はじめに
富士山本宮浅間大社の“西側門前”に蔵を構える創業1830年（天保元年）の老舗、富士高砂酒造。初代・山中正吉翁が掲げた屋号「中屋」と銘柄名「高砂」（謡曲「高砂」に由来）に、清めと和の精神が息づいています。
蔵の命は、地下約100mから汲み上げる富士山の伏流水（超軟水）。百年単位の自然濾過を経たこの水は、口当たりをやわらかく、ほのかに甘みを感じさせる酒質を生みます。
醸しの核は、能登杜氏が受け継いできた山廃仕込み。蔵に棲む乳酸菌の力を借り、手間と時間を惜しまない製法で、やさしさの奥に複雑で力強い旨みを宿します。超軟水×山廃という掛け合わせが、高砂だけの品格ある味わいを形づくっています。
蔵見学は無料・要予約で約45分。工程・道具・井戸をめぐり、見学後は（運転をしない方に）試飲も。旅の合間に“水・技・町”を体感できる人気のプログラムです。
さらに、毎年恒例の蔵開き（冬＝新春、夏＝納涼祭）では、限定酒や福箱、地元グルメ、ステージ企画がそろい、家族や仲間と楽しめます（入場無料・公共交通推奨）。
本記事では、基本情報・アクセスから水と技の物語、定番＆限定ラインナップ、見学・蔵開きの実用ガイド、そして周辺観光の回遊まで、富士宮で地酒を楽しむための要点を凝縮してご案内します。次章から順にどうぞ。
記事のポイント
- 創業1830年、浅間大社門前に佇む老舗酒蔵「富士高砂酒造」
- 富士山伏流水（超軟水）×山廃仕込みによる伝統の酒造り
- 見学無料・要予約（約45分／1日4回・試飲あり）
- 主力銘柄は「高砂」「駿州中屋」など、山廃純米や大吟醸が人気
- 梅酒・ヨーグルト酒・レモンハイの素など個性派リキュールも充実
- 蔵開きは冬（新春）と夏（納涼祭）に開催、入場無料
- 蔵内売店・オンラインショップ・取扱店で購入可
- 周辺観光と合わせて「参拝→蔵見学→地酒とご当地グルメ」が楽しめる
1. 基本情報とアクセス
名称
富士高砂酒造株式会社（Fuji Takasago Shuzou Co., LTD. ／ Fuji Takasago Distillery） 。
住所・電話・公式
〒418-0055 静岡県富士宮市宝町9-25／TEL 0544-27-2008／公式サイト：https://fuji-takasago.com/
営業時間・定休日
平日 9:00–17:00、土日祝 10:00–17:30／定休日：1月1日・1月2日。
駐車場
普通車5台・大型バス2台・マイクロバス2台（無料）。※蔵開き当日は専用駐車場なしのため公共交通機関推奨。
立地の目印
富士山本宮浅間大社の西側・門前エリア（湧玉池も至近）。
アクセス（徒歩・電車・バス・車）
- 電車：JR「西富士宮」駅から徒歩約7分。
- バス：最寄り「宝町中屋前」停から徒歩約1分。
- 車：県道414号／国道139号からアクセス良好。
地図
2. 歴史・屋号・銘柄の由来
2-1 創業と歩み（天保元年・1830年〜）
富士高砂酒造は、天保元年（1830年）創業。創業者は山中正吉翁（近江商人）で、富士山本宮浅間大社の門前町に蔵を構えました。以来、およそ二世紀にわたり富士山の恵みとともに酒造りを続けています。
2-2 屋号「中屋（なかや）」の由来
創業時の屋号は「中屋」。現在も蔵内に当時の刻書看板が残り、門前の商いから始まった酒蔵の原点を物語っています。地域と結びついた商家の系譜が、蔵の“開かれた姿勢”の源流です。
2-3 銘柄名「高砂」に込めた願い
主銘柄「高砂」は、能の謡曲「高砂」に由来。夫婦和合・長寿を象徴する“相生の松”の故事にあやかり、「清めと和に使われる酒」への願いを初代が込めたと伝わります。縁起の良さとお祝い事にふさわしい格を備えた名です。
2-4 門前町の蔵と“富士の水”の物語
蔵は浅間大社の西側に位置し、近隣には湧玉池。この水系と同源とされる富士山の伏流水（超軟水）を、蔵の地下約100mの井戸から汲み上げ、1830年の創業以来の“水の系譜”を今日まで継承しています。
2-5 年表（ダイジェスト）
- 1830年：山中正吉翁が創業。屋号「中屋」。門前町での商いと酒造りがはじまる。
