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尾白川渓谷 (おじらがわけいこく) (山梨県北杜市白州町)

尾白川渓谷 大自然景勝地
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南アルプスの名水が造り出した渓谷

尾白川渓谷は山梨県北杜市白州町にある渓谷で、南アルプスの甲斐駒ヶ岳を源とする清流が流れています。日本名水百選に選ばれた北杜の名水の一つです。エメラルドグリーンの千ヶ淵、三段に流れ落ちる神蛇滝、渓谷最深部の不動滝など、美しい滝や淵が点在しています。

千ヶ淵は駐車場から徒歩約15分の場所にあり、エメラルドグリーンの水をたたえた美しい淵として知られています。神蛇滝は三段に分かれて流れ落ちる滝で、その姿が美しいと評判です。渓谷の最深部にある不動滝も、訪れる人々を魅了しています

渓流沿いには散策コースがあり、春の新緑や秋の紅葉など四季折々の美しい景色を楽しめます。県立南アルプス巨摩自然公園北部の景勝地として知られています。

 南アルプスの名水が流れる尾白川渓谷は、絶好の渓谷美が観られる名所として知られています。名水の里として知られる「白州」から、わずかの所にあります。中央自動車道長坂インターを下車して、甲州街道国道20号線を目指します。甲州街道沿いに道の駅「白州」があるので、その手前の県道614号を抜けると、その先に尾白川渓谷の町営駐車場があります。ここで車を止めて、いよいよ渓谷への散策路となります。

尾白川渓谷
尾白川渓谷
尾白川渓谷の水の淵

尾白川渓谷の往復コース

標準的な散策コースは、駐車場から「神蛇滝」までの往復路約3時間ですが、「神蛇滝」より先の不動滝まで行く場合は更に1時間余分にかかるとみていいでしょう。駐車場から千ヶ淵までは徒歩15分程度で、全体の散策には約3時間かかります。ただし、千ヶ淵より先は危険箇所が多いため、適切な装備と注意が必要です。

尾白川渓谷の入り口には駒ヶ岳神社(甲斐駒ケ岳神社)が鎮座しています。この神社は約270年前に駒ヶ岳講信者によって建立され、大国主命、少彦名命、天手力男命を祀っています。神社は尾白川渓谷のほとりに位置し、幽玄な神木に囲まれた厳かな雰囲気を醸し出しています。無病息災、厄除け、安産などのご利益があるとされ、年間を通して参拝者や登山者、観光客で賑わっています。渓谷に向かう場合は、まずはここで安全祈願をするのもおすすめです。

甲斐駒ヶ岳神社
甲斐駒ヶ岳神社

神社の左奥に尾白川渓谷の入口があり、そこに吊り橋が架かっています。この吊り橋は渓谷への入り口であり、黒戸尾根の登山口でもあります。吊り橋を渡ると、エメラルドグリーンの美しい水をたたえた尾白川の景色を楽しむことができます。

尾白川渓谷の吊り橋
尾白川渓谷の吊り橋

吊り橋を渡った先には渓谷の紹介文があり、ハイカーや登山者に注意事項や渓谷の特徴を伝えています。吊り橋は渓谷の美しさを体感する最初の地点であり、尾白川渓谷探索の重要な起点となっています。

尾白川渓谷の往復コースは、自然豊かな渓谷美を楽しみながら歩ける人気のルートです。コースは尾白川渓谷駐車場をスタート地点とし、まず千ヶ淵へと向かいます。エメラルドグリーンの水をたたえた千ヶ淵は、駐車場から約15分ほどで到達でき、渓谷の美しさを象徴する景観を楽しめます。

千ヶ淵から先へ進むと、三段に分かれて流れ落ちる神蛇滝に到達します。さらに奥へ進むと、渓谷の最深部にある不動滝に辿り着きます。この往路では、渓谷に沿って歩くため、川のせせらぎを聞きながら、豊かな自然を間近に感じることができます。

帰路は安全性を考慮して尾根道を利用します。尾根道からは渓谷を見下ろす景色を楽しむことができ、往路とは異なる眺望を味わえます。

全行程の距離は約3.6km、標高差は約375mで、所要時間は約3時間です。初心者から中級者向けのコースですが、千ヶ淵以降は危険箇所も多いため、適切な装備と慎重な行動が必要です。また、渓谷道は狭いため、行きは渓谷道、帰りは尾根道という一方通行での利用が推奨されています。

