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富士山周辺の国道は鹿の飛び出し・衝突に注意

鹿が道路に飛び出すと危険 交通事情
鹿が道路に飛び出すと危険
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富士山周辺に鹿出没

富士山周辺の道路には鹿が出没します。富士山周辺は青木が原の樹海など森林資源が豊富なので、鹿などの野生動物が生息しています。熊や狸などは滅多に見る事はありませんが、鹿は結構な確率で遭遇します。なぜなら、富士山麓には1万頭以上の野生の鹿が生息しているといわれているからです。実際、管理人も既に十回以上は見た事があります。これだけ野生の鹿が生息しているとなると、富士山周辺の道路に出没する事も珍しくありません。

道路上の猫との衝突事故

鹿といっても馴染みがあまりないでしょうから、猫を考えてみると具体的にその危険性がイメージできると思います。あまり気持ちの良い話ではありませんが、日本全国の道路で毎日猫が事故にあっています。猫の身体能力がいくら優れているといっても数十キロで走る車に敵うはずはありません。道路上に飛び出してきた猫が車を避けきれずに轢かれてしまう事故は日常茶飯事です。ドライバーにしてみても誰も猫を轢いてしまう事などしたくありませんが、飛び出してきた猫を避ける事は至難の業です。無事に避ける事ができればよいのですが、轢いてしまう確率が結構高いのではないでしょうか。それでも猫は非常に小さいのでドライバーや車が被害を受ける事は少ないと思います。

道路上で鹿と衝突

しかしながら、飛び出してくるのが猫でなく鹿だったら果たしてどうでしょうか。答えは簡単です。衝突したら車が損傷します。下手をすればドライバーも怪我をして大事故に繋がりかねません。鹿はいきなり飛び出してきます。猫のような素早さで飛び出して来ますが、もちろん車ほど早くはありません。いきなり飛び出してきた鹿を避けるのは至難の業で、富士山周辺では鹿との衝突事故が多発しています。鹿の体重は数百キロもありますから衝突した時の被害はとてつもなく大きいです。正面衝突でもしようものなら、普通の乗用車ならバンパーは曲がり、ボンネットはへこみ、ライトは割れてしまうでしょう。軽自動車ならエンジンルームまで被害が及ぶかもしれません。車だけの損傷ならそれでも不幸中の幸いですが、人間が怪我をしたら大変です。今の車がいかに衝撃を吸収される様に設計されていたとしても、数百キロの鹿に衝突して無傷で済むかわかりません。数百キロもある鹿に衝突する事は、まるでコンクリートの壁に衝突するような損害をもたらします。無人の車の中にマネキンを乗せて壁に衝突実験をしている映像を見かけたりしますが、まさにそのイメージどおりです。

夜間の衝突危険性

さて、それでは実際に鹿と衝突しないためにはどうしたら良いのでしょうか。それは鹿との衝突事故が起きる時間帯にヒントがあります。道路上での猫との衝突事故もそうなのですが、鹿との衝突事故が起きるのはほとんどが夜間です。管理人の知る限りでも昼間に鹿の事故が起きた事はほとんどありません。夜間は当然ヘッドライトをつけるのですが、日が暮れて当然視界が悪くなります。通常はロービームで走行している車がほとんどですから、せいぜい40m先程度しか見る事ができません。国道で50~60キロ制限で走っていたとしたら、夜間にいきなり鹿が出てきたらまず避けられないのではないでしょうか。自動車学校等で習ったと思いますが、60キロで走行していたらブレーキを踏んでも少なくとも40mは進んでしまいます。これではいきなり飛び出してきた鹿を避ける事はできずに、減速しながらも結局は衝突してしまう事になります。鹿がその持ち前の素早さで避けてくれればよいのですが、飛び出してきた鹿が都合良くよけてくれるわけないし、最悪の場合さらに車に突っ込んできます。気づいたときには既に遅し、が鹿との衝突事故なのです。もちろん、仮にロービームでも時速30~40キロ程度なら十分ブレーキが間に合う事もありますが、そうならないのが富士山周辺の国道なのです。国道の幹線道路ですから制限速度は50キロとしても、瞬間的に5キロや10キロはオーバーしている車もあります。国道で30キロで走る事などありえませんから、必然的にある程度の速度になってしまいます。ですから、夜間の国道でいきなり鹿が飛び出してきたら避けるのは極めて困難となり、それが衝突事故の多さに繋がっているのです。

鹿に衝突しないための方策

それでは鹿と衝突しないためにはどうしたら良いかといえば、

  1. なるべく夜間の走行は避ける
  2. 鹿が出るかもしれないと肝に銘じておく
  3. スピードを出さない
  4. できる限りハイビームを使用する

といった事が挙げられます。

富士山周辺には全国から観光客が訪れますから、こうした鹿との衝突事故は馴染みがない方が多いと思います。しかし、周辺道路には必ずといってよいほど鹿出没の道路標識が出ていますので、十分に注意して走行して頂きたいものです。

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