第1章|むめさんとは?— 富士宮やきそばの老舗人気店
「むめさん」は、富士宮市北部・上井出エリアにある、富士宮やきそばとお好み焼きの人気店です。白糸の滝や朝霧高原へ向かう観光動線上にあり、観光客はもちろん地元の常連さんにも長く愛されています。店先に掲げられた“大きなおばあちゃんの看板”は店名を象徴する目印で、素朴で温かな雰囲気もこの店の魅力の一つです。
創業以来、昔ながらの味を大切にしながらも、観光とセットで立ち寄りやすい立地が支持を集めてきました。白糸の滝からのアクセスが良く、周辺の体験施設や牧場と合わせて“食+観光”のモデルコースが組みやすいのもポイントです。
店内は、目の前で鉄板調理が楽しめるカウンターと、家族連れにうれしい座敷席を備えた構成。週末や行楽シーズンは行列ができることもありますが、「地元食堂らしい気さくさ」と「ライブ感のある鉄板」の両方を味わえるのが“むめさん体験”です。
提供される富士宮やきそばは、コシの強い“曽我めん”を使い、肉かすやだし粉、自家製ソースが一体になった王道の一皿。細切りキャベツと麺を絡める独自の作りで、香ばしさともっちり食感のバランスが良いと評判です。富士宮のご当地文化を、一皿で実感できる“本場の味”といえるでしょう。
観光で訪れる方には、食後に周辺スポットを回る楽しみも。白糸の滝、富士ミルクランド、朝霧高原など、車で短時間の見どころが点在しており、半日観光のランチ拠点としても使い勝手のよいお店です。
第2章|最新の基本情報(まずここをチェック)
訪問の前に、当日営業の有無・臨時休業・売切れなどを必ず公式でご確認ください。営業時間は体調や混雑状況で変動することがあります。
店名
お好み焼き・焼きそば お食事のむめさん
住所
静岡県富士宮市上井出854-50
電話
0544-54-1161
公式サイト
https://www.mume-san.com/(最新情報・メニュー・営業案内はこちらを優先)
営業時間
10:30〜16:00(ラストオーダー15:00 目安)
※麺切れ・体調・繁忙により変更・早仕舞いあり。朝の部は現在休止。
定休日
火曜・水曜(祝日の場合は営業)
予約
前日まで可(当日は不可 / 混雑日・時間帯は制限あり / 土日祝は一部時間帯のみ)
※確実性が必要な場合は事前電話で相談を。
支払い方法
現金/PayPay(クレジットカード・他電子マネー不可)
座席
カウンター+別棟座敷あり(合計約40〜50席規模)
※小さなお子さま連れは安全面から座敷への案内運用あり。
駐車場
あり(店舗横に数台規模。繁忙時は満車想定)
テイクアウト
お好み焼き・焼きそば・焼きそばパン(宮麺)対応可。注文時に申告。
アクセス(目安)
・車:白糸の滝方面から県道71号沿い。主要ICからもアプローチ可。
・公共交通:最寄りバス停から徒歩圏だが、観光利用は車が便利。
待ち時間の目安
・土日祝・11:30〜14:00は行列必至。
・お好み焼き・しぐれは“蒸し焼き”で時間がかかる。スペシャル/デラックスは30〜40分が目安。
最新確認のコツ
- 当日朝に公式サイトの「最新情報」ページをチェック
- 不安があれば電話で営業・メニュー可否・混雑状況を確認
第3章|アクセスと駐車場
所在地とランドマーク
むめさんは白糸の滝〜朝霧高原方面にのびる県道71号沿い。白糸の滝観光と組み合わせやすい立地です。カーナビは「静岡県富士宮市上井出854-50」を指定してください。
車での行き方(目安)
- 東名・富士IC方面から:西富士道路→国道139号「上井出」方面→白糸の滝方面へ。県道71号に入れば道なりで到着。
- 白糸の滝から:白糸の滝駐車場側から県道71号を北へ。数分のドライブで到着します。
公共交通(バス)
最寄りの「静岡富士病院入口」バス停から徒歩約5分が目安です。観光利用は車が便利ですが、徒歩アクセスも可能です。
駐車場
店舗横に約17台分。行楽シーズンや昼ピークは満車になりやすいので乗り合い推奨です。二輪・ツーリング客の利用も多く、駐車位置の誘導に従ってください。無断駐車は厳禁です。
渋滞・待ち回避のコツ
- 11:30〜14:00は混み合います。開店直後かピーク後を狙うとスムーズ。
- 白糸の滝など周辺と組み合わせる場合は、観光→遅めランチの順番も有効です。
地図
記事末尾の「店舗詳細」にGoogleマップを埋め込んでいます。道が不安な方は、出発前にルート検索をご利用ください。
第4章|席・予約・子連れ配慮・支払い
席構成
- カウンター11席+別棟の座敷席があり、合計で約47席規模。鉄板前のライブ感を楽しみたい方はカウンター、落ち着いて食べたい方やグループは座敷が便利です。店内には段差のある部屋もあります。
予約
- 前日まで予約可。ただし土日祝は「10:30〜11:00」枠のみなど、時間帯が限られます。確実に入りたい場合は事前に電話で相談を。繁忙期は並びが発生します。