- 近代〜昭和：浅間大社門前の蔵として地域と歩み、銘柄「高砂」を確立。
- 平成〜令和：伏流水×伝承技術“山廃仕込み”を磨き、受賞歴と国際評価を拡大。
- 現在：見学・蔵開き・限定酒を通じ、観光と文化のハブとしても発信を続ける。
3. 富士山伏流水（超軟水）の恵み
3-1 井戸と水脈
蔵内の井戸は地下約100m。隣接する富士山本宮浅間大社・湧玉池と同じ水系の富士山の伏流水を汲み上げています。創業以来、枯れずに湧き続ける“蔵の命”です。
3-2 “超軟水”がつくるやさしい口当たり
この水はミネラル分がきわめて少ない超軟水。発酵が穏やかに進み、柔らかくなめらか、ほのかに甘みを感じる酒質にまとまります。高砂の“やさしさ”の核心です。
3-3 水×技の相乗効果
一般に山廃は力強い旨みと酸が出やすい製法ですが、超軟水と組み合わせることで、繊細さ・ふくらみ・上品な酸がバランスよく同居。高砂ならではの“滑らかさの奥にある複雑味”が生まれます。
3-4 テイスティングの目安
- 冷酒：超軟水由来のするりとした口当たりと清涼感が前面に。
- 常温〜ぬる燗：山廃の旨みの層と余韻がふくらみ、料理との相性が広がります。
ワンポイント：売店や見学後の試飲（運転者不可）なら、水質由来の“優しい飲み心地”が実感しやすいです。
4. 山廃仕込みと能登杜氏の伝承
4-1 山廃（やまはい）とは
山廃は「山卸廃止（やまおろしはいし）」の略称。米をすり潰す“山卸し”を行わず、麹の酵素と蔵に棲む乳酸菌の力で酒母をじっくり育てる伝統技法です。時間も手間もかかりますが、その分、旨みの層と奥行き、きれいな酸が生まれます。
4-2 速醸とのちがい（要点だけ）
- 速醸酛：乳酸を添加して短期間で酒母を仕上げる。端正でシャープ。
- 山廃：自然の乳酸菌を待ち、長期育成。ふくらみ・複雑味・余韻が出やすい。
高砂はここに超軟水（富士山伏流水）を掛け合わせ、柔らかな口当たりと上品な酸を同居させています。
4-3 能登杜氏の伝承
富士高砂酒造は能登杜氏の系譜を受け継ぎ、創業以来の山廃仕込みを守り続けてきました。手間を惜しまない“味口造り”の姿勢が、銘柄「高砂」の芯を形づくっています。
4-4 現杜氏の哲学
現杜氏の小野浩二氏は、「迷った時は手のかかる方を選べ」という先代の言葉を大切に、丁寧な仕込みを徹底。自然発酵がもたらす複雑味を活かしつつも、澄んだ後味まで整えるのが高砂流です。
4-5 高砂“山廃”の楽しみ方（温度と料理）
- 冷酒：超軟水由来のするりとした口当たり、香味の透明感。刺身、天ぷらなど繊細な料理に。
- 常温〜ぬる燗：山廃らしい旨みの層と余韻がふくらみ、焼鳥（塩・タレ）や和牛、濃い味の肴とも好相性。
ワンポイント：“山廃＝重い”とは限りません。高砂では超軟水×山廃の相乗で、滑らかさの奥に複雑味という独自バランスを実現しています。
5. ラインナップ早見（定番・限定・ギフト）
5-1 高砂（定番の柱）
山廃 純米辛口
キレの良さと食中酒の万能性。IWCで最高評価（トロフィー）を獲得した看板酒。刺身・天ぷら・焼鳥など幅広く。
山廃 純米吟醸
山田錦を中心に、繊細さとふくらみ。常温〜ぬる燗で旨みの層が開き、肉・チーズ系とも好相性。IWC/ISC金賞歴あり。
今日はぐっと冷え込み、空気が一気に冬めいてきましたね！
— 富士高砂酒造株式会社 (@fujitakasago) October 22, 2025
【プレミアムぬる燗部門 金賞】
⭐️山廃大吟醸
【プレミアム熱燗部門 金賞】
⭐️山廃純米吟醸
燗酒におすすめです！#富士高砂酒造 #燗酒コンテスト2025 #金賞受賞 #山廃大吟醸 #山廃純米吟醸 #燗酒 #ぬる燗 #熱燗 #富士宮 #静岡日 pic.twitter.com/ni3mOqXoWd
山廃 大吟醸
フルーティーな香りと上品さ。超軟水×山廃の “滑らかさの奥に複雑味”。Kura Masterでも高評価。
純米大吟醸（例：山雄田町錦）
エレガントな香味と透明感。近年の受賞歴（Kura Masterプラチナ等）が象徴するフラッグシップのひとつ。
