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国道358号(精進湖線)徹底ガイド|冬の道路状況・ライブカメラ・通行止め・観光情報まとめ

国道358号(精進湖線)(イメージ画像) 交通事情
国道358号(精進湖線)(イメージ画像)
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はじめに

山梨県の国道358号「精進湖線」は、富士五湖のひとつ精進湖と、県庁所在地の甲府市を結ぶ山岳ルートです。距離はそれほど長くありませんが、湖岸の穏やかな道から一気に山あいの峠道を越え、やがて甲府盆地の街なかへと下っていく、とても表情の豊かな道路です。

観光で精進湖や本栖湖、富士五湖方面へ向かうときのアクセス路としてはもちろん、甲府と富士河口湖町を行き来する通勤・物流の幹線道路としても、地元の人にとって欠かせない存在になっています。晴れた日には途中のカーブから甲府盆地を一望できる場所もあり、ドライブコースとしても人気があります。

一方で、精進湖トンネルから右左口(うばぐち)トンネルにかけての区間は標高が高く、急勾配や急カーブが続く本格的な山岳道路です。冬になると積雪や路面凍結、ブラックアイス(薄い氷)などが発生しやすく、ノーマルタイヤでは大変危険な場面も少なくありません。通行止めやタイヤ規制が行われることもあり、事前の情報収集がとても重要な道路でもあります。

この記事では、国道358号(精進湖線)のルート全体のイメージから、冬季の道路状況・必要な装備・通行止め情報の調べ方、さらに主要なトンネル・交差点、沿線の観光スポットまで、初めて走る方でもイメージしやすいように、やさしい言葉で詳しくご紹介していきます。安全に、そして少しワクワクしながら、この山岳ルートを楽しむためのガイドとしてお役立てください。

1.国道358号(精進湖線)とは

1-1 基本情報・総延長・起点・終点

国道358号は、山梨県の富士河口湖町と甲府市を結ぶ一般国道で、「精進湖線」という路線名でも呼ばれています。
起点は富士河口湖町の赤池交差点(国道139号との交差点)、終点は甲府市中心部の甲府警察署前交差点(国道20号との交差点)です。

総延長は約28.0kmと、国道としては比較的コンパクトな距離ですが、その中に「湖岸の観光道路」「本格的な山岳道路」「甲府盆地へ下る都市近郊道路」という三つの表情がぎゅっと詰まっています。

通過する自治体は、

  • 山梨県南都留郡富士河口湖町
  • 甲府市
  • 市川三郷町(旧・中道町エリア)
  • 笛吹市の一部
    となっており、富士北麓の観光地エリアから、農村地帯を抜け、最後は県庁所在地の市街地へとつながっていきます。

とくに旧・中道町エリア(現在は市川三郷町の一部)は、畑や果樹園が広がるのどかな農村地帯で、国道358号が地域住民の生活道路としても大切な役割を果たしています。

1-2 どんな道路?(観光・生活道路としての役割)

国道358号(精進湖線)は、一言でいえば「甲府盆地と富士五湖を一直線につなぐ山岳ルート」です。

観光面では、

  • 精進湖をはじめとする富士五湖観光の主要アクセス路
  • 本栖湖や河口湖方面へ向かう際のルート選択肢のひとつ
    として利用されており、週末や連休には観光目的の車も多く走ります。

一方で、

  • 甲府市と富士河口湖町を結ぶ通勤・通学・物流の幹線道路
  • 山あいの集落や農村部を結ぶ生活道路
    という顔も持っており、地元の方にとっては日常の足として欠かせない道路です。

ルートの中ほどにある精進湖トンネルや右左口(うばぐち)トンネル周辺は、かつて「甲府精進湖有料道路」として整備された歴史を持ち、現在も山岳道路としては比較的幅員が確保された走りやすい構造になっています。とはいえ、急勾配やカーブが多い区間も残っており、天候や季節によって走行難易度が大きく変わるのが、この道路の大きな特徴です。

観光ドライブとしても、生活道路としても重要でありながら、「冬は特に慎重な運転が求められる山岳国道」——それが国道358号(精進湖線)の性格だといえるでしょう。

2.ルート全体と主要区間の詳細解説

ここからは、国道358号(精進湖線)を「どこからどこまで、どんな雰囲気で走る道路なのか」をイメージしやすいように、区間ごとにたどっていきます。

2-1 起点〜精進湖トンネル(精進湖の湖岸沿い区間)

