和紙人形美術館「紙わらべの蔵」(山梨県南都留郡冨士河口湖町)

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高木栄子氏の作品を展示する美術館

山梨県南都留郡冨士河口湖町勝山の「和紙人形会館 紙わらべの蔵」はNHK文化センター講師、紙わらべ会主宰の高木栄子氏の作品を展示する美術館です。

平成18年7月に道の駅かつやまの隣にオープンしました。

大人600円、中高生400円、小学生以下無料です。

河口湖畔には与勇輝氏の河口湖ミューズ館もありますが、与氏と同じ様に小さな人形を使用していますが世界観はまるで異なります。

又、高木栄子氏は福井県敦賀市に在住しており、敦賀市相生町博物館通りには「創作和紙人形 紙わらべ資料館」があります。

情景豊かな人形と模型

紙わらべの蔵では昔懐かしの情緒溢れる風景、家族の様子を細やかな人形と模型で表現しています。

人形は色とりどりの和紙で作られており、高木氏の繊細な技術と情熱が注がれて素晴らしい出来栄えになっています。

人形には顔が描かれてはいませんが、人形の服装、ポーズ、周囲の人形や模型との関係など全体的な構図から作品が表現されています。

昔の祭りの駄菓子屋の風景、神社の前で子供が遊ぶ風景、子供達があやとりで遊んでいる様子、公園でおじさんが子供相手に紙芝居をする風景など、見ていて心が和む作品が多数展示されています。

人形達は言葉こそ発しませんが、作品全体を眺めていると今は忘れられた田舎ののどかな情景が浮かび、人形達の楽しい話し声が聞こえてくるようです。

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