧アリーナ」でたっぷり外遊び → 温泉でさっぱり → 夕食・帰路
という流れは、朝霧高原らしい一日の過ごし方の代表例と言えるでしょう。


8-3 まかいの牧場・白糸の滝・田貫湖など

朝霧高原エリアを代表する観光スポットとして、まかいの牧場・白糸の滝・田貫湖の3つは、温泉と組み合わせやすい定番の立ち寄り先です。

■ まかいの牧場(家族連れ・カップルに人気)

まかいの牧場
まかいの牧場

「まかいの牧場」は、動物ふれあいや手作り体験、自然遊びが楽しめる観光牧場です。

  • ヤギや羊、牛、馬などとのふれあい
  • 乳しぼり体験やバター・チーズなどの手作り体験
  • 牧場グルメ(ソフトクリーム、チーズケーキ、ランチメニュー)

など、ファミリーやカップルに特に人気のスポットで、半日程度ゆっくり過ごすこともできます。

牧場でたっぷり遊んだあとに「風の湯」や「花の湯」に立ち寄れば、
子ども連れのファミリーでも一日満足度の高いコースになります。

■ 白糸の滝(世界遺産構成資産の名瀑)

白糸の滝
白糸の滝

富士山の雪解け水が、断崖から絹糸のように流れ落ちる白糸の滝は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとしても知られています。

  • 無数の細い滝がカーテン状に連なる独特の景観
  • 新緑や紅葉、晴天・雨天によって変わる水の表情
  • 散策路や展望スペースから、さまざまな角度で滝を楽しめる

駐車場から滝までは比較的歩きやすい遊歩道が整備されており、
富士宮観光の「定番中の定番」といえるスポットです。

白糸の滝や近接する音止の滝を見学したあと、
朝霧高原方面へ進み、道の駅や温泉へ向かうルートも定番です。

■ 田貫湖(湖越しの富士山とキャンプ・散策)

田貫湖
田貫湖

田貫湖は、湖越しに富士山を望む景観が美しい湖で、キャンプや散策、サイクリングなどが楽しめます。

  • 湖畔を一周する遊歩道(約4km)
  • キャンプ場・デイキャンプエリア
  • 春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の澄んだ空気と富士山

特に有名なのが、年に数回だけ見られる「ダイヤモンド富士」で、
湖面越しに富士山頂へ日が沈む(または昇る)瞬間を写真に収めようと、多くの人が訪れます。

田貫湖で静かな時間を過ごしたあと、
富士宮市街へ下りて「花の湯」や「天母の湯」に立ち寄るコースは、
自然景観と温泉をバランスよく楽しみたい方におすすめです。


8-4 富士山ビュースポット:朝霧さわやかパーキング ほか

ドライブ途中に手軽に立ち寄れる富士山ビュースポットとして、
ぜひ覚えておきたいのが「朝霧さわやかパーキング」です。

■ 朝霧さわやかパーキング

国道139号線沿いにある駐車スペースで、
車を停めてすぐの場所から、雄大な富士山と朝霧高原の牧草地を眺めることができます。

  • トイレ・自販機があることが多く、休憩にも便利
  • 早朝や夕方の光の変化が美しく、写真撮影にも人気
  • 季節によっては雲海のような景色に出会えることも

長時間の滞在よりも、「10〜20分ほど景色を眺めて一息つく」ような使い方に向いたスポットです。

■ その他のビューポイント

朝霧高原には、ほかにも

  • 国道沿いの一部駐車帯
  • 道の駅朝霧高原周辺
  • ふもとっぱらキャンプ場周辺の開けた場所

など、富士山の見え方が印象的なポイントが点在しています。

いずれの場所でも、

  • 路上での急停車や危険な路肩駐車は避ける
  • 周囲の交通・近隣の方の迷惑にならないよう留意する
  • ゴミは必ず持ち帰る

といった基本的なマナーを守りながら、
朝霧高原ならではの「富士山と高原風景のセット」を楽しんでいただければと思います。

第9章 アクセスまとめ|車・バス・タクシーで巡る朝霧高原

この章では、「朝霧高原温泉グリーンパークはもう使えない」という前提に立ったうえで、
今、朝霧高原エリアをどう回ると動きやすいかを、交通手段別に整理してまとめます。

