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静岡県富士山世界遺産センター完全ガイド|アクセス・料金・見どころ・所要時間

静岡県富士山世界遺産センター 観光施設
記事内に広告が含まれています。
  1. 導入:ここはどんな施設?
  2. 結論早わかり(要点サマリー)
  3. 基本情報
  4. 開館時間・休館日・料金・支払い
  5. 障害者割引・バリアフリー・ベビーカー/授乳室などの配慮
  6. 館内マップ&回り方(最短60分/標準60–90分/じっくり120分)
  7. 常設展示の全体像(6テーマの俯瞰)
  8. らせんスロープで“疑似富士登山”
  9. 展望ホール&屋外テラス(“富士山は見える?”の答え・見え方のコツ)
  10. 映像シアター・富士山ライブラリー・案内所(活用のしかた)
  11. 企画展・イベント(最新情報の見方・頻度・所要時間の目安)
  12. 写真撮影の可否とルール(撮影禁止エリア・混雑配慮)
  13. 多言語対応・音声ガイダンス(対応言語/利用手順のミニ解説)
  14. カフェ&ミュージアムショップ(観覧券不要/人気メニュー・限定グッズ)
  15. 所要時間の目安と混雑回避(滞在モデル/雨天時)
  16. アクセス総合(電車・バス・車・徒歩)
  17. 駐車場・駐輪場(神田川観光駐車場の使い方/優先駐車)
  18. 団体予約・学校見学・ボランティア案内(予約のコツ/問い合わせ窓口)
  19. 犬連れ・子ども連れの注意点(館内可否/周辺の過ごし方)
  20. 周辺ランチ&カフェ(富士宮やきそば等/近場での軽食)
  21. 周辺観光モデルコース(徒歩+車の組み合わせ)
  22. 「山梨側」との違い(どっちへ行く?名称の紛らわしさを整理)
  23. よくある質問(FAQ)
  24. まとめ
  25. 参考情報・リンク一覧
  26. 関連記事:

導入:ここはどんな施設?

静岡県富士山世界遺産センターは、富士山が“世界遺産(信仰の対象と芸術の源泉)”として評価された理由を、見て・歩いて・体験しながら学べるミュージアムです。館内の象徴は、らせん状スロープを上りながら富士登山の行程を疑似体験できる展示動線。火山としての成り立ち、信仰と文化、芸術や自然生態系、そして未来への継承まで、富士山を多面的に理解できます。

最上階には展望ホールがあり、天気がよければ目の前に大きな富士山の姿。屋外テラスからは富士宮のまちなみも一望できます。映像シアターや企画展、富士山に関する図書をそろえたライブラリー、カフェ&ミュージアムショップ(観覧券不要)も併設され、学びと憩いを一か所で楽しめるのも魅力です。

所在地は富士宮市の中心部。富士山本宮浅間大社や湧玉池へ歩いて回れる立地なので、まちなか観光と組み合わせたモデルコースにも向いています。所要時間の目安は60〜90分前後(企画展やライブラリー利用で+α)。子ども連れでも楽しみやすく、多言語音声ガイダンスやバリアフリー配慮も整っています。

「富士山について基礎からきちんと学びたい」「登る前に理解を深めたい」「天候が不安定でも富士山を体感したい」という方に特におすすめの拠点です。

結論早わかり(要点サマリー)

  • 営業時間:9:00〜17:00(最終入館は閉館30分前)。※7・8月は〜18:00の場合あり
  • 休館日:毎月第3火曜・年末年始(12/27〜1/3)
  • 料金:一般 300円無料=15歳以下・70歳以上・障害者(※介助者1名含む、いずれも要証明)
  • 支払いキャッシュレス対応(入場料・ショップ等)

見どころベスト3

  1. らせんスロープで“疑似富士登山”(映像・音響演出で五合目→山頂を体感)
  2. 展望ホール(天気がよければ目前に富士山、屋外テラスも)
  3. カフェ&ミュージアムショップ観覧券不要/湧水コーヒーやソフトクリーム、限定グッズ)

所要時間の目安:標準 60〜90分(企画展やライブラリー利用で+α)

アクセス(要点)

  • 電車:JR身延線「富士宮駅」から徒歩 8〜10分
  • バス:「浅間大社前」下車すぐ(富士急シティバス等)
  • :新東名「新富士IC」約10分/東名「富士IC」約15〜20分
  • 駐車場:来館者用の専用駐車場なし富士宮市神田川観光駐車場(有料・徒歩約2分)利用推奨
  • 自転車:敷地内等に駐輪スペースあり

基本情報

  • 名称:静岡県富士山世界遺産センター
  • 住所:〒418-0067 静岡県富士宮市宮町5-12
  • 電話:0544-21-3776
  • 開館:2017年12月23日
  • 開館時間:9:00〜17:00(7・8月は〜18:00)
  • 最終入館:閉館30分前
  • 休館日:毎月第3火曜・年末年始(12/27〜1/3)ほか施設点検日
  • 観覧料:一般300円/無料=15歳以下・70歳以上・障害者(介助者1名含む、いずれも要証明)
  • 支払い:キャッシュレス決済に対応(入場料・ショップ等)
  • 建築:逆円錐形の展示棟(地上5階)。設計:坂茂建築設計
  • 公式サイト:あり(URLは本文末の参考情報一覧に掲載)

開館時間・休館日・料金・支払い

開館時間

  • 通常期(9月〜6月):9:00〜17:00(最終入館 16:30
  • 夏期(7月・8月):9:00〜18:00(最終入館 17:30

※季節やイベントに伴う時間変更のお知らせが出ることがあります。来館前に最新情報をご確認ください。

休館日

  • 毎月第3火曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館
  • 施設点検日(年度ごとに数日設定・事前告知)
  • 年末休館(年度により日程を告知)
    ※例:2025年度は 6/9〜6/13、12/1〜12/5、年末 12/27〜12/31。最新の休館日カレンダーに準拠してください。

料金(常設展観覧料)

  • 一般:300円
  • 団体(20名以上):200円/人
  • 無料
    • 大学生以下(中学・高校・大学・これらに準ずる在学者を含む)
    • 70歳以上
    • 障害者(難病患者を含む)および介助者1名
  • 企画展は別料金となる場合があります。

