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富士宮やきそば|本場で味わう名店・特徴・作り方・おすすめ観光コース完全ガイド

富士宮やきそば グルメ
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はじめに

富士山麓・静岡県富士宮市といえば、やっぱり「富士宮やきそば」。
今では全国区の知名度を誇るご当地グルメですが、もともとは地元の人たちが昔から当たり前のように食べてきた“日常の一皿”でした。戦後の食堂やお好み焼き屋さんから広まり、やがて富士宮やきそば学会の活動や、B-1グランプリ連覇などの話題で一気に全国へ知られるようになりました。

とはいえ、初めて名前を聞いた方からすると、こんな疑問が浮かぶかもしれません。
「普通の焼きそばと何が違うの?」「どこで食べるのが一番いいの?」「お土産やお取り寄せはある?」――富士宮やきそばは、ただの“ご当地焼きそば”ではなく、麺・具材・作り方にまでしっかりとしたこだわりとルールがある、かなり奥深い一品です。

このページでは、富士宮やきそばをまだ食べたことがない方はもちろん、「前にも食べたけれど、もう少し深く知りたい」というリピーターの方にも役立つように、基礎知識から本場のおすすめ店、自宅での作り方、お土産・お取り寄せ情報、観光と組み合わせた楽しみ方まで、まとめてご紹介していきます。

富士山本宮浅間大社や世界遺産センターの観光ついでに一皿。
旅行のあとにお土産やきそばで“おうち富士宮”を楽しむ。
そんな旅のイメージを思い浮かべながら、読み進めてみてください。

記事のポイント(このページでわかること)

  • 富士宮やきそばがどこの・どんなご当地グルメなのか、基本情報と読み方がわかる
  • 普通の焼きそばとの違い――専用の蒸し麺・肉かす・だし粉など、富士宮ならではの特徴がわかる
  • 戦後の町のお好み焼きから始まった発祥・歴史と、富士宮やきそば学会やB-1グランプリ連覇などのまちおこしストーリーがつかめる
  • 観光客にも地元の人にも人気の、本場で食べたいおすすめ店と、エリア別・目的別の選び方がわかる
  • 市販セットや肉かす・だし粉を使った自宅での作り方(レシピ)と、うまく作るコツ・アレンジのヒントがつかめる
  • 麺やソース・セット商品などのお土産・お取り寄せ情報と、買える場所・通販の目安がわかる
  • 浅間大社や白糸の滝などと組み合わせた、富士宮観光+やきそばのモデルコースや、よくある疑問に答えるQ&Aもまとめてチェックできる

ここから先は、まず「富士宮やきそばとは?」という基本から、順番に見ていきましょう。

1.富士宮やきそばとは?|基本情報と読み方・名物としての位置づけ

1-1 どこの名物?なんて読む?

富士山本宮浅間大社(富士宮市)
富士山本宮浅間大社(富士宮市)

「富士宮やきそば(ふじのみややきそば)」は、富士山の南側にある静岡県富士宮市発祥のご当地焼きそばです。

富士宮市は、富士山本宮浅間大社の門前町として古くから栄えてきたまち。
そのなかで育ってきたソウルフードが、この富士宮やきそばです。

今では全国的に名前が知られていますが、もともとは地元の人にとって「学校帰りに食べるおやつ」「お祭りの屋台」「家で作るいつもの一皿」といった、とても身近な日常の味でした。

観光で訪れる方にとっては「一度は食べてみたい名物グルメ」、地元の方にとっては「子どもの頃から慣れ親しんだ普通の焼きそば」。この“ギャップ”も、富士宮やきそばの面白さのひとつです。

最近では、テレビや雑誌、旅行ガイドブックはもちろん、インスタグラムや動画サイトなどでもたびたび取り上げられ、「富士宮=富士宮やきそば」というイメージがすっかり定着しました。

1-2 B級グルメから全国区へ|まちおこしの立役者

富士宮やきそばが一気に全国に広まったきっかけが、“ご当地グルメの祭典”として知られる「B-1グランプリ」です。

富士宮やきそばは、このB-1グランプリで連続してグランプリを受賞し、一躍「B級グルメブームの象徴」のような存在になりました。会場に集まった多くの来場者が富士宮やきそばを食べ、その味とストーリーが口コミで全国へ広がっていったのです。

その裏側には、「富士宮やきそば学会」という市民団体の存在があります。学会のメンバーが中心となって、まちの飲食店や製麺所と協力しながら、
・“富士宮やきそば”の名前を守ること
・おいしさと品質を保つこと
・イベントやPRを通じて、まち全体を元気にすること
に取り組んできました。

今では、富士宮市内のあちこちに富士宮やきそばを出すお店があり、観光パンフレットや公式マップも整備されるなど、「富士宮に来たらやきそばを食べる」のが、ひとつの楽しみ方としてすっかり定着しています。

このあと、「普通の焼きそばと何が違うのか?」というポイントを、麺・肉かす・だし粉などの具体的な特徴に分けて、もう少し詳しく見ていきましょう。

2.普通の焼きそばと何が違う?|定義と4つの必須要素

2-1 「富士宮やきそば」の定義とルール

富士宮やきそば

名前が似ていても、富士宮で食べる「富士宮やきそば」は、いわゆる一般的なソース焼きそばとは“中身”が少し違います。

まず、「富士宮やきそば」という名前は、地元の有志でつくる「富士宮やきそば学会」が中心となって広め、現在は地域のブランドとして大切に守られているご当地グルメです。

細かいルールは専門的になりますが、ざっくり言うと、

  • 富士宮市内の指定された製麺所が作る専用麺を使っている
  • 豚の背脂を揚げた「肉かす(肉カス)」を具材として使う
  • 仕上げに「だし粉(魚粉・削り粉)」をふりかける

といったポイントをおさえたものが、“本場の富士宮やきそば”として提供されています。

観光で訪れた方にとっては、「麺の食感も、口の中に残る香ばしさも、いつもの焼きそばと違う!」という驚きがあるかもしれません。

2-2 ① 専用の蒸し麺|強いコシと独特の食感

富士宮やきそばの蒸し麺(イメージ画像)
富士宮やきそばの蒸し麺(イメージ画像)

一番わかりやすい違いが、この「麺」です。

一般的な焼きそば用の麺は、蒸したあとにもう一度ゆでてからパック詰めされていることが多いのですが、富士宮やきそばの麺は、蒸したあとにゆでずに冷やし、表面を油でコーティングした“特注の蒸し麺”が使われます。

そのおかげで、

  • 水分が少なめで、モチモチしながらもしっかりしたコシがある
  • 焼いてもダレにくく、時間が経っても麺が伸びにくい

という特徴が生まれます。

市内には、マルモ食品工業・曽我めん・叶屋・さのめんなど、富士宮やきそば用の麺を作っている製麺所がいくつかあり、各店がそれぞれ好みの麺を仕入れて使っています。

お店ごとに「麺の太さ」「コシの強さ」「風味」が微妙に違うので、食べ歩きをすると「この店は麺が短めで食べやすい」「ここはむちっと重め」など、麺の個性を比べる楽しさもあります。




