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西湖いやしの里根場|富士山を望む茅葺の里で体験と絶景を楽しむ【河口湖観光】

観光施設
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はじめに

富士山と西湖を望む茅葺(かやぶき)の集落「西湖いやしの里根場」は、約20棟の古民家が立ち並ぶ野外博物館型の観光スポット。散策しながら日本の原風景に触れ、陶芸や和紙、香づくりなどの体験、郷土料理や甘味、おみやげ選びまで一度に楽しめます。所要は1〜2時間が目安(体験・食事を入れるなら2〜3時間)。富士山がきれいに見える日は、茅葺屋根と山並みの“映える”写真も狙えます。

アクセスは河口湖ICから車で約25分河口湖駅から西湖周遊バスで約40〜50分とシンプル。無料駐車場(普通車約120台・バス20台)もあり、ドライブ旅でも公共交通でも訪れやすい立地です。

見どころは季節ごとに表情が変わる景観。春のしだれ桜秋の紅葉冬の雪景色は特に人気で、園内の「ふじみ橋」からの富士山ビューは定番の撮影スポットです。

この記事では、初めての方向けに「基本情報 → 歴史 → 見どころの歩き方 → 体験・食事・お土産 → 季節・便利情報 → アクセス → 周辺スポット」の順で、迷わず計画できる実用情報をやさしく紹介します。

第1章|基本情報(まずここだけ読めばOK)

総合案内所と園内マップ(イメージ画像)
総合案内所と園内マップ(イメージ画像)
西湖いやしの里根場案内マップ
西湖いやしの里根場案内マップ

名称・読み方:西湖いやしの里根場(さいこ いやしのさと ねんば)/英語:Saiko Iyashi no Sato Nenba。

所在地:〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710 TEL:0555-20-4677(総合案内所)。

営業時間

  • 3月〜11月 9:00–17:00(最終入場 16:30
  • 12月〜2月 9:30–16:30(最終入場 16:00
    ※年中無休(里内メンテナンスなどで臨時休館あり)。

入場料(施設保存協力金):大人(高校生以上)500円/小人(小・中学生)250円(※インターネット割引・団体割引あり、他割引との併用不可)。

所要時間の目安1〜2時間(体験や食事を含めると2〜3時間)。

園内の規模:茅葺民家が約20棟並ぶ野外博物館型の集落。

駐車場無料普通車120台・バス20台ほか)。

公式サイト:案内・割引券・最新情報は公式HPを参照(本文中URL掲載はせず、記事末の参考情報に一覧化)。

ひとことアドバイス:混雑を避けたい場合は午前中の入場がおすすめ。富士山がよく見える晴天日は写真映え抜群です。

第2章|ここが見どころ(写真映えスポット&歩き方)

まずは“定番構図”から。 里の中心をつなぐ遊歩道を上手に回ると、茅葺と富士山がワンフレームに収まる名所を効率よく巡れます。とくに「ふじみ橋」「見晴らし屋」は人気の撮影ポイント。茅葺屋根が連なる奥行きの先に、堂々と富士山がのぞきます。

ふじみ橋からの茅葺と富士山
ふじみ橋からの茅葺と富士山

歩きやすさ:傾斜地ですが、木質チップの遊歩道が整備されており、スニーカーなら快適。写真を撮りながらでも回りやすい導線です。

四季の“映え”ポイント

  • 春(4月中旬〜5月上旬):しだれ桜が茅葺をやさしく縁取り、桜×富士×茅葺の三拍子。澄んだ朝は特にコントラストがきれい。
  • :濃い緑と水辺の清涼感。水車小屋や小川沿いが爽やかなカットに。
  • 秋(10月下旬〜11月中旬):モミジやイチョウが茅葺を彩る「里山の秋」。順光の午前は色が素直に乗ります。
  • :雪の白、茅葺の茶、空の青。静けさが写真に写る季節。つららも被写体に。