支払い方法

  • 現金/キャッシュレス決済に対応(主要クレジットカード・電子マネー等が利用可)
  • 特定日(例:静岡県民の日 など)に無料となる取り扱いが行われる場合があります(年度により実施有無が異なるため要確認)。

来館前チェック:公式サイトの「開館時間・休館日・料金」ページや「お知らせ」で当日の開館状況・時間変更・企画展料金を確認すると安心です。

障害者割引・バリアフリー・ベビーカー/授乳室などの配慮

障害者割引

  • 常設展・企画展ともに無料:障害者手帳(身体・療育・精神)や難病患者の方は本人+介助者1名まで無料。来館時に手帳または公的アプリ(例:ミライロID)を提示します。
  • キャッシュレス対応の減免手続きにも対応。
  • 県や施設の取り扱いにより、特定日(例:県民の日)に無料となる場合があります(年度ごとに実施有無が異なるため事前確認を)。

バリアフリー(移動・設備)

  • 段差のない動線らせんスロープ、各階に停まるエレベーターで、館内は車椅子で移動しやすい設計
  • 多機能トイレを館内に配置(おむつ替え台あり)。
  • 優先駐車:隣接の富士宮市神田川観光駐車場に、車いす等用区画が用意されています。
  • 車椅子の貸出(台数限定)。
  • 補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)同伴可

ベビーカー・授乳室・ファミリー向け

  • ベビーカーでの入館可。館内はスロープ主体で移動がスムーズ。ベビーカーの貸出(台数限定)もあります。
  • 授乳室は1階に設置(搾乳室としても利用可)。利用時はスタッフへ声かけを。
  • 各階にベンチがあり、休憩を挟みながら見学しやすい導線です。
  • 小学生以下は保護者同伴を推奨。混雑時はスロープ上で立ち止まりすぎないなど、安全配慮を心がけましょう。

ワンポイント:スロープは長く続くため、車椅子やベビーカーの方はエレベーター併用がおすすめ。所要時間に余裕を持つと快適です。

館内マップ&回り方(最短60分/標準60–90分/じっくり120分)

フロア構成(5階建て・逆円錐の展示棟)

  • 1階:受付/コインロッカー/館内案内/富士山ライブラリー環富士山マップミュージアムショップ&カフェ/研修室
  • 2階企画展示室映像シアター
  • 3階:常設展示「美しき山」「育む山」「受け継ぐ山
  • 4階:常設展示「聖なる山」/らせんスロープ(展示動線)
  • 5階展望ホール/屋外テラス/常設展示「荒ぶる山」/自動販売機
    ※館内は「登拝する山」と名付けられたらせんスロープで5階まで上がる体験動線です。各階でエレベーター利用も可能。

最短ルート(約 60分

  1. 1階受付 → らせんスロープで上階へ(登拝演出を体感しつつ要点のみ拾う)
  2. 3階:常設展示「美しき山/育む山/受け継ぐ山」をコンパクトに
  3. 4階:「聖なる山」を要点チェック
  4. 5階展望ホール屋外テラス(富士山の見え方を確認)
  5. 2階映像シアター(空席・上映時刻に合わせて前後入替OK)
  6. 1階ショップ&カフェでクイック立ち寄り → 退館

コツ:展示は各セクションの導入パネルと大型映像を優先。スロープ移動中は“テーマ見出し”と“ハイライト展示”に絞るとテンポ良く回れます。

標準プラン(60〜90分

  • 最短ルートに加えて、各展示でキーワード解説模型・資料を丁寧に確認。
  • クイズシート/音声ガイド(多言語対応)を活用し、理解を一段深く
  • 映像シアターは必見。上映スケジュールに合わせて前後の順序を調整。
  • 企画展開催時は+10〜20分を見込み。

コツ:混雑時間帯は3階→4階→5階→2階の順で“上から下へ”落とす導線がスムーズ。ベンチで小休止を挟むと集中力が続きます。

じっくりプラン(約 120分

  • 標準プランに、解説文や年表・映像の全編視聴を加える。
  • 1階ライブラリーで関連図書・写真資料に目を通し、テーマ理解を補強。
  • 5階テラスで景観観察(季節・天候・時間帯で見え方が変わります)。
  • カフェで小休憩し、ショップで図録・限定グッズを吟味。
  • ボランティアガイド/音声ガイドを活用し、信仰・芸術・生態など横断的なつながりを把握。

コツ:らせんスロープは見どころが連続するため、“興味の強いテーマに時間配分”を。火山・信仰・芸術のどれを軸にするかを最初に決めると満足度が上がります。

事前準備(あると便利)

  • 館内マップ(PDF)をスマホに保存しておくと、現在地と次の見どころが把握しやすく時短に。
  • 上映時刻/企画展情報は来館前に最新を確認。
  • 撮影は禁止区画やルールに注意(入口掲示・スタッフ案内に従う)。

常設展示の全体像(6テーマの俯瞰)

らせんスロープで疑似富士登山(イメージ画像)
らせんスロープで疑似富士登山(イメージ画像)

静岡県富士山世界遺産センターの常設展示は、富士山を自然科学・信仰文化・芸術・生態系・継承という多面的視点で学べるよう、次の6テーマで構成されています。展示はらせん状スロープに沿って上階へ進むにつれ、体験・理解が段階的に深まる設計です。

1) 登拝する山|らせんスロープの疑似登山

  • 全長約193mのらせんスロープを歩き、海抜0mから山頂へ至る高低差を“体感”。
  • 映像・音響で風音や鳥の声、雲の流れなどを再現。壁面に映る登山客の影が高揚感を演出。
  • 「登る・見上げる・息を整える」といった身体感覚を展示に結びつけ、以降の各テーマの理解を下支えします。

2) 荒ぶる山|火山の歴史と地形

  • 富士山の形成史、噴火と溶岩流がもたらした地形変化、日本列島・環太平洋火山帯の中での位置づけを整理。
  • 歴史噴火の教訓と防災に触れ、火山と人の距離感を考えるきっかけに。

3) 聖なる山|信仰と修験・祭礼

  • 古来の富士山信仰、神仏習合の歴史、祭礼や講、霊場の広がりを紹介。
  • 八つの峰にまつわる物語や信仰資料、タッチパネル等の体験型展示で、祈りの山としての姿を可視化。

