第1節 白糸の滝とは?(概要・特徴)
「白糸の滝(しらいとのたき)」は、静岡県富士宮市上井出にある日本を代表する名瀑のひとつです。富士山の麓に位置し、国の名勝・天然記念物に指定されているほか、平成25年(2013年)にはユネスコ世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産としても登録されました。年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。
滝の最大の特徴は、富士山の雪解け水や雨水が地下を通り、溶岩層の隙間から一斉に湧き出すことです。高さはおよそ20メートル、幅は約150メートル以上に広がり、無数の細い流れが白い糸を垂らしたように絶壁を流れ落ちます。その姿から「白糸の滝」という名前が付けられました。

周辺の標高はおよそ500メートルで、夏でも滝の近くは涼しく感じられます。水温は年間を通じて約12℃と安定しており、透明度の高い清流が美しい景観をつくり出しています。晴れた日の午前中には、滝の水しぶきに虹がかかる光景が見られることもあり、富士山を背景にした絶景とあわせて観光客を魅了しています。
また、春は桜、秋は紅葉と、四季折々に異なる表情を楽しめるのも白糸の滝の魅力です。自然の美しさに加え、歴史や文化とも深い関わりを持つこの滝は、まさに「日本を代表する名勝地」と呼ぶにふさわしい存在です。
第2節 基本情報と利用案内

白糸の滝は、誰でも気軽に訪れることができる観光スポットです。入場料はかからず、見学は自由。滝そのものは自然の中にあるため開放されていますが、駐車場や周辺施設の利用については知っておくと便利です。
入場料・入園料
- 滝の見学は無料で、年中いつでも訪れることができます。
営業時間・定休日
- 滝自体は終日見学可能ですが、併設されている駐車場の営業時間は通常9:00~17:00(冬季は16:30まで)です。
- 定休日はなく、年間を通して利用可能です。
駐車場
- 普通車:約100〜120台収容可能
- 駐車料金:普通車500円、バス1,000円、バイク200円
- 滝の入口から近く、観光案内所や売店も隣接しているので便利です。
公共施設と設備
- トイレ・多目的トイレが設置されており、観光客にも安心。
- コインロッカーは一部観光案内所周辺にあります(利用の際は現地確認が必要です)。
バリアフリー対応
- 展望台まではバリアフリー化されており、車椅子やベビーカーでも滝を鑑賞できます。
- ただし滝壺近くまでは階段(約100段)があるため、足腰に不安がある方や車椅子の利用は難しいエリアもあります。
ペット同伴
- 犬をはじめペットの同伴も可能で、観光散策を一緒に楽しむことができます。
観光施設としての整備も進んでいるため、家族連れや高齢の方でも安心して訪れることができます。旅行計画の際には、駐車場の営業時間や服装に注意しておくと、より快適に観光が楽しめます。
第3節 アクセス方法
白糸の滝は、富士山の西麓に位置し、公共交通機関・自家用車どちらでも訪れやすい観光地です。初めて訪れる方でも迷わず行けるよう、代表的なアクセス方法をご紹介します。
公共交通機関でのアクセス
- 最寄駅:JR身延線「富士宮駅」
- バス利用:富士宮駅から富士急静岡バスで約30分、「白糸の滝観光案内所前」で下車。そこから徒歩約5分で滝に到着します。
- バスの本数は時間帯によって限られるため、訪問前に時刻表を確認しておくと安心です。
車でのアクセス

- 新東名高速道路:「新富士IC」から車で約40分、新富士IC、西富士道路、国道139号上井出IC、県道72号、県道414号を経て白糸の滝駐車場へ
- 東名高速道路:「富士IC」から車で約50分、富士IC、西富士道路、国道139号上井出IC、県道72号、県道414号を経て白糸の滝駐車場へ
- 駐車場(有料)が整備されており、普通車であれば500円で利用できます。駐車場から滝までは徒歩すぐの距離です。
タクシー・観光ツアー
- JR富士宮駅からタクシーで約25〜30分。時間を気にせず移動したい方におすすめです。
- 首都圏や静岡市内からの バスツアー も多く企画されており、観光モデルコースとして人気があります。
駐車場から滝までの道のり
駐車場から滝までは整備された遊歩道を歩いて数分で到着します。道中には売店や軽食処も並び、散策気分を楽しみながら滝へ向かうことができます。
第4節 白糸の滝の見どころ

白糸の滝は、その名の通り「白い絹糸を垂らしたような姿」が最大の魅力です。富士山の湧水が絶壁の岩間から一斉に流れ落ちる様子は、他の滝には見られない独特の景観で、訪れる人々を圧倒します。ここでは観光客に人気の見どころを紹介します。
迫力あるスケールと透明度の高い湧水