撮影のコツ

  • 時間帯:混雑前の午前がベター。富士山が見える日は順光を活かすと衣装・茅の質感が映えます。
  • 構図:低めの位置から茅葺の屋根線をリードラインにして富士山へ視線誘導。ふじみ橋は視界が抜け、人物入りのスナップにも向きます。
  • 足元:段差・傾斜あり。滑りにくい靴推奨。雨上がりはチップ路が湿るので注意。

モデルルート(所要目安)

90分コース(景観+展示+甘味)

西湖いやしの里根場の水車小屋
西湖いやしの里根場の水車小屋

総合案内所 → ふじみ橋(定番カット)→ 水車小屋見晴らし屋(展望&原画展示)→ 茶処で団子や甘味休憩。
写真重視の“さくっと派”に最適。

150分コース(景観+体験1つ+ランチ)

総合案内所 → ふじみ橋 → 体験工房で陶芸/匂い袋などを1つ → 見晴らし屋里山 or みずもでランチ。
ゆっくり“体験まで”楽しむ王道プラン。


迷ったらここへ(スポット早見)

  • ふじみ橋:富士山×茅葺の決定版。まずはここ。
  • 見晴らし屋:展望+『まんが日本むかし話』原画。雨天でも寄りやすい。
  • 水車小屋:夏の清涼カットに。

第3章|歴史と“復活”の物語(やさしく解説)

かつて西湖の根場(ねんば)地区には、兜造り(かぶとづくり)の茅葺き民家が並ぶ集落があり、その美しさから「日本一美しい集落」と称されていました。武田氏の時代にはすでに村が形成されていたとも伝わります。

しかし1966年(昭和41年)9月25日未明、秋雨前線と台風の影響による記録的豪雨で山腹が崩壊し、当時「山津波」と呼ばれた土石流が集落を直撃。41棟のうち37棟が全半壊、住民235人中63人が犠牲(約27%)という大被害となり、集落は消滅しました。この災害は「足和田災害」として記録され、これを契機に“土石流”という言葉が公式に使われるようになったとされます。

その後、およそ40年を経て復元事業が始まり、2006年(平成18年)に「西湖いやしの里根場」としてオープン。段階的に棟数を増やし、2010年(平成22年)に20棟が完成してリニューアルオープンしました。

復元された民家は、当時の姿を伝える兜造り。屋根の形が端午の節句の兜に似ていることが名の由来で、2階に採光を取り、養蚕(ようさん)に適した環境をつくるという合理的なつくりです。材料には良質なススキが用いられました。

里内の砂防資料館では、足和田災害の記録や復興の歩み、土石流の仕組みを写真や映像で学べます。観光だけでなく、防災を学ぶ場としての役割も担っています。

一言まとめ
“失われた原風景”は、住民と町の手で再び形に。ここは癒やし学びの両方を体験できる場所です。

第4章|体験で楽しむ日本の伝統(価格目安つき早見表)

里内の茅葺き民家は、そのまま体験工房・資料館・お店として活用されています。短時間でも“日本の手しごと”に触れられるのが魅力です。所要や料金は各工房・季節で変わるため、当日または公式情報で最新を確認してください。

4-1 体験・レンタル 早見表(目安)

体験ジャンル主な内容所要の目安予約ひとこと
着物・鎧・忍者装束レンタル(火の見屋)着物・鎧兜・忍者など100種類以上から選択。プロが着付け。ふじみ橋付近で記念撮影が人気60–90分要予約3歳~利用可。里内のみ着用可/閉館までに返却
陶芸手びねり/型づくり/色付け など45–90分あると安心親子でも楽しみやすい王道体験
お香・練香・匂い袋調合して自分の香りを作る30–60分当日可あり仕上がりはその場で持ち帰り可
和紙・ちりめん細工(つるし飾り)小物・飾りを制作30–60分当日可あり季節の図案が楽しい
彫金・万華鏡打刻で模様づけ/ビーズで万華鏡30–60分当日可あり小さな作品で達成感
子ども向け(ちびっこ広場)昔遊び・小さな遊具15–30分不要待ち時間の調整に◎