※ここでご紹介するのは「朝霧高原エリア全体へのアクセスの考え方」です。
目的地には必ず、実際に営業中の施設や駐車場(道の駅、温泉、キャンプ場など)を指定してください。

9-1 マイカー・レンタカーでのアクセス(いちばん自由度が高い)

朝霧高原〜富士宮エリアは、マイカー・レンタカーでの移動がもっとも便利なエリアです。
周辺観光スポットや温泉が点在しているため、車があると、

  • 道の駅朝霧高原
  • まかいの牧場
  • ふもとっぱら・朝霧アリーナ
  • 白糸の滝・田貫湖
  • 各温泉(風の湯・花の湯・天母の湯 など)

を効率よく組み合わせることができます。

■ 高速道路からの主なルート

● 静岡側から(東名・新東名方面)

  • 東名高速「富士IC」
    または
  • 新東名高速「新富士IC」

 ↓(いずれも)

  • 西富士道路〜国道139号線を富士宮・朝霧高原方面へ北上

白糸の滝・まかいの牧場を過ぎると、次第に高原らしい景色が広がり、
道の駅朝霧高原や朝霧さわやかパーキングなど、立ち寄りポイントが続きます。

● 山梨側から(中央道・富士五湖方面)

  • 中央自動車道「河口湖IC」

 ↓

  • 国道139号線を本栖湖・朝霧高原方面へ南下

本栖湖を過ぎて静岡県側に入り、
朝霧高原エリアをそのまま富士宮方面へ抜けるルートです。

どちらのルートも、国道139号線が幹線になります。
朝霧高原周辺を起点に、富士宮市街・富士五湖側のどちらにも動きやすいのが特徴です。


9-2 公共交通機関(電車+路線バス)でのアクセス

車がない場合は、電車+路線バスを組み合わせてアクセスします。
ただし本数は都市部ほど多くないため、時間に余裕のある計画がおすすめです。

■ JR富士宮駅を起点としたアクセス

  1. JR身延線「富士宮駅」で下車
  2. 富士急静岡バス(白糸の滝・朝霧高原・本栖湖方面 行き)に乗車

途中のバス停から、

  • 白糸の滝
  • まかいの牧場
  • 道の駅朝霧高原
  • 本栖湖・富士五湖方面

などにアクセスできます。

※グリーンパークはすでに閉館しているため、
「朝霧高原温泉グリーンパーク」を目的とした乗車はできません。
現役の観光施設・温泉・道の駅などを目的地として選択してください。

■ 新幹線利用の場合

  1. 東海道新幹線「新富士駅」下車
  2. 在来線や路線バスで富士宮方面へ移動
  3. 富士宮駅から、朝霧高原方面のバスを利用

といった流れが一般的です。
朝霧高原〜富士宮市内は距離があるため、どこかのタイミングでレンタカーを借りると行動の自由度が大きく高まります。

■ 時刻表確認の大切さ

  • 路線バスは「1〜2時間に1本」といった時間帯もあり得ます
  • 最終便の時間も早めに終わることがあるため、帰りの便を必ず先に確認しておきましょう

観光計画を立てる際は、「バスの時間を軸に動く」くらいの感覚でいると安心です。


9-3 タクシー・レンタカーの上手な組み合わせ方

公共交通だけでは回りにくいスポットを楽しみたい場合は、
タクシーやレンタカーをポイントで組み合わせるのが現実的です。

■ タクシー利用のイメージ

  • JR富士宮駅から、白糸の滝・田貫湖・朝霧高原のいずれかへタクシー移動
  • 一箇所を拠点に、徒歩圏内を散策+帰りはバスで戻る
  • もしくは、行きはバス・帰りのみタクシーで駅まで戻る

特に田貫湖や一部のキャンプ場などは、
バス停からの距離や本数を考えると、タクシーを活用したほうが快適な場合があります。

■ レンタカー利用のポイント

  • 新富士駅・富士駅・富士宮駅周辺でレンタカーを借りる
  • 田貫湖・白糸の滝・朝霧高原・各温泉を1日で周遊
  • 帰着後にレンタカー返却 → 新幹線や在来線で帰路へ

