道の駅鳴沢(なるさわ)(山梨県南都留郡鳴沢村)【国道139号】

国道139号線沿いの道の駅

道の駅なるさわは、山梨県南都留郡鳴沢村に位置する国道139号沿いの道の駅です。富士五湖の西湖と河口湖の間に位置し、南側に富士山を望む絶好のロケーションが特徴です。

施設内には、充実した観光情報を提供するインフォメーションカウンター、富士山対面型の休憩室、富士山と青木ヶ原樹海を望める展望台、鳴沢村の美味しい水が飲める「不尽の名水」コーナーなどが設置されています。

道の駅なるさわから見える富士山

物産館では、地元なるさわ産の朝採り高原野菜やブルーベリーなどの新鮮な農産物、各種お土産物を販売しています。特に、シーズン中は「安くて超新鮮野菜」を求めて多くの観光客で賑わいます。

軽食堂では、名物の「フジザクラソフトクリーム」や「富士桜ソフト」、「鳴沢菜まぜご飯」など、地域の特産品を活かしたユニークなメニューを提供しています。

道の駅内には「なるさわ富士山博物館」があり、富士山の自然と歴史を楽しく学ぶことができます。また、「自然探索路」や「溶岩樹型」など、周辺の自然を体験できる施設も併設されています。

周辺には、約2000株10000本のミツバツツジが自生しており、4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。黒い溶岩とピンク色の花のコントラストが美しい景観を作り出します。

道の駅「なるさわ」の隣には宿泊施設の「緑の休暇村」富士眺望の温泉「ゆらり」があります。

又、富士山の歴史や構造を紹介する「なるさわ富士山博物館」も隣接しています。この道の駅は駐車場もかなり広く、オープンしてからかなりの年数が経つと思います。隣接する施設との相乗効果もあって、来駅者は多数で常時賑わいをみせています。

施設充実の道の駅「なるさわ」

 「なるさわ」の道の駅は、なるさわ物産館、食堂、休憩所、観光案内所、トイレなど施設は充実しています。特に「物産館」は当駅の最大の魅力で、売り場スペース・品数共に圧倒的です。地元の野菜、名物、お菓子など充実した品揃えになっています。食堂は30~40席位あり、良心的な値段ですぐに食事ができます。休憩所では飲食不可ですが、座ってちょっと一休みしたい時にはおすすめです。そして観光案内所では、常時駅職員が事務所に滞在していて、地元周辺の観光案内、道案内をしてくれますし、観光パンフレットなどもおいてあります。トイレはかなり大きいので団体客が何百人も来なければ、それほど混むようなことはないと思います。

豊富な品揃えの「なるさわ物産館」

道の駅なるさわの物産館は地元鳴沢村や富士山麓の野菜、名物、お菓子などが取り揃えられています。物産館はかなりの広さで、新鮮野菜・果物、ほうとうや漬物等の地場産品、お菓子やキーホルダーなどの土産品が所狭しと並べてあります。

地元で収穫された新鮮な高原野菜や果物が人気の商品となっています。季節に応じて、キャベツ、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト、大根などの野菜が販売されています。

特産品は地元産ブルーベリーを使用したブルーベリーパイや羊羹、手作りジャム、鳴沢菜漬け、鹿肉ソーセージなどがあります。また、地元のおばあちゃんたちによる手作りの無添加まんじゅうや、焼きたてのおやきも人気です。

物産館では、地元の加工品だけでなく、山梨県のお土産品も取り扱っています。富士桜の実を使用した富士桜ソフトクリームや富士桜ワインなど、ここでしか購入できないオリジナル商品も販売されています。