4) 美しき山|芸術・文学に映る富士

  • 古典から近代に至る和歌・物語・小説・絵画を通じ、時代ごとに変化する“富士の美”の受け止め方をたどる。
  • 作品の背景にある社会・信仰・景観の関係まで踏み込み、文化史としての奥行きを学べます。

5) 育む山|海から頂へ、連なる生態系

  • 駿河湾の海底から山頂まで、約6000mに及ぶ縦断的な生物相の多様性を紹介。
  • 海洋生物、森林の動植物、高山帯の生き物など、静岡ならではの自然環境を俯瞰。

6) 受け継ぐ山|保全・共生・未来

  • 富士山と人間の共生の歴史、環境保全や防災の取り組みを具体例で提示。
  • 次世代にむけた継承の活動や、参加型の体験コーナー(願いを短冊に託す等)で、自分ゴトとして考える契機を提供。

見学のヒント
・まずは「登拝する山」で身体を展示に“同調”させると、その後の理解がスムーズ。
・時間が限られる場合は、各テーマの導入映像・大型模型・キーワード解説
を優先すると要点をつかみやすいです。
多言語音声ガイド映像シアターの4K映像を併用すると、子どもから大人まで理解が一段深まります。

らせんスロープで“疑似富士登山”

体験の流れ

  • 1階から5階(展望ホール)へ、全長約193mのらせんスロープを歩いて上がります。
  • 高度が上がるにつれ、壁面映像の視点(海抜0m→樹林帯→岩稜→山頂)が段階的に変化。
  • 鳥のさえずりや風音などの自然音響が同期し、歩行のリズムと一体化。
  • 壁には登山者の影が映り、自分の影も重なって“一緒に登っている”臨場感が生まれます。
  • 最上階に到達すると展望ホールへ。晴天ならリアルな富士山の眺望が“登頂のごほうび”に。

映像演出の見どころ

  • 駿河湾から山頂までのシーケンスで、雲海・樹林・岩場など多彩な景観を早送り(タイムラプス)的に体感。
  • 夜明け〜夕暮れの移ろいを強調する演出が印象的。富士山の神秘性時間スケールを直感で理解できます。
  • 連続する映像・音響により、子どもから高齢者まで視覚・聴覚で楽しめる構成。

子どもも楽しめるポイント

  • らせんスロープ自体が“歩くアトラクション”に。
  • 影の演出で“仲間と登っている”感覚を共有。
  • ゴールの展望ホールで本物の富士山に出会える感動の導線

快適に楽しむコツ

  • 歩きやすい靴で、手すり側をゆっくりペースで。
  • 映像に夢中になりやすいので、立ち止まりすぎない(後方への配慮)。
  • めまい・高所が苦手な方、ベビーカー・車椅子の方はエレベーター併用が安心。
  • 展望狙いなら午前の澄んだ時間帯がおすすめ(天候により見え方は変わります)。

展望ホール&屋外テラス(“富士山は見える?”の答え・見え方のコツ)

最上階屋外テラスからの眺望
最上階屋外テラスからの眺望
最上階展望ホール①
最上階展望ホール①
最上階展望ホール②
最上階展望ホール②

富士山は見える?

最上階の展望ホールは全面ガラス張り。晴天時は目前に富士山が大きく姿を現し、近隣の富士山本宮浅間大社から望むのとほぼ同じ正面アングルで眺められます。雲や降雨時は見えにくいこともありますが、その場合も館内の映像・展示で富士山の魅力を十分に体感できます。

見え方のコツ・時間帯

  • 午前中(目安 9:00〜11:00):風が弱く、大気の揺らぎや雲が少ないため最もクリアに見えやすい時間帯。
  • 午後:風で雲が湧きやすく、山頂に雲帽子がかかることが増えます。午前訪問がベスト
  • 天候のポイント:前日夜〜当日朝にかけて放射冷却で空気が澄んだ日、または前線通過後の晴れ間は抜群。
  • 開放感アップ:気候の良い日には屋外テラスのガラス戸を開放。屋内よりも反射が少なく、視界が広がります。

屋外テラスの特徴

  • 展望ホールに隣接。季節や天候に応じて開放的な空間として利用可能。
  • 足元には溶岩石を敷設。富士山の火山性地形を“足裏で感じる”演出が印象的。
  • 人気の撮影スポット。人物を入れない構図やシルエット使いで、富士山が主役の写真が撮れます。

撮影のヒント&マナー

  • ガラスの反射対策:屋外テラス、または屋内ならガラスにレンズフードや手のひらで陰を作る。
  • 逆光対策:午前は順光〜半逆光で色が乗りやすい。午後は露出をやや明るめに補正。
  • 混雑配慮:三脚の使用可否・設置位置はスタッフの指示に従い、通行の妨げにならないよう配慮。

天候が悪い日の楽しみ方

  • 映像シアターで四季折々の富士山を大画面で鑑賞。
  • 常設展示の「荒ぶる山(火山)」「聖なる山(信仰)」など、屋内学習の時間を手厚く。
  • 次回の“午前リベンジ”に向けて、ライブカメラや天気予報をチェックして訪問日を再検討するのも◎。

ワンポイント:見え方は気温・湿度・風に左右されます。午前中の澄んだ時間帯開放テラスが“くっきり富士”の近道です。

映像シアター・富士山ライブラリー・案内所(活用のしかた)

映像シアター(2階)

富士山映像シアター(イメージ画像)
富士山映像シアター(イメージ画像)
  • 設備:265インチ大画面+4Kクラス高精細プロジェクター、迫力のサウンド。
  • プログラム:〔天の巻/宙(そら)の巻/地の巻〕各約8分を定期上映(入替制、定員72名)。
  • 内容の見どころ:四季の富士、火山活動の歴史、信仰と文化、生態系を短時間で総復習。初訪問の“導入編”にも、見学終盤の“振り返り編”にも最適。
  • 上手な使い方
    • 雨天・曇天の日の満足度アップに。展望が望めない日でも“ベストな富士”を体感。
    • 上映時刻を先に確認し、前後の展示を調整(最短ルートなら「5階→2階→1階」落としがスムーズ)。
    • 子ども連れは1本だけでもOK。集中が続けば2本連続もおすすめ。

富士山ライブラリー(1階)