子連れ配慮
- 12歳以下のお子さま連れは安全面から、鉄板のない別棟座敷へ案内される運用があります。ベビーカー等の動線も含め、必要に応じて入店時にご相談ください。
支払い
- 現金/PayPayに対応。クレジットカードや他の電子マネーは不可です。会計方法は変わる場合があるため、心配な方は来店前に確認を。
待ち時間の目安とコツ
- 週末・行楽期の11:30〜14:00は行列必至。開店直後やピーク後を狙うと比較的スムーズです。席の希望(カウンター/座敷)がある場合は、案内時に伝えると良いでしょう。
テイクアウトの活用
- お好み焼き・焼きそばともにテイクアウト可。混雑時は受け取り時間に余裕を。
第5章|富士宮やきそばの“核” — 曽我めん × 肉かす × だし粉
1) 麺:曽我めんの強いコシ
むめさんの焼きそばは、地元製麺の曽我めんを使用。富士宮やきそばの特徴である“弾力のあるコシ”を生むよう、麺は蒸した後に茹でず、冷やして表面を油でコーティングする独自工程で仕上げられます。水分が少なく、歯ごたえのある食感が生まれるのがポイントです。
2) 旨みの決め手:肉かす(油かす)
富士宮やきそばの“コク”を担うのが肉かす。豚の背脂からラードを絞ったあとの“かす”で、香ばしさと深みのある旨みをプラスします。ソースの甘辛と重なって、後を引く味わいに。
3) 香りの仕上げ:だし粉(削り粉)
仕上げに振るだし粉(イワシ・カツオなどの削り粉)が、香りをふくらませて全体をまとめます。ソースの輪郭がくっきりし、食べ進めるほどに風味が立ち上がるのが魅力です。
4) からみの良さ:細切りキャベツ
むめさんでは、キャベツを細切りにして麺とよく絡むよう工夫。もっちり麺にシャキっとした軽さが加わり、食感のコントラストが心地よく、最後まで飽きにくいバランスに仕上がります。
5) 一体感を生む火入れ
厚い鉄板で油・ソース・肉かすの脂を麺にまとわせながら、焼きと蒸らしを繰り返して“香ばしさ”と“もっちり感”を同居させるのが肝。富士宮流の王道を守りつつ、むめさんらしい香り高いコクが楽しめます。
まとめ:
曽我めんのコシ、肉かすのコク、だし粉の香り、細切りキャベツのからみ——この4点が“むめさんの一皿”を成立させています。次章では、最新メニューの全体像を把握して、好みの一皿を選ぶコツをご紹介します。
第6章|メニュー全体像(2024年4月時点)

価格は総額表示・税込。メニューは変更の可能性があるため、店内掲示を正としてください(本文は編集時点の整理です)。
1) お好み焼き(定番/ハーフ)
- 定番:並/玉子/いか/肉/いか玉/肉玉/いか肉/いか肉玉
└ 例)並 550円/玉子 650円/いか・肉 各700円/いか肉玉 950円 など。 - ハーフ(キャベツ=ネギ同量):並/玉子入り/いか入り/肉入り/各種“玉”・“いか肉”派生あり。
2) ネギ・ニラ系
- ネギ玉(キャベツなし):ネギ玉/いかネギ玉/肉ネギ玉/いか肉ネギ玉
- ニラ玉(キャベツ・ネギなし):ニラ玉/いかニラ玉/肉ニラ玉/いか肉ニラ玉。
3) しぐれ(=“富士宮麺入りお好み焼き”)

- しぐれ/いかしぐれ/肉しぐれ/玉しぐれほか派生多数。
- いか肉玉しぐれ=“ミックスしぐれ”相当として公式に案内。
└ 価格例:しぐれ 720円~。
4) スペシャル/デラックス系(ボリューム重視)
- スペシャル(キャベツ多め・宮麺・いか・肉・玉子2 など)/デラックス(麺増量・ネギ多め・肉増し など)。
- 焼き時間は30〜40分ほど。ピーク時は余裕を持って注文を。
5) 富士宮焼きそば

- 並/玉子/いか/肉/いか玉/肉玉/いか肉/いか肉玉
└ 例)並 550円/玉子 650円/いか・肉 各700円/いか肉玉 950円 など。 - 大盛+220円(麺2玉)/特盛+440円(麺3玉)、セット+220円(おむすび or ごはん+味噌汁)。
- 注記:並は油かすなし・いかには油かすあり等、品目により油かすの扱いが異なるのも“富士宮らしさ”。
6) テイクアウト&サイド
- テイクアウト可(焼きそば/お好み焼き)。焼きそばパン(宮麺)150円は小腹満たしに人気。
- 一品:冷奴/枝豆/ゆで落花生(各400円)、青じそ肉巻き/もつ焼き(各500円) など。
7) 〆・ご飯もの・麺類
- ラーメン 550円、ごはん(並/大盛)、みそ汁 など。
8) ドリンク・氷(夏季)
- 生・瓶ビール/ハイボール/焼酎各種/梅酒、ソフトドリンク(オレンジ/コーラ/ウーロン茶/ホット・アイスコーヒー 等)。
- かき氷(夏季):カンロ/いちご/レモン/メロン/ブルーハワイ等のシロップ系、ミルク系、あずきミルク。
第7章|名物「しぐれ焼き」とは?