※価格はおおむね¥1,000〜¥3,000台が目安(着物レンタルは別途)。詳細は当日掲示・公式でご確認ください。

4-2 着物レンタル(火の見屋)— 富士山×茅葺で“なりきり”撮影

着物・鎧兜などのレンタル(イメージ画像)
着物・鎧兜などのレンタル(イメージ画像)
着物の着付け(イメージ画像)
着物の着付け(イメージ画像)

内容

  • 着物・鎧兜・忍者装束など100種類以上の衣装から選べ、プロが着付け。お殿様/お姫様/戦国武将/忍者…となりきり体験ができます。
  • 撮影スポットは「ふじみ橋」付近が定番。茅葺きと富士山が一枚に収まる写真が狙えます。
  • 3歳以上から利用可。着用は里内限定閉館時間までに返却がルール。

利用方法のポイント

  • 完全予約制。希望時間の10–15分前に現地到着が安心。
  • 所要は60–90分目安(衣装選び→着付け→撮影)。週末・繁忙期は前後します。
  • 当日キャンセルは100%。時間変更・人数変更は前日までに。

撮影アドバイス

富士山と茅葺屋根を背景に撮影
富士山と茅葺屋根を背景に撮影
  • 午前は順光になりやすく、衣装の質感がきれいに写ります。
  • 刀や槍など小道具の取り扱いに注意し、他の来場者の動線を塞がないように。
  • 雨・強風時は屋外撮影を無理せず。建物の軒下・通路のやわらかい光も雰囲気◎。

ミニQ&A(よくある質問)

  • Q. 雨の日でも借りられる?
    A. 可能です。屋外撮影が難しい場合は、建物の軒下や通路での撮影を。裾が濡れやすいので歩幅は小さめに。
  • Q. サイズは?髪飾りはある?
    A. 子ども用~大人用まで幅広く用意。髪飾り・かんざし等の小物は数に限りがあるため、希望があれば予約時に相談を。
  • Q. 靴はどうする?
    A. ヒールの高い靴は不向き。低めの靴/スニーカー推奨。草履の有無は当日確認を。
  • Q. 里内以外へ出られる?
    A. 里内のみです。返却は閉館時間までに。

4-3 代表的な工房の例(抜粋)

陶と香のかやぬま

匂い袋づくり(イメージ画像)
匂い袋づくり(イメージ画像)

調合して作る匂い袋/練香(ねりこう)が人気。香原料を選ぶ工程が楽しく、そのまま持ち帰れます。

土あそび 富士炉漫窯

陶芸体験(イメージ画像)
陶芸体験(イメージ画像)

親子でも取り組みやすい手びねり色付け。素焼きレリーフの絵付けは短時間派に◎。

硝子と金工・ツパイ工房

万華鏡づくり(イメージ画像)
万華鏡づくり(イメージ画像)

万華鏡づくり彫金プレート。完成品は旅の記念にしやすいサイズ感。

富士山しるく

シルク巾着袋など、和の素材を生かした小物作り。

ちりめん細工・つるし飾り

ちりめん細工・吊るし飾り(イメージ画像)
ちりめん細工・吊るし飾り(イメージ画像)

四季のモチーフを選んで小物づくり。仕上がりが写真映え。

どの工房も当日予約可の枠があることが多いですが、繁忙期は事前予約が安心です。

4-4 子連れにうれしいポイント

  • ちびっこ広場:昔あそびや小さな遊具で気分転換。
  • 体験は30–60分の短時間メニューを選ぶと回しやすい。
  • 園内は段差・傾斜があるため、滑りにくい靴両手が自由になるバッグがおすすめ。

第5章|資料館と展示で学ぶ(短時間でも寄れる学びスポット)