地場野菜・果物販売コーナー

 まず、野菜売り場についてですが、品数・量共に豊富です。道の駅は全国1,200ヶ所以上もありますが、地域ごとの個々の特徴は違います。その違いが際立って表れるのが、地場野菜のコーナーです。キャベツ、白菜、芋、大根、玉ねぎなど多くの種類の地元生産農家の野菜が店頭に並びます。
また、山梨といえば果樹王国ですので、もちろん季節の果物も並びます。さくらんぼ、もも、ぶどう、柿等の山梨名物が道の駅ならではの格安価格で購入できます。山梨の各地道路沿いや観光地などでは、時期になるとこうした果物が売り出されますが、観光地価格ともいうべく値段はかなり高めの場合が多々あります。このように、道の駅「なるさわ」の物産館では数多くの地場野菜や果物を手に入れることができます。

果樹王国山梨からの超厳選の桃「プレミアムピーチ」

果樹王国山梨の代表的果物の一つが桃です。その桃の中でも特に手をかけて育てた最高級の桃がこの「プレミアムピーチ」です。綺麗なピンク色に輝く特大の桃は一目で美味しそうと叫びたくなります。ジュワーと口の中に広がるとろける甘さを堪能して下さい。

山梨名物・土産物販売コーナー

 次に、鳴沢村又は山梨県の名物やお菓子の販売コーナーがその野菜コーナーの隣にあります。甲州名物として名高い 「ほうとう」 は大小種類様々の製品が並び、選択に困る程です。お菓子では山梨県随一といえる 「信玄餅」 ももちろん置いてありますし、桃の形をしたお饅頭の「信玄桃」というのもあります。果物王国山梨ならではのぶどう、さくらんぼ、もも等を使用したお菓子が山のように並んでいます。干しぶどう、ブドウパイ等沢山の箱菓子が並んでいました。

そして、その隣の、物産館の一番奥にはキーホルダーや置物などのおみやげ品が多数置いてあります。お土産物でお馴染みのキーホルダーや、携帯ストラップ、ぶどうのオイルや子供の玩具等があります。また、定番の地域限定「ハローキティ」の山梨県、富士五湖バージョンがあります。最後に、物産館の総括としては、「豊富な品数と膨大な商品量」といえます。とにかく、駅建物の半分近くを占めている「なるさわ物産館」は、この道の駅「なるさわ」の最重要施設です。この物産館を語らずして、道の駅「なるさわ」を語ることはできません。野菜の品々の産地については議論の余地がありそうですが、野菜、お土産品、名物等の全体像を考慮に入れると、ポイントの高い売り場ではないでしょうか。

戦国の武将、武田信玄も食した甲斐の郷土料理「ほうとう」

名武将、武田信玄の陣中食であったほうとう鍋が、ご家庭でお気軽にお楽しみいただけます。甲斐風にこだわるなら「かぼちゃ」と「里芋」はお忘れなく。じっくり煮込んでお召し上がりください。

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道の駅なるさわの軽食堂

道の駅なるさわの軽食堂は、地元の郷土料理から軽食まで幅広いメニューを提供しています。食堂は軽食堂とその名の通り簡易的なものですが、良心的な値段で美味しい料理を提供しています。うどんやそばなどの麺類は500円から提供しており、山菜うどん・そば、天ぷらうどん・そばなどもあります。値段はリーズナブルといっても、味は結構良くて、スープ、麺、天ぷらも美味しいです。他にも、ラーメン、カレー、定食などがあります。食堂はセルフサービスで、食券を券売機で購入して、自分で食器を片付けるようになってます。

恵食堂の人気メニューのトップ3は、鳴沢村の郷土料理「せんどそば」、「富士桜ソフトクリーム」、「鳴沢菜まぜご飯」です。

せんどそばは地元の大根を千切りにしてそばに山盛りにのせた料理で、南蛮味噌を好みで加えて食べます。富士桜ソフトクリームは、富士山麓に自生するフジザクラの実から作られたシロップを使用し、ピンク色でほのかなサクランボ味が特徴です。鳴沢菜まぜご飯は、江戸時代から栽培されている特産の鳴沢菜を使用しています。

その他のメニューには、旬の野菜とベーコンのペペロンチーノ、甲州名物の鳥もつ煮、鳴沢たまな回鍋肉定食などがあります。珍しいメニューとして、ビスケットの天ぷらも提供されています。

