第1節|田貫湖の概要
田貫湖(たぬきこ)は、静岡県富士宮市・朝霧高原にある標高約650mの人造湖です。周囲はおよそ3.3km、東西約1km・南北約0.5kmの穏やかな湖面が広がり、四季を通じて富士山の雄大な姿を間近に楽しめます。もともと「狸沼」などと呼ばれる小さな沼地でしたが、関東大震災後に地域の用水を確保する目的で1935年から堤防整備と拡張が進み、現在は貯水量約120万m³の湖として整備されています。

最大の魅力は、湖面に山影が映る「逆さ富士」と、年に二度(春・秋の特定時期)だけ見られる「ダイヤモンド富士」。条件がそろうと、湖面側にも太陽の光点が現れる「ダブルダイヤモンド富士」と呼ばれる貴重な光景に出会えることもあります。視界を遮る人工物が少なく、湖畔のどこからでも富士山を大きく望めるのが田貫湖ならではの特長です。

湖畔には周遊道(1周約3.3〜4km)が整備され、釣り場・キャンプ場・ボート乗り場・体験施設などアウトドア設備も充実。春は桜、新緑の初夏、紅葉の秋、澄み切った冬の星空まで、季節ごとに表情が変わります。レンタサイクルでの散策や、のんびり歩きながらの風景撮影も人気です。
こんな人におすすめ
- 家族連れ:芝生の広いフリーサイトや清潔なサニタリー、周辺の日帰り温泉など、初めてのキャンプでも安心。
- 写真好き:逆さ富士、朝焼け・夕焼け、星景、そしてダイヤモンド富士まで、被写体が豊富。
- アウトドア派:キャンプ・ハイキング・サイクリング・釣りと、軽めから本格派まで幅広く楽しめます。
第2節|見どころ早わかり(結論サマリー)
まずは「いつ・なにを・どう楽しむか」を一気に把握できる早見ガイドです。詳細は以降の各章で深掘りします。
2-1. 田貫湖の“推し”ポイント3つ
- 富士山の大パノラマ:湖面に映る「逆さ富士」。視界をさえぎる人工物が少なく、どこからでも絵になる。
- 年2回の“奇跡”:春と秋に「ダイヤモンド富士」。条件がそろえば湖面にも太陽が輝く「ダブルダイヤモンド富士」に。
- 四季の表情が濃い:桜・新緑・ホタル・紅葉・星空まで、季節の“見頃”がはっきりしていて計画が立てやすい。
2-2. ベストシーズン早見表
| 季節 | 見どころ・特徴 | 見頃の目安 |
|---|---|---|
| 桜 | 湖畔に約350本。富士山×桜の王道カット | 4月中旬 |
| 新緑 | 朝霧高原の清々しい緑、散策・サイクリング最適 | 5月〜6月初旬 |
| ホタル | 北側エリアを中心に鑑賞(マナー厳守・ライト配慮) | 6月下旬〜7月初旬 |
| 紅葉 | カエデやナナカマドが色づく、澄んだ空で撮影向き | 11月上旬〜下旬 |
| 積雪の富士 | 山頂の雪化粧が美しい。朝晩は防寒必須 | 冬季 |
| 星空 | 空気の透明度が高い季節。星景・天の川狙いに | 秋〜冬 |

2-3. ダイヤモンド富士の“いつ・どこ・どう”
- 時期の目安:年2回、4月下旬/8月下旬の各約1週間。
- 時間帯:夜明け前〜日の出。余裕をもって暗いうちに到着・設営を。
- 見え方の特徴:風が弱く湖面が静かだと逆さ富士+太陽が揃い、“ダブルダイヤモンド富士”に。
- 春と秋の違い
- 春:桜や新緑と重なり、柔らかい色調。
- 秋:空気が澄み、コントラストの効いたシャープな描写に。
- 持ち物・装備のコツ:防寒着(春秋でも夜明け前は冷える)、ヘッドライト(足元配慮の赤色光推奨)、三脚、手袋。
- マナー:ライトの無用な照射・大声・場所取りでのトラブルに注意。譲り合いが鉄則。
2-4. 所要時間の目安(プラン別)
- 湖畔一周の散策:約1〜1.5時間(約3.3kmの周遊路、ゆっくり写真を撮りながらで+α)
- 撮影目的:光待ち・雲待ちで数十分〜数時間(日の出前後は時間に余裕を)
- デイキャンプ:設営〜撤収まで4〜6時間程度が目安
- 周辺観光をセット:白糸の滝や体験施設を加えると半日〜1日のモデルコースに
2-5. 混雑の山と回避策
- 混む時期:4月中旬(桜)/11月(紅葉)/4月下旬・8月下旬(ダイヤ期)/週末・連休
- 混む時間帯:10:00〜15:00(湖畔散策・ランチ帯がピーク)
- 回避のコツ:
- 時間:早朝(特に夜明け前)または夕方に訪問
- 駐車:湖畔は南側の駐車場が広め。繁忙日は早め到着が安心
- 動線:混雑帯は周遊を反時計回り/時計回りで変えて人流をずらすのも有効
第3節|ダイヤモンド富士の楽しみ方