富士山ライブラリー(イメージ画像)
富士山ライブラリー(イメージ画像)
  • 概要:富士山関連の書籍・研究資料・報告書、デジタル資料のタッチパネル閲覧を備えた閲覧スペース。
  • 活用シーン
    • 自由研究・レポートの素材探し(自然・歴史・文化・環境保全などテーマ別に深掘り)。
    • 鑑賞後に“わからなかった点を補強”する場として短時間でも有効。
    • 教員・引率者は授業計画のヒント収集にも使いやすい。
  • コツ:館内は回遊要素が多いので、気になるテーマをメモしてからライブラリーで探すと時短。

案内所(1階・受付付近)

  • 提供サービス
    • 施設案内/展示の見どころナビ
    • 周辺観光情報・アクセス(浅間大社・湧玉池・白糸の滝・田貫湖など)
    • 団体予約・学校向けプログラムの窓口
    • 多言語対応(英・中・韓ほか)での案内
    • パンフレット/観覧シートの配布
  • 上手な使い方:入館直後に“本日の見どころ3つ”を聞いておくと、滞在時間内での優先順位が明確に。団体は混雑時間と導線を先に相談するとスムーズ。

時短&満足度アップの実践メモ

  • 最短60分で満足度を上げるなら:入館→案内所で見どころ確認→らせんスロープ→5階展望→2階シアターを1本→1階ショップ。
  • 学習目的なら:展示→ライブラリーで補強→(必要なら)シアターで映像確認→ショップで図録・資料系をチェック。
  • 雨の日シアター+常設展示を厚めに、晴天の日午前の展望を最優先に組み立てましょう。

企画展・イベント(最新情報の見方・頻度・所要時間の目安)

企画展の一例
企画展の一例

最新情報の見方

  • 公式サイトの年間スケジュールと「お知らせ/ブログ」に最新の会期・内容・関連プログラムが随時掲出。
  • 館内でパンフレット配布PDFダウンロードも可。
  • SNS(X/Instagram)で追加開催や申込開始の告知あり。訪問前にチェックすると計画が立てやすい。

開催頻度とラインナップ

  • 年に数回の企画展、1件あたり約2〜3か月の会期が目安。
  • 関連プログラムとして学芸員による展示解説/ギャラリーツアー/トーク/ワークショップなどを定期的に実施。
  • テーマは富士山の自然・文化・芸術・地域性を軸に、季節行事や歴史美術に焦点を当てた特別展が入ることも。
  • 例:夏〜秋の企画展「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」/歴史文化の特別展「大御所時代 富士山絵画の頂からみる徳川家斉の半世紀」など。

所要時間の上乗せ目安

  • 常設展の標準60〜90分に対し、企画展は+30〜60分が目安。
  • 展示解説・対話型鑑賞・トーク等のイベント参加時は、さらに+60分程度みておくと安心。
  • 企画展と関連イベントを合わせて楽しむ日は、合計で+1〜2時間の余裕を。

参加・予約のコツ

  • 一部プログラムは事前申込・定員制。告知直後は埋まりやすいので早めのエントリーを。
  • 開始10〜15分前には会場前へ。記録用にメモ・筆記具を携行。
  • 子ども向け回は所要短め・体験型が多め。大人向けトークは質疑応答を含み時間が伸びることがあります。
  • 費用の有無/対象年齢/撮影可否は各告知で要確認。

1日の組み立て例

  • 午前派(展望優先):展望→常設→企画展→カフェ→(余裕があれば)シアター。
  • 午後派(学び優先):常設→企画展→シアター→夕方のトークや解説→ショップ。
  • 雨天企画展+シアターを厚めに、回廊動線の“屋内完結”で満足度を確保。

写真撮影の可否とルール(撮影禁止エリア・混雑配慮)

撮影可否の基本

  • 撮影NG:常設展示のうち 「荒ぶる山」「聖なる山」「美しき山」、および 映像シアター静止画・動画とも不可
  • 条件付き企画展示室は企画により可否が異なるため、入口の掲示・場内表示・スタッフ指示を必ず確認。
  • 撮影OK展望ホール/屋外テラス/1階アトリウムなどは撮影可能。周囲の鑑賞者に配慮して行いましょう。

マナーと注意点

  • フラッシュ禁止。展示保護と快適な鑑賞環境のため、発光機材・強い連続光は避ける。
  • 機材配慮:展示ケース・壁面・手すり等への接触は禁止。セルフィースティックや大型機材は混雑時の使用を控える
  • 通行確保:スロープ・通路での長時間の立ち止まり/占有はNG。撮影は短時間・少人数で。
  • 館内ルール飲食・喫煙不可(指定場所以外)。掲示・アナウンスに従う。

混雑時の配慮

  • 混雑しやすい開館直後の午前/休日は、順番待ち・譲り合いを徹底。
  • 入口付近人気の水盤前は人が集まりやすいスポット。列の形成・短時間撮影を心がける。
  • 団体利用やイベント開催時は、スタッフ指示に従い動線をあける

館外のおすすめ撮影ポイント

浅間大社一の鳥居前
浅間大社一の鳥居前
夜間の浅間大社一の鳥居前
  • 神田川沿い富士山本宮浅間大社・一の鳥居前、施設前の水盤“逆さ富士”は定番。
  • 午前中の無風〜微風は水面の反射が美しく、富士がくっきり出やすい。
  • 施設前の道路対岸からもフレーミング可能。歩行者と車両の安全最優先で。

撮影ヒント(展望ホール&テラス)

  • 反射対策:屋外テラスに出る/屋内ならガラス面に近づき手でレンズ影を作る。
  • 露出のコツ:午前は順光~半逆光で色乗り良好。午後は露出補正+0.3〜0.7で空と山の階調を確保。
  • 人の写り込み回避構図を高めに取り、手すりを前景にリードラインとして活用。

ワンポイント「撮影可否はエリアごとに違う」が大原則。迷ったら最寄りスタッフに確認を。マナー良く撮れば、周囲も自分も気持ちよく楽しめます。

多言語対応・音声ガイダンス(対応言語/利用手順のミニ解説)

多言語対応

  • 対応言語:日本語/英語/中国語(簡体字・繁体字)/韓国語の計5言語
  • 館内表示・タッチパネル:主要サイン、展示の基本解説、操作画面は上記言語に対応。
  • 映像シアター:言語に依存しにくい視覚中心の構成で、海外からの来館者も理解しやすい。

音声ガイダンス(スマホで無料)

