JA富士宮運営の農産物直売所
静岡県富士宮市外神にはJA富士宮が運営するファーマーズマーケット「う宮~な」があります。総面積3万5千平方メートルの静岡県最大規模を誇る農産物直売所です。
「う宮~な」とは富士宮地区の方言で「うみゃ~」は「おいしい」で「な」は野菜の「菜」を表しています。地元では本当においしいものを食べた時「うみゃ~」と言いますが、美味しい野菜が揃った農産物直売所に相応しい名前といえます。
施設は売場面積は約600平方メートルで、駐車場は普通乗用車が400台、大型バス10台を収容できます。
静岡県富士市から富士宮市を通過して山梨県富士吉田市方面へ向かう国道139号線の外神交差点を左折(山梨方面から来た場合は右折)して、富士宮市農協、富士宮市民プール、富士宮市民体育間方面へ進みます。しばらく進むと突き当りが国道414号線の交差点になりますが、その交差点の反対側にファーマーズマーケット「う宮~な」が見えてきます。少々場所がわかりづらいのですが、ここまでくれば看板案内等出ていますので大丈夫だと思います。
農協ならではの豊富な品揃え
「う宮~な」の最大の魅力は何といっても農産物の新鮮さと豊富な品揃えです。広大な売り場面積には農協運営である事を最大限生かして、農協組合員の方々から大量に農産物が入荷しています。JA富士宮に登録している農家の生産者の方々が毎朝新鮮な野菜を持ち込んでいます。これはスーパーや商店ではできない農協ならではの特権であり、地域でとてもこれだけの品揃えができる売場はありません。一体どれだけの農家が農協の組合員で、どれだけの方が出荷しているのかわかりませんが、県内でも有数の規模を誇る「う宮~な」の売場が埋め尽くされる程の商品には驚きを隠せません。
「う宮~な」の基本コンセプト
ファーマーズマーケット「う宮~な」には3つの基本コンセプトがあります。①地産地消、②農業振興、③産地交流です。
①地産地消
「地産地消」は地元で生産したものはなるべく地元で消費するというものです。地元で作ったものはやはり地元で食べるのが一番です。スーパーでは全国各地の農産物が販売されていますが、同じものならわざわざ遠方のものより近くで生産されたものを買った方が、鮮度も良いし輸送コストもかかりません。値段にしてもスーパーは特売があったりして安いのかもしれませんが、直売所は問屋を通さず流通コストもかからないため負けていません。チラシに載る様な特売の単品商品でみればスーパーのほうが安いのかもしれませんが、全体的にみれば農産物直売所のほうに分があるのではないでしょうか。
また、「地産地消」は環境にも極めて優しい取り組みです。地元で生産されたものを地元で消費すれば、輸送にかかるエネルギーや燃料を消費せずにエコロジーにつながります。環境問題は世界的な問題でもあり、今後「地産地消」は優遇措置がとられるなど税制の整備が進むかもしれません。
②農業振興
「農業振興」は地元の生産者に販売の場を提供し、地元農業の振興をはかることです。農家の方がいくら美味しい農産物をつくっても、販売する場がなければ利益につながりません。利益がでなければ農業を続ける事もできず、地元農業が衰退してしまいます。富士宮市には公設市場ないので市内の農家にとっても販売場所の確保は必要不可欠です。
地元住民にしてもせっかく地元の農産物を食べたくても購入する場がほとんどありませんでした。「う宮~な」は地元住民と地元生産者を結びつける役割も果たしています。
③産地交流
「産地交流」はファーマーズマーケット同士が連携し、互いの地域の農業を盛り上げていく試みです。ファーマーズマーケットなどの農産物直売所は全国各地で賑わいをみせていますが、個々にその地域だけの農産物の販売だけでなく、互いの農産物を扱う事で集客力、販売力の増加につながります。地産地消も大事ですが、地域毎に特産物は異なりますので互いの強みを生かす事ができます。全国に広がる農協のネットワークを生かして直売所の品揃えも充実され、集客力・販売力のアップを期待できるのです。
ファーマーズマーケット「う宮~な」のアクセス
詳細情報
- 住所:静岡県富士宮市外神123 ファーマーズマーケット「う宮~な」
- TEL:0544-59-2022
- URL: https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=1140
- 営業時間:午前8時30分~午後4時
- 定休日:毎週火曜日(祝日を除く)・年末年始
コメント
JA富士山駅の営業時間が表示されていないので、教えてください。宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。早速営業時間の掲載をさせて頂きました。尚、変更や臨時休業等あるかもしれませんので、「う宮~な」のサイトでご確認をお願いします