“しぐれ”=富士宮麺入りのお好み焼き
むめさんの「しぐれ」は、お好み焼きの生地の中に富士宮麺(宮麺)を入れて焼き上げる、富士宮ならではの“融合系”スタイル。香ばしい生地の中にもっちりとコシのある麺が入り、ソース・肉かす・だし粉の旨みが一体になって立ち上がります。麺×生地の二重構造で満足感が高いのが特徴です。
バリエーションが豊富
基本の「しぐれ」に加え、いか/肉/玉子の組み合わせで多彩に選べます。とくに人気が高いのは、いか・肉・玉子がそろった
「いか肉玉しぐれ」。公式メニュー上、これは“ミックスしぐれ”に相当する位置づけで、迷ったらまずこの一皿からどうぞ。
“ハーフ”の使い方(キャベツ⇄ネギの比率)
お好み焼き系と同様に、具材や青ねぎ量の“ハーフ”運用(キャベツ=ネギ同量)を選ぶことで、香味の輪郭を立たせたり、食感の軽さを出すこともできます。麺入りの“しぐれ”はボリュームが出るため、ねぎ多めの印象に調整したいときに便利です。
食べ方のコツ

- まずは卓上ソースを控えめにして、麺・生地・肉かす・だし粉のバランスを味わう
- 後半は七味/マヨでコクや辛味を足して変化をつける
- シェア前提なら、“しぐれ+焼きそば”の組み合わせで“麺の食べ比べ”も楽しい(麺が“中に入る”か“外で主役”かの違い)
焼き時間について
“しぐれ”は蒸し焼きの工程が入るため、焼きそば単品より提供までに時間がかかるのが普通です。ピーク時は余裕を持ってオーダーを。※スペシャル/デラックス系はさらに30〜40分程度かかることがあります。
第8章|編集部おすすめ
迷ったらここから。ボリューム感・待ち時間・シェアのしやすさも目安に選べます。価格は税込、店内掲示を正としてください。
① 初訪問の“富士宮らしさ”重視
- いか肉玉しぐれ(=“ミックスしぐれ”相当)
└ 麺入りお好み焼きで富士宮麺×生地×肉かす×だし粉が一体に。まずはコレで“らしさ”を体感。
② 焼きそばを主役に
- いか肉玉 焼きそば/肉玉 焼きそば
└ 目玉焼きのコクがソースに重なって満足度UP。大盛(+220円/麺2玉)・特盛(+440円/麺3玉)でボリューム調整。
③ お好み焼きをしっかり
- 肉玉 お好み焼き/いか玉 お好み焼き
└ ふんわり生地×香ばしソースの王道。ハーフ(キャベツ=ネギ同量)で香味を立たせるのもおすすめ。
④ がっつり派の満腹セット
- スペシャル/デラックス
└ 具材・麺・玉子が増量の“満腹スペック”。焼き時間30〜40分かかるため、ピーク帯は時間に余裕を。
⑤ 軽め・香味重視
- ネギ玉(キャベツなし)/ニラ玉(キャベツ・ネギなし)
└ 小麦の香ばしさと薬味のキレをダイレクトに。
⑥ サイドや〆・小腹満たし
- 焼きそばパン(宮麺)150円 … 手軽な“持ち帰り富士宮”。
- ゆで落花生/青じそ肉巻き/もつ焼き … つまみに最適。
- ラーメン 550円/セット+220円(ご飯orおむすび+味噌汁) … お腹の調整に。
注文のコツ
- しぐれ系は提供に時間がかかりやすいので、混雑時は“焼きそば+お好み焼き(定番)”の組み合わせで時間差シェアも便利。
- しぐれ・増量系は早めにオーダーしておくとスムーズ。
第9章|店内の雰囲気と客層
富士宮市 むめさん 肉いか玉(並)
— mumu (@05_masaki) July 7, 2025
旨味、食べ応えあり!こちらも良き雰囲気 pic.twitter.com/G5DJjV3JpW
雰囲気
店内は鉄板を前にしたカウンターと、落ち着いて過ごせる別棟の座敷という二本立て。カウンターでは、女将さんの手際よい鉄板さばきを“ライブ”で楽しめます。座敷は足をくずしてのんびりでき、グループ利用にも向いています。
客層