  • 対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語(4言語)。
  • 料金:無料(ご自身のスマホで利用)。
  • 通信:館内無料Wi-Fiまたは各自のモバイル回線を使用。
  • 表示:音声に加えてテキスト表示もあり、聞き取りづらい環境でも内容を確認できます。

利用手順(かんたん6ステップ)

  1. Wi-Fi接続(またはモバイル通信)を準備
  2. スマホのブラウザで音声ガイドのトップページへアクセス
  3. 言語を選択(日・英・中・韓)
  4. 現在地/展示ゾーンを選択
  5. 解説音声を再生(必要に応じてテキストも確認)
  6. ヘッドホン利用・音量配慮で周囲に迷惑をかけないように鑑賞

ワンポイント

  • イヤホン(有線/無線)があると快適。
  • バッテリー残量に注意(長時間利用は充電器かモバイルバッテリー推奨)。
  • らせんスロープでは立ち止まりすぎないよう、踊り場やベンチでの再生・一時停止が便利。
  • うまく接続できない場合は案内所で手順を確認するとスムーズ。

カフェ&ミュージアムショップ(観覧券不要/人気メニュー・限定グッズ)

カフェ&ミュージアムショップ①
カフェ&ミュージアムショップ①
カフェ&ミュージアムショップ②
カフェ&ミュージアムショップ②
カフェ&ミュージアムショップ③
カフェ&ミュージアムショップ③

観覧券なしでOK・立ち寄りやすい1階アトリウム

水盤に面した開放的なアトリウムに併設。観覧券がなくても利用できる無料スペースなので、見学の前後はもちろん、富士宮散策の途中の待ち合わせ・休憩スポットとしても便利です。基本営業時間は9:00〜17:00(7・8月は〜18:00)。ショップは終日、カフェはラストオーダーが閉店30分前の運用です。店舗への問い合わせ番号も公開されています。

人気メニューの楽しみ方

カフェの人気メニュー(イメージ画像)
カフェの人気メニュー(イメージ画像
  • 富士山ソフト:四季を映した「春富士(抹茶)」「秋富士(ほうじ茶)」。地元・富士宮のお茶を使った風味が好評。
  • 溶岩アイスパン:黒く焼き上げたメロンパンに濃厚ソフトをサンド。“溶岩”に見立てた見た目もフォトジェニック
  • ラムネ系&軽食:地元ジェラート店とコラボしたラムネジェラート×ふわもちパン、朝霧高原の素材を活かしたドッグなど、静岡・富士宮ならではの味がそろいます。
    ※一部メニューは時期・時間帯で変更/提供休止があります。

限定グッズ&おみやげ

センター限定グッズ&おみやげ
センター限定グッズ&おみやげ
センター限定グッズ&おみやげ
センター限定グッズ&おみやげ
  • センター限定もなか「富士すがた」:建物のフォルムをかたどった人気の定番。
  • オリジナル雑貨:木格子意匠を活かした富士ヒノキコースター/ペン立てポストカードやクリアファイル、溶岩をモチーフにしたアクセサリーほか。
  • 記念メダル等の記念アイテム:訪問の思い出に人気の記念系アイテムを扱う場合があります(取扱は時期により変動)。
    いずれも観覧券なしで購入可。手みやげやギフトにも最適です。

ワンポイント
午前の展望→カフェで休憩→ショップでお土産の順に回すと動線がスムーズ。
・ガラス越しの撮影は反射が出やすいので、屋外テラスでの一枚→カフェで小休止が快適。
・人気メニューは売切れ前の早めの時間帯が安心です。

所要時間の目安と混雑回避(滞在モデル/雨天時)

滞在時間別モデル

ショート(30〜60分)

  • 外観と水盤→らせんスロープを要点だけ体験→5階展望ホール→1階ショップ&カフェでクイック休憩。
  • 展示は各階の導入パネルと大型映像に絞る。

スタンダード(1.5〜2.5時間)

  • らせんスロープ→3・4階の常設展示をていねいに→映像シアター(1本)→企画展(開催時)→ショップ&カフェ
  • 音声ガイドを併用すると理解が一段深まる。

ディープ(2.5〜4時間)

  • 常設+企画展映像シアター(2本)富士山ライブラリーで調べ学習。
  • カフェで休憩を挟みつつ、テーマを決めて解説文・年表も読み込む。

混雑ピークと回避のコツ

  • 混雑しやすい:週末・祝日・連休、観光シーズン(春/夏/紅葉)。とくに9:00〜11:00は混み合いやすい。
  • 狙い目平日の午前早め/午後の早い時間15時以降は比較的ゆったり。
  • 開館直後:入館直後の最初の20〜30分は動きやすく、その後10時前後に混雑がピークに向かう傾向。
  • 動線テク
    • 晴天日は先に展望(5階)→下階の展示へ“落としていく”逆順も有効。
    • 上映時刻を先に確認し、前後の展示を調整。
    • スロープが混んでいる時はエレベーター併用で回遊。
  • グループ・ファミリー:ベンチで短い休憩を挟む/解説は要点共有→現物を見るの順に。

雨天時の過ごし方(屋内完結で満足度アップ)

  • 映像シアターは必見:四季・自然・文化を短時間で高精細に体験
  • 常設展示を厚めに、富士山ライブラリーで関連資料をチェック。
  • カフェ&ショップ観覧券不要。休憩とおみやげ選びでゆったり。
  • 展望が望めない日は、「荒ぶる山」「聖なる山」などテーマ展示をじっくり味わう構成がおすすめ。

ワンポイント:混雑時は撮影は短時間・譲り合いを徹底。スロープでは立ち止まりすぎないよう、撮影や音声ガイドの再生は踊り場で行うとスムーズです。

アクセス総合(電車・バス・車・徒歩)

電車+徒歩

  • 最寄り:JR身延線「富士宮駅」から徒歩 約8分
  • JR身延線「西富士宮駅」からも徒歩 約12分でアクセス可能。
  • 駅からは富士山本宮浅間大社方面へ。案内サインに従えば迷いにくい動線です。

新幹線+バス

  • 東海道新幹線「新富士駅」(富士山口)から路線バス利用が便利。
  • 富士急静岡バス等で「静岡県富士山世界遺産センター」バス停下車、徒歩1分以内
  • 便数・時刻は変動するため、出発前に最新ダイヤを確認しましょう。

路線バス(最寄りバス停)