2-3 ② コクの元「肉かす(肉カス)」|豚の背脂の旨み

肉かす(イメージ画像)
肉かす(イメージ画像)

二つ目の大きな特徴が、「肉かす(肉カス)」です。

肉かすとは、豚の背脂を揚げたあとに残る“かす”の部分のこと。カリッとした食感と、じゅわっと広がる脂のうま味があり、富士宮やきそばに独特のコクと香ばしさをプラスしてくれます。

昔は、豚肉そのものが高価でなかなか手に入らなかった時代に、精肉店から出る背脂の“残り”を無駄にせず使ったのが始まりだと言われています。いわば「もったいない精神」から生まれた、知恵の具材です。

今でも、肉かすをカリッと炒めて油を出し、その脂で麺やキャベツを炒めることで、

  • ソースだけでは出ない深いコク
  • 炒め物らしい香ばしい香り

が引き立ちます。

肉かすが手に入りにくい地域では、豚バラ肉などで代用して作ることもできますが、やはり本場で食べる「肉かす入り」の一皿は別格です。

2-4 ③ 仕上げの「だし粉」|ふわっと香る魚の風味

だし粉をかける(イメージ画像)
だし粉をかける(イメージ画像)

三つ目の特徴が、仕上げにふりかける「だし粉」です。

だし粉は、イワシ・サバなどの削り節を細かく砕いた粉で、「魚粉」「削り粉」と呼ばれることもあります。

焼き上がった富士宮やきそばの上に、青のり感覚でこのだし粉をさっと振りかけると、湯気といっしょに魚介系の香りがふわっと立ちのぼり、ひと口目から「だしの効いた焼きそば」をはっきり感じることができます。

ソースの濃さだけでなく、だし粉によるうま味と香りの“二段構え”になっているのが、富士宮やきそばの大きなポイントです。


2-5 ④ キャベツ・ラード・紅ショウガなど“らしさ”を作る要素

キャベツ多めでやきそば作り

麺・肉かす・だし粉以外にも、富士宮やきそばらしさを作る要素があります。

  • キャベツ多め
    シャキシャキしたキャベツがたっぷり入ることで、
    コシのある麺との食感のコントラストが楽しめます。
  • ラードのコク
    肉かすから出る脂に加え、ラードを使うことで、
    しっかりとしたコクと香ばしさがプラスされます。
  • 紅ショウガや青のり
    見た目のアクセントに紅ショウガを添えたり、
    青のりをふりかけるスタイルも定番です。

こうした要素が合わさることで、
「ソース焼きそば」よりも一段とパンチがあり、
食べ応えのある一皿に仕上がっています。


このように、富士宮やきそばは専用麺・肉かす・だし粉・キャベツやラードの使い方など、いくつかのポイントが組み合わさってできあがる“ご当地仕様の焼きそば”です。

次の章では、こうした特徴がどのような歴史のなかで生まれ、今のスタイルに育ってきたのか、発祥やまちおこしのストーリーを見ていきましょう。

3.富士宮やきそばの発祥と歴史|戦後のまかない料理から全国ブランドへ

3-1 戦後の食糧難から生まれた“腹持ちのいい一皿”

昔ながらのお好み焼き屋・食堂風の店内(イメージ画像)
昔ながらのお好み焼き屋・食堂風の店内(イメージ画像)
富士宮焼きそば
富士宮やきそば / by cinefil_

富士宮やきそばのルーツは、戦後まもない食糧難の時代までさかのぼると言われています。

当時はお米が貴重で、お腹をしっかり満たせる小麦粉料理が重宝されていました。富士宮のまちでも、門前町の通りや住宅街の一角に、小さなお好み焼き屋や駄菓子屋のような店が並び、

  • 小麦粉を水で溶いて焼いた“お好み焼きもどき”
  • 少しの野菜と麺を使った、簡単な焼きそば

といった、安くてボリュームのあるメニューが子どもたちや労働者のお腹を満たしていました。

そのなかで、

  • 近くの製麺所から仕入れた、コシの強い蒸し麺
  • 精肉店やラード屋から出る「肉かす」
  • 削り節を砕いた「だし粉」

といった、地元で手に入りやすい素材を組み合わせて作られたのが、いまの「富士宮やきそば」の原型だとされています。

“安くて腹持ちがよくて、おいしい”——そんな実用的な理由から、富士宮やきそばはまちの日常食として定着していきました。

3-2 「富士宮やきそば学会」の誕生とB-1グランプリ連覇

時代が進むにつれ、全国各地で“ご当地グルメ”が注目されるようになると、富士宮やきそばも「どこか他と違う焼きそば」として少しずつ知られるようになります。

しかし、ただ人気が出るだけでは、

  • どこまでが“本物”の富士宮やきそばなのか
  • 味やイメージをどう守るのか

といった課題も生まれます。

そこで、地元の有志たちが立ち上げたのが
「富士宮やきそば学会」です。

学会は、

  • 地元の製麺所や飲食店と連携し、「富士宮やきそば」のルールやスタイルを整理する
  • アンテナショップの運営やイベント出店を通して、外から訪れる人に味わってもらう
  • “富士宮やきそば”の名称やブランドを守るための活動を行う

といった取り組みを続けてきました。

その成果が一気に花開いたのが、B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」です。
富士宮やきそばはこの大会で、連続グランプリという快挙を達成し、一躍「B級グルメブームの象徴」のような存在になりました。

テレビや雑誌がこぞって取り上げ、「一度は本場で食べてみたい焼きそば」として全国から人が集まるようになっていきます。

3-3 “まちおこし”の成功例としての富士宮やきそば

富士宮やきそばの面白いところは、単に「おいしい名物ができた」だけでなく、
まち全体の活性化につながったという点です。

  • 富士宮やきそばをきっかけに、観光客が富士宮市を訪れる
  • お店で食べて「おいしい」と感じた人が、麺やソースをお土産に買って帰る
  • それが口コミやSNSで広がり、さらに知名度が高まる

という良い循環が生まれ、経済効果の面でも全国から注目される存在になりました。

また、富士宮やきそば学会を中心に、観光マップの整備やイベントの企画、アンテナショップの運営などが行われ、「まち全体でひとつの料理を育てていく」というスタイルが築かれています。

いまや富士宮やきそばは、単なる“B級グルメ”を超えて、「地域の人・店・観光が一体となった、まちおこしの成功例」として、他地域からも研究される存在になりました。

3-4 海外イベントやジャパンフェスへ——世界に広がる焼きそば

近年では、富士宮やきそばは日本国内だけでなく、海外のジャパンフェスティバルやイベントにも出店するようになり、“世界に広がる焼きそば”としても少しずつファンを増やしています。