赤池交差点(イメージ画像)
赤池交差点(イメージ画像)

国道358号のスタート地点は、富士河口湖町の赤池交差点です。ここで国道139号(富士吉田・大月方面〜本栖湖・身延方面)や国道300号(本栖みち)と交差しており、富士五湖エリアの交通の要所になっています。

赤池交差点を出発すると、すぐ左手に精進湖が見えてきます。湖のすぐそばをかすめるように走る区間が続き、天気が良い日は湖面越しに富士山のシルエットを楽しみながらドライブができます。

この区間の特徴は、

  • 勾配が比較的ゆるやかで走りやすい
  • カーブは多いものの、大きく穏やかなカーブが中心
  • 湖岸沿いならではの開放的な景色
精進湖沿いの国道358号(イメージ画像)
精進湖沿いの国道358号(イメージ画像)

といった点で、「山岳国道」というよりも、まずは観光ドライブ向きの湖畔道路という印象です。精進湖周辺の民宿やキャンプ場の入口も点在しており、観光で訪れる方にとっては目的地に向かう最後のアプローチとして利用されることが多い区間です。

やがて、進行方向正面に山並みが迫ってくると、これからトンネルで越えていく女坂峠の稜線が近づいてきます。その先に現れるのが、次の区間の入口となる「精進湖トンネル」です。

2-2 精進湖トンネル〜右左口(うばぐち)トンネル(本格的な山岳区間)

精進湖トンネル(イメージ画像)
精進湖トンネル(イメージ画像)

精進湖トンネルは、標高約1,000m前後の女坂峠を貫く、全長約1,090mのトンネルです。1973年に開通し、かつては「甲府精進湖有料道路」の一部として利用されていましたが、現在は無料で通行できます。トンネル入口には信号機が設置されているのも特徴です。

トンネルを抜けると、道路は甲府市域(旧・上九一色村、神喰一色地区など)に入り、ここから雰囲気が一気に本格的な山岳道路に変わります。

この区間のポイントは、

  • 急勾配と連続する急カーブが多い
  • 標高が高く、気温が低くなりやすい
  • 樹林帯・日陰区間が多く、路面が乾きにくい

といった点です。特に冬季は、積雪だけでなく、晴れた日でも路面に薄い氷が残る「ブラックアイス」が発生しやすく、油断は禁物です。

道幅自体は2車線が確保されており、センターラインもあるため、「酷道」のような狭さではありません。しかし、

  • カーブの先が見通しにくい場所が続く
  • 勾配のきつい下り坂区間がある
  • 冬場は凍結や雪によるスリップ事故が起こりやすい
国道358号の山岳道路(イメージ画像)
国道358号の山岳道路(イメージ画像)

といった理由から、運転に慣れていない方や、ノーマルタイヤでの冬季走行には向かない区間です。

この峠区間のクライマックスに位置するのが、もうひとつの長大トンネルである右左口(うばぐち)トンネルです。ここを抜けると、山岳区間はひと区切りとなり、道は徐々に甲府盆地へ向かって下っていきます。

2-3 右左口トンネル〜甲府南IC(甲府盆地へ向かう下り区間)

右左口トンネル(イメージ画像)
右左口トンネル(イメージ画像)

右左口トンネルは、全長約1,625mの長いトンネルで、右左口峠の難所部分を一気に貫く重要な構造物です。旧道は山梨県道113号甲府精進湖線として一部残っていますが、現在は通行できない区間も多く、国道358号のトンネル区間が実質的なメインルートになっています。

トンネルを抜けると、急勾配とヘアピンカーブが続いた山岳区間から一転して、勾配が落ち着いた下り基調の道に変わります。周囲の景色も、深い山あいから、しだいに里山や畑の広がる風景へと移り変わっていきます。

この区間の特徴は、

  • 勾配が比較的ゆるやかになり、走りやすく感じられる
  • 甲府盆地に近づくにつれ、交通量が増えてくる
  • 生活道路としての色合いが強くなっていく

といった点です。

やがて視界が開けると、正面に甲府盆地の街並みが広がり、その先に中央自動車道の高架が見えてきます。ここが、中央道と接続する甲府南インターチェンジ周辺です。

2-4 甲府南IC〜終点(甲府警察署前/甲府市街地)