  • 最寄りは「静岡県富士山世界遺産センター」バス停。主要駅からのアクセス系統が複数乗り入れ、乗継ぎしやすいのが特長です。
  • 富士宮駅発着の市内周遊ルートも実用的。雨天の日や夏の高温時はバス活用が快適。

  • 新東名「新富士IC」から約10分東名「富士IC」から約15分
  • 施設は県道414号沿い。カーナビは施設名または「富士宮市神田川観光駐車場」を目的地にするとスムーズ。
  • 専用駐車場はありません神田川観光駐車場(有料・徒歩約2分)を利用します(割引サービスなし)。路上駐車・私有地駐車は厳禁

徒歩ルートのコツ

  • 駅〜センター間は歩道整備が進み、横断歩道を渡れば一直線のイメージ。
  • 県道414号は交通量があるため、歩行者信号を守って安全に横断しましょう。
  • ベビーカー・車椅子の方は、段差の少ないルート案内を駅のインフォメーションやセンター案内所で確認すると安心です。

ワンポイント
午前訪問なら展望のチャンスが高め。公共交通の本数とシアター上映時刻を先にチェックすると、待ち時間が少ない行程が組めます。
・車利用は満車時間帯(休日午前〜昼)を避けて15時以降が狙い目。短時間なら駅から徒歩も選択肢に。

駐車場・駐輪場(神田川観光駐車場の使い方/優先駐車)

駐車場

専用駐車場はありません

センターに来館者用の専用駐車場はありません。車の場合は、隣接する「富士宮市神田川観光駐車場」(有料)の利用が基本です。路上駐車や近隣私有地への駐車は厳禁です。

神田川観光駐車場の基本情報

  • 場所:センターから徒歩約2分
  • 収容台数:普通車 96台障害者用 4台自動二輪 25台/観光バス 約20台
  • 営業時間6:30〜22:00(普通車・二輪は22:00までに出庫
  • 運用無人駐車場満空情報が公開されており、出発前に空き状況を確認可能
  • アクセス:県道414号(富士富士宮線)側から入庫。右折入場不可などの交通ルールに注意
  • 料金時間制(上限あり)の有料センターによる駐車料金割引はなし

使い方(スムーズ入庫のコツ)

  1. 入庫前に満空を確認(混雑日:休日午前〜昼は満車傾向)。
  2. 入口の案内板に従い左折で進入徐行で安全に。
  3. 障害者用区画二輪区画など区画指定に従って駐車。
  4. 帰路は22:00までに出庫。精算機の領収書発行が必要な場合は操作を確認。

ピーク回避15時以降は空きが出やすい傾向。混雑日は公共交通+徒歩の併用も有効です。

駐輪場・二輪車

  • 自転車:センター敷地内に駐輪スペース(約10台)あり(先着)。
  • 自動二輪・原付神田川観光駐車場の二輪区画(25台)を利用。
  • 歩行動線:駐車場からは横断歩道を渡ってセンターへ。交通量があるため信号遵守を。

優先駐車(バリアフリー)

  • 障害者用区画 4台分を神田川観光駐車場内に確保。手帳の提示で優先利用が可能です。
  • センター入口はバリアフリー対応車椅子やベビーカーでもスムーズに入館できます。
  • 介助が必要な方は、案内所に声かけを。館内動線(エレベーター・多機能トイレ等)の案内が受けられます。

注意:駐車区画外や周辺店舗の駐車枠への駐車はトラブルの原因に。必ず指定の有料駐車場を利用しましょう。

団体予約・学校見学・ボランティア案内(予約のコツ/問い合わせ窓口)

団体予約(一般・20名以上)

  • 要予約:来館5日前までに公式予約サイトから申請(20名未満は予約不要)。
  • 確定通知:入力→送信後に確認メールが届きます。届かない場合は迷惑メールを確認し、未着なら電話で連絡を。
  • 変更・キャンセル5日前までWebで可/以降は電話連絡
  • 入力項目の例:来館日時、人数(一般・高校生以下・引率等)、観覧所要時間の目安(60〜90分)バス乗降の有無、特記事項(介助・車椅子台数など)。
  • バス乗降神田川観光駐車場内で実施。県道414号での停車・乗降は不可
  • 当日の流れ:受付→導線・注意事項の共有→展示開始。大型グループは3〜4班に分割し、出発時刻を5〜10分ずらすと混雑を回避できます。

学校見学(教育団体)

  • 対象:保育・幼稚園から小中高、大学・専門学校まで。
  • 学生は観覧無料引率者は減免(要事前申請)。予約と減免申請を同時に済ませるのが基本。
  • 申込期限:来館の5日前まで(大規模校は早めの計画を推奨)。
  • 教育普及スタッフによるオリエンテーション/見学ガイドに対応(希望制)。事前打合せ・下見も可。
  • 班行動のコツ:らせんスロープは一方通行で滞留しやすいため、展示階での集合・解散ポイントを決め、ベンチでの要点説明→実物鑑賞の順にするとスムーズ。
  • 周辺学習:富士山本宮浅間大社の見学を行程に連結すると、信仰テーマの理解が深まります。

ボランティア案内(周辺観光連携)

  • 富士宮市観光協会による周辺観光ガイド(主に浅間大社エリア)の利用が可能(要予約/有料の場合あり)。
  • センター館内のボランティアは限定的。来館時間・人数・希望テーマを伝え、集合場所所要を事前確認しておきましょう。

予約のコツ(チェックリスト)

  • 来館5日前までに予約(学校団体は減免申請も同時
  • 班分けと出発時刻のずらし(5〜10分)/上映時刻(シアター)の事前確認
  • バス乗降は駐車場内、運転手連絡先を共有/県道での停車NGを徹底
  • □ 介助・車椅子・ベビーカー台数、エレベーター優先利用の希望を事前共有
  • 所要60〜90分+企画展30〜60分を目安に、余裕あるタイムテーブルを作成

問い合わせ・予約先

  • 静岡県富士山世界遺産センター 団体予約・学校見学担当
    TEL:0544-21-3776(受付は開館時間に準拠
    FAX:0544-23-6800
    Mail:mtfuji-whc@pref.shizuoka.lg.jp
  • 予約フォームや手順は公式サイトの団体予約ページから。

犬連れ・子ども連れの注意点(館内可否/周辺の過ごし方)

犬連れ(ペット同伴)