現地の人にとっては、
「Noodles with special texture(独特の食感の麺)」
「Fried noodles with dried fish powder(魚のだし粉をかけた焼きそば)」
といった形で紹介されることも多く、
日本独自の“だし文化”や、もったいない精神から生まれた「肉かす」の活用など、
ストーリー性のある一皿として受け入れられています。


このように、富士宮やきそばは

  • 戦後のまかない料理として生まれ
  • 地元の人の工夫と“もったいない精神”に支えられ
  • 学会やB-1グランプリをきっかけに全国区となり
  • いまでは世界にも広がりつつあるご当地グルメ

として発展してきました。

次の章では、こうした歴史の中で育まれてきた麺・具材・ソース・トッピングの「富士宮ならではの楽しみ方」や、実際に食べるときのポイントについて、もう少し具体的に見ていきます。

4.麺・具材・ソースで味わう“富士宮らしさ”|食べ方とアレンジ

4-1 麺の食感と香りを楽しむ、基本の食べ方

富士宮やきそばを一番シンプルに楽しむなら、まずは「麺を主役」にして味わうのがおすすめです。

お店で出てきたお皿を前にしたら、いきなりソースやマヨネーズを足したりせず、まずは何もかけずにひと口 食べてみてください。

  • 蒸し麺ならではのむちっとした弾力
  • 表面は香ばしく、中はモチモチとした独特の噛みごたえ
  • 肉かすとラードの香ばしさがソースに溶け込んだ風味

が、ダイレクトに感じられるはずです。

そのあとで、

  1. だし粉を少し全体になじませて、魚介の香りをプラス
  2. 紅ショウガを箸休めに挟みながら、脂のコクとの対比を楽しむ
  3. 好みでマヨネーズや七味を少量ずつ足して、味変する

といった順番で味わうと、皿の中でどんどん表情が変わっていきます。

麺は時間が経つと鉄板の余熱やソースを吸って、香ばしさ・弾力・しっとり感のバランスが少しずつ変化していきます。最後のひと口まで、その変化を楽しみながら味わってみてください。

4-2 定番トッピングと人気の盛り付けスタイル

富士宮やきそばは、基本形だけでも十分個性がありますが、トッピングによってさらに自分好みの一皿に仕上げられます。

定番人気のトッピング

富士宮やきそば目玉焼きのせ
富士宮やきそば目玉焼きのせ
  • 目玉焼きのせ
    半熟の黄身を崩して麺にからめるスタイル。
    まろやかさが加わり、子どもにも人気の組み合わせです。
  • イカ・エビ・豚肉増し
    海鮮やお肉を増量すると、“おかず感”がアップしてご飯にもよく合います。
  • チーズトッピング
    ソースとだし粉にチーズのコクが加わり、洋風の香りがプラス。
    若い世代を中心に、じわじわ人気が広がっているアレンジです。
  • ホルモン入り
    もつ煮込みのような味わいが加わり、ビールや日本酒のおつまみとしてもぴったり。
    ガツンとした濃い味が好きな方におすすめです。

盛り付けスタイルのバリエーション

鉄板皿の富士宮やきそば
鉄板皿の富士宮やきそば
  • 鉄板のまま、アツアツ提供
    最後まで熱々のまま食べられるスタイル。
    麺の底が少しパリッと“おこげ風”になるのもまたおいしさの一部です。
  • お好み焼きとのハーフ&ハーフ(しぐれ焼き風)
    お好み焼きの生地と焼きそばを一緒に焼き上げる“しぐれ焼き”スタイルや、
    半分お好み焼き・半分やきそばのワンプレートなど、粉もの好きにはたまらない盛り付けもあります。
  • 大盛り・メガ盛り系
    学生さんやがっつり食べたい方向けに、大盛りやメガ盛りを用意するお店も。
    友だち同士でシェアして楽しむのにもぴったりです。

同じ「富士宮やきそば」でも、トッピングや盛り付けによって印象がガラッと変わるので、初めての方はまず定番、2回目以降は自分好みのアレンジに挑戦してみると楽しみが広がります。

4-3 子どもから大人まで楽しめる、富士宮やきそばの魅力

富士宮やきそばを皆で食べる(イメージ画像)
富士宮やきそばを皆で食べる(イメージ画像)

富士宮やきそばが“まちのソウルフード”として親しまれている理由のひとつが、
子どもから大人まで、幅広い世代がおいしく食べられる味であることです。

  • 甘めのソースとキャベツの甘みで、子どもも食べやすい
  • 肉かすやラードのコク、だし粉の香りで、大人の舌も満足
  • 麺のボリュームと腹持ちの良さで、部活帰りの学生や働く人のお腹もしっかり満たせる

さらに、観光客にとっては

  • 富士山観光や浅間大社参拝の合間に、サッと食べられる一皿料理
  • お宮横丁などで、家族や友人と食べ歩きしながらシェアしやすいメニュー

としても人気があります。

同じテーブルで、子どもは目玉焼きのせやきそば、大人はホルモン入りやおつまみ系トッピングで一杯、という楽しみ方ができるのも、富士宮やきそばの懐の深さです。


ここまでで、「富士宮やきそばをどう味わうか」という楽しみ方のイメージが少し湧いてきたのではないでしょうか。

次の章からは、いよいよ
「本場で食べるならどこのお店がいいのか?」
という視点で、エリア別・目的別におすすめ店を紹介していきます。

5.本場で食べるならここ!エリア別おすすめ店ガイド

※各店の営業時間・定休日・メニューは変わることがあります。お出かけ前に、公式サイトやグルメサイトで最新情報をご確認ください。

5-1 富士山本宮浅間大社・お宮横丁周辺|“初めての富士宮やきそば”におすすめエリア

富士山本宮浅間大社の目の前にある「お宮横丁」は、観光客が一度に何軒も食べ比べできる富士宮やきそばの拠点エリアです。

お宮横丁①
お宮横丁②

代表的なお店は次の通りです。

富士宮やきそばアンテナショップ

富士宮やきそば学会直営アンテナショップ
富士宮やきそば学会直営アンテナショップ

富士宮やきそば学会が運営に関わる公式店。「まずは基本の味を知りたい」という方にぴったりで、富士宮やきそばのお手本のような一皿が味わえます。

すぎ本 お宮横丁店

すぎ本 お宮横丁店
すぎ本 お宮横丁店
すぎ本の富士宮やきそば
すぎ本の富士宮やきそば

昭和23年創業の老舗「鉄板焼 すぎ本」の横丁店。イカ入りやきそばなど、鉄板焼きと一緒に楽しめるメニューが人気です。

むすびや

ソース焼きそばに加え、塩味の富士宮やきそばも提供。ソースと塩を食べ比べたい方におすすめです。

お宮横丁は、屋外の共用スペースで気軽に食べられるのもポイント。家族や友人同士で、それぞれ違う店の焼きそばを買ってシェアする楽しみ方もおすすめです。

ここずらよ

ここずらよ
ここずらよ

富士山本宮浅間大社駐車場敷地内にある店舗。基本に忠実な味わいで、浅間大社参拝と合わせて立ち寄る人も多いお店です。

いっぷく亭

浅間大社やお宮横丁にも近い老舗。観光の合間に、落ち着いて富士宮やきそばを味わいたい方に向いています。

5-2 富士宮駅周辺|電車旅でも立ち寄りやすい有名店・老舗

JR富士宮駅から歩いて行けるエリアには、観光客にも地元にも人気の老舗が集まっています。

鉄板焼 すぎ本(本店)