田貫湖の「ダイヤモンド富士」は、富士山頂に朝日が重なる瞬間に輝く現象。湖面が静まると逆さ富士にも太陽が映り、いわゆる「ダブルダイヤモンド富士」になります。年に2回だけ狙える特別な光景です。
3-1. 見られる時期と条件
- 時期の目安:春=4月20日前後/秋=8月20日前後の各約1週間
- 時間帯:夜明け前〜日の出直前(暗いうちに現地入りが基本)
- 気象条件:晴天+無風(または微風)が理想。湖面が凪ぐほど映り込みがきれい
- 季節の違い
- 春:桜・新緑と重なり柔らかな色調
- 秋:空気が澄み、シャープな輪郭で光が冴える
3-2. 定番スポットと立ち位置
- 北岸エリア:正面に富士山、逆さ富士の映り込みを狙いやすい。人気が高いので早着推奨
- 中之島周辺:水面の左右バランスが良く、反射の美しさで知られる
- 南岸(キャンプ場・休暇村前展望デッキ付近):設備が近く落ち着いて撮影しやすい。家族連れにも◎
迷ったら「北岸=映り込み」「南岸=利便性」「中之島=バランス」と覚えると動きやすいです。
3-3. 当日のタイムライン(例)
- 到着(4:30–5:00):駐車→湖畔へ。人気日はこの時間でも人が多め
- 設営・場所取り:三脚設置、風対策(重り・脚の開き)、露出の事前チェック
- 待機(〜日の出):5:30頃から空が明るむ。山頂に雲がないか、湖面の波立ちを確認
- 撮影(〜6:00前後):太陽が山頂に重なる瞬間に連写・露出ブラケット
- 撤収:混雑が増える前に速やかに片付け。足元と通行の邪魔にならない配慮を
※日の出時刻は季節で変動。前夜に日の出時刻と風予報を必ず確認しましょう。
3-4. 機材と設定のコツ
- レンズ:広角〜中望遠(24–85mm)。絵作りに迷ったら50mm前後が万能
- 三脚:必須。低重心+加重でブレと風に強く
- 露出:山頂の強い光に合わせて-1〜-2EV補正を基準に、ブラケットで保険
- 測光・ピント:スポット測光 or ハイライト優先/遠景にMFで置きピン
- その他:ハーフNDやPLで空と水面のバランス調整。レリーズ・予備バッテリーも
3-5. 服装・持ち物(夜明け前は冷えます)
- 防寒:春秋でも夜明け前は冬装備相当(中間着+防風アウター、手袋・ニット帽)
- ライト:ヘッドライト(赤色光推奨)で手元・足元を確保
- 足元:段差や濡れた岸辺もあるため防水性のある靴
- その他:カイロ、温かい飲み物、折りたたみ椅子、レインカバー
3-6. マナーと安全
- ライトマナー:他者のファインダーに光を当てない。照射は足元だけ・最低限
- 静粛・譲り合い:三脚は通行の妨げにならない幅で。場所取りは節度を
- 暗所安全:段差・ぬかるみ・桟橋の滑りに注意。単独なら特に無理をしない
- 駐車:人気日は早着が鉄則。路上駐車は厳禁
ワンポイントまとめ
- “春・秋の各1週間×夜明け前”が基本条件
- 無風の朝ほど“ダブルダイヤ”の確率UP
- 北岸=映り込み重視/南岸=利便性重視/中之島=バランス
- -1〜-2EVでハイライトを守り、ブラケットで保険
- 防寒とライトマナーは最重要
第4節|四季の自然と撮影ポイント
田貫湖は季節ごとに被写体ががらりと変わるのが魅力。ここでは「いつ」「どこから」「どう撮るか」を季節別にまとめます。
4-1. 春|桜×富士山の王道フレーミング

- 見頃:例年4月中旬(市街地より約2週間遅め)。
- 本数:湖畔に約350本(主にソメイヨシノ)。
- 狙いどころ:
- 逆さ富士+桜…風が弱い朝、北岸〜中之島から湖面の映り込みを重ねる。
- 一本桜…湖に枝を伸ばすシルエット越しに富士山をフレーミング。
- コツ:晴れた日の早朝がベスト。露で地面が滑りやすいので足元注意。
4-2. 夏|高原の涼しさとホタル観賞

- 体感:標高約650mのため、平地より涼しく過ごしやすい。
- ホタル:6月下旬〜7月初旬、北側の湿地帯が観賞ポイント。
- マナー:ライトは最小限(可能なら赤色光)。静かに鑑賞し、踏み荒らしを避ける。
- 撮影:長秒露光で光跡を重ねる。結露対策にレンズヒーターがあると安心。
4-3. 秋|紅葉・澄んだ空・星景の季節


- 紅葉:11月上旬〜下旬がピーク。カエデやナナカマドが彩る湖畔は広角が映える。
- 空気:透明度が上がり、輪郭の立った富士山と鮮明な逆さ富士が狙える。
- 星景:光害が少なく、新月期の深夜〜明け方は天の川・星の軌跡が好機。
- コツ:夜間は冷え込む。防寒+手袋必携、霜で足元が滑りやすい。
4-4. 冬|雪化粧の富士と静謐の湖面