デザートでは、富士山パンケーキや地元産とうもろこしを使用した恵金最中なども人気です。地元の特産品を活かした多彩なメニューで、訪れる人々に鳴沢村の味を楽しんでもらっています。

「物産館」で地場野菜・果物を利用

全体の総括としては、「なるさわ」の道の駅は施設最大の魅力が「物産館」に尽きるといえます。施設建物総面積の約半分近くを占める物産館には、地元の野菜・果物が集結していて、道行く人々の楽しみとなっています。特に、「果物王国 山梨」の季節の果物(ぶどう、もも等)が道の駅ならではの格安価格で購入できるのは、大変魅力的です。前述した野菜の産地の問題などの多少の難点はありますが、全体的には豊富な品揃えと良心価格で、物産館はおすすめです。富士五湖沿いの国道139号線に接しているので交通アクセスもよく、立ち寄りやすくなっています。遠方からの旅行者の方は、旅の休憩もかねてぜひ一度寄ってみては如何でしょうか。

なるさわ富士山博物館

なるさわ富士山博物館

なるさわ富士山博物館は、道の駅なるさわに隣接する富士山をテーマにした世界唯一の博物館です。入館料無料で、年中無休で運営されています。館内では、富士山の歴史や生態系、気象情報などを5つのエリアに分けて紹介しています。

主な展示には、迫力ある「T-REXエリア」、富士山上空を旅する「マウント富士シアター」、富士山の内部を再現した「富士山巨大模型」があります。また、2008年のリニューアルで追加された鉱石ミュージアムでは、世界の美しい鉱石を展示しています。

博物館は、富士山の新たな一面を発見できる教育的かつ魅力的な観光スポットとなっています。

富士山の伏流水「不尽の名水」

不尽の名水の水汲み場①
不尽の名水の水汲み場②

道の駅「なるさわ」の構内には「不尽の名水」なる富士山の伏流水が流れており飲用する事ができます。富士山周辺には「忍野八海」「湧玉池」など名水の地が数多くありますが、周辺各地でも富士の名水を味わう事ができます。

「不尽の名水」は地下300メートルから富士の伏流水をくみ上げており、飲用の為の滅菌処理もしてあるのでその場で飲むことができます。最近は名水ブームで名水の地といわれる場所に水を汲みにたくさんの方が訪れますが、この道の駅「なるさわ」も例外ではありません。「ふじやま」さんもここには何度か足を運んでいますが、ポリタンクを持ってきて水を汲んでいる方を良く見かけます。

しかし、この「不尽の名水」は水量も少なく、その場の飲用が主たる用途のため、水汲みする方に注意書きが掲示されています。飲用はできますが保存処理はしていない事や他の方に迷惑をかけないで欲しい旨が書かれています。至極当然の事が書かれていますが、公共の場で無料で提供しているのですから節度ある行動が求められます。

「ふじやま」さんも各地の水汲み場を見た事がありますが、ある場所では1人でポリタンクを10個以上も持参して、水を流しっぱなしで場所を独占している方がいました。幾ら無料で持ち帰り自由といっても遠慮して譲り合いした方がいいかなと感じました。

詳細情報

  • 住所 – 〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8532−63
  • 電話 – 0555-85-3900
  • URL – https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/
  • 開館時間 – 8:00~18:00
  • 休業日 – 年中無休
  • 駐車場 – 普通車 259台 大型車 17台 身障者 4台
  • 施設概要 – ①JAなるさわ物産館 ②食堂 ③観光案内所 ④トイレ ⑤休憩室 ⑥富士山博物館

周辺地図

周辺観光情報

富士眺望の湯「ゆらり」 / 紅葉台 / なるさわ富士山博物館 / 西湖こうもり穴 / 野鳥の森公園 / 西湖温泉いずみの湯 / 富岳風穴・鳴沢氷穴 / バラの森ローザガリカなるさわ / 青木ヶ原樹海

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