昭和23年創業の老舗鉄板焼店。富士宮駅からアクセスしやすく、富士宮やきそばはもちろん、鉄板焼きメニューも豊富です。

虹屋ミミ

メディア露出も多い有名店。ソースで麺をていねいにほぐし、油脂控えめで後味の良いスタイルが特徴です。「やきそば鉄人グランプリ」優勝経験もあり、個性的なメニューも楽しめます。

電車旅の方は、
「富士宮駅周辺 → 浅間大社・お宮横丁」というルートで歩きながら、
数軒の焼きそば店をハシゴするのもおすすめです。

5-3 車で行きやすい郊外の名店・ローカル人気店

車での観光なら、少し足を延ばして住宅街や郊外の老舗を巡るのも楽しいコースです。
観光客だけでなく、地元の常連さんに長く愛されているお店が多いのが特徴です。

うるおいてい(本店)

富士宮やきそばを語るうえで外せない代表的な名店。
ボリュームのある焼きそばと濃厚な味わいで、行列ができることも多い人気店です。

お好み食堂 伊東

富士宮やきそばの正統派の味としっかりしたボリュームで、
市内外のファンから支持される老舗食堂。
アニメ『ゆるキャン△』の聖地としても知られ、聖地巡礼のファンにも人気です。

さの・さの食堂

独自の麺と焼き方にこだわる人気店「さの」と、その姉妹店「さの食堂」。
名物の「しぐれ焼き」や、揚げたての肉かすが香ばしい焼きそばが評判です。

ゆぐち

地元で長く愛される老舗。ホルモン系メニューも充実していて、
がっつり食べたい方やビールと一緒に楽しみたい方にもおすすめです。

むめさん・じねん坊・大阪屋 など

むめさんのしぐれ焼き
むめさんのしぐれ焼き

「むめさん」や「じねん坊」は座敷席もあり、家族連れでもくつろぎやすい雰囲気。
「大阪屋」は昔ながらの家庭的なムードで、やさしい味わいの焼きそばが楽しめます。

こうした郊外の老舗は、
“観光地価格”ではない日常の一皿としての富士宮やきそばに出会えるのが魅力です。

5-4 個性派・穴場&食堂系|ゆっくり腰を据えて味わいたい人へ

「有名店は一通り行った」「次は少しマニアックなお店にも行ってみたい」
という方におすすめなのが、個性派・穴場系のお店です。

やまだ食堂

定食メニューやサイドメニューも人気で、地元民からの評価が高い食堂。
焼きそばだけでなく、“町の食堂ごはん”と一緒に楽しみたい方に向いています。

めんの叶屋(製麺所直営)

富士宮やきそば用の麺を製造する製麺所の直営店。
店内で焼きそばを食べられるほか、麺やソースをお土産に購入できるのも魅力です。

前島・まごころ・鉄板焼ちゃん・すぎやま・平石屋・天神橋 ほか

いずれもそれぞれにこだわりと個性があり、麺のかたさ、肉かすの香ばしさ、ソースの甘辛バランスなど、お店ごとの違いをじっくり味わいたい方におすすめです。

花の下のレストラン

定番の富士宮やきそばに加え、創作料理も楽しめるお店。
観光の合間に、ゆっくりランチやディナーを楽しみたいときにぴったりです。

こうしたお店では、観光地ど真ん中の賑やかさとはまた違う、
「地元の暮らしに溶け込んだ富士宮やきそば」を味わうことができます。

5-5 テイクアウト・屋台で楽しむ富士宮やきそば

屋台のやきそば

店内だけでなく、テイクアウトや屋台で気軽に楽しめるのも富士宮やきそばの魅力です。

  • 道の駅(例:道の駅 朝霧高原)や市内の物産店、スーパーでは、
    持ち帰り用のパックや冷凍焼きそば、お土産用の麺セットなどが充実。
  • お宮横丁内の「アンテナショップ」「むすびや」「ここずらよ」「すぎ本」など、
    テイクアウト対応の店も多く、外のベンチや公園でのピクニックにも便利です。
  • 11月の「富士宮まつり」など、市内のイベントでは屋台スタイルの富士宮やきそばが定番。
    お祭りの熱気と一緒に名物を味わえる、特別感のある食べ方です。

この章では、
「どのエリアで、どんな雰囲気のお店を選べばいいか」という視点で、
本場・富士宮のおすすめ店をご紹介しました。

次の章では、
自宅でも楽しめる富士宮やきそばの作り方や、お取り寄せ・お土産情報について、
分かりやすくご紹介していきます。

6.自宅で楽しむ本格派!|富士宮やきそばのレシピと作り方のコツ

6-1 市販セット(マルモなど)を使った基本レシピ

最近は、富士宮市内のスーパーや物産店はもちろん、
ネット通販でも「富士宮やきそばセット」が手に入りやすくなりました。

多くのセットには、

  • 専用の蒸し麺
  • ソース
  • だし粉
  • 肉かす(またはラード)

などがひとまとめになって入っています。
ここでは、市販セットを使った基本の作り方を押さえておきましょう。

(1)材料の目安(1人前)

  • 富士宮やきそば用 蒸し麺 … 1玉
  • 肉かす … 大さじ1〜2(好みで調整)
  • キャベツ … ひとつかみ(ざく切りでお茶碗半分くらい)
  • 好みの具 … 豚こま肉少々、もやし、玉ねぎなど
  • 付属ソース … 1人前分(パッケージの表示に従う)
  • だし粉 … 小さじ1前後(仕上げ用)
  • サラダ油 or ラード … 適量

(2)下ごしらえ

  • キャベツはざく切り、豚肉は一口大に。
  • 麺は袋の上から軽くほぐし、固まっている場合は
    ほんの少しだけレンジで温めるか、袋のまま常温にしばらく置いておきます。
    ※水をかけすぎるとコシが弱くなるので注意します。

(3)フライパンで焼く手順

フライパンで作る富士宮やきそば
フライパンで作る富士宮やきそば
  1. フライパンに油を熱し、肉かすを先に炒める
    • 肉かすがカリッとしてきたらOK。
    • ここで出てきた脂が“味のベース”になります。
  2. 肉やキャベツなどの具材を加えて炒める
    • 火が通るまでサッと炒め、塩こしょうを少し振っておくと下味が決まります。
  3. 蒸し麺を投入し、水はできるだけ加えずにほぐす
    • セットによっては、少量の水か出汁を加える指示があるので、
      パッケージの説明に従いつつ、入れすぎないように注意します。
    • 菜箸でほぐすだけでなく、ヘラで押し付けるように焼くと、
      底が少し香ばしくなり、富士宮らしい食感に近づきます。
  4. 全体に火が通ってきたら、ソースを回しかける
    • 麺・具材にソースがムラなく絡むように手早く炒め合わせます。
  5. 皿に盛り、仕上げにだし粉をふりかける
    • 好みで青のりや紅ショウガ、マヨネーズを添えたら完成です。