落差は約20メートル、幅は150メートル以上に及び、数百条にも分かれた水流が一斉に流れ落ちます。水は富士山の雪解け水や雨水が地下を通って湧き出たもので、透明度が非常に高く、年間を通じて水温はおよそ12℃に保たれています。夏でも涼しく感じられるため、避暑地としても人気があります。
富士山との絶景コラボレーション

滝周辺からは、条件が整えば背後に雄大な富士山を望むことができます。水のカーテンと富士山が重なる景色は、この地ならではの絶景ポイントです。特に午前中の晴天時には、滝の水しぶきに虹がかかり、幻想的な光景を楽しむことができます。
季節ごとの美しさ

- 春:滝の周囲に咲く桜が彩りを添えます。
- 夏:緑の木々と涼やかな滝が心地よく、観光のベストシーズン。
- 秋:紅葉と滝の白い流れが見事なコントラストを生み出します。
- 冬:雪化粧をまとった滝は厳かで神秘的な雰囲気に包まれます。
写真撮影スポット

滝の正面からだけでなく、遊歩道や展望台からも撮影できるスポットがあります。午前中は光の入り方が良く、水のきらめきや虹が映えやすいため、写真撮影には最適です。
第5節 歴史と文化
白糸の滝は、その美しさだけでなく、古くから信仰や文化と深い関わりを持ってきました。自然景観としての魅力に加え、歴史的・文化的背景を知ることで、より一層この滝の価値を感じることができます。
富士講の修行の場
江戸時代、富士山を信仰の対象とした「富士講」と呼ばれる人々が盛んに活動していました。その開祖とされる長谷川角行は、この白糸の滝で修行を行ったと伝えられています。現在も滝の近くには、富士講信者によって建てられた「食行身禄(じきぎょうみろく)の碑」が残され、当時の信仰の姿を今に伝えています。
源頼朝の和歌
鎌倉幕府を開いた源頼朝も、この滝を訪れたと伝えられています。彼はその美しさを和歌に詠みました。
「この上に いかなる姫や おわすらん おだまき流す 白糸の滝」
「おだまき」とは糸を巻いた玉のことを指し、幾筋にも分かれて流れ落ちる滝の姿を、繊細な絹糸にたとえています。頼朝が詠んだとされるこの歌は、白糸の滝の優雅で女性的な美しさを象徴するものとして広く知られています。
曽我兄弟と「音止めの滝」

白糸の滝のすぐ近くには「音止め(おとどめ)の滝」があります。これは曽我兄弟の仇討ち伝説にちなむもので、あまりの轟音で打ち合わせができなかったことから「音止め」と名付けられたと伝えられています。繊細で優美な白糸の滝に対し、豪快で力強い音止めの滝は対照的な存在として、多くの観光客に親しまれています。
世界文化遺産の構成資産として
2013年、白糸の滝は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されました。富士山の湧水が幾筋にも分かれ落ちる景観は、日本人の自然観や信仰心を象徴するものとして評価されています。
第6節 周辺の観光スポット
白糸の滝の周辺には、あわせて訪れたい魅力的な観光スポットが点在しています。自然や歴史、グルメまで幅広く楽しめるため、モデルコースとして組み合わせるのもおすすめです。
音止めの滝

白糸の滝のすぐ隣にあるのが「音止めの滝(おとどめのたき)」です。高さは約25メートル。豪快に流れ落ちる姿と轟音は迫力満点で、繊細で優美な白糸の滝と好対照をなしています。曽我兄弟の仇討ち伝説にゆかりがあり、歴史的背景とあわせて楽しめるスポットです。
田貫湖

白糸の滝から車で15分ほどの距離にある「田貫湖」は、富士山を湖面に映す景観で知られる観光地です。サイクリングロードやキャンプ場が整備されており、春には桜、秋には紅葉が湖畔を彩ります。アウトドア派や写真好きに人気の場所です。
富士山本宮浅間大社・山宮浅間神社


富士山信仰の中心的な存在が「富士山本宮浅間大社」です。富士宮市街にあり、富士山世界遺産の構成資産として多くの参拝客が訪れます。さらに「山宮浅間神社」は、富士山をご神体として仰ぐ最古の浅間神社の一つで、厳かな雰囲気に包まれています。
まかいの牧場

家族連れに人気の観光施設が「まかいの牧場」です。白糸の滝から車で約5分と近く、動物とのふれあいや手作り体験、地元食材を使ったレストランが楽しめます。特に小さなお子様連れにはおすすめです。
道の駅 朝霧高原