- 見どころ:雪化粧の富士山と静かな水面。朝焼けに染まる稜線が印象的。
- 装備:放射冷却で夜明け前は厳寒。防風アウター・保温ミドル・ニット帽・手袋・防水性靴は必須。
- 安全:凍結・霜・桟橋の滑りに注意。無理は禁物、単独行は特に慎重に。
4-5. 代表カット別|立ち位置ガイド
| カット種類 | ベスト立ち位置 | ねらい・特徴 / ワンポイント |
|---|---|---|
| 逆さ富士 | 北岸一帯/中之島→北岸方向 | 風が弱い朝の凪を狙う。PLで反射を微調整、水平線は厳密に。 |
| 朝焼け | 南岸(キャンプ場〜展望デッキ) | ダイヤ期以外でもドラマチック。露出ブラケットでハイライト保護。 |
| 夕景 | 西岸/周辺の小高い位置 | 稜線のシルエットと空のグラデーション。70mm前後で切り取りも◎。 |
| 星景(星空) | 湖畔の暗いエリア(キャンプ場周辺) | 長秒露光・高ISO・広角。結露対策と三脚安定化は最優先。 |
4-6. 機材・設定の基本メモ(季節共通)
- レンズ:広角〜中望遠(24–85mm)。迷ったら50mm前後が万能。
- 三脚:低重心+加重で風対策。星景はレリーズを併用。
- 露出:ハイライト優先(逆光は-1〜-2EV目安)。ブラケットで保険。
- フィルター:PLで水面反射と空のコントラスト調整。朝焼け・夕景はハーフNDが有効。
- その他:季節を問わず防寒・結露対策。暗所は赤色ライトで配慮。
まとめ:春は「桜×逆さ富士」、夏は「涼×ホタル」、秋は「紅葉×星景」、冬は「雪化粧×静寂」。季節の“主役”を決め、時間帯と風を読めば、田貫湖は一年中ベストショットの宝庫です。
第5節|田貫湖キャンプ場ガイド(予約・料金・設備・コツ)



5-1. 基本情報(読み方・場所・営業・受付)
- 読み方:たぬきこキャンプじょう
- 所在地:静岡県富士宮市佐折634-1(標高約650m/朝霧高原)
- 営業:通年(冬季はチェックイン時刻が短縮される場合あり)
- チェックイン:8:00〜16:30(冬季〜15:30)
- チェックアウト:12:00(トップシーズンは11:00)
- 予約:完全予約制/オンライン(予約サイト「なっぷ」)のみ
- 予約開始:利用月の前月第1水曜10:00 から翌月分を受付(会員登録必須)
電話やメールでの仮押さえは不可。人気日は10:00ちょうどにアクセスが集中します。
5-2. サイト構成とルール
- 区画サイト:A/Bサイト(定員やサイズは区画により異なる)
- フリーサイト:芝・草地に自由設営エリアあり
- バンガロー/コテージ:なし(テント泊のみ。宿泊施設は近隣へ)
- 車両乗り入れ:不可(場内はオートキャンプ場ではありません)
- 駐車場→リヤカーで荷物運搬。台数に限りがあるため譲り合いを
- ペグ:地面は場所により硬さが異なる。鍛造ペグが安心
5-3. 料金の目安(2025年時点の一般的な水準)
- テント:1張/1泊 3,500円(小型は2,500円の設定がある場合あり)
- タープ:1張/1泊 1,000円(タープのみでの宿泊不可)
- サイト使用料:1名あたり 200円(小中学生も同額/未就学は無料)
- トップシーズン加算:土曜・連休・GW・夏季などは**+1,000円/泊**
- 延長料金(〜15:00):大人300円・小人100円
- レンタル(例):BBQコンロ1,200円/タープ1,000円/テーブル800円/チェア300円 ほか
- 支払い:予約時オンライン決済が基本(現地は売店等で現金利用の場面あり)
料金は変更される場合があります。直前に公式予約ページで最新を確認してください。
5-4. 設備・売店・風呂事情
- 炊事棟:複数。水道・洗い場あり(マナーとして生ごみ分別)
- トイレ:水洗・男女別。バリアフリー対応あり
- シャワー:なし(近隣の日帰り温泉を利用)
- 売店(管理棟):消耗品・一部レンタルの取り扱い。品切れや季節変動に注意
- 電波/Wi-Fi:場内Wi-Fiなし。携帯電波はキャリアや場所により強弱あり
- 消灯・静粛時間:22:00頃から静かに。発電機・大音量は不可
5-5. 「取りにくい」を攻略|予約のコツ
- 開始直後に即押し:第1水曜10:00の数分前からログイン→更新→即予約
- キャンセル拾い:キャンセル料が前日まで無料のため、前日〜当日朝は空きが動きやすい
- 平日戦略:休日より空きが見つけやすい。連泊を分割で押さえるのも手
- グループ調整:台数・区画を分けて確保→現地で無理のないレイアウトに
5-6. 天候リスクと代替プラン
- 雨天:屋根付きが少なく設営難度が上がる。インナー先行+カンガルー等で最小限の濡れに
- 強風:湖面付近は風が抜けやすい。タープは撤収判断を早めに/ガイロープ多め・ペグは鍛造を深打ち
- 代替案:白糸の滝・朝霧高原の体験施設、日帰り温泉でプラン転換
- 撤収:車両乗入不可のため、リヤカーを早めに確保。小分け梱包で回数を減らす
5-7. マナー・禁止事項の要点
- 直火禁止(焚き火は焚き火台+耐熱シート必須)
- 花火・ドローン等は原則不可(時期・規約で変動の可能性あり)
- ゴミ:持ち帰りが基本。分別指示がある場合は厳守
- ペット:同伴可否・リード・排泄物処理など、最新の場内規約に従うこと
5-8. 初心者向けチェックリスト
- 装備:鍛造ペグ/ガイロープ多め/レインウェア/防寒(朝晩)/ヘッドライト(赤色光)
- 台車対策:大型コンテナで運搬回数を削減、重い物は下/中央に
- 食事:風が出やすい立地。風防・着火の保険を用意
- 撮影派:夜明けは冷える。撮影装備+ホッカイロ・手袋必須
まとめ:“完全予約制×車両乗入れ不可”が田貫湖の大きな特徴。予約タイミングと天候判断が快適さの分かれ目です。富士山の大パノラマを前に、静かなルール遵守で気持ちよく過ごしましょう。
第6節|アクティビティ・体験・レジャー