ポイントは、

  • 水を入れすぎないこと
  • 麺を押し付けるように焼いて香ばしさを出すこと

この2つです。これだけで、かなり「本場の一皿」に近づきます。

6-2 肉かす・だし粉の使い方とタイミング

富士宮やきそばらしさを左右するのが、肉かすとだし粉の使い方です。

肉かすのコツ

  • 最初に炒める
    フライパンに油と一緒に入れ、軽くカリッとするまで炒めて脂を出します。
  • 焦がしすぎない
    黒くなるまで炒めると苦味が出てしまうので、
    「こんがりきつね色+香ばしい香り」が出てきたところで次の具材を入れます。

この脂で具と麺を炒めることで、
ソースだけでは出せない深いコクと香ばしさが生まれます。

だし粉のコツ

  • 火を止めてから、仕上げにふりかける
    焼いている途中に入れすぎると、香りが飛びやすく、
    せっかくの風味がもったいないです。
  • 皿に盛ってから、上から全体にふんわりと振ることで、
    湯気と一緒に魚介の香りが立ちのぼる状態になります。

テーブルにだし粉を置いておき、
食べながら「追いだし粉」をするのもおすすめです。

6-3 肉かすやだし粉が手に入りにくいときの代用アイデア

地方によっては、肉かすや専用のだし粉が手に入りにくい場合もあります。
そんな時は、完全に同じ味にはなりませんが、次のような代用で
「なんちゃって富士宮やきそば」を楽しむこともできます。

肉かすの代わりに

  • 豚バラ肉+ラード
    豚バラを小さく刻んでじっくり炒め、脂をしっかり出してから具材・麺を入れます。
    ラードがあれば少量足すと、より近いコクが出ます。
  • ベーコンやパンチェッタ
    塩味が強いものが多いので量は控えめに。
    香ばしさと脂のコクをプラスするイメージです。

だし粉の代わりに

  • かつお節やいりこをミキサーで粉状にする
    乾物を粉砕して自家製魚粉を作れば、だし粉の代わりになります。
    少量の青のりを混ぜると、見た目も雰囲気が近づきます。
  • 市販の「魚粉」「ラーメン用だし粉」
    お好み焼きやラーメンコーナーに置かれている魚粉を使うのも手軽です。

いずれも「本物そのもの」にはなりませんが、
「普通の焼きそば」とは一味違う、だしの効いた焼きそばとして十分楽しめます。

6-4 アレンジレシピ|目玉焼き・焼きそばパン・しぐれ焼き風 など

基本をマスターしたら、少しアレンジを加えて楽しんでみましょう。

アレンジ1:目玉焼きのせ富士宮やきそば

目玉焼きのせ富士宮やきそば
目玉焼きのせ富士宮やきそば
  • いつもの富士宮やきそばを作り、
    別のフライパンで半熟の目玉焼きを焼きます。
  • 盛りつけた焼きそばの上に目玉焼きをのせ、食べる直前に黄身を崩してからめます。

ソース+だし+卵のまろやかさが一体になり、子どもにも大人気の一皿です。

アレンジ2:富士宮やきそばパン

富士宮やきそばパン(イメージ画像)
富士宮やきそばパン(イメージ画像)
  • 富士宮やきそばを少し濃いめに味付けし、冷まします。
  • コッペパンやロールパンを軽くトーストして、バターを薄く塗り、
    焼きそばをたっぷり挟んで完成。

だし粉を少し多めに振り、パンにもしっかり味が伝わるようにすると、
「富士宮やきそばらしさ」が分かりやすくなります。

アレンジ3:しぐれ焼き風(お好み焼き+やきそば)

富士宮名物しぐれ焼き
富士宮名物しぐれ焼き
  • お好み焼きの生地を鉄板やフライパンに広げ、軽く焼き固めます。
  • その上に、少量の富士宮やきそばをのせて一緒に焼き、
    ソース・マヨネーズ・だし粉をかけて仕上げます。

生地のふわふわ感と、麺のモチモチ感が一度に楽しめる、
粉もの好きにはたまらない一品です。


自宅で作る富士宮やきそばは、
「本場の味を再現する楽しみ」と「自分好みにアレンジする楽しみ」の両方があります。

次の章では、
そんな自宅調理とも相性の良い、お土産・お取り寄せ・どこで買えるかについて、
もう少し具体的にご紹介していきます。

7.お土産・お取り寄せ・買える場所ガイド

7-1 製麺所・専門店で買う「本場の麺セット」

「家でもあのコシの強い麺で作ってみたい!」という方には、
富士宮市内の製麺所や専門店で売られている富士宮やきそばセットがおすすめです。

市内の主な製麺所では、それぞれ

  • 富士宮やきそば用の専用蒸し麺
  • オリジナルブレンドのソース
  • 仕上げ用のだし粉
  • 肉かすやラード など

をセットにした商品を販売しているところが多く、
お店によって「麺の太さ」「コシの強さ」「ソースの甘辛」が少しずつ違います。

観光で訪れた際は、

  • 富士宮駅周辺の売店
  • 富士山本宮浅間大社やお宮横丁近くの物産店
  • 製麺所直売コーナー

などで、“自分好みの麺セット探し”をしてみるのも楽しい時間です。

ポイント

  • 2〜3人前の少量パックから、大家族向け・ギフト向けのセットまで幅広くあります。
  • 賞味期限が短めの「要冷蔵タイプ」と、やや日持ちする「チルド・冷凍タイプ」があるので、
    持ち帰り距離や帰宅までの時間を考えて選ぶと安心です。

7-2 スーパー・サービスエリア・駅・空港で買う

富士宮やきそばは、富士宮市内だけのものではなく、静岡県内各地でも購入可能です。

  • 富士宮市内のスーパー
    (地元チェーンや大型スーパーの麺コーナー)
  • 静岡県内のサービスエリア・パーキングエリア
  • 静岡駅や新富士駅周辺のお土産店
  • 一部の百貨店・アンテナショップ など

では、富士宮やきそば用の「生麺セット」や、より日持ちのする「半生麺」「乾麺タイプ」「冷凍パック」などが並んでいることがあります。

車で旅行する方は、高速道路のサービスエリアをチェックすると、ご当地ラーメンやご当地カレーと並んで富士宮やきそばコーナーが設けられていることも少なくありません。

こんな人におすすめ

  • 旅行中の荷物を増やしたくない → サービスエリアで帰り際にまとめて購入
  • 冷蔵品の持ち運びが心配 → 半生・乾麺や常温タイプを選ぶと安心
  • 友人・職場へのばらまき土産 → 個包装になった乾麺・カップ麺タイプが便利