地元の農産物や乳製品、富士山周辺のお土産が揃う道の駅です。広い駐車場や展望スペースがあり、ドライブの休憩や観光の立ち寄りポイントとして利用されています。
第7節|食事・グルメ・お土産
白糸の滝の観光を楽しんだあとは、周辺に整備された観光拠点「富士山・白糸ノ滝テラス」で、地元ならではの味覚や特産品を味わうのがおすすめです。2020年にリニューアルされたこの施設には、飲食店やお土産店が集まり、観光とグルメを一度に楽しめるスポットとなっています。
富士宮やきそばの名店「平石屋」

70年以上の歴史を持つ老舗で、B級グルメの王者「富士宮やきそば」を提供しています。モチモチとした独特の麺と、だし粉の香りが特徴で、地元の味を気軽に堪能できます。味噌おでんやところてんもあり、軽食として立ち寄るのにも便利です。
カフェと雑貨を楽しむ「TAKIMOTOYA SOUVENIR&CAFE」
滝の音や季節の花を感じられるガーデンテラスを備えたカフェ。濃厚なソフトクリームやサンデーソフトが人気で、富士山麓で採れた生わさびや地元雑貨など、お土産も充実しています。落ち着いた時間を過ごしたい方におすすめです。
自然派の雰囲気が漂う「SHIRAITO GENERAL STORE」
アウトドア好きに嬉しいキャンプグッズや、テイクアウト可能な軽食・スイーツを提供しています。BBQプレートやミックスベリーシェイクなど、旅の合間にエネルギーをチャージできるメニューも揃っています。
特別な記念品に「Happy Bell しらいと」
天然石を使ったアクセサリーを販売する小さなショップ。観光の思い出やお守りとして人気があり、若い世代にも好評です。
白糸の滝で食べたい!おすすめメニュー3選
- 富士宮やきそば(平石屋)
コシのある麺と香ばしいソースの香りが絶品。白糸の滝を訪れたら一度は食べたい定番グルメ。 - ニジマスの塩焼き(周辺売店)
富士山の湧水で育ったニジマスを炭火で香ばしく焼き上げた一品。アツアツをその場で頬張れるのが魅力。 - 朝霧高原ソフトクリーム(TAKIMOTOYA)
濃厚で後味がさわやかなソフトクリーム。特に夏の観光シーズンには行列ができるほどの人気。
観光客に人気のお土産ランキング
- 生わさび(富士山麓産)
鮮度抜群の香り高いわさびは、自宅用にも贈答用にも喜ばれる逸品。 - 富士山モチーフの雑貨(TAKIMOTOYAやGeneral Store)
かわいらしい富士山グッズや食器、雑貨は旅の思い出にぴったり。 - 天然石アクセサリー(Happy Bell しらいと)
パワーストーンとしても人気が高く、若い女性を中心にお土産に選ばれています。
営業時間と利用のポイント
営業時間はおおむね9:00〜17:00前後ですが、冬季は16:00頃に閉店する店舗もあります。定休日は不定休や水曜・木曜休みの店が多いため、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です。
第8節 観光の楽しみ方と所要時間
白糸の滝は、滝そのものの景観を楽しむだけでなく、散策ルートや周辺の名所とあわせて観光することで、より充実した時間を過ごせます。
標準的な観光ルート
駐車場から出発し、売店が並ぶエリアを歩いて進むと、まず「音止めの滝」が姿を現します。その後、遊歩道を進んで白糸の滝へ。さらに奥にある「お鬢水(おびんみず)」や展望台からの眺めを楽しみながら、再び駐車場に戻るというコースが定番です。全体でおよそ1時間前後の行程となります。
所要時間の目安
- 短時間の立ち寄り:30分程度で滝の景観を一通り楽しめます。
- じっくり観光:売店や食事処に立ち寄ったり、展望台や周辺散策を含めると1時間〜1時間半ほどが目安です。
混雑状況とおすすめ時間帯
休日や連休は観光客が多く混雑しがちです。ゆったりと滝を鑑賞したい場合は、平日や早朝に訪れるのがおすすめです。特に午前中は日差しの関係で虹がかかりやすく、写真撮影にも最適な時間帯となります。
雨の日の楽しみ方
雨の日は足元に注意が必要ですが、水量が増して滝の迫力が増すため、普段とは異なる姿を楽しむことができます。傘やレインコートを準備すれば、天候に左右されず観光できるのも魅力です。
第9節 旅行計画のヒント
白糸の滝を訪れる際には、観光をより快適に楽しむためにいくつかのポイントを押さえておくと安心です。
宿泊・温泉・キャンプ場
白糸の滝周辺には、日帰り温泉施設や旅館、ホテル、キャンプ場などが点在しています。観光だけでなく、富士山麓の自然の中で宿泊するプランを組むと、ゆったりとした旅行を楽しめます。特に田貫湖や朝霧高原周辺は宿泊施設が充実しており、アウトドア派に人気です。
雨の日の観光
雨の日でも白糸の滝は見学可能です。むしろ水量が増すことで迫力が増し、普段とは異なる表情を楽しめます。ただし、遊歩道は滑りやすくなるため、歩きやすい靴と雨具の準備を忘れないようにしましょう。
季節ごとの服装
- 夏:滝周辺は気温が低めで涼しいため、軽装で問題ありません。
- 秋冬:朝晩は冷え込むことが多く、防寒着があると安心です。
- 春:花粉症の方はマスクを持参すると快適に過ごせます。
ペットとの観光
白糸の滝はペット同伴での観光が可能です。犬連れで散策を楽しむ観光客も多く見られます。ただし、滝壺近くの階段は急で足場が悪いため、小型犬などは抱えて移動する方が安全です。
バリアフリー・高齢者の観光