散策の途中で立ち寄れる学びの拠点が里内に点在しています。歴史や自然、防災、昔のくらしをやさしく紹介しているので、雨の日暑い日のクールダウンにも便利です。

砂防資料館(防災を学ぶ)

砂防資料館(イメージ画像)
砂防資料館(イメージ画像)

1966年の足和田災害(土石流)を写真・資料・映像で伝える施設。被害の実相や土石流の仕組み、復興の歩みがまとめられており、「なぜこの里が復元されたのか」を理解できます。家族で防災を考えるきっかけにも。

ひとこと:展示は要点がまとまっていて短時間(15〜20分)でも回れます。

せせらぎ屋(西湖の自然と歴史)

西湖の自然や地域の歴史がテーマ。昔の暮らしの展示もあり、散策の休憩スポットとしても使いやすい落ち着いた空間です。

ひとこと:里山の季節感が分かるので、写真散策の前後どちらでも寄ると理解が深まります。

旧渡辺家住宅(養蚕民家/国登録有形文化財)

茅葺きの養蚕民家を公開。囲炉裏、かまど、蚕室など、江戸〜昭和初期の農村生活を伝える貴重な建物です。国登録有形文化財として保存され、当時の生活道具も展示されています。

ひとこと兜造りの屋根と室内の関係(採光・通気)が分かると、里全体の見え方が変わります。

見晴らし屋(原画展示+展望)

見晴らし屋
見晴らし屋
展望スペースからの景色(イメージ画像)
展望スペースからの景色(イメージ画像)

まんが日本むかし話』の前田こうせい氏による原画などを展示。2階は展望スペースで、茅葺集落と富士山のパノラマが楽しめます。時間がない時でも「展示+絶景」を一度に味わえるのが魅力。

ひとこと:天気がよければまずここへ。展望から撮影ポイントの見当をつけるのもおすすめ。

匠や(工芸の企画展)

地元の工芸作品伝統技術を紹介する企画展を開催。期間限定の展示も多く、何度訪れても新しい発見があります。

ひとこと:季節ごとにテーマが変わることがあるため、入口掲示の案内をチェック。

まとめ

  • 知る→歩く→また知るの順で巡ると、景色の見え方がぐっと豊かに。
  • どの施設も短時間で要点を押さえやすいので、滞在時間が限られていても安心です。

第6章|食べる(郷土の味&甘味)

散策の合間に立ち寄りたい、里内のごはん&甘味スポットをご紹介。山梨ならではの味から軽めのスイーツまで、幅広くそろっています。

食事処 里山(郷土料理いろいろ)

里山の看板商品「ほうとう」(イメージ画像)
里山の看板商品「ほうとう」(イメージ画像)

看板は「ほうとう」。厚みのある平たい自家製麺を、季節野菜や肉と一緒にみそ仕立てで煮込みます。秋は大きななめこ、冬は大根・白菜・かぼちゃなど、具材は季節で表情が変わります。

  • 根場うどん:しいたけ・人参の温かい汁で食べる、地域のハレの日の一品。
  • おざら:冷たいほうとうをしょうゆベースのつゆで。冷やしほうとう(夏季限定)も爽やか。
  • 山菜天ぷら/黒米の炊き込みご飯/わかさぎ甘露煮など、里山らしい副菜も充実。

プチ情報:ベジタリアン志向の方は野菜多めの品を選びやすく、夏は冷やし麺系が軽くておすすめ。

手打ちそば みずも(石挽そば)

手打ちそば(イメージ画像)
手打ちそば(イメージ画像)

店内の石臼でその日の朝に挽いた粉と富士山の地下水で打つ、香り高い手打ちそばが自慢。まずはせいろで香りを。

  • 西湖そば:細長く切った大根をそばと一緒に茹でる郷土食。つゆでいただく、ここならではの一品。
  • つけ鴨せいろ:厚切り鴨とねぎ・きのこたっぷりの温かいつけ汁。満足感あり。
  • 天ぷら各種/そば湯:荒く挽いた粉のとろみあるそば湯も名物。