7-3 冷凍・チルド・インスタント・カップ麺で楽しむ

富士宮焼きそばの冷凍麺
富士宮焼きそばの冷凍麺 / photo by cinefil_
富士宮焼きそばのカップ麺
富士宮焼きそばのカップ麺 photo by cinefil_

「とりあえず雰囲気を味わってみたい」という方に便利なのが、
冷凍・チルド・インスタント・カップ麺などの“簡単調理タイプ”です。

  • フライパンで温めるだけの冷凍焼きそば
  • ソース・具材付きのチルドセット
  • お湯を注ぐだけで食べられるカップ焼きそば(富士宮やきそば風)
  • インスタント麺コーナーに並ぶ、ご当地焼きそばシリーズ

など、メーカーによってバリエーションも増えてきました。

もちろん、「本場のお店そのままの味」とまではいきませんが、

  • だし粉を別添えにしているもの
  • コシのある麺を再現しようと工夫されているもの

なども多く、“富士宮やきそば入門編”としては十分楽しいクオリティです。

まずはインスタントやカップ麺で雰囲気を試してみて、気に入ったら次は生麺や冷蔵セットでステップアップ、さらにその先に「本場・富士宮で食べ歩き」という楽しみ方もあります。



7-4 通販・お取り寄せセット・ふるさと納税で取り寄せる

近年は、多くの製麺所や専門店・物産店がネット通販に対応しており、日本全国どこからでも富士宮やきそばをお取り寄せできる時代になりました。

主なスタイルとしては、

  • 製麺所直送の生麺+ソース+だし粉セット
  • 肉かすやラードも含めたフルセット(数人前〜大容量)
  • 冷凍済みの焼きそばを温めるだけの簡単調理タイプ
  • 富士宮やきそば+富士宮産の肉や乳製品などを詰め合わせたギフトボックス

などがあります。



また、自治体によっては、ふるさと納税の返礼品として富士宮やきそばのセットが用意されていることもあります。

  • 「一度にたくさん届いても冷凍庫がいっぱいになる…」
    という場合は、分割配送に対応しているコースを選ぶ
  • お中元・お歳暮や手土産として送りたい場合は、
    熨斗(のし)やギフト包装に対応しているショップを選ぶ

といったポイントを押さえておくと、より使いやすくなります。



この章では、「どこで・どんな形で富士宮やきそばを手に入れられるか」を整理しました。

  • 現地の製麺所や物産店で買う「本場セット」
  • スーパーやサービスエリアで買う「気軽なお土産」
  • 冷凍・インスタント・カップ麺などの「お手軽タイプ」
  • 通販やふるさと納税で届く「お取り寄せセット」

など、ライフスタイルやシーンに合わせて選べるのも魅力です。

次の章では、富士宮やきそばがどのようにイベントや祭り・キッチンカーなどで活躍し、
まちおこしと結びついているのかを、もう少し詳しく見ていきます。

8.イベント・学会・キッチンカー|富士宮やきそばと“まちおこし”

8-1 富士宮やきそば学会の活動とアンテナショップ

富士宮やきそば学会直営アンテナショップ
富士宮やきそば学会直営アンテナショップ

富士宮やきそばがここまで有名になった裏側には、市民有志による「富士宮やきそば学会」の存在があります。

富士宮やきそば学会は、

  • 富士宮やきそばの歴史や文化を掘り起こして整理する
  • 製麺所や飲食店と連携して、品質やイメージを守る
  • イベント出店や情報発信を通じて、まち全体のPRにつなげる

といった役割を担ってきました。

その“顔”ともいえるのが、富士山本宮浅間大社の隣・お宮横丁にある「富士宮やきそば学会アンテナショップ」です。

アンテナショップでは、

  • 学会が提唱する“基本形”に忠実な富士宮やきそばが食べられる
  • 麺やソース、だし粉などのセット商品が購入できる
  • パンフレットやマップで、まち中のやきそば店情報をチェックできる

など、「富士宮やきそばの案内所」のような役割を果たしています。

初めて富士宮を訪れる方にとっては、

  1. まずアンテナショップで“基準の一皿”を味わう
  2. そのあと別の店で、麺や味付けの違いを食べ比べてみる

という回り方をすると、「本場の富士宮やきそばの世界」がとても分かりやすくなります。

8-2 B-1グランプリ・ご当地グルメイベントでの活躍

第4回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦
第4回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦 / photo by Masaru Kamikura

富士宮やきそばの名前を一気に全国区に押し上げたのが、ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」です。

学会や地元のお店・ボランティアスタッフが力を合わせて出店し、行列の絶えないブースとなったことで話題となりました。
B-1グランプリでの連続グランプリ受賞は、

  • 「富士宮やきそば=B級グルメの王者」
  • 「一度は本場で食べてみたい焼きそば」

というイメージを全国に広げる大きなきっかけになりました。

その後も、各地のご当地グルメイベントや物産展、百貨店のフェア、地方の“まちおこしイベント”などに招かれ、富士宮やきそばのブースが登場する機会が増えています。

イベント会場では、

  • 学会の法被を着たスタッフが鉄板で一気に焼き上げるライブ感
  • できたてアツアツの富士宮やきそばを、紙皿やトレイで立ち食いする楽しさ

も含めて、「イベントそのものの盛り上がりの中心」になることがよくあります。

8-3 祭り・イベント・キッチンカー|“まちの日常”に溶け込んだ一皿

屋台・祭りでの富士宮やきそば(イメージ画像)
屋台・祭りでの富士宮やきそば(イメージ画像)

富士宮やきそばは、観光客向けの特別な料理というよりも、
地元の人々にとっては“祭りといえばこれ”という存在でもあります。

地元の祭り・イベントでの屋台

  • 11月の「富士宮まつり」
  • 地区の夏祭り・花火大会
  • 学校や地域のイベント

など、市内各地の行事では、必ずと言っていいほど富士宮やきそばの屋台が並びます。

湯気の立ちのぼる鉄板を囲んで、地元の人も観光客も一緒になって焼きそばを頬張る光景は、富士宮の“日常の風景”のひとつです。

キッチンカー・移動販売

最近では、富士宮やきそばを提供するキッチンカーや移動販売車も活躍しています。

  • 市内のイベント会場
  • 近隣市町村のフェスやマルシェ
  • 県外のご当地グルメフェア

など、鉄板を積んだキッチンカーが各地に出張し、「富士宮の味」をそのまま届けています。

観光で訪れたタイミングによっては、浅間大社の周辺や公園、市役所前など、思いがけない場所でキッチンカーの焼きそばと出会えることもあります。


このように、富士宮やきそばは

  • 学会の活動とアンテナショップによって“ブランド”として育てられ
  • B-1グランプリや各地のイベントで“スター選手”として活躍し
  • 祭りやキッチンカーを通じて“まちの日常の風景”にも溶け込んでいる