観光客と地元の常連が入り混じる活気ある雰囲気。白糸の滝や朝霧高原の行き帰りに立ち寄る人が多く、ツーリング客の姿も目立ちます。週末や行楽期は幅広い年代でにぎわい、回転も早めです。
子連れ配慮
12歳以下の子ども連れは原則として鉄板のない座敷へ案内される運用があり、安全面に配慮したレイアウト。ベビーカーや荷物が多い場合も、着席前にスタッフに相談すればスムーズです。
過ごし方のヒント
- 調理の臨場感を味わうならカウンター、ゆっくり取り分けるなら座敷。
- 行列時は代表者並び+合流は控えると案内がスムーズ。
- にぎやかな時間帯でも、“昔ながらの食堂感”と気さくな接客が心地よい、そんな空気感です。
第10章|混雑・待ち時間・所要時間の実務ガイド
ピークの目安
- 土日祝/11:30〜14:00は行列になりやすい時間帯。開店直後(10:30〜)か、ピーク後が比較的スムーズです。
調理にかかる時間
- お好み焼き・しぐれは“蒸し焼き”工程が入るため、焼きそば単品より提供まで時間がかかります。
- スペシャル/デラックスは30〜40分が目安。余裕をもってオーダーを。
ラストオーダーと早仕舞い
- L.O.は15:00目安、閉店16:00。混雑や体調・麺切れなどで早仕舞い・時間変更があり得ます。来店前に最新情報を確認しましょう。
待ち時間を短くするコツ
- 人数と注文を先に決めておく(入店後の迷いを減らす)。
- しぐれや増量系を狙う日は、早め来店かピークを外す。
- テイクアウト(焼きそば/お好み焼き/焼きそばパン)を活用。受け取り時間に余裕を。
予約の使い分け
- 前日まで予約可。ただし土日祝は「10:30〜11:00」枠のみなど制限あり。確実性が必要なら事前に電話で相談を。
駐車・動線の注意
- 店舗横の駐車場は台数に限りあり。乗り合い推奨。満車時はスタッフの案内に従い、近隣への無断駐車は厳禁です。
当日確認のチェックリスト
- 公式サイトで営業・臨時休業・売切情報を確認
- 不安があれば電話で最終確認(席・混雑・提供可否)
第11章|周辺観光とモデルコース



立ち寄りやすい観光スポット
- 白糸の滝:世界遺産構成資産の名瀑。むめさんから県道71号経由でアクセス良好。食前・食後どちらの順でも回しやすいスポットです。
- 富士ミルクランド:動物ふれあい・体験・ジェラートが人気。朝霧高原ドライブの起点にも。
- まかいの牧場/朝霧高原:体験型施設や高原景観でゆったり過ごせます。
- このほか、田貫湖/奇石博物館/白糸の滝周辺の温浴施設など、近隣に見どころが点在します。
半日モデル(お昼に「むめさん」)
- 白糸の滝(午前) → 遊歩道散策
- むめさん(昼食) → しぐれ or 焼きそばをメインに
- 富士ミルクランド(午後) → 体験・ジェラート → 周辺でお土産探し
※行楽期は白糸の滝→遅めランチ→ミルクランドの順だと混雑が分散しやすいです。
ファミリー向け(のんびり派)
- 富士ミルクランド(午前) → むめさん(昼) → まかいの牧場(午後)。動物体験や広場遊びと“富士宮グルメ”を一度に楽しめます。
ツーリング/ドライブ派
- 朝霧高原ドライブ → むめさん → 白糸の滝でクールダウン。駐車場は台数に限りがあるため、乗り合いと時間帯調整を。
入浴を組み合わせるなら
- 白糸の滝・朝霧周辺の温浴施設とセットにすると、“景勝+グルメ+リラックス”の満足コースに。施設は日によって営業時間が変わるため、各施設ページで事前確認を。
第12章|富士宮やきそば文化の背景を知る
“ご当地仕様”の成り立ち
富士宮やきそばの個性は、蒸し工程を経たコシの強い麺を使う点にあります。市内の代表的な製麺所はマルモ食品・叶屋・曽我めんの3社で、店ごとに相性の良い麺を選び“自店の味”を作り込むのがローカル文化の芯。むめさんは一貫して曽我めんを用い、独自ソースや具材設計と合わさって“香ばしさ×もっちり”のバランスを生んでいます。