6-1. サイクリング(湖畔一周)



- コース:湖畔周回 約3.3km(大人で20〜30分が目安)。歩行者優先でゆっくり安全に。
- レンタサイクル:
- ふつう自転車:30分 300円/60分 500円
- E-BIKE(電動アシスト):90分 1,000円/3時間 2,000円/3時間超 4,000円
- 貸出場所:キャンプ場管理棟付近。子ども車や二人乗りタイプの用意がある場合あり。
- ワンポイント:朝夕は風が弱く走りやすい傾向。ヘルメット・ライト着用推奨。
6-2. 釣り(ヘラ・バス・トラウト)
- 主な魚:ヘラブナ/ブラックバス/ニジマス など。
- 利用手続き:釣り券が必要(管理棟や指定売店で購入)。
- ポイント:湖畔に複数の好ポイント。バス釣りはローカルルールに従うこと。
- 装備とマナー:ライフジャケット(桟橋やボート利用時)・フック管理・リリース手順を徹底。
6-3. ボート・カヌー・SUP

- レンタル:種類・シーズンにより 1時間 数百円〜千円程度。取り扱い・料金は時期で変動。
- 持ち込み:カヌー/SUPの持ち込み可(事前に管理者へ届出)。
- 注意:強風時は水上アクティビティを中止判断。必ずライフジャケット着用、岸寄りで無理をしない。
- 体験教室:常設の講習は基本なし。初心者は事前練習・同伴者と行動を。
6-4. 田貫湖ふれあい自然塾(学びと遊び)
- 内容:自然観察会/クラフト/環境学習など、子ども〜大人まで楽しめるプログラム。
- 場所・受付:自然塾施設やキャンプ場周辺。日程・申し込みは管理棟または公式案内で確認。
- 魅力:天候不順でも楽しみやすい室内系プログラムがあるのが心強い。
6-5. ハイキング|東海自然歩道へ

- コース:田貫湖は東海自然歩道のルート上。湖畔から白糸の滝方面へ接続可能。
- 難易度:整備はされているが一部アップダウンあり。トレッキングシューズ・雨具を。
- 景観:富士山の稜線と湖を見下ろす区間が心地よい。休憩地点としても優秀。
6-6. はじめてさんの持ち物チェック
- 共通:飲料・軽食、レインウェア、帽子、日焼け止め、携帯トイレ(念のため)。
- 自転車:ヘルメット、テールライト、グローブ。
- 釣り:救命具、偏光グラス、ゴミ袋(持ち帰り)。
- 水上:ライフジャケット必携、防寒防水の上着、携帯防水対策。
- ハイキング:地図アプリ+予備バッテリー、熊鈴(必要時)。
6-7. 利用ルールの要点(詳しくは「ルール・禁止事項」章へ)
- 歩行者優先・スピード控えめ(自転車)。
- 釣り券必携・ローカル規約順守。
- 水上アクティビティは届出・救命具必須、強風・落雷の兆しで即撤収。
- ゴミは持ち帰り、動植物の採取禁止エリアに注意。
まとめ:田貫湖は「短時間で濃く遊べる」が魅力。まずはサイクリングで一周→気に入った場所で釣りや写真→午後は自然塾やカヌー、と回遊型の過ごし方が快適です。料金・実施可否・受付場所は季節で変わるため、出発前に最新情報を確認しましょう。
第7節|アクセス・駐車場・交通情報
7-1. 所在地・標高・位置関係
- 住所:静岡県富士宮市佐折634-1
- 標高:およそ 650〜675m(湖畔は約660m前後)
- 座標の目安:北緯35°20′39″/東経138°33′39″ 付近
- エリア:富士山の西麓・朝霧高原。湖周囲は約3.3kmの人造湖
7-2. 車でのアクセス(目安)
- 東名・富士IC →(西富士道路)→ 田貫湖:およそ 50分
- 新東名・新富士IC →(県道71号=富士高原道路)→ 田貫湖:およそ 40〜50分
- 県道71号 が主動線。案内標識が整い、はじめてでも到着しやすいルートです。
- 冬季:放射冷却で路面凍結の可能性。スタッドレス・チェーン等の装備を。
7-3. 公共交通(バス)
- JR身延線・富士宮駅 下車
- 富士急静岡バス「休暇村富士(田貫湖キャンプ場)行き」で約 40分
- 「田貫湖キャンプ場」 停留所から徒歩数分
- 白糸の滝方面など周辺行きのバスもあるが本数は少なめ。行きと帰りの時刻を必ず事前確認。
7-4. 駐車場(台数・料金・混雑対策)
- 北側駐車場:約40台(大型車不可)
- 南側駐車場:約200台(大型車不可)
- 料金:いずれも無料
- 混雑期(桜・紅葉・ダイヤ期・週末/連休)は早朝到着が基本。
- 満車時は道の駅あさぎり高原など近隣施設の活用を検討(状況によりシャトル運行が組まれる場合あり)。
7-5. キャンピングカー・車中泊
- キャンプ場内は車両乗り入れ不可(サイトへは駐車場からリヤカー搬入)。
- 湖周辺駐車場は車中泊の公式な案内はなし。マナー・各施設ルールを厳守。
- 設備面では道の駅あさぎり高原が車中泊・キャンピングカー向けに適しやすい。
7-6. 周辺の買い出し・補給・温泉
- 道の駅あさぎり高原:車で 15〜20分。特産品・軽食・休憩に便利。
- コンビニ・スーパー:富士宮市街地まで車で約30分(複数店舗あり)。
- 温泉:周辺に日帰り温泉が点在。キャンプや撮影後の立ち寄りに最適。
7-7. 出発前チェックリスト
- 道路情報:県道71号・周辺路の規制/凍結有無
- 気象:風予報・放射冷却(早朝は氷点下近くまで冷えることあり)
- バス時刻:往路・復路ともに本数と最終便を確認
- 駐車戦略:繁忙期は南側駐車場を第一候補に早着
- 装備:冬季はスタッドレス/チェーン、夜明け撮影はライト・防寒必携
まとめ:車なら県道71号がわかりやすく、ICからの所要も現実的。公共交通利用は時刻の事前確認がカギです。駐車は南側がキャパ大、繁忙期は夜明け前行動が快適さを左右します。
第8節|周辺観光スポット