という、とてもユニークなご当地グルメです。

次の章では、そんな富士宮やきそばを「どの観光スポットと組み合わせて楽しむといいか?」という視点で、モデルコースの例をご紹介していきます。

9.富士宮観光と一緒に楽しむモデルコース

「せっかく本場まで行くなら、観光とセットで楽しみたい」
──そんな方のために、富士宮やきそばを組み込んだモデルコースをいくつかご紹介します。

あくまで一例ですので、出発時間や移動手段、ご家族構成などに合わせて無理のない範囲でアレンジしてみてくださいね。

9-1 半日コース(徒歩メイン)

富士山本宮浅間大社
富士山本宮浅間大社
静岡県富士山世界遺産センター
静岡県富士山世界遺産センター

浅間大社参拝+お宮横丁で富士宮やきそば+世界遺産センター

所要時間の目安:3〜4時間/移動手段:徒歩+電車・車どちらでもOK

  1. 富士山本宮浅間大社を参拝
    • 富士山信仰の中心ともいえる浅間大社で、まずは旅の安全祈願。
    • 境内をゆっくり散策し、湧玉池(わくたまいけ)周辺の清々しい雰囲気も味わえます。
  2. お宮横丁で富士宮やきそばランチ
    • 浅間大社の鳥居を出てすぐ向かい側にあるのが「お宮横丁」。
    • アンテナショップをはじめ、複数の富士宮やきそば店が集まっているので、
      ひと皿をシェアしたり、2〜3軒食べ比べすることもできます。
    • やきそばだけでなく、ジェラートや地元スイーツ、お土産物も充実しています。
  3. 静岡県富士山世界遺産センターを見学
    • お宮横丁から徒歩圏内。
    • 富士山の成り立ちや自然・信仰の歴史を、大型模型や映像展示で学べる施設です。
    • 展望テラスからは、天気が良ければ逆さ富士のようなシルエットを楽しめることも。
  4. 再びお宮横丁・浅間大社周辺でお土産タイム
    • 気に入った麺セットやだし粉などがあれば、このタイミングで購入しておくと楽です。
    • カフェや甘味処でひと休みして、ゆっくり駅へ戻ります。

「半日だけ富士宮に寄りたい」「電車旅でさくっと回りたい」
という方にぴったりの、お手軽コースです。

9-2 1日コース(ドライブ向け)

白糸の滝
白糸の滝
道の駅朝霧高原
道の駅朝霧高原

白糸の滝+道の駅朝霧高原+市街地で富士宮やきそば

所要時間の目安:1日/移動手段:車・レンタカー推奨

  1. 午前:白糸の滝を散策
    • 世界遺産構成資産のひとつでもある名瀑・白糸の滝へ。
    • 遊歩道を歩きながら、富士山の湧き水が織りなす景観をゆっくり楽しみます。
    • 夏場はとくに涼しく、マイナスイオンたっぷりのスポットです。
  2. 道の駅 朝霧高原で高原ランチ&買い物
    • 朝霧高原の牧場風景を眺めながら、乳製品やソフトクリームを味わえます。
    • 地元野菜や加工品も充実しているので、旅のお土産探しにも最適です。
  3. 午後:富士宮市街地へ移動し、富士宮やきそばの名店へ
    • 富士宮駅周辺や郊外の人気店(うるおいてい・すぎ本・お好み食堂 伊東 など)を目指します。
    • ランチタイムを少し外した時間帯を狙うと、比較的入りやすいことが多めです。
  4. 浅間大社・お宮横丁周辺をぶらり散歩
    • 時間に余裕があれば、浅間大社に立ち寄って参拝したり、
      お宮横丁で軽めのスイーツやサブお土産をプラス。
  5. 帰路へ
    • 高速道路を使う場合は、帰りのサービスエリアで
      富士宮やきそばの乾麺やカップ麺を追加で買っておくのもおすすめです。

「自然もグルメも両方欲張りたい」というドライブ旅には、
白糸の滝+朝霧高原+富士宮市街地という組み合わせが鉄板です。

9-3 “ゆるキャン△”など作品ゆかりのスポットと一緒に楽しむ

近年、富士宮周辺はアニメ・漫画作品の舞台としても注目されており、とくに『ゆるキャン△』のファンにとっては“聖地巡礼スポット”が点在しています。

聖地巡礼+富士宮やきそばの一例としては、こんな回り方もあります。

  1. 朝霧高原・キャンプ場エリアをドライブ
    • 作品に登場するキャンプ場や、モデルになったとされるスポットを車で巡ります。
    • 実際にキャンプをする場合は、チェックイン時間に合わせてゆったりとしたスケジュールを。
  2. お好み食堂 伊東 など、作品にゆかりのあるお店へ
    • 作中で登場するメニューに近いものを味わえることもあり、ファンにとってはテンションが上がる時間です。
    • お店や周囲のお客さんの迷惑にならないよう、写真撮影やマナーには配慮しましょう。
  3. 浅間大社・世界遺産センターで富士山の眺めを満喫
    • 作品をきっかけに富士山が好きになった方には、実際の富士山の姿や信仰の歴史に触れられるスポットとしておすすめです。
  4. 帰りに製麺所や物産店でお土産購入
    • 富士宮やきそばの麺セットを買って帰れば、自宅で“キャンプ飯風”に富士宮やきそばを作る楽しみも広がります。

このように、富士宮やきそばは

  • 半日だけの寄り道観光
  • 自然景観と組み合わせた1日ドライブ
  • アニメ・漫画の聖地巡礼コース

など、さまざまな旅のスタイルに組み込みやすいご当地グルメです。

次の章では、実際によくいただく疑問や検索ニーズをもとに、「富士宮やきそばQ&A」として、ポイントをコンパクトに整理していきます。

10.富士宮やきそばQ&A|よくある質問まとめ

富士宮やきそばについて、実際によく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめました。気になるところだけ拾い読みしていただいても大丈夫です。

Q1.富士宮やきそばは、普通の焼きそばと何が一番違うの?

A.いちばん大きい違いは「麺」と「肉かす」「だし粉」です。

  • 蒸したあとに茹でず、油でコーティングした専用の蒸し麺
  • 豚の背脂を揚げた「肉かす」を具材と油の代わりに使うこと
  • 仕上げにイワシなどの「だし粉」をふりかけること

この3つが合わさることで、

  • コシの強い独特の麺の食感
  • ソース+肉かすのコク
  • ふわっと香る魚介の風味

が生まれ、普通のソース焼きそばとはひと味違う仕上がりになります。

Q2.どこの名物?「富士宮」と「富士」は違うの?