店主は東京の名店で長年修行の経歴あり。そば好きはぜひ。

茶処・青龍亭(団子と抹茶、夏は“白くま”)

抹茶

小川のせせらぎを聞きながらひと休み。彩り団子&抹茶セットが人気で、みたらし・きなこ・花見などの串団子も。抹茶豆乳プリンや、夏季は見た目もかわいい白くまかき氷が好評です。テラス席はペット同伴OK

どれを選ぶか迷ったら(シーン別の選び方)

  • しっかりランチ:体が温まるほうとう or ボリュームのつけ鴨せいろ
  • 軽めに済ませたいおざら/冷やしほうとう団子+抹茶でサクッと。
  • ご当地らしさ重視西湖そば(大根入りの郷土食)&黒米わかさぎの副菜で地域色を。

ひと口メモ

  • 入場料食事のみの利用でも必要です(※里の維持管理のため)。
  • 混雑回避早めの時間帯 or 体験の前に注文→制作中に受け取りなどの段取りがスムーズ。
  • テラス席のある茶処はペット同伴OKで休憩しやすい。

第7章|買う(お土産&工芸)

散策のしめくくりはお土産探し。里内には昔懐かしい雑貨から地元の味、職人の手しごとまで、幅広い品がそろいます。まずは「おもいで屋」「特産品加工場」をチェックしましょう。

定番&便利スポット

おもいで屋(地域文化創造館・販売棟)

山梨の銘菓金精軒の信玄餅やお菓子、手ぬぐい・ハンカチなどの雑貨、Tシャツなども扱う便利なお店。富士山モチーフの箸置き・髪飾り・アクセサリーなど“映える小物”も見つかります。

特産品加工場

特産品加工場
特産品加工場

富士河口湖産の古代米(黒米)わかさぎ甘露煮漬物・梅干し・味噌富士山麓のはちみつ地酒・ワインなど“地のもの”が充実。スズ竹ざる・あけびつるかごといった伝統工芸品も並びます。ソフトクリームや甘酒の販売もあるので、休憩がてら立ち寄るのに最適です。

工芸品を選ぶなら

工芸品のおみやげ(イメージ画像)
工芸品のおみやげ(イメージ画像)

スズ竹ざるあけびつるかごは、河口湖エリアの職人技が光る定番。丈夫で長く使える実用品なので、“買って終わりにならないお土産”として人気です。旅先の思い出と一緒に日常使いできます。

食の名物・“山梨らしさ”を持ち帰る

信玄餅地酒・ワインは、世代を問わず喜ばれる鉄板。富士山麓のはちみつわかさぎ甘露煮地元の漬物は家庭用にも贈り物にも使いやすいサイズ感です。季節限定パッケージや味のバリエーションもあるので、並びを見ながら“今だけ”の品を選んでみてください。

迷ったときの選び方ヒント

  • 軽くて割れにくい:ハンカチや手ぬぐい、木・竹の小物。
  • 食べ比べが楽しい:信玄餅、地ワインのミニボトル、蜂蜜の少量ボトル
  • 長く使える記念:スズ竹ざる・あけびつるかご(サイズ違いで使い分け)。
  • その場で一息:特産品加工場のソフトクリーム/甘酒(休憩+お土産下見に)。

ひとことメモ

  • オリジナルラベルの地酒・ワインは、旅の記念にぴったり。ラベルを写真に撮っておくと、後日のお取り寄せの目安になります。
  • かさばる品は最後にまとめ買いが便利。割れ物は緩衝材の有無も確認を。

第8章|季節の楽しみ方(桜・紅葉・雪景色)

この里は“季節替わりの絶景”が主役。 とくに春のしだれ桜/秋の紅葉/冬の雪景色は外せません。晴れた日の富士山ビューは感動もの。混雑を避けるなら平日や午前中が狙い目です。