テイスティング目安：冷酒で“するり”とした口当たり、常温〜ぬる燗で旨みと余韻がふくらみます。
5-2 駿州中屋（地域ブランド）
駿州中屋 純米大吟醸／純米辛口／山廃本醸造
門前の屋号「中屋」を受け継ぐライン。地元性と実直な造りが魅力で、日常の食卓〜贈答まで幅広く対応。
5-3 リキュール＆スピリッツ（新しい楽しみ方）
高砂 山廃梅酒／高砂 梅酒／山廃ゆず酒
山廃ベースならではの奥行きと、果実・茶の香味が調和。食前・食後の1杯に。
高砂 カルダモンレモンハイの素
ソーダ割りで爽やか。唐揚げ・餃子など油ものと好相性という声も。
ヨーグルト酒（朝霧高原のヨーグルト使用）
まろやかな酸とコクで飲みやすい人気リキュール。デザート感覚でも。
（限定）Whisky the Takasago ほか
日本酒蔵ならではのスピリッツ展開も注目（年次限定）。
5-4 季節・限定・ギフト
- 搾りたて生（新酒）／「おたふく しぼりたて」
フレッシュで力強い一本。季節の楽しみに。 - 蔵限定「裏高砂」シリーズ・限定グッズ
蔵でのみ出会える特別な一本やグッズは来訪の“ご褒美”。 - 福箱・父の日ギフト・飲み比べセット
贈答や自分用のテーマ飲み比べに便利。通販・売店で展開。
購入ガイド：蔵内売店・オンライン（公式/楽天等）・全国の取扱店で入手可能。季節品は早めのチェックがおすすめです。
6. 受賞歴と評価
6-1 近年の主要受賞（抜粋）
- IWC（International Wine Challenge）
- 山廃純米辛口：金賞・リージョナルトロフィー（2019）。
- 山廃純米吟醸：金賞（2019）。
- ISC（International Sake Challenge）
- 山廃純米吟醸：金賞。
- Kura Master（フランス）
- 純米大吟醸 山雄田町錦：プラチナ賞（2025）。
- 山廃大吟醸：プラチナ賞（2023）。
- 特別純米辛口：金賞（2023）。
- その他
- 「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」受賞歴あり（年次複数）。
6-2 評価の要点（審査で評価される“高砂らしさ”）
- 超軟水×山廃が生む、なめらかな口当たりと上品な酸のバランス。
- 食中酒としてのキレと旨みの層（特に山廃純米辛口）。
- 香味の透明感とふくらみ（大吟醸・純米大吟醸系）。
6-3 受賞が示す“買い方”のヒント
- 初めての方：迷ったら山廃純米辛口か山廃純米吟醸（IWC/ISC実績）。
- 贈答用・晴れの日：純米大吟醸 山雄田町錦や山廃大吟醸（Kura Masterプラチナ）。
7. 蔵見学（無料・要予約）
7-1 見学概要
富士高砂酒造では、無料で蔵見学が体験できます。
創業からおよそ二世紀にわたり守られてきた酒造りの工程を、実際の蔵の中で間近に見学できる貴重なプログラムです。予544-27-2008
- 開催時間帯：10:30〜15:30の間で随時（おおむね1日4回実施）
- 所要時間：約45分
- 実施日：年末年始・お盆を除く通年対応
少人数でも事前連絡を推奨。団体（10名以上）は確実に予約を。
7-2 見学の流れ（標準コース）
- 受付・蔵紹介 – 歴史や屋号「中屋」の説明、蔵の全体像を紹介。
- 仕込み工程見学 – 酒母室、麹室、発酵タンクなどの工程を順路に沿って見学。
- 展示見学 – 江戸期の酒造道具、貯蔵タンク、富士山下山仏など。
- 試飲・買い物 – 見学後に（運転しない方限定で）無料試飲が可能。売店では限定酒やグッズの購入も。
＼大人の寄り道、してみませんか？／
— 富士高砂酒造株式会社 (@fujitakasago) May 28, 2025
富士高砂酒造の蔵見学‼️
（前日までの予約必須です）
酒造りの現場を間近で体感＆試飲もできます🍶
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7-3 注意事項とポイント
- 見学中の写真撮影は原則OKですが、作業中エリアではスタッフの指示に従いましょう。
