静岡県富士宮市北部の富士山の麓に広がる朝霧高原は、富士山麓の大自然を生かした酪農畜産地帯です。乳牛、肉牛の飼育、養豚、養鶏などの酪農畜産業が盛んな地域です。朝霧高原を中心に富士宮市ではどんな畜産品が生まれているのでしょうか?
以下にその概要を取り上げてみます。
富士朝霧牛
富士山麓の朝霧高原の大自然の中、広々と恵まれた環境の中で健康に育てられた牛。清涼な空気の中で富士山の湧水と安全な飼料を食べて育った極上の牛です。柔らかくて脂がのった牛肉はジューシーで深いコクがあります。しゃぶしゃぶやローストビーフにすると絶品です。
富士の鶏
富士山の麓で富士山の清涼な水を飲み、植物性蛋白質で育った鶏です。クセがなく、柔らかくて食べやすいのが特徴。チキンハム・チキンソーセージ、チキンカレーなど加工品だけでなく、鶏卵も地元の観光地やスーパーで販売しています。静岡県富士宮市の国道139号線沿いの「青木養鶏場チキンハウス」では上記を含む様々な商品を販売しています。
朝霧放牧豚
朝霧高原の大自然の中で放牧され、ストレスフリーの環境で飼育されている豚です。最高の飼料を与えて、健康に伸び伸びと飼育されています。牛の放牧は良く聞きますが、豚の放牧は非常に珍しいです。朝霧高原の広大な草原の中で贅沢に育てられた豚のお肉は最高です。
ルイビ豚
ランドレース種(L)、ヨークシャー種(Y)、バークシャー種(B)を掛け合わせ、それぞれの頭文字(LYB)から命名されたのがLYB(ルイビ)豚です。
別名「冨士朝霧高原豚」。3種の豚の利点を兼ね備えており、柔らかくてさっぱりとした食感と甘みがあります。脂身の融点が一般的な豚肉の38℃より低い32.5度で、サラッとした食感で口の中でとろける美味しさです。
富士農場高原サービスだけでしか生産されておらず、年間わずか1,000頭しか出荷されない限定のブランド豚です。獣医でもある冨士農場高原サービスの桑原社長が試行錯誤の末に生み出した豚です。
静岡県富士宮市のお宮横丁のポーク神社ではルイビ豚の料理を提供しています。ポークステーキ、豚丼、肩ロース定食、生姜焼き定食など豚肉尽くしのメニューです。
味付けはサッパリとした塩コショウ味でルイビ豚の本来の味を味わう事が出来る様になっています。
朝霧ヨーグル豚
朝霧ヨーグル豚は朝霧高原で乳酸発酵飼料を与えて育てた豚肉です。乳酸発酵飼料を与える事で、病気もなく健康に育った豚は柔らかくて甘みがある。静岡県富士宮市内だけでなく、県内外で販売、利用されています。
萬幻豚
静岡県富士宮市の肉屋「さの萬」が創業百年を記念に新しく開発した豚肉。「さの萬」の「萬」と幻の肉をかけて「萬幻豚」と命名。鹿児島の黒豚づくりの名人を呼び寄せ、朝霧高原の農場で試行錯誤の上に生み出しました。肉の旨味のもととなるでんぷん質を多く生み出すために、飼料の25%以上に麦やさつまいもを混ぜている。香り、脂、旨味成分、食感等多くの点で高い評価を得ており、着々とそのブランド化に成功しています。萬幻豚の焼豚、ドライエイジングビーフ、ウインナーなど商品ラインナップは豊富。
以上が静岡県富士宮市の代表的な畜産品です。
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