道の駅「掛川」(静岡県掛川市八坂)

国道1号線にふさわしい立派な道の駅

 道の駅「掛川」は平成17年4月27日にオープンした、静岡県内17番目の「道の駅」です。もう既に世間に定着した道の駅ですが、県内17番目という事もあり、施設・サービス等は随所に工夫され、非常に完成度の高い「道の駅」となっています。交通量の多い国道1号線沿いで駐車場も十分確保し、売店、食堂、特産品、地元野菜なども充実しています。施設内にはコンビニも24時間営業しており、いつでも利用できるようになっています。大型駐車場も整備され、長距離運送のドライバーはもとより、一般旅行者も旅の休憩所として利用価値が高い「道の駅」です。

県内最大級の駐車場

 道の駅「掛川」は静岡県内17番目の道の駅ですが、敷地面積4万㎡、普通車100台、大型車32台の駐車スペースを有する県内最大級の道の駅です。これだけの駐車スペースを誇るのは、東名富士川SAと駐車スペースを共有する富士川楽座や伊東マリンタウン位ではないでしょうか。国道1号線の交通量の多さから、多数の利用客を見込んで、これだけの駐車場を確保したものと思われます。開駅当初の平成17年時点では当駅は国道1号上り線からしか利用できない様になっていますが、下り線からの利用できる様に工事が進められています。

洗練されたデザインとインテリア

 道の駅「掛川」の建物に入って、私が一番驚いたのは建物のデザインとインテリアです。中に入るまでは、普通の綺麗な建物だなとしか思っていませんでしたが、一旦入ってみるとびっくりしました。吹き抜けのような高い天井とその天井から吊り下げられた数々の綺麗な照明、そして壁や暖簾に描かれた魚や野菜の絵がとても綺麗でした。新築の建物なので内装が綺麗なのは当然ですが、そのデザインやインテリアには目を見張るものがありました。照明も只の蛍光灯ではなく、吊下げ型の電球や様々な星型の模様色を使ったりと、只の道の駅とは思えない高級感が出ていました。

庶民的な定食屋風のレストラン

 道の駅「掛川」には、庶民的な定食屋風のレストランがあります。レストランというより、むしろ食堂といった方が良いでしょうか。カウンターで自分の好みの料理を手にとって、レジで精算する形式になっています。誰でも気軽に立ち寄れる道の駅だからこそ、こうした庶民的なセルフサービス型の食堂にしているのは見事です。庶民的な食堂とはいえ、味にはこだわっているらしく、私の食べた料理も非常においしかったです。
 この定食屋風レストラン「coko-coko」では、好きなものを自分で選べるので自分だけの定食を食べる事ができます。私が選んだのは鮭の粕漬け、御飯、玉子焼き、サラダ、味噌汁で計650円でした。他にも豚カツ、さばの塩焼き、天ぷら、肉じゃが、納豆、豆腐などありました。種類や量を各自自由に選べるので、老若男女を問わず皆で楽しむ事ができます。形式は某定食屋チェーンと似ていますが、料理には相当こだわっている様で、一品一品美味しさが伝わってきました。特に御飯は釜でじっくりと炊き上げているそうで、ツヤがある炊き立ての御飯は非常日おいしかったです。

軽食中心の食事処

 レストラン「coko-coko」の他にも、そば・うどん等の麺類を扱う食事処もあります。御飯を食べる和食中心のレストランだけでなく、軽くそばやうどんが食べたいというお客さんのニーズにあった軽食処です。高速のサービスエリアに良く見られるような、早くて安くて手軽に食べる事ができるお店です。定食屋風のレストラン「coko-coko」も良いのですが、やはり忙しくて簡単に食事を済ませたい方にはこういった軽食処はおすすめです。

掛川産の新鮮野菜を販売

 「道の駅」の定番商品といえば地元の新鮮野菜です。道の駅「掛川」でも当然地元の新鮮野菜を直売しています。施設の一角の「地場産品直売コーナー」では、所狭しと採れ立ての旬の野菜が並んでいます。私が訪れた6月には、ほうれん草、トマト、じゃがいも、メロン、キャベツ、大根、梅等が沢山販売されていました。種類・量も豊富で、来駅者の皆様を十分楽しませる事ができる品揃えでした。「所変われば品変わる」で、やはりその地域の特色が出る地場野菜は道の駅の最大の魅力の一つです。