- バリアフリー対応：一部床面段差あり（要相談）。
- 英語案内は簡易レベルで対応可（外国人来訪も多い）。
- 夏季は蔵内の温湿度差に注意（薄手の羽織を推奨）。
7-4 見学者の声（レビュー要約）
- 「説明がわかりやすく、蔵の方々が丁寧」
- 「富士山の水を感じるような清らかな雰囲気」
- 「試飲後の買い物も楽しい」
（口コミ評価：Google平均★4.5前後）
見学は観光の合間に最適。浅間大社・湧玉池・お宮横丁と組み合わせて半日コースで楽しむのがおすすめです。
8. 蔵開き（冬＝新春／夏＝納涼祭）
8-1 冬の蔵開き｜新春蔵開き
- 開催日（予定）：2025年1月19日（日）／入場無料・予約不要。
- 主な内容：振る舞い酒の無料試飲、蔵開き限定の秘蔵酒や記念酒の販売、福箱、グッズ、地元フード出店、抽選企画など。
- 交通案内：当日は専用駐車場なし。公共交通機関の利用を推奨。
8-2 夏の蔵開き｜納涼祭
- 開催日（予定）：2025年8月23日（土）／15:00–19:30、入場無料・予約不要／雨天決行。
- 主な内容：限定酒・福箱・蔵限定グッズ、地元グルメ屋台、きき酒師芸人「にほんしゅ」のステージなど、夕涼みの時間帯に家族で楽しめる構成。
- 交通案内：当日駐車場なし → 公共交通推奨（混雑緩和・安全のため）。
✨「富士高砂夏の蔵開き2025」ご来場ありがとうございました！✨
— 富士高砂酒造株式会社 (@fujitakasago) August 27, 2025
次回は1月「冬の蔵開き」❄️ ぜひお楽しみに！#富士高砂酒造 #夏の蔵開き #日本酒 #富士宮 #静岡 #蔵開き #夏の思い出 #富士宮観光 #富士宮グルメ #酒蔵 #日本酒好きな人と繋がりたい #乾杯 #sake #sakebrewery pic.twitter.com/QPHZwqU2Q7
8-3 楽しみ方のコツ
- 到着目安：人気の限定酒・福箱は早めに完売することがあるため、開始直後の来場がおすすめ。
- 動線：まずは限定酒・福箱 → 試飲 → ステージ／屋台、の順で回ると効率的。
- 持ち物：エコバッグ（瓶詰を想定）、現金少々（出店・屋台用）、夏は日没後の羽織を。
- 安全：試飲後の運転は厳禁。公共交通＋徒歩で浅間大社やお宮横丁とセットにすると快適。
9. まち×酒のストーリー
9-1 富士宮やきそば×「やきそばだいびんじょう」
富士宮やきそば学会と共同で、濃厚なソースに合う超辛口（日本酒度＋10）の一本を開発。300mlの小瓶は水色ボトル×白キャップで富士山を想起させるデザイン。ご当地B級グルメの高まりとともに“町おこし酒”として定着しました。
9-2 富士山麓の鱒文化×「鱒々だいびんじょう」
市北部・猪之頭地区の富士養鱒場や清冽な伏流水に育まれたにじます文化に着想を得た第2弾。虹鱒料理に合う辛口設計で、市内の飲食店でも提供。水資源と食文化を“酒”でつなぐ地域連携の象徴です。
9-3 メディア・コラボ（にじさんじ ほか）
Vtuber番組「にじさんじのB級バラエティ（仮）」の工場見学企画で紹介され、「山廃仕込純米吟醸ヨーグルト酒」や「酒レモン杯（レモンハイ）の素」がECで話題に。デジタル発の認知拡大が来店・通販双方に波及しました。
9-4 “水・食・酒”がつくる観光回遊
浅間大社参拝→やきそば・にじます→酒蔵見学（または蔵開き）という半日モデルは、富士山の水を軸に食と酒の物語を一筆書きに体験できます。蔵限定酒やご当地ペアリングを探す楽しみも。
10. 販売・通販・取扱店
10-1 蔵内売店（直売）
蔵内の売店では、定番酒に加えて蔵限定グッズや季節の搾りたて生などが並びます。見学後は（運転をしない方に）無料試飲コーナーもあり、味を確かめて購入できます。
10-2 オンライン（通販）
公式サイト経由のオンライン販売のほか、楽天など主要ECでも「高砂」「駿州中屋」各シリーズを取り扱い。限定品・季節品は在庫変動があるため、告知のタイミングでのチェックがおすすめです。
10-3 取扱店（静岡・東京ほか）