春(4月中旬〜5月上旬)— しだれ桜が里を染める

いやしの里のしだれ桜と富士山
いやしの里のしだれ桜と富士山

園内のしだれ桜が一斉に開花。茅葺×桜×富士山の三拍子はこの時季だけのご褒美。見頃は例年4月中旬〜5月上旬です。

ワンポイント:朝のやわらかい光で色がきれいに出ます。花粉対策と薄手の羽織があると快適。

夏(深緑〜納涼)— 小川の涼と夏イベント

いやしの里納涼祭
いやしの里納涼祭

深い緑と小川のせせらぎが心地よい季節。納涼祭などの夏イベントが行われる年もあり、浴衣体験とあわせて雰囲気満点です。

ワンポイント:標高約900mの高原なので、朝夕は意外と涼しいことも。薄手の上着を。傾斜地を歩くので歩きやすい靴がおすすめ。

秋(10月下旬〜11月中旬)— 紅葉と茅葺のコントラスト

紅葉と茅葺屋根とのコントラスト
紅葉と茅葺屋根とのコントラスト

モミジやイチョウ、ドウダンが赤や金色に色づき、茅葺屋根とのコントラストが見事。見頃は例年10月下旬〜11月中旬「紅葉まつり」が11月中旬に開かれる年もあります。

ワンポイント:写真は午前の順光がきれい。冷え込みには薄手ダウンやストールが便利。

冬(12月〜2月)— 静寂の里と雪景色

雪が降ると白銀の茅葺富士山の対比が幻想的。つららも被写体に。営業時間は短縮(9:30–16:30)になるので計画は余裕を持って。近隣では西湖こおりまつり(2月上旬〜中旬)も開催される年があります。

ワンポイント防寒と滑りにくい靴は必須。屋内展示や体験を活用すれば、天候が変わっても楽しめます。

いつ行っても楽しむためのコツ

  • 晴れの日がベスト。出発前に天気やライブカメラで視界をチェック。
  • 混雑が苦手なら平日/午前中。写真重視なら朝の澄んだ空気を狙って。
  • 服装:標高約900m夏でも朝夕は冷えることがあるので調整できる服装で。雨の日はレインウェアも。

第9章|ペット・バリアフリー・便利情報

誰でも心地よく過ごせるように、里内にはペット対応バリアフリー設備休憩・多言語対応がそろっています。初めてでも安心して計画できます。

ペット同伴のルール

  • 園内散策はOK(リード着用必須)。ただし建物内は入場不可です。
  • 茶処・青龍亭のテラス席ペット同伴で休憩可能。散策の合間に一息つけます。
  • 里内にはリードフックが各所にあり、休憩時に便利。

ミニアドバイス:水分補給用の折りたたみボウルウェットシートがあると安心。夏は地面が熱くなる時間帯を避けて。

バリアフリー(車椅子・ベビーカー)

バリアフリー対応
  • 身障者用駐車区画:4台を確保。総合案内所に車椅子の無料貸出があります。
  • 園内はバリアフリー通路・スロープを整備、車椅子対応トイレも設置。
  • ただし敷地全体はゆるい傾斜地。一部区間は介助があると安心です。
  • ベビーカー利用OKおむつ交換台あり。
  • 補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)同伴可

トイレ・休憩・救急

  • 多目的トイレ館内1か所+屋外1か所おむつ交換台温水洗浄付き。
  • 総合案内所にはスタッフ常駐。施設案内・車椅子貸出各種問い合わせに対応。AEDも設置。
  • 休憩にはくつろぎ屋せせらぎ屋などのスペースが便利。

支払い・言語・その他サービス

  • Wi-Fiあり英語・簡体字の案内表示英語メニューの用意がある施設も。
  • クレジットカード(VISA/Mastercard/JCB 等)や電子マネー・QR決済(Suica・PASMO・iD・メルペイ・d払い・PayPay など)は店舗により可否が異なるので現金も準備を。
  • 里内は全面禁煙です。