田貫湖を拠点に15分圏内で楽しめる定番スポットを厳選。家族旅行・写真旅・キャンプの「+α」にちょうどいい立ち寄り先です。
8-1. 白糸の滝(車で約15分)

- 世界遺産・富士山の構成資産。落差約20m・幅約150mの白いカーテンのような流れが圧巻。
- 撮影:遊歩道&展望台から全景カットが定番。条件が合えば滝と富士山の同時フレーミングも。
- 設備:駐車場・茶屋・売店あり。小さなお子さま連れでも歩きやすい。
8-2. まかいの牧場/まきば農園(車で約5分)

- 体験型牧場:動物ふれあい、バター・アイス作り、季節の収穫体験など。
- 食:BBQやソフトクリームなど、高原ミルク系グルメも充実。
- 家族向け:滞在1〜3時間の短時間プランと相性◎。
8-3. 富士ミルクランド/あさぎりフードパーク(車で約15分)

- ミルクランド:酪農体験や乗馬(実施日は要確認)。
- フードパーク:地元食材の直売・レストラン・クラフト系工房見学。
- 買い出し:キャンプの食材調達にも便利。
8-4. ドライブインもちや/朝霧高原ドライブ

- ドライブインもちや:特産品・軽食・休憩に好適。
- コース:朝霧高原をぐるっと巡るロードは富士山のビューポイントが連続。快晴日の午後が狙い目。
8-5. 小田貫湿原(おだぬきしつげん)の自然散策(田貫湖近く)

- 標高約850mの湿原。四季の花・昆虫・野鳥観察に好適。
- 歩道整備:静かな散策が楽しめ、バードウォッチングの穴場としても人気。
- 持ち物:長袖・長ズボン・虫よけ、足元はトレッキングシューズ推奨。
8-6. 富士山スカイライン/富岳テラスほか展望ポイント