A.“富士宮やきそば”は「静岡県富士宮市」のご当地グルメです。

「富士山のふもと」と聞くと、富士市・富士宮市・山梨県側の富士吉田市などいろいろな地名が出てきますが、富士宮やきそばは“富士宮市”発祥の料理です。

“富士山やきそば”“富士山焼きそば”といった名前の商品も世の中にありますが、この記事で取り上げているのは、あくまで富士宮市の「富士宮やきそば」になります。

Q3.本場の味を楽しむなら、どこで食べるのが一番いい?

A.初めてなら「浅間大社+お宮横丁」エリアがわかりやすくておすすめです。

  • 富士山本宮浅間大社の目の前にあるお宮横丁
  • 富士宮やきそば学会のアンテナショップ
  • 駅周辺の老舗・有名店(うるおいてい・すぎ本・虹屋ミミ など)

このあたりを中心に回ると、

  1. “基本形”の味(アンテナショップなど)
  2. 老舗ごとの個性ある味(駅周辺・郊外の名店)

をバランスよく楽しめます。

「観光ついでに1〜2軒だけ」という場合は、浅間大社参拝 → お宮横丁で一皿という流れが迷いにくいです。

Q4.家で作るときのコツは? 普通の麺でもできますか?

A.本場に近づけるなら「水を入れすぎない」「麺を押し付けて焼く」の2点がポイントです。

理想は、富士宮やきそば用の専用麺と肉かす・だし粉を使うことですが、普通の焼きそば麺でも、次の点を意識すると“雰囲気”が近づきます。

  • 麺を入れるときに水を入れすぎない(ベチャッとさせない)
  • ヘラやフライ返しで麺をぎゅっと押し付けるように焼き、香ばしさを出す
  • かつお節や魚粉を上からふりかけて、だしの香りをプラスする

専用麺セットが手に入ったら、まずはパッケージのレシピ通りに作り、慣れてきたら肉や野菜の量・焼き加減で自分好みに調整してみてください。

Q5.どこで買える? 通販やふるさと納税はある?

A.現地・県内・通販の3パターンがあります。

  1. 現地(富士宮市内)で購入
    • 製麺所直売
    • お宮横丁や浅間大社周辺の物産店
    • 富士宮駅前の土産店・スーパー など
  2. 静岡県内・首都圏のスーパーやサービスエリア
    • ご当地商品コーナーに、富士宮やきそばの麺セットやカップ麺が並ぶことがあります。
  3. 通販・お取り寄せ・ふるさと納税
    • 製麺所直送のセット
    • 冷凍焼きそば
    • ふるさと納税の返礼品 など、バリエーションが豊富です。

「まずはお試し」であれば、少量セットや冷凍タイプ、「まとめ買い」や「贈り物」の場合は、大容量セットやギフトボックスを選ぶと便利です。

Q6.カロリーはどのくらい? 毎日食べても大丈夫?

A.一般的なソース焼きそばと同じく、“主食兼おかず”くらいのボリュームだと考えてください。

具材やソース量にもよりますが、麺1玉+肉+キャベツ+ソースの一皿で、おおよそご飯1膳+おかず1品分くらいのイメージです。

  • 肉かすやラードを使うぶん、脂の量はやや多め
  • キャベツがたっぷり入るので、野菜も同時にとれる

といった特徴があります。

毎日しっかり食べる主食というよりは、

  • 旅行や外食の楽しみとして
  • 家での“週末ごちそう焼きそば”として

バランスのよい食生活の中で楽しんでいただくのがよいと思います。

Q7.お店によって味はかなり違うの?

A.同じ「富士宮やきそば」でも、麺・具材・ソースの配分でかなり個性が出ます。

たとえば、

  • 麺の太さ・長さ・コシの強さ
  • 肉かすの量や、ラードの使い方
  • ソースの甘さ・辛さ・酸味
  • キャベツの量や、ホルモン・イカ・卵などトッピングの種類

などによって、同じ“富士宮やきそば”でも印象はガラッと変わります。

初めての方は「基本の一皿」を出すお店を、2回目以降は「ホルモン入りが評判」「しぐれ焼きが名物」など、個性派の店を巡って“自分の好みの富士宮やきそば”を探してみるのも楽しいです。

Q8.富士宮やきそば以外にも、富士宮の名物グルメはある?

A.はい、富士宮には他にもご当地グルメがいろいろあります。

  • 富士宮の湧き水を使った地酒や豆腐
  • 牧場の多い朝霧高原エリアの乳製品・ソフトクリーム
  • 富士山本宮浅間大社周辺の甘味・和菓子・お土産スイーツ など

富士宮やきそばを“メインディッシュ”に据えつつ、前後でカフェやスイーツを組み合わせると、1日を通して富士宮グルメを満喫できます。


このQ&Aで、疑問やイメージのギャップが少しでも解消されていればうれしいです。

次の章では、ここまでの内容を踏まえながら、「なぜ富士宮やきそばがここまで愛されてきたのか」というポイントを整理して、記事全体のまとめとしてお届けします。

11.まとめ|富士宮やきそばで富士宮の旅がもっと楽しくなる

富士宮やきそばは、単なる「ご当地焼きそば」ではなく、

  • 戦後の食糧難のなかで生まれた、安くて腹持ちのよい町のまかない飯
  • 地元の製麺所・精肉店・お好み焼き屋の工夫から育った、生活に根ざした一皿
  • 富士宮やきそば学会やB-1グランプリを通じて、まちおこしの象徴となったご当地グルメ

という、長い時間をかけて育まれてきた「物語のある料理」です。

そのおいしさの秘密は、

  • コシの強さが際立つ専用の蒸し麺
  • 豚の背脂を無駄なく使った肉かすのコク
  • 仕上げにふわっと香るだし粉のうま味

といった、いくつものこだわりが重なり合って生まれています。

本場・富士宮に来れば、

  • 浅間大社や世界遺産センター、お宮横丁をめぐる半日おさんぽコース
  • 白糸の滝や朝霧高原と組み合わせた1日ドライブコース
  • アニメ作品の聖地巡礼とあわせて楽しむファン向けコース

など、旅のスタイルに合わせて“富士宮やきそば時間”を組み込むことができます。

一方で、現地に行くのが難しい方でも、

  • 製麺所や物産店で売られる本場の麺セット
  • サービスエリアやスーパーで買えるお土産用セットやカップ麺
  • 通販・ふるさと納税で届くお取り寄せセット

を活用すれば、自宅のキッチンで「ちょっと特別な週末焼きそば」として楽しむこともできます。


旅先で一皿、本場の富士宮やきそばを味わう。気に入ったらお土産セットを持ち帰り、自宅でもう一度楽しむ。

そんなふうに、富士宮やきそばが「富士宮というまちそのものの記憶」と結びついて、何度でも思い出したくなる旅のワンシーンになればうれしく思います。

12.参考文献・リンク集

公的機関・観光情報

団体・事業者・ご当地グルメ関連

オンライン記事・レポート・その他


富士宮やきそば

富士宮焼きそばの通信販売【楽天市場】

周辺地図

富士宮焼きそばの関連動画

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