品揃え豊富な「てづくり工房」

 道の駅「掛川」には、地元の特産品や御殿場高原ビールで有名な「時の栖」で作られた畜産加工品が販売されています。手づくり工房は「時の栖」が主体で運営しているようで、自慢のソーセージやチーズなどが豊富に並べられています。チーズは世界各国から取り寄せた100種類以上があり、見た事もないものがほとんどです。他にもドライフラワー、アメ、菓子、くず湯など一風変わった商品が所狭しと並べられています。

コンビニ参入で利便性が高まった「道の駅」

 道の駅「掛川」には、施設内にテナントとしてコンビニが設置されています。私も静岡県、山梨県を中心に道の駅を回ってきましたが、コンビニがある道の駅は初めてです。「道の駅」自体は24時間利用可能なのが原則ですが、売店や食堂まで24時間営業という訳にはいきません。ほとんどの道の駅が駐車場、トイレ、自販機位しか24時間利用できないのが現状です。道の駅「掛川」も売店や食堂は当然夜間は休業しますが、コンビニが24時間営業している事で、非常に利便性が高くなっています。地域密着型の道の駅と全国統一型のコンビニは相容れぬ部分もありますが、利便性や機能面を考えれば、見事に調和した組み合わせではないでしょうか。もちろん、全国統一型のコンビニが道の駅の主力施設になるようなら、「道の駅」に寄る楽しみがなくなってしまいます。「道の駅」は、ドライブの休憩地であると同時に地域密着の売店や食堂の独自性が魅力だからです。ですが、利用者の利便性に資する形で掛川の様に運営されるならば、非常に意義が高いと思われます。

総評:便利度高い洗練された「道の駅」

 道の駅「掛川」は、デザイン、設計、便利さの面からみても非常に洗練された道の駅です。交通量の多い国道1号線につながる事から、駐車場や施設のスペースを十分にとり、大勢の利用客を想定した作りとなっています。又、建物内部のデザインは和風建築で、装飾も綺麗で利用客の心を癒してくれるように洗練されています。施設内にはレストラン、手づくり工房、野菜直売、コンビニなどが並び、それぞれがこだわりの商品を提供しています。道の駅自体の管轄は国土交通省と掛川市なのでしょうが、やはりこれだけ洗練された道の駅をつくるには民間の力に寄る所が大きいのではないでしょうか。県内で実績のある「時の栖(ときのすみか)」が運営に携わっているようで、さすが実力のある企業だと感心してしまった。「手づくり工房」などをみて見ると御殿場高原のハム、ウインナーやチーズなど自社で扱っている製品を大量に販売しています。逆にいえば、掛川の特産品の販売も少なく、掛川の地元企業も参加していないようで、地域色が出てない気がしました。とはいっても、これだけ大きな施設を運営していくには、やはりそれなりの実績がある大企業でなければダメという事でしょうか。何はともあれ、全体的にみれば非常に利用価値の高い洗練された道の駅である事は間違いありません。

詳細情報

住所
静岡県掛川市八坂882-1
電話
0537-27-2600
URL
①中部の「道の駅」
施設概要
①農畜産物販売所②特産品販売「てづくり工房」③お茶販売処 ④レストラン「coko-coko」⑤レストラン(麺類・定食等)⑥コンビニ「Family Mart」⑦マッサージコーナー⑧情報コーナー
営業時間
①農畜産物直売所9:00~17:00 ②売店9:00~21:00 ③レストラン9:00~21:00 ④マッサージコーナー9:00~21:00 ⑤コンビニエンスストア24時間
休業日
年中無休
駐車場
①大型車32台 ②普通車100台 ③身障者用6台
アクセス
国道1号線日坂インターから数分(静岡方面への上り線からのみ入れる<2005年6月14日現在>

周辺地図

周辺観光情報

掛川城 / 掛川花鳥園 / 日坂宿「川坂屋」 / 事任八幡宮

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