- 富士山スカイライン:五合目へ続く山岳道路。途中の展望所で大パノラマを満喫。
- 富岳テラス(休暇村富士前):ウッドデッキから田貫湖+富士山を一望できる新名所。
- 写真派:朝夕の斜光時間帯は立体感が出やすく、雲海のチャンスも。
8-7. さくっと回れるモデルコース
- 半日(ドライブ重視):田貫湖(朝景)→ 白糸の滝 → あさぎりフードパーク(昼) → 田貫湖(夕景)
- 家族1日(体験重視):田貫湖(散策・ボート) → まかいの牧場(体験&昼食) → 富士ミルクランド(買い物) → 日帰り温泉
- 写真旅(光待ち重視):田貫湖(夜明け〜朝食) → 富岳テラス(午前) → 小田貫湿原(昼下がり) → 田貫湖(夕景〜星景)
ヒント:午前は滝や牧場、午後は展望&夕景で組むと、逆光を避けつつ効率よく“いい光”を拾えます。繁忙期は駐車混雑を見越し、滞在時間にバッファを。
第9節|食事・ランチ・カフェ情報
9-1. 現在の湖畔エリアの食事事情(※重要)
- 休暇村富士は2024年3月31日をもって日帰り温泉・ランチ営業を終了し、現在は宿泊者専用の食事提供のみとなっています。
- そのため、日帰り利用者は湖畔にレストランがない点に注意が必要です。
- 田貫湖を訪れる際は、周辺施設・市街地・コンビニでの購入や持ち込みを前提に計画するのが基本となります。
9-2. 周辺でランチ・カフェを楽しめるスポット
| 店舗・施設 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
| まかいの牧場 | 自家製ミルクソフト、チーズ料理、BBQなどが楽しめる体験型牧場。ファミリー・カップルに人気。 |
| 富士ミルクランド | ソフトクリーム、乳製品スイーツ、軽食が豊富。地元食材の直売所も併設。 |
| あさぎりフードパーク | 地元食材を使ったレストランやクラフト工房が並ぶ。お土産・食材調達にも便利。 |
| 白糸の滝エリア | そば処や軽食処が点在。滝観光の合間に立ち寄れる休憩ポイントとして人気。 |
🕒 いずれも営業日は季節・天候で変動があるため、公式サイトでの確認を推奨。
9-3. テイクアウト・お弁当・軽食の購入先
- セブンイレブン富士宮外神店(車で約15分)
田貫湖キャンプやピクニック前の買い出しに最適。温かい軽食・弁当・飲料などが揃う。 - 地元の直売所・ファーマーズマーケット
朝霧高原の野菜・乳製品・パンなどを販売。持ち込みランチ用にもおすすめ。 - テイクアウト対応店
富士宮市内や白糸周辺の軽食店では、テイクアウトメニューが充実。湖畔でピクニック気分を楽しめる。
9-4. ピクニック&バーベキュー(持ち込みOK)

田貫湖キャンプ場では、宿泊者だけでなく日帰り利用者も予約制の専用BBQエリアを利用できます。
バーベキューはキャンプ場管理棟の東側にある「BBQサイト」限定で行う形となり、1日5組限定・事前予約必須です。
このBBQサイトでは、レンタル用品(グリル・コンロ・タープなど)の貸出があり、手ぶらでも気軽に利用可能です。
ただし、直火は禁止で、焚き火を行う場合は焚き火台と耐熱シートの使用が求められます。
また、横幕付きタープの使用は禁止されており、火の管理には十分な注意が必要です。
BBQはあくまで指定エリアのみで可能であり、湖畔の一般エリアや駐車場での火気使用はできません。
車両の乗り入れやオートキャンプ、車中泊も禁止されています。

一方、湖畔のベンチや芝生エリアでは自由にピクニックを楽しめます。
自然を感じながらお弁当を広げたり、周辺の直売所やファーマーズマーケットで購入した地元食材(朝霧高原野菜・ハム・チーズ・パンなど)を味わうのが人気のスタイルです。
特に朝霧高原やあさぎりフードパーク周辺では、テイクアウト可能な地元グルメも豊富に揃っており、湖畔ランチに最適です。
いずれの場合も、ゴミはすべて持ち帰りがルール。自然環境の保全に配慮し、マナーを守って美しい湖畔の時間を楽しみましょう。
9-5. モデルプランと食の楽しみ方
- 朝景撮影後 → コンビニや牧場で軽食・コーヒーを調達。
- 昼食 → 牧場やフードパークで地元食材ランチを満喫。
- 夕方 → 湖畔でピクニックまたはテイクアウトで軽めに。
- 夜はキャンプ利用者が多く、焚き火を囲みながら高原の空気と味覚を堪能。
9-6. 食の持ち物チェックリスト
- 保冷関連:クーラーバッグ、保冷剤、ウェットティッシュ
- 調理関連:カッティングボード、ナイフ、簡易バーナー(風防付き)
- 衛生管理:生鮮品は低温保存・早期消費、ゴミは密閉・持ち帰り
まとめ
現在、田貫湖では日帰り用レストランがなく、食事は「持ち込み+周辺施設」が主流です。
朝霧高原の牧場グルメや直売所の食材を活用し、自然の中で“自分たちの時間”を味わうのがこの地の醍醐味です。
第10節|季節イベント・祭り・天気情報
10-1. 主要イベント・行事