  • 館内はペット入館不可補助犬〔盲導犬・聴導犬・介助犬〕は同伴可)。認定標識の着用とスタッフへの声かけを。
  • 館内にペット用設備はなし。犬連れは屋外散策中心のプランに切り替えましょう。
  • 周辺の屋外スポット:神田川沿いの遊歩道、富士山本宮浅間大社の周辺エリアなどは散策に好適(各施設のルールに従ってください)。
  • 近隣のペット可スポットと組み合わせも便利(例:まかいの牧場など)。
  • マナー:常時リード着用/排泄物の持ち帰り/人通りの多い水盤前や入口では短時間滞在で配慮を。

子ども連れ(ベビーカー・ファミリー)

  • 館内はらせんスロープ主体ベビーカー可。長いスロープはエレベーター併用が安心。
  • 体験型の疑似登山演出など、子どもが楽しめる展示が充実。
  • 安全配慮:走らない/手すり側を歩く/スロープ上での長時間の立ち止まりを避ける。
  • 設備:各階にトイレ・ベンチがあり休憩しやすい。授乳・おむつ替えは1階で対応(困ったら案内所へ)。

館外での過ごし方(家族&犬連れ向け)

神田川と富士山世界遺産センター
神田川と富士山世界遺産センター
神田川ふれあい広場
神田川ふれあい広場
  • 神田川観光駐車場周辺〜浅間大社境内は、散策や写真撮影に好適。午前の無風〜微風は水面に“逆さ富士”が出やすく、親子で楽しめます。
  • カフェなどペット同伴可の店舗も点在(各店の条件・時間帯制限は事前確認を)。

快適に楽しむためのチェックリスト

  • 子ども連れ:歩きやすい靴/薄手の上着(館内外の寒暖差対策)/小さなお子さまは手つなぎで。
  • 犬連れ:短めのリード/水・マナー袋/混雑時間(休日午前〜昼)を避ける行程。
  • 共通:雨天や炎天下は屋内中心の回り方へ切り替え、こまめな休憩を。

ワンポイント:家族全員で満足度を上げるなら、午前の展望→館内見学→(犬連れは屋外散策合流)→カフェで合流休憩という動線がスムーズです。

周辺ランチ&カフェ(富士宮やきそば等/近場での軽食)

サクッと派:徒歩圏で“短時間リフレッシュ”

  • センター1階カフェ(観覧券不要):ご当地ソフトや軽食で小休止。見学の前後15〜30分の隙間時間に最適。
  • 近場のチェーン&ベーカリー:徒歩圏にコーヒー系やベーカリーが点在。テイクアウトで水盤前のベンチ休憩も気持ちいい。

ご当地派:富士宮やきそばでB級グルメ体験

富士宮やきそば
富士宮やきそば
  • コシのある麺と肉かす・削り粉が決め手の“本場の味”。
  • 昼ピーク(12:00前後)は待ち時間が発生するため、11:00台の前倒しか14:00以降が狙い目。
  • 大人数は席確保→交代で注文にするとスムーズ。

カフェ派:個性派・本屋併設・和カフェまで

  • 個性派カフェ:自家焙煎や写真・アートと合わせて楽しめる店が徒歩圏に点在。
  • 本屋併設カフェ:落ち着いた照明と広めの席で、資料読み込みやメモ整理にも向く。
  • 和カフェ:甘味や抹茶系ドリンクで、展示後の“情報の消化タイム”にちょうど良い。

ヘルシー&スイーツ派

  • 地元野菜を使う自然食ランチや、プリン・ジェラート・焼菓子の専門店も選択肢。
  • おやつ休憩なら、ドリンク+焼菓子で20〜30分のミニブレイクを挟むと体力が持続。

子連れ&グループのコツ

  • 座席数とベビーカー導線を事前に確認。奥まった席は静かに過ごせて◎。
  • 分散入店:混雑時は2〜3組に分け、会計・提供待ちを短縮。
  • キッズ向け:麺類・パン・ソフトなど“食べ慣れた味”を優先するとロスが少ない。

タイムテーブルの例

  • 午前展望→早昼ランチ(11:00台)→常設展示→カフェで15分休憩
  • 常設展示→13:30遅昼→企画展→ショップ→夕方コーヒーで締め

ワンポイント
・人気店は休日に行列が発生します。少し早めの入店か、候補を2〜3店用意しておくと安心。
現金のみ/キャッシュレス可は店により異なるため、小額の現金もあると無難です。

周辺観光モデルコース(徒歩+車の組み合わせ)

徒歩圏(センターから歩いて行ける)

富士山本宮浅間大社
富士山本宮浅間大社
湧玉池
湧玉池
  • 富士山本宮浅間大社(徒歩約10分)
    富士山信仰の総本宮。徳川家康ゆかりの社殿や、富士山の伏流水が湧く「湧玉池」は必見。境内散策は約40〜60分が目安。
  • 湧玉池(わくたまいけ)
    透明度の高い神池。写真撮影・小休止に最適。午前の斜光が水面の表情を引き立てます。

車で足をのばす(自然景観を満喫)

白糸の滝と富士山
白糸の滝と富士山
田貫湖の逆さ富士
田貫湖のの逆さ富士
  • 白糸の滝(車で約30分)
    幅150m・高さ20m。絹糸のように広がる流れが圧巻。遊歩道散策と撮影で約45〜60分
  • 田貫湖(車で約30分)
    湖畔周遊や撮影スポットが点在。条件が整えば“逆さ富士”も。軽い散策で約45〜60分

モデルコース例

半日(約4時間)

  1. センター見学(1.5〜2時間)
  2. 徒歩で浅間大社・湧玉池(1時間)
  3. カフェで小休止(15〜30分)

しっかり1日(約6〜7時間)

  1. センター(2時間)→徒歩で浅間大社・湧玉池(1時間)
  2. 車で白糸の滝へ(移動30分+見学1時間)
  3. 田貫湖(移動30分+散策1時間)
  4. 市内で富士宮やきそばなど遅昼 or 早夕食

ポイント

  • 午前は展望重視(富士山が見えやすい)→午後は自然散策に回すと天候の影響を受けにくい構成に。
  • 歩行+車の“ハイブリッド”で、文化(信仰)と自然(景観)をコンパクトに両取りできます。
  • 混雑期は白糸の滝→田貫湖の順で駐車混雑を回避しやすいです。