「午前中だけレンタカー」「1日だけレンタカー」といったスポット利用でも、
朝霧高原周辺に限って動くなら距離はそこまで極端には伸びないことが多く、
交通費と自由度のバランスを取りやすい手段と言えます。


9-4 季節・時間帯ごとの注意点(安全面)

朝霧高原〜富士山西麓は、標高が高い高原エリアであることから、季節や時間帯によって交通事情が変わりやすい地域です。

■ 冬季(12〜3月)の雪・凍結

  • 早朝・夜間を中心に、路面凍結や降雪の可能性
  • スタッドレスタイヤまたはチェーンの携行がほぼ必須
  • 橋の上・日陰のカーブなどは特に注意

無理なスケジュール・夜間走行は避け、
日中の明るい時間帯に移動を終える計画を心がけてください。

■ 濃霧・視界不良

「朝霧」という名のとおり、
特に春〜秋の早朝や雨上がりには濃い霧が発生することがあります。

  • フォグランプ・ライトを適切に点灯
  • スピードを落とし、前後の車との車間距離を十分にとる
  • 無理な追い越しや急な車線変更は絶対に避ける

視界が悪いときは、「予定どおりに走ること」よりも「安全にたどり着くこと」を優先し、
場合によっては途中の道の駅や駐車場で霧が晴れるのを待つ判断も大切です。

■ 観光シーズンの渋滞・駐車場満車

  • GW・夏休み・連休・大型イベント開催時には、
    白糸の滝・まかいの牧場・道の駅朝霧高原周辺で混雑・渋滞が発生しやすい
  • 人気キャンプ場(ふもとっぱら など)は、早い時間に駐車場やサイトが埋まることも

朝早めに行動を開始したり、
「午前は人気スポット、午後は比較的空いている場所でゆっくり」といった時間帯の工夫も有効です。


9-5 グリーンパーク跡を目的地にしないためのポイント

最後に、この章の一番大切なポイントをもう一度まとめます。

  • 朝霧高原温泉グリーンパークは、すでに閉館・廃業した施設です
  • 建物や敷地は私有地であり、老朽化・損傷が進んでいる可能性も高く、
    無断立ち入りは「安全面」でも「法的にも」問題が生じるおそれがあります
  • カーナビや地図アプリに古い情報が残っていても、
    目的地には必ず「現役の施設名」や「公共の駐車場」を設定してください

この記事でご紹介した、

  • 道の駅朝霧高原
  • まかいの牧場・田貫湖・白糸の滝・ふもとっぱら・朝霧アリーナ
  • 各温泉(風の湯・花の湯・富士山天母の湯・ゆらり など)

といったスポットを組み合わせれば、
グリーンパークがあった時代とは少し形を変えながらも、
今の朝霧高原ならではの旅を十分に楽しむことができます。

では締めくくりとして、第10章 を執筆します。


第10章 まとめ|かつての名湯と、これからの朝霧高原の楽しみ方

10-1 「朝霧高原温泉グリーンパーク」が残したもの

朝霧高原温泉グリーンパークは、
朝霧高原における「温泉付きレジャーランド」の象徴的な存在でした。

  • 高原の澄んだ空気と、アルカリ性のやわらかな天然温泉
  • テニスコートや野球場、ショートゴルフ場、スケート場、プール、ホテルなどを備えた総合レジャー施設
  • 露天風呂から富士山を望める、穴場的な富士山ビュー温泉

として、昭和〜平成にかけて多くの人の記憶に残る場所となりました。

一方で、時代の流れとともに建物や設備の老朽化が進み、
利用者のニーズの変化や維持コストの問題も重なり、
現在は完全に営業を終了した「かつての温泉施設」という位置づけになっています。

このサイトでは、単なる「廃墟スポット」としてではなく、

朝霧高原の観光の一時代を担った温泉施設
高原レジャーとともに人々が集い、温泉で一日を締めくくった場所

としての姿を、記録として残しておきたい――
そんな思いから、過去の情報を整理してご紹介しました。


10-2 今、朝霧高原を楽しむなら

グリーンパークにはもう入ることはできませんが、
朝霧高原エリア自体の魅力は、むしろ今も変わらず、あるいは以前よりも広がっています。

  • 道の駅朝霧高原や朝霧さわやかパーキングで楽しむ、
    富士山×牧草地の高原風景
  • ふもとっぱらキャンプ場・朝霧アリーナで味わう、
    アウトドア・イベントカルチャー
  • まかいの牧場・白糸の滝・田貫湖といった定番スポットでの
    自然・動物ふれあい・世界遺産の景観