- ダイヤモンド富士・撮影会(春/秋)
例年、4月下旬と8月下旬前後の観察好期に合わせて撮影会が行われることが多め。開催有無・時間は年ごとに変動するため直前に公式確認を。 - 桜まつり(4月中旬〜下旬)
湖畔の桜と富士山を背景に実施。ライトアップが入る年もあり、夜間は冷えるため防寒を。 - 星空観察会(夏期中心)
7〜8月にかけて開催されることが多い。月齢や流星群の時期と重なると満足度◎。 - 自然塾イベント(通年)
自然観察・工作・環境学習などを季節ごとに実施。親子・学生に人気。
イベントは天候・社会状況で日程変更/中止あり。参加前に公式の最新案内を必ずチェック。
10-2. 季節別の天気傾向と服装目安
- 春(3–5月)
目安:10〜20℃。日中は穏やかでも夜明け前は冷える。薄手ダウンやフリース、ウインドブレーカーを重ね着で。 - 夏(6–8月)
目安:20〜30℃。日差し強め。帽子・日焼け止め・薄手長袖でUV対策。夕方以降は涼しくなることも。 - 秋(9–11月)
目安:10〜20℃。朝夕は冷え込む。ソフトシェル/薄手ダウンが便利。星見・夜撮影は手袋推奨。 - 冬(12–2月)
目安:0〜10℃。放射冷却で氷点下も。厚手アウター、ニット帽、手袋、保温インナー必須。路面凍結に注意。
年・日による変動が大きい高原気候。風(湖面の波立ち)と放射冷却が体感を大きく左右します。
10-3. 季節ごとの見どころ早見
| 季節 | 主な見どころ | ポイント |
|---|---|---|
| 春 | 桜・新緑・ダイヤモンド富士 | 例年4月中旬が桜の山場。夜明けは冷えるので防寒を。 |
| 夏 | ホタル・高原の涼・星空 | 6月下旬〜7月初旬はホタル。ライトは最小限・静粛に。 |
| 秋 | 紅葉・星景・ダイヤモンド富士 | 11月上旬〜下旬が紅葉ピーク。空気が澄み、星景好機。 |
| 冬 | 雪化粧の富士・静寂の湖面 | 厳寒だが透明度抜群。朝焼け・逆さ富士が美しい。 |
10-4. 旅の計画ヒント(カレンダー式)
- 4月中旬:桜×富士山の王道。週末は混雑、早朝到着が快適。
- 4月下旬/8月下旬:ダイヤモンド富士狙いの夜明け前行動。風予報で“凪”を選ぶ。
- 6月下旬〜7月初旬:ホタル鑑賞。赤色ライト推奨、足元とマナーに配慮。
- 11月:紅葉+澄んだ空気。夕景〜星景のはしごが楽しい。
- 12〜2月:雪化粧の富士。防寒・路面凍結対策を万全に。
10-5. 当日の天候チェックリスト
- 日の出・月齢(ダイヤ/星景の可否を判断)
- 風速・風向(凪=逆さ富士の鍵。湖面2m/s以下が目安)
- 雲量・高層雲(山頂の雲被り/朝焼けの色づきに直結)
- 気温・体感(放射冷却の冷え込みに備え、手袋・ネックゲイター)
- 路面情報(冬季は凍結・チェーン規制の有無を確認)
迷ったら「風・雲・冷え」の3点を見るだけでも、撮影や観光の満足度が大きく変わります。
ひとことまとめ
- 田貫湖は季節の主役が明確な高原の湖。
- 春=桜/秋=紅葉・星/春秋=ダイヤ/夏=ホタル/冬=雪景が目安。
- 服装は“朝夕は一段上の装備”が合言葉。イベントは最新の開催情報を要確認。
第11節|田貫湖を安全に楽しむために
11-1. 野生動物(クマ等)への備え
- 遭遇リスクは季節変動:秋の実り期は活動的に。早朝・夕方は特に注意。
- フードマネジメント:食料・生ゴミは密閉し、テント内・車内に保管。放置しない。
- 存在を知らせる:鈴・ラジオ・会話で人の気配を伝える。藪に踏み込まない。
- 遭遇時:近づかない・餌を与えない・走って背を向けない。静かに距離を取る。
11-2. 水辺の安全(釣り・カヌー・SUP)
- ルール遵守:釣りは釣り券必携、カヌー・SUPは届出や区域ルールを確認。
- 遊泳は不可または厳しく制限:現地掲示を必ず確認。
- 装備:桟橋/水上ではライフジャケット必須。濡れた岸辺は滑りやすい。
- 子ども・初心者:必ず大人が常時監督し、岸から離れすぎない。
- 気象判断:強風・雷の兆候・視界不良は即中止・即撤収。
11-3. 気温・風・天候急変への対策
- 春夏の熱中症:帽子・日焼け止め・こまめな水分+電解質補給。休憩を計画に組み込む。
- 高原の風:標高約650m。日中でも風が出ると体感温度が下がる。防風レイヤーを常備。
- 秋冬の冷え:夜明け前は氷点下近くまで下がることも。保温インナー/手袋/ニット帽/滑りにくい靴。
- 急な雨・霧:レインウェア上下・ザックカバー・タオルを常備。運転時はフォグ対応を。
11-4. マナーと環境保全
- ごみは完全持ち帰り:分別・密閉・車で回収。炭・灰も規約に従う。
- 直火禁止:焚き火は焚き火台+耐熱シート。芝や根を傷めない。
- 騒音配慮:夜間は静粛。発電機・大音量スピーカーは不可。
- 野生生物への配慮:採取・給餌・追いかけ行為をしない。歩道や既存の踏み跡を歩く。
11-5. 盗難・紛失・混雑対策
- 貴重品管理:車内放置は避け、身に付ける/鍵付きケースに。
- 三脚・ギア:目を離さない。名前タグや目印を付ける。
- 混雑期の動線:夜明け前は暗所で接触リスクが増える。ライトは足元だけ、譲り合いを徹底。
11-6. もしもの備え(チェックリスト)
- 通信:モバイルバッテリー/オフライン地図アプリ/ホイッスル。
- 応急:救急セット(テーピング・滅菌ガーゼ・鎮痛・虫刺され・絆創膏)。
- ライト:ヘッドライト(赤色光あり)+予備電池。
- 足元:防水性のある靴・替え靴下。
- 天候:防寒レイヤー、レインウェア、タオル、手袋。
- 食と水:行動食・温かい飲料・予備水。
- 車両(冬):スタッドレス/チェーン、解氷スプレー、ブランケット。
まとめ:「ルール遵守 × 事前準備 × こまめな撤収判断」が安全の要。野生動物・水辺・気象の三点に常に気を配り、譲り合いと環境配慮で、田貫湖の自然を長く美しく守りながら楽しみましょう。
第12節|よくある質問(FAQ)
見どころ・季節