季節・天候のコツ

  • 晴天×午前:センター展望&湧玉池の水面がクリア。
  • 前線通過後:白糸の滝は水量・空気感ともにドラマチック。
  • 曇天・雨天:屋内中心(センター+浅間大社の屋根下動線)に切替え、自然系は次回リベンジを。

「山梨側」との違い(どっちへ行く?名称の紛らわしさを整理)

まずは要点3行まとめ

山梨県立富士山世界遺産センター
山梨県立富士山世界遺産センター
  • 静岡県富士山世界遺産センター(富士宮市/2017年開館):らせんスロープで“疑似登山”、火山・自然・生態系まで横断的に学びやすい。
  • 山梨県立富士山世界遺産センター(富士河口湖町/2016年開館)文化・信仰×自然を南館・北館で立体的に展開、北麓観光と相性◎。
  • 2施設は車で約1時間の距離。県名・所在地を確認して計画すれば迷いなし。

比較早見(性格・展示・立地)

  • テーマの軸
    • 静岡側:疑似登山(らせんスロープ)を軸に、火山史・自然・信仰・芸術・継承を流れで体験。
    • 山梨側:文化(南館)/自然(北館)の二本立て。大型オブジェや体験型展示が充実。
  • ロケーション
    • 静岡側:富士宮駅(JR身延線)から徒歩圏。南麓観光(富士山本宮浅間大社、白糸の滝、田貫湖)と組みやすい。
    • 山梨側:富士吉田・河口湖エリアの拠点。北麓観光(河口湖、忍野八海、新倉富士浅間神社など)と好相性。
  • 開館年
    • 静岡側:2017年、山梨側:2016年。いずれも世界遺産登録を受けた発信拠点。

どっちへ行く?(選び方のヒント)

  • 登るように学びたい/火山・自然も深めたい静岡側へ。
  • 北麓観光の拠点で文化・自然を広く概観したい山梨側へ。
  • アクセス基準で選ぶなら、
    • 東海道新幹線の新富士駅+富士宮観光とセット → 静岡側
    • 中央道・富士急沿線(河口湖・富士吉田)滞在 → 山梨側

両方訪ねるなら(モデル)

  • 1日目(南麓):静岡側センター → 浅間大社・湧玉池 → 白糸の滝/田貫湖。
  • 2日目(北麓):山梨側センター → 河口湖ミュージアム群 → 新倉富士浅間神社。
    ※移動は車で約1時間が目安。天候が良い午前は展望優先の配分に。

紛らわしさ回避チェック

  • 施設名に県名が付く:予約・検索時は「静岡県/山梨県」を必ず確認。
  • 所在地・最寄駅富士宮市(静岡)/富士河口湖町(山梨)
  • イベント名:作品やアニメコラボ等は山梨側を指すことが多いケースあり。告知の会場住所を要確認。
  • 同日に両方は非推奨:移動と鑑賞で密度が薄くなりがち。各半日〜1日の配分が理想。

よくある質問(FAQ)

Q. いま富士山は見える?(天気・雲の目安)
A. 見え方は天候・雲・風に左右されます。来館前に天気予報ライブカメラをチェックすると確実。午前(9:00–11:00)は比較的クリアに見えやすい傾向です。曇雨天時は屋内展示と映像シアター中心の回り方がおすすめ。

Q. 最終入館は何時?
A. 通常期(9〜6月)は17:00閉館/最終入館16:30夏期(7・8月)は18:00閉館/最終入館17:30。企画展やお知らせで時間が変わる場合があるため、当日の最新情報を確認してください。

Q. 所要時間はどれくらい?子どもでも楽しめる?
A. 標準は60〜90分。企画展開催時は+30〜60分見ておくと安心。らせんスロープの“疑似富士登山”映像シアターなど体験型要素が多く、ファミリーでも楽しみやすい構成です。

Q. キャッシュレス決済は使える?
A. 入場料・ショップ・カフェキャッシュレス対応(主要クレジットカードや電子マネーなど)。一部の企画・イベントで取扱が異なる場合があります。

Q. 記念メダルやクーポンはある?
A. ミュージアムショップ記念メダルほか限定グッズを販売。クーポン不定期(イベントやキャンペーン時など)。実施の有無は公式情報を随時確認してください。

Q. 駐車場は?
A. 専用駐車場なし。隣接の富士宮市神田川観光駐車場(有料/徒歩約2分)を利用します。満車が見込まれる日は公共交通+徒歩がスムーズ。

Q. 混雑を避けるコツは?
A. 平日、または15時以降が比較的ゆったり。休日は開館直後か、展望→下階へ落とす逆順の回り方が快適です。

Q. どこで撮影できる?
A. 展望ホール/屋外テラス/1階アトリウムは撮影可(マナー厳守)。一方で一部の常設展示エリアや映像シアターは撮影不可。館内掲示とスタッフの案内に従ってください。

Q. 海外から来ても大丈夫?
A. 日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応。スマホ音声ガイド(無料)も用意されています。

まとめ

静岡県富士山世界遺産センターは、らせんスロープで“登るように学ぶ”動線が核。火山の成り立ちから信仰・芸術・生態系・未来の継承まで、富士山の価値を多角的に体験できます。最上階の展望ホールは、条件が合えば目前に大きな富士山。午前(9–11時)を狙うと見えやすく、午後は屋内展示やシアターを厚めに回すのがコツです。

滞在は60〜90分が標準、企画展やライブラリー併用なら+30〜60分。雨の日でも、映像シアター・常設展示・カフェ&ショップ(観覧券不要)で満足度は十分。アクセスはJR富士宮駅から徒歩、車は神田川観光駐車場(有料)を利用します。バリアフリーや多言語対応、音声ガイドも整っており、ファミリー・教育・インバウンドまで幅広い来館者に快適です。

「山梨側」の富士山世界遺産センターとは役割が補完的。南麓の自然・火山学や“疑似登山”を重視するなら静岡側、北麓観光とあわせて文化・自然を俯瞰するなら山梨側。時間があれば両方訪ねると、富士山の魅力が立体的に見えてきます。

参考情報・リンク一覧

公式(静岡県富士山世界遺産センター)

行政・公共・周辺情報

バリアフリー・アクセシビリティ関連

観光・周辺スポット・参考記事

設備・技術(映像シアター機材 参考)

参考(比較用・山梨側の公式)

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