四季折々の自然を楽しめるこのコースは、特に紅葉シーズンに人気が高まります。ただし、冬季(12月中旬から4月中旬頃)は閉鎖されるため、訪問時期には注意が必要です。

ハイキングでも万全の装備は必要

簡単に言ってしまいましたが、実際に渓谷を往復するにはかなり苦労しました。渓谷歩きですから、本格的な登山のように重装備は必要ないですが、それでも山登りのようにアップダウンが激しいですので、軽い気持ちのハイキングのようだと思ってはいけません。ちゃんとした登山靴又は運動靴を履いて、動き易く季節天候に合わせた服装で臨んで頂きたいものです。渓谷といえば三富村の「西沢渓谷」も有名ですが、どちらも難所が多いので装備はしっかりして臨みたいものです。駐車場から砂利道を降りていくと、約270年の歴史を持つ「竹宇駒ケ岳神社」に行き当たります。その神社を抜けると、尾白川にかかった吊橋があり、渓谷道入口となります。

紅葉の時期は最高の渓谷ハイキング

紅葉の尾白川渓谷
紅葉の尾白川渓谷

秋の紅葉シーズンは、渓谷の美しさが一段と際立ちます。エメラルド色の水面と燃えるような紅葉のコントラストは、多くの観光客を魅了しています。私は10月中旬に行ったので、まだ完全に紅葉ではありませんでしたが、それでも所々紅葉していました。どこの自然景勝地でもそうですが、一年の内で最も見どころの時期は限られています。特に渓谷ハイキングの場合は、新緑の季節や、とりわけ紅葉の時期が最高です。ただし、最高の景色が拝める時期は、同時に混雑する事を留意しておきましょう。紅葉最盛期にはバスのツアー等もあってかなりの人込みが予想されます。

最大の名所「神蛇滝(かんじゃだき)」

尾白川渓谷の神蛇滝①
尾白川渓谷の神蛇滝①
尾白川渓谷の神蛇滝
尾白川渓谷の神蛇滝②

神蛇滝は尾白川渓谷を代表する落差30mの段瀑です。三段に分かれて水が流れ落ちる姿がとても美しいです。滝の正面からは迫力ある姿を見ることができますが、足元の岩場が滑りやすいため注意が必要です。展望台からの遠望も素晴らしく、中段や上段からの眺めも魅力的です。神蛇滝は尾白川渓谷の主要な見どころの一つとして、多くの観光客を魅了しています。

渓谷の最大の名所は間違いなく「神蛇滝(かんじゃだき)」です。数々の滝や淵を通って、険しい坂を上がると「竜神平」に到着すると、眼下に「神蛇滝」を見渡す事ができます。尾白川渓谷の最高の見せ場ともいえる「神蛇滝」までは片道約1時間半かかりますが、それはまさに素晴らしい景色です。ただ、この「神蛇滝」は山の上の切り立った崖の上から拝めるのであって、滝には近づくことはできません。また、崖になっていて危ないので写真を撮るときは十分気をつけなければいけません。

「不動大橋」と「不動滝」

渓谷最大の名所はまぎれもなく「神蛇滝」なのですが、実は渓谷道のコースはこれで終わりではありません。「神蛇滝」の先にはまだ「不動大橋」、「不動滝」という名所があります。これらの名所には、私は行かないでコースを引き返したのでわかりませんが、時間に余裕があれば訪れてみるのも良いと思います。というのは、「不動滝」までは更に渓谷奥深く入ることになり、「神蛇滝」から往復で約1時間半かかります。それまでの「神蛇滝」までの往路時間と、帰るまでの復路時間を考えると、全体で4時間半位はかかってしまいます。時間にかなり余裕があって、一日渓谷を楽しみたいのならおすすめです。

不動大橋は尾白川渓谷の奥にある吊り橋で、不動滝を望む絶好のビューポイントです。橋から左手に大滝を見ることができます。

不動滝は尾白川渓谷の最深部に位置し、標高約1100mにあります。渓谷入口から約330mの標高差があり、トレッキングのハイライトとなっています。滝は激しい水しぶきを上げ、周囲の大きな岩に囲まれた奥深い場所にあります。

滝の前には大きな岩があり、そこに座ると渓谷の奥深さを実感できます。激しい流れの音が周囲の音を消し、隔絶された世界を感じさせます。新緑の季節には、滝の周りの緑と相まって美しい景観を楽しむことができます。

詳細情報

尾白川渓谷の周辺地図

周辺観光情報

道の駅「はくしゅう」 / 白州・尾白の森名水公園べるが / サントリー天然水白州工場 / サントリー白州蒸留所 / 甲斐駒ケ岳 / 甲州街道台ヶ原宿

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