「曽我兄弟」にちなんだ「増田屋」の漬物
「曽我漬」は富士山麓の富士宮市で大正7年(1918年)創業の増田屋が生み出した老舗の漬物です。新鮮な大根、きゅうりを酒粕、粉わさびと独自の調味料を加えて漬け込んだ粕漬けです。増田屋の先代兄弟が力を合わせて生み出したさまから「曽我漬」と名付けられました。野菜の歯ごたえと酒かすの甘辛さが絶妙な美味しさです。わさび漬けの様にご飯につけて食べても良いですが、サラダやスパゲティに使ったりと増田屋のホームページでは数多くのレシピを紹介しています。
「曽我兄弟」の物語
曽我兄弟は富士宮市でも長く語り継がれる鎌倉時代の仇討ちの物語で有名です。曽我兄弟の仇討ちは「忠臣蔵」、「鍵屋の辻の決闘」と並ぶ「日本三大仇討ち」として知られています。
曽我兄弟の父は兄曽我十郎祐成と弟曽我五郎時致が5歳と3歳と幼少の頃に、工藤祐経に殺害されました。
以来兄弟は仇討ちを目標に生きてきたが、建久4年(1193年)に源頼朝が富士の裾野で巻き狩りをした際にその機会が訪れました。
巻き狩りの夜、曽我兄弟は祐経の宿泊所に押し入り、見事仇討ちを果たしますが、その後兄は討ち死にし、弟は捕らえられて斬首されてしまいます。
富士宮市では曽我兄弟の墓や工藤祐経の墓もあり、「白糸の滝」の隣には曽我兄弟が討ち入りの相談をする際に、滝の音が鳴り止んだという「音止めの滝」もあります。
にじますの「曽我煮」
富士宮市は全国でも有数の「にじます」の生産地ですが、その虹鱒の加工品を「にじますの曽我煮」として販売しています。
虹鱒は富士宮北部の「富士養鱒場」を中心に養殖されていますが、「曽我煮」はその虹鱒を特製の煮汁で生姜と一緒に何時間も煮込んだ「生姜煮」の事です。
富士宮でも馴染みが深い「曽我兄弟」の名を借りる事で独自色の強い地場特産品としてアピールしています。
商品自体は曽我兄弟と関わりがあるわけではありませんが、どちらも富士宮に関係の深い事で土産品として販売されています。
商品は虹鱒を生姜と一緒にじっくり煮込む事で、魚の臭いも消え、美味しく仕上がっています。
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曽我漬の通信販売【楽天市場】
詳細情報 増田屋
- 住所 – 〒418-0065 静岡県富士宮市中央町8の13号
- 電話 – 0544-26-3380
- URL – http://sogaduke.com/
- 営業時間 – 9:00~19:00
- 定休日 – 水曜日
- 駐車場 – 8台
- アクセス – 東名富士ICより車で15分
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