天候・季節の注意

  • 雨の日は屋外の足元が滑りやすい一方、屋内展示や体験が充実しているので予定変更もしやすいです。
  • 冬(12〜2月)は短縮営業(9:30–16:30)積雪・凍結に備え、防寒滑りにくい靴で。
  • 年間を通じて標高約900mの高原。朝夕は冷えやすいため、調整しやすい服装がおすすめ。

ひとことまとめ

  • ペット:リード必須/建物内NG/テラス席OK。
  • バリアフリー:身障者区画・スロープ・多目的トイレ・車椅子貸出あり。傾斜は要介助。
  • 子連れ:ベビーカーOK・おむつ交換台あり。
  • 安心:案内所常駐・AED設置。

第10章|アクセス・駐車場・バス

所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710(TEL 0555-20-4677)。カーナビは住所または電話番号で検索すると確実です。

車でのアクセス

  • 中央自動車道・河口湖ICから約25分(約16km)。道沿いの案内標識が整っており、初めてでも迷いにくいルートです。
  • 東名高速の富士ICから約60分。東富士五湖道路経由も選択肢。
  • 駐車場は無料普通車約120台/大型バス20台身障者用4台。繁忙期は満車になることもあるため、早い時間帯がおすすめ。
  • 冬季は積雪・凍結に注意。必要に応じてスタッドレスタイヤ等の準備を。

電車・バスでのアクセス

  • 富士急行線「河口湖駅」から西湖周遊バス(レトロバス/グリーンライン)で約40〜50分「西湖いやしの里根場」停下車すぐ。観光シーズンは渋滞回避にバス利用が便利です。
  • 河口湖駅前からは周辺スポットへバス・タクシー連絡が良好で、停留所は施設の目の前

迷わないコツ

  • 地図検索は「西湖いやしの里根場」でOK。カーナビには「0555-20-4677」または「西湖根場2710」を登録。
  • 週末・連休は午前の到着が快適。満車時は一旦公共交通に切り替える判断も。

周辺とあわせて楽しむなら

  • 自然洞窟の富岳風穴/鳴沢氷穴、野鳥観察の西湖野鳥の森、絶景の富士山パノラマロープウェイなど、車・バスで連携しやすいスポットが点在。
  • ドライブ派は西湖→精進湖→本栖湖など富士五湖周遊コースも人気。

第11章|周辺スポットとセットで楽しむ

西湖いやしの里根場と周辺スポットのイラストマップ

里内を核に半日~1日の小さな旅を組み立てやすいのが西湖エリアの魅力。洞窟・樹海・野鳥・温泉・道の駅など、車・バスで回しやすい立ち寄り先をご紹介します。

自然・アウトドア

鳴沢氷穴
鳴沢氷穴
富岳風穴
富岳風穴
西湖野鳥の森公園
西湖野鳥の森公園
富士山パノラマロープウェイ
富士山パノラマロープウェイ
  • 富岳風穴/鳴沢氷穴
    溶岩流がつくった横穴・竪穴の代表格。年間を通じてひんやりした洞内で、溶岩樹型や氷柱など富士山麓ならではの自然現象を体感できます。周辺は青木ヶ原樹海の散策路が整備され、短時間の周回も可能。
  • 西湖野鳥の森公園
    自然観察の拠点。四季の野鳥に出会えるほか、イベント日には観察会も。里内から車/バスでアクセス容易です。
  • 富士山パノラマロープウェイ(河口湖)
    天上山まで一気に上がり、富士山と河口湖の大パノラマを楽しめます。西湖から河口湖方面へ足を伸ばすなら鉄板スポット。