甲府南ICから先は、国道358号は完全に都市近郊の幹線道路という表情になります。道路はほぼ平坦になり、周辺には商業施設や住宅地が増え、通勤・買い物など日常利用の車が多くなります。

主なポイントとしては、

  • 下曽根橋で笛吹川を渡るタイミングが、山間部から市街地への入口
  • このあたりから車線数や交通量が増え、信号交差点も多くなる
  • 時間帯によっては渋滞が発生しやすい区間

といった特徴があります。

さらに進むと、国道20号(甲府バイパス)と立体交差する中小河原立体交差点に至ります。ここは、

  • 甲府市街地
  • 韮崎・長野方面
  • 笛吹市・石和温泉方面

などへ向かう交通が行き交う、甲府エリアの交通の要衝です。

中小河原立体交差点を過ぎると、国道358号は「平和通り」として甲府市街地へと入り、ビルや商店が立ち並ぶ市街地の景観に変わります。終点は、甲府警察署前交差点(国道20号との交差点)。ここで精進湖から続いてきた約28kmのルートは一区切りとなります。

湖畔の静かな道から峠の山岳道路、そして盆地の都市部へ——。国道358号は、短い距離の中でこれだけ多彩な表情を見せてくれる、山梨県内でも個性的なルートだといえるでしょう。

3.冬季(冬)の道路状況と安全対策

国道358号(精進湖線)を語るうえで、もっとも重要なのが「冬の道路状況」です。
とくに 精進湖トンネル〜右左口(うばぐち)トンネル周辺の山岳区間 は、山梨県内でも指折りの「凍結しやすい道路」として知られており、油断は禁物です。

ここでは、なぜ危険なのか・どこが危ないのか・どう備えればよいのかを、順番に整理していきます。

3-1 冬に危険な理由(山岳区間の気象条件)

雪が積もった冬の国道358号線(イメージ画像)
雪が積もった冬の358号線(イメージ画像)

精進湖線の大きな特徴は、標高差が大きく、山岳区間が長いことです。
精進湖や女坂峠付近は標高が高く、気温が甲府盆地より数度低くなることも珍しくありません。そこに加えて、

  • 樹林帯が多く 日陰が長時間続く
  • 谷あいで風通しが悪く、路面が乾きにくい
  • 朝夕は放射冷却の影響で、気温が一気に下がりやすい

といった条件が重なります。

その結果、

  • 日中に一度溶けた雪が、夕方以降に再び凍りつく
  • 見た目には乾いているように見える路面に、うっすらと氷だけが残る

といった状態が発生しやすくなります。これが、いわゆる 「ブラックアイス(見えない薄氷)」 で、ドライバーにとって最も危険な路面状況のひとつです。

ブラックアイス(イメージ画像)
ブラックアイス(イメージ画像)

精進湖トンネル〜右左口トンネルの間は、こうした条件がそろった「典型的な凍結しやすい山岳道路」といえます。

3-2 「ノーマルタイヤでの通行は危険」

スタッドレスタイヤとチェーンの装着
スタッドレスタイヤとチェーンの装着

冬季の国道358号、とくに山岳区間を走るうえで、もっとも大切なポイントが

ノーマルタイヤで走らないこと

です。

資料でも、

  • 冬季は スタッドレスタイヤ装着が事実上必須
  • 積雪時・凍結時は チェーンの携行・装着が強く推奨される

と明記されています。

とくに、

  • 精進湖〜精進湖トンネル周辺の湖岸の日陰区間
  • 精進湖トンネル〜右左口トンネル間の急勾配・急カーブ区間

は、ノーマルタイヤでの走行は非常に危険で、スリップ事故や立ち往生につながるリスクが高い区間です。

「雪が積もっていないから大丈夫」「路面が黒く見えるから乾いているだろう」と油断せず、冬の時期にこのルートを選ぶ場合は、必ず冬用装備を整えたうえで走行するようにしてください。