そして、温泉に関しても、

  • 高原エリアの日帰り温泉「あさぎり温泉 風の湯
  • 富士宮市街寄りの大型スパ「富嶽温泉 花の湯
  • 富士山登山・キャンプ帰りに立ち寄りやすい高台の温泉「富士山天母の湯(あんものゆ)
  • 富士五湖側の富士山ビュー温泉「富士眺望の湯 ゆらり

といった選択肢があり、「高原レジャー+温泉」の楽しみ方は、形を変えながら今も受け継がれています。

かつてグリーンパークで過ごした思い出のある方は、
同じ朝霧高原の風を感じながら、
今の温泉や観光スポットを巡ってみるのも一つの楽しみ方です。


10-3 安全・マナーを守って、記憶と現在をつなぐ旅に

最後に、このページで繰り返しお伝えしてきた大切なポイントを、あらためてまとめます。

  • 朝霧高原温泉グリーンパークはすでに閉館・廃業しており、営業は行っていません。
  • 建物や敷地は私有地であり、老朽化も進んでいるため、
    無断立ち入りや探検目的の訪問は、安全面・法的な面からも厳禁です。
  • カーナビや地図に古い情報が残っていても、
    目的地には必ず「現役の施設」「公共の駐車場」を設定しましょう。

そのうえで、

  • 道の駅・牧場・キャンプ場・湖・滝など、
    今も訪れることができるスポット
  • 朝霧高原〜富士宮〜富士五湖エリアの多彩な温泉

を組み合わせれば、
グリーンパークがあった時代とはまた違ったかたちで、
自分だけの「朝霧高原の一日」をデザインすることができます。


かつての名湯に思いを馳せつつ、
今の朝霧高原を安全に・ていねいに楽しむための、
旅づくりのヒントとして、本記事がお役に立てば幸いです。

参考文献・参照サイト一覧

本記事の作成にあたり、以下の情報源・参考文献を参照しました。
※リンク先の内容・営業情報等は今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイト・各媒体にてご確認ください。

1.朝霧高原温泉「グリーンパーク」に関する参考サイト

2.周辺温泉施設に関する参考サイト

■ あさぎり温泉 風の湯・富嶽温泉 花の湯・富士眺望の湯 ゆらり など

  • 各温泉施設公式サイト・運営会社公式ページ
    (営業情報・料金・アクセス・設備案内等)
  • @ニフティ温泉、じゃらんnet、楽天トラベル などの温泉・宿泊情報サイト
    (利用者口コミ・基本データの確認に利用)

※上記は施設名での検索により参照しています。URLは変更されることがあるため、本記事では個別URLの列挙は省略しています。

■ 富士山天母の湯(あんものゆ)

3.朝霧高原・周辺観光スポットに関する参考サイト

  • 富士山観光情報 FUJIYAMA JAPAN
  • 富士宮市公式観光サイト・富士宮市役所公式サイト
    (朝霧高原・白糸の滝・田貫湖・朝霧アリーナほか、市内観光情報)
  • 各観光施設公式サイト
    • まかいの牧場
    • ふもとっぱらキャンプ場
    • 田貫湖キャンプ場
    • 道の駅 朝霧高原
      など(基本情報・アクセス・イベント情報の確認に利用)
  • 国土交通省・道路情報・ライブカメラ等(道路状況・気象条件の補足確認)

4.交通アクセス・地図情報に関する参考サイト

  • Google マップ(施設位置・経路検索・所要時間の確認)
  • NAVITIME ほか経路案内サービス(バス路線・時刻表・タクシー情報の確認)
  • JR東海・JR東日本公式サイト(新幹線・在来線の時刻・路線図)
  • 富士急静岡バス公式サイト(富士宮駅〜朝霧高原方面の路線バス情報)
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