滝つぼまでの階段の手前の展望スペース(車椅子用展望台)まではバリアフリーが整備されており、車椅子やベビーカーでも滝を鑑賞できます。高齢の方や小さなお子様連れでも安心して訪れることができます。
- 関連情報 – 生涯初心者まさみの雑記ブログ「車椅子を押して白糸の滝に行く」
白糸自然公園から遊歩道を利用すれば滝つぼ近くの滝見台まで行く事はできますが、距離は550m(往復1.1km)で高低差が40mある長距離の急な坂道なので、車椅子を押す介助者はかなり大変です。詳細は下記を参考にして下さい。
- 関連情報 – 車いすお出かけガイド「世界遺産富士山 白糸の滝 車椅子観光ガイド バリアフリー情報」
第10節 よくある質問(FAQ)
観光前に多くの人が気になる疑問をまとめました。旅行計画の参考にしてください。
Q1. 「白糸の滝」は全国にいくつあるの?
A. 日本各地に「白糸の滝」という名前の滝があります(群馬県や長野県など)。しかし、世界文化遺産「富士山」の構成資産として登録されているのは、静岡県富士宮市の白糸の滝です。
Q2. 階段は何段くらいありますか?


A. 滝壺近くまで下りるには、約100段の階段があります。展望台まではバリアフリーなので、足腰に不安のある方や車椅子利用の方は展望台からの観賞がおすすめです。
Q3. 車椅子やベビーカーでも行けますか?
A. 展望台まではスロープが整備されているため可能です。ただし、滝壺近くまでは急な階段や坂道があるため、利用は難しいです。
Q4. ライトアップはありますか?
A. 白糸の滝は自然のままを楽しむスポットで、基本的にライトアップは行われていません。観光は日中の訪問が中心です。但し、紅葉の時期にライトアップが行われる場合があります。イベントの開催については富士宮市観光協会等のサイトでご確認下さい。

Q5. 見頃の時期はいつですか?
A. 一年を通して楽しめますが、特に 春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧 と、四季それぞれに異なる魅力があります。
Q6. 混雑する時間帯は?
A. 土日祝日や連休は混雑しやすいですが、平日や早朝に訪れると比較的ゆったり観光できます。午前中は虹がかかりやすいため、写真撮影にもおすすめです。
第11節 まとめ
白糸の滝は、富士山の湧水が織りなす繊細で優美な姿が魅力の名瀑です。高さ約20メートル、幅150メートル以上の絶壁から無数の水が絹糸のように流れ落ちる景観は、まさに自然がつくり出した芸術といえるでしょう。
国の名勝・天然記念物に指定されているだけでなく、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産としても高く評価され、文化や歴史の面からも重要な存在です。源頼朝の和歌や富士講の修行地といった歴史的背景を持ち、周辺には音止めの滝や田貫湖、浅間大社など多彩な観光スポットが揃っています。
アクセスのしやすさや観光施設の充実度も魅力で、家族連れや友人同士、海外からの旅行者まで幅広い層が楽しめます。四季折々に異なる美しさを見せ、晴れた日には虹や富士山との絶景も期待できます。
自然美・歴史・文化が融合した白糸の滝は、まさに「一度は訪れたい日本の名所」。滞在時間30分から1時間ほどで楽しめるので、富士山観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください。
第12節 参考文献・情報一覧
公式サイト・行政情報
- 富士宮市観光公式サイト「白糸の滝」
https://fujinomiya.gr.jp/shiraito/ - 富士宮市役所 世界遺産富士山 構成資産案内
https://www.city.fujinomiya.lg.jp/sp/page/4000315.html - 富士宮市観光協会(観光案内・バス情報・駐車場)
https://fujinomiya.gr.jp/
自然・地質・保全(研究・資料)
- 「白糸の滝」地質・湧水メカニズム(新富士火山層・古富士火山層解説)
文化庁「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」構成資産資料
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/400