3-3 事故発生が多い場所の特徴

冬の精進湖線で事故が起こりやすいのは、次のような場所です。

  • 急勾配と急カーブが連続する区間
    • ブレーキの使い方を誤るとタイヤがロックし、スリップにつながりやすい
  • トンネルの出入口付近
    • トンネル内と外で路面温度が大きく違い、出口付近だけが凍っていることがある
  • 湖岸や谷あいの「終日日陰」になる場所
    • 晴れた日でも氷や雪が残りやすく、ブラックアイスが発生しやすい

とくに、精進湖トンネル〜右左口トンネル間の山岳区間は、これらの条件が重なりやすく、朝夕の冷え込みが強い時間帯に事故リスクが高まります。

3-4 冬季の走行ポイント(安全運転のコツ)

精進湖線の運転(イメージ画像)
精進湖線の運転(イメージ画像)

最後に、冬の精進湖線を比較的安全に走るためのポイントを、簡単に整理しておきます。

① 装備を整える

駐車場で装備のチェック(イメージ画像)
駐車場で装備のチェック(イメージ画像)
  • スタッドレスタイヤを装着する
  • 降雪予報があるときは、金属チェーンまたは樹脂チェーンを携行
  • 雪かき用スコップ・長靴・手袋などもあると安心

② 出発前の情報確認

  • 山梨県道路規制情報サイトで、
    • 通行止め
    • タイヤ規制
    • 片側交互通行
      の有無を確認する
  • 国土交通省・富士河口湖町などのライブカメラで、現地の路面状況を目で見てチェックする

③ 走行中の心がけ

  • スピードは控えめにし、カーブの手前で十分に減速してから曲がる
  • ブレーキは強く踏まず、エンジンブレーキを活用してじわじわ減速する
  • 「この先は日陰が続きそうだな」と感じたら、いっそうスピードを落とす
  • 早朝・深夜の走行はできるだけ避け、路面が少しでも緩む日中に通行する

④ 「危ないかも」と感じたら無理をしない

  • 少しでも不安がある場合は、
    • ルートを変更する
    • 時間をずらす
    • そもそも移動を延期する
      といった判断も大切です。

冬の国道358号は、美しい雪景色に出会える一方で、条件が悪いと「一気に難易度の高い道路」に変わることがあります。
観光で訪れる方は、あくまで「安全第一」 を最優先に、装備と情報、そして時間にゆとりを持った計画を立てていただくのがおすすめです。

4.通行止め・規制情報の確認方法

道路情報電光掲示板(イメージ画像)
道路情報電光掲示板(イメージ画像)

冬の精進湖線は、天候次第で 通行止めやタイヤ規制 が頻繁に発生します。
「行ってみたら通れなかった」「引き返すしかなかった」という事態を防ぐためにも、出発前に最新情報をチェックしておくことがとても大切です。

ここでは、どんな規制が多いのか、そして どこを見れば最新情報が分かるのか を整理しておきます。

4-1 よく発生する規制の種類

国道358号(精進湖線)で、特に冬〜春先にかけて起こりやすい規制は次の3パターンです。

  1. 全面通行止め
    • 大雪・路面凍結・落石・土砂崩れなどで、一定区間が完全に通れなくなる状態です。
    • 精進湖トンネル〜右左口トンネルの間など、山岳区間で発生しやすく、解除までに時間がかかることもあります。
  2. 片側交互通行
    • 落石処理・路肩崩壊・補修工事などで、片側の車線だけを交互に通す規制です。
    • 信号機や誘導員による交通整理が行われ、所要時間がやや伸びることがあります。
  3. 凍結によるタイヤ規制
    • 「冬用タイヤ(スタッドレス)装着車のみ通行可」
    • 「チェーン携行」や「チェーン装着車のみ」といった厳しい規制になる場合もあります。
    • 特に精進湖〜右左口の峠区間で出やすい規制です。

規制の種類によって「遠回りすれば済む」のか、「そもそもルートを変えるべきなのか」が変わってきますので、どの種類の規制なのか を確認することが重要です。

4-2 最新情報の確認先

国道358号の規制情報は、主に次のような公的情報源で確認できます。

山梨県道路規制情報(山梨県 県土整備部 道路管理課)