蔵直以外にも全国の酒販店・販売店で流通。静岡・東京エリアのショップを中心に入手可能です（在庫は店舗により異なります）。贈答用途の飲み比べセットや父の日ギフトなどの企画商品も展開しています。
10-4 グループ・体制
富士高砂酒造は株式会社伝統蔵（本社：東京都中央区）のグループに属し、代表取締役は山岸逸人氏。蔵の伝統を守りつつ、流通・販路面での連携を進めています。
メモ：限定酒・季節酒は蔵開きや直売での先行販売が多め。遠方の方は公式EC／主要ECを活用、近隣の方は蔵＋周辺観光を組み合わせると入手機会が広がります。
11. 周辺観光＆半日モデルコース
11-1 近場の見どころ（徒歩圏）
富士山本宮浅間大社
全国約1300の浅間社の総本宮。蔵は西側門前に位置。
湧玉池
富士山の伏流水が湧く名所。蔵の井戸水と同水系とされる。
お宮横丁／ここずらよ
ご当地グルメ＆土産の拠点。市内4蔵の地酒のおみやげや富士宮やきそばを食べる事ができます。
11-2 ちょっと足をのばして（車）
- 白糸の滝方面（富士正酒造／牧野酒造の蔵元エリア）や、富士錦酒造（旧芝川）へ“蔵めぐり”。
11-3 半日モデルコース（徒歩＋公共交通）
- 浅間大社 参拝 → 2) 富士高砂酒造 見学（約45分） → 3) お宮横丁で富士宮やきそば → 4) 湧玉池を散策。
JR西富士宮駅から徒歩約7分で蔵へ到着でき、蔵開き当日は公共交通推奨です。
12. よくある質問（FAQ）
Q. 見学は予約が必要？
A. 無料・要予約です。10:30〜15:30の間で相談可、所要約45分。年末年始・お盆は休止。
Q. 試飲はできますか？
A. 見学後に（運転をしない方に限り）無料試飲があります。
Q. 駐車場やアクセスは？
A. 普通車5台・大型2・マイクロ2の駐車可。西富士宮駅から徒歩約7分、最寄りバス停は宝町中屋前。
Q. 蔵開き当日の注意点は？
A. 入場無料・予約不要ですが、当日駐車場なし。公共交通機関の利用を推奨します。
Q. 子連れ・ベビーカーは？
A. 見学経路に一部段差があります。必要に応じてスタッフにご相談ください（安全第一でご案内）。※館内ルールは当日の指示に従ってください。
Q. 英語対応は？
A. 簡易な英語案内は可能な範囲で対応（訪日旅行者の来訪も多い）。※詳細は予約時にご相談を。
13. まとめ
超軟水の伏流水×山廃仕込み×能登杜氏の技。富士高砂酒造は、“やさしさの中に奥行き”という唯一無二の酒質で、富士宮の水・食・文化を一つの物語に束ねてくれます。見学と蔵開きで醸造の現場に触れ、蔵内売店やオンラインでお気に入りの一本に出会う——そんな“半日旅”が、この町ではごく自然に叶います。
14. 参考情報一覧
- 公式サイト：富士高砂酒造株式会社 公式ホームページ — https://fuji-takasago.com/
- 会社概要ページ — https://fuji-takasago.com/company
- 富士宮市観光協会 紹介ページ — 富士高砂酒造／富士宮市観光協会 — https://fujinomiya.gr.jp/guide/141/
- Craft Sake（モトックス）蔵元紹介ページ — 富士高砂酒造株式会社 — https://www.mottox.co.jp/producer/craft-sake/002003
- SAKETIME ブランド紹介ページ 「高砂」 — 富士高砂酒造／SAKETIME — https://www.saketime.jp/brands/1108/
- 酒蔵プレス 特集記事「高砂」富士高砂酒造-静岡県 — https://www.sakagura-press.com/sake/fujitakasago2025/
- 静岡県酒造組合 紹介ページ — 富士高砂酒造株式会社 — https://www.shizuoka-sake.jp/富士高砂酒造株式会社/
- その他参考：酒蔵ナビ／富士高砂酒造紹介 — https://shizuoka.hellonavi.jp/fujitakasagosyuzo