温泉・リフレッシュ

富士眺望の湯ゆらり(イメージ画像)
富士眺望の湯ゆらり(イメージ画像)
  • 富士眺望の湯 ゆらり(鳴沢)
    多彩な露天と休憩スペースが揃う日帰り温泉。散策後のリカバリーに最適で、富士山ビューの湯も人気。移動の組み合わせがしやすく、周遊の「締め」にも。

道の駅・買い物

道の駅なるさわ
道の駅なるさわ
道の駅富士吉田
道の駅富士吉田
  • 道の駅なるさわ/道の駅富士吉田
    地場の食材やお土産、軽食、観光情報がまとまるハブ施設ドライブ派は西湖とセットで寄りやすく、休憩&情報収集に便利です。

モデルコース

A:半日(約4時間)— 里と洞窟をサクッと
西湖いやしの里根場(90–120分) → 富岳風穴 or 鳴沢氷穴(40–60分) → 道の駅なるさわ(30–40分・休憩&お土産)。
自然と里山景観を効率よく。車/バスいずれも回しやすい導線です。

B:1日満喫(約6–7時間)— 学び・温泉・絶景まで
西湖いやしの里根場(体験+ランチ 150–180分) → 西湖野鳥の森(40–60分) → 富士眺望の湯 ゆらり(90分) → 夕方に河口湖へ移動して富士山パノラマロープウェイ(60分)。
歩く・学ぶ・浸かる・眺める、のメリハリがついた王道ルート。

交通のヒント

  • 西湖周遊バス(グリーンライン)で河口湖駅と往来でき、停留所は施設の目の前。渋滞期は公共交通の方が動きやすいことも。
  • 富士五湖周遊ドライブ(西湖→精進湖→本栖湖など)と組み合わせると、湖ごとの表情の違いを楽しめます。

第12章|まとめ

「西湖いやしの里根場」は、富士山と茅葺の原風景・手しごと体験・郷土の味が一度に楽しめる“里山テーマパーク”。
約20棟の茅葺民家を巡りながら、四季の景観を写真に収め、陶芸や和紙・香づくりなどの体験、ほうとうや手打ちそば、団子や抹茶の甘味まで満喫できます。所要は1〜2時間(体験や食事込みで2〜3時間)が目安です。

見どころの軸は「景観×体験」。
定番のふじみ橋見晴らし屋からは、茅葺と富士山が重なる構図が狙えます。体験は着物・鎧・忍者装束(火の見屋)をはじめ、親子で楽しめるメニューが充実。写真派は午前中、体験派は混雑前に予約・段取りを。

季節ごとのハイライトを押さえて計画を。
はしだれ桜、は紅葉、は雪景色と澄んだ空気が魅力。晴れの日はとくに“映え度”が高く、混雑回避には平日・午前が有効です。

行き方はシンプル。
車は中央道・河口湖ICから約25分、バスは河口湖駅→西湖周遊(レトロバス)で「西湖いやしの里根場」停下車すぐ。園内には無料駐車場(普通車約120台・大型バス20台)が整います。

快適に楽しむコツ。
標高約900mで朝夕は冷えやすいので、重ね着歩きやすい靴が基本。入場料(保存協力金)や営業時間(季節で変動)ペット・バリアフリー対応は事前にチェックを。

ひとこと
“歩く→体験→味わう→買う”の順で回すと満足度が伸びます。時間が限られる日は90分モデル、余裕があれば150分モデルを目安にどうぞ。

第13章|参考情報一覧

※最新情報(営業時間・料金・催し等)は公式サイトでご確認ください。

公式情報

着物レンタル(火の見屋)

観光・公的情報

交通・運行・地図

施設・飲食・買い物(参考)

  • 食事処 里山・手打ちそば みずも・茶処 青龍亭(各メニュー・紹介:記事内記載に基づく)
  • 特産品・お土産(黒米・はちみつ・地酒・工芸など):公式おみやげ案内 https://saikoiyashinosatonenba.jp/omiyage/

ライブカメラ・周辺

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