味の設計図:肉かす・だし粉・キャベツ
富士宮やきそばでは、肉かす(ラード採取後の油かす)がコクの要。仕上げのだし粉(削り粉)が香りをまとめ、細切りキャベツで食感を整えます。これらを厚い鉄板で“焼き+蒸らし”しながら、麺表面に脂とソースを均一にまとわせる工程が“富士宮らしさ”を形にしています。
“しぐれ”というローカル進化形
富士宮では、お好み焼きの生地に宮麺を入れて焼く「しぐれ」が定番化。麺が“外で主役”の焼きそばに対し、しぐれは生地と麺を一体化させることで満足度の高い一皿に進化しました。むめさんでもいか・肉・玉子などの組み合わせで多彩に楽しめ、いか肉玉しぐれは“ミックス相当”として案内されています。
“日常食×観光食”の二面性
富士宮やきそばは、地元の“日常の一皿”でありながら、白糸の滝や朝霧高原への観光動線と結びつくことで“旅の定番”にもなりました。市内には提供店が150店以上とされ、各店が麺や火入れ、ソース設計で個性を競い合う“食べ比べ文化”が根づいています。
むめさんが愛される理由(要点)
- 曽我めんの強いコシを活かした王道設計
- 肉かす×だし粉×自家製ソースの調和
- しぐれをはじめとする豊富なメニューとボリューム感
- 観光導線上にある立地の良さと、昔ながらの食堂感
第13章|訪問前チェックリスト(失敗しないために)
行く日・時間を決める前に
- 当日朝に公式サイトで営業情報を確認(臨時休業・売切・時短など)。不安なら電話確認も。
- ラストオーダーは15:00目安/閉店16:00。早仕舞いの可能性あり。
混雑・待ち対策
- 最混雑:土日祝の11:30〜14:00。可能なら開店直後orピーク後へ。
- 蒸し焼き系(しぐれ/お好み焼き)は提供に時間がかかる。スペシャル/デラックスは30〜40分見込み。
予約・座席
- 前日まで予約可。土日祝は10:30〜11:00枠のみなど制限あり。要電話相談。
- 子連れは安全配慮で鉄板のない座敷へ案内運用あり。席希望があれば案内時に伝える。
アクセス・駐車
- 県道71号沿い、白糸の滝から近い立地。カーナビは上井出854-50。
- 駐車台数に限りあり。行楽期は乗り合い推奨・スタッフの誘導に従う。
支払い・テイクアウト
- 現金/PayPay。クレジットカード・他電子マネー不可。
- テイクアウト可(焼きそば/お好み焼き/焼きそばパン)。受け取り時間に余裕を。
メニューの見方
- 価格は税込・総額表示。店内掲示が正。内容は変動あり。
- “ミックス焼きそば”はなし。“いか肉玉しぐれ”=ミックスしぐれ相当で覚えておくと迷わない。
第14章|店舗詳細
※メニュー・営業時間は変動する場合があります。来店前に公式サイトやお電話で最新情報をご確認ください。
店名
お好み焼き・焼きそば お食事のむめさん
住所
静岡県富士宮市上井出854-50
電話
0544-54-1161
営業時間
10:30〜16:00(ラストオーダー15:00 目安/早仕舞いあり)
定休日
火・水(祝日の場合は営業)
駐車場
あり(店舗横・台数に限りあり)
予約
前日まで予約可(※土日祝は10:30〜11:00枠のみ等の制限あり。要電話確認)
支払い
現金/PayPay(クレジットカード・他電子マネー不可)
座席
カウンター11席+別棟座敷あり(合計約40〜50席規模)/小さなお子さま連れは座敷案内の運用あり
テイクアウト
お好み焼き・焼きそば・焼きそばパン(宮麺)に対応。注文時に申告を
公式サイト
https://www.mume-san.com(最新情報・メニューはこちら)
地図