Q. ダイヤモンド富士はいつ見られる?
A. 年2回、4月20日前後/8月20日前後の各約1週間。夜明け前〜日の出直前が狙い目です。無風・快晴なら湖面に映るダブルダイヤモンド富士の可能性が高まります。
Q. 桜の見頃は?
A. 例年4月中旬。湖畔には約350本の桜が植えられ、富士山とのコラボが人気です(市街地より遅め)。
Q. 一周は何kmでどれくらい?
A. 湖畔周回は約3.3km。歩きで約1〜1.5時間、自転車なら20〜30分が目安。
予約・キャンプ場
Q. 予約は何ヶ月前から取れる?当日受付はある?
A. 完全予約制。利用月の前月・第1水曜10:00に翌月分の予約開始(オンラインのみ)。当日受付なし。前日までキャンセルが出やすいのでこまめにチェックを。
Q. 料金の目安は?
A. テント1張3,500円、タープ1張1,000円、サイト使用料1名200円(小中学生同額/未就学無料)。土曜や連休などは+1,000円/泊の繁忙期加算あり。延長(〜15:00)は大人300円・小人100円。※変更の可能性あり。
Q. 車はサイトに入れる?
A. 場内乗り入れ不可。駐車場からリヤカーで荷物搬入します。
Q. シャワーやお風呂は?
A. 場内にシャワーはなし。近隣の日帰り温泉を利用します。
ルール・可否
Q. 犬連れはOK?
A. リード着用・マナー厳守・排泄物は必ず持ち帰りで利用可。
Q. 花火はできる?直火は?
A. 花火は原則禁止。直火禁止で、焚き火は焚き火台+耐熱シートが必須。
Q. デイBBQや日帰り利用は?
A. 宿泊者のみが基本。最新の場内ルールを事前に確認してください。
Q. 遊泳はできる?
A. 禁止または厳しく制限。現地掲示・最新案内を必ず確認。
アクティビティ
Q. ボート・カヌー・SUPは?
A. レンタルあり(料金は時期・種別で変動)。持ち込み可だが管理者への届出が必要。強風時は中止判断を。
Q. 釣りはできる?どこで券を買う?
A. 可能。釣り券が必須で、管理棟等で購入できます。対象魚はヘラブナ・ブラックバス・ニジマスなど。ローカルルールを遵守。
Q. レンタサイクルはある?料金は?
A. あり。目安は通常車30分300円/60分500円、E-BIKEは90分1,000円/3時間2,000円/3時間超4,000円。
アクセス・駐車
Q. 駐車場は?料金は?
A. 南側約200台/北側約40台、無料。繁忙期は早朝到着が安心です。
Q. 公共交通で行ける?
A. JR富士宮駅からバスで約40分、「田貫湖キャンプ場」下車徒歩数分。便数は多くないため往復の時刻確認を。
季節・装備
Q. 冬のキャンプは可能?装備は?
A. 可能(通年営業)。ただし厳寒・凍結前提。保温レイヤー・手袋・ニット帽・滑りにくい靴、車はスタッドレス/チェーン推奨。
Q. どんな服装が良い?
A. 春秋は重ね着+防風、夏は薄手長袖+帽子・日焼け対策、冬は真冬装備。夜明け前は季節を問わず冷え込みます。
ひとこと
- 予約は前月・第1水曜10:00を死守。
- ダイヤ&星景は夜明け前行動×防寒が鍵。
- ルール(直火・花火・遊泳・持ち込み等)は最新の公式案内で必ず再確認を。
第13節|まとめ
田貫湖は、富士山の姿を最も美しく映す湖のひとつとして知られ、四季を通じて自然・アウトドア・観光が融合した人気スポットです。
春の桜とダイヤモンド富士、夏の星空とホタル、秋の紅葉と澄んだ空気、冬の雪化粧の富士山——どの季節にも異なる魅力があります。
湖畔にはキャンプ場、遊歩道、ボート乗り場、そして「休暇村富士」などの宿泊・食事施設が整い、日帰りから宿泊まで幅広いスタイルで楽しめます。
また、周辺には白糸の滝・まかいの牧場・富士ミルクランドなどの観光名所が点在し、家族連れ・カップル・写真愛好家などあらゆる層に対応しています。
一方で、豊かな自然環境を守るためには、ゴミの持ち帰り・直火禁止・野生動物への配慮など、マナーを守った利用が不可欠です。
湖畔の静けさと美しい景観を未来に残すために、訪れる一人ひとりが小さな心がけを大切にしましょう。
田貫湖は、ただの観光地ではなく、「自然と共に過ごす時間」を体験できる場所。
富士山を映す湖面に心を映しながら、静かな時間を楽しむ——それこそが田貫湖の本当の魅力です。
参考情報・関連リンク一覧
※本記事の作成にあたり、以下の公式サイト・観光情報ページ・関連資料を参考にしました。最新の情報・イベント・営業状況などは、各公式サイトにてご確認ください。
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