  • 山梨県内の主要道路の
    • 通行止め
    • 片側交互通行
    • タイヤ規制
      などが一覧で確認できる公式サイトです。
  • 国道358号に限らず、周辺の国道・県道の状況もまとめてチェックできる ので、迂回ルートの検討にも役立ちます。
  • 規制区間の地図や発生日・原因が記載されることも多く、「いつからどんな理由で通れないのか」が把握しやすいのが特徴です。
山梨県 県土整備部 道路管理課「道路規制情報」

国土交通省 甲府河川国道事務所(防災情報・ライブカメラ)

  • 国道358号ではないですが、国道139号(精進・本栖)、国道52号などに設置された道路ライブカメラを公開しています。
  • 文字情報だけでなく、実際の路面の様子・交通量・積雪状況を目で見て確認できるのが大きなメリットです。

富士河口湖町・精進湖ライブカメラ

  • 精進湖畔のライブカメラでは、
    • 湖畔の積雪状況
    • 天気や視界
      などをリアルタイムでチェックできます。
  • 国道358号そのものを映しているわけではありませんが、「精進湖周辺がどの程度雪景色なのか」の参考になります。

4-3 「規制中」のときに考えたい回避ルート

国道358号が通行止め・厳しいタイヤ規制となっている場合、無理をして突っ込むのではなく、ルートを変える のが基本です。

代表的な回避ルートとしては、次のような選択肢があります。

① 国道139号を利用するルート

  • 富士河口湖町の赤池交差点から、国道139号を富士吉田・鳴沢・本栖湖方面へ利用するルートです。
  • 精進湖線の山岳区間を避けて、富士五湖周辺の別ルートから目的地へ向かうイメージになります。
  • 冬季でも整備・除雪が比較的行き届いており、状況によってはこちらの方が安全な場合もあります。

② 中央自動車道 甲府南IC経由ルート

  • 甲府側から精進湖・富士五湖方面へ向かう場合、
    • いったん中央道を利用し「甲府南IC」を起点に考える
    • 甲府南IC〜国道20号〜他ルートで目的地へ迂回する
      といった選択もあります。
  • 逆に、富士五湖側から甲府方面へ向かう場合は、そもそも精進湖線ではなく、別の高速・国道ルートを検討するのも一案です。

③国道52号ルート

国道52号線は、静岡県静岡市清水区の国道1号交点(興津中町交差点)を起点とし、山梨県甲府市の国道358号・国道411号終点(甲府警察署前交差点)まで全長約92.7キロメートルを結ぶ主要路線です。主に富士川沿いに南北方向へ走り、南アルプスと富士山の間を通過します。

国道358号が通行不可の場合、国道52号が静岡と山梨をつなぐ代替ルートとして検討できますが、国道52号の道路状況も確認が必要です。

④国道137号御坂みちルート

国道137号「御坂みち」は山梨県富士吉田市の上宿交差点を起点に、新御坂トンネルを通って御坂峠を越え、笛吹市御坂町の長塚交差点まで約32kmを結ぶ幹線道路です。富士山の北麓、河口湖付近を通り、標高差が大きく四季折々の自然景観が美しいのが特徴です。

国道358号が通行不可の場合、国道137号は河口湖と笛吹市・甲府市をつなぐルートとして検討できますが、こちらも道路状況の確認が必要です。

⑤ そもそも日程を変える

  • 通行止めが長期化しそうな場合や、大雪・大寒波が予想されているタイミングでは、
    • 出発日をずらす
    • 目的地を変更する
      といった「計画の見直し」も現実的な選択肢です。

4-4 情報確認〜走行判断の流れ(おすすめチェックリスト)

スマホで道路情報の確認(イメージ画像)

最後に、精進湖線を冬に走る際の「情報確認〜判断」の流れを、簡単なチェックリストとしてまとめておきます。

  1. 出発前日〜当日朝
    • 山梨県道路規制情報で、国道358号および周辺道路の規制状況をチェック
    • 国交省ライブカメラ・精進湖ライブカメラで現地の様子を目視確認
  2. ルートの仮決定
    • 規制内容を踏まえて、
      • そのまま精進湖線を走るか
      • 国道139号・中央道など別ルートに切り替えるか
        を判断
  3. 装備・時間の確認
    • スタッドレスタイヤ・チェーン・防寒用具などの準備を再確認
    • できるだけ 日中の明るい時間帯に山岳区間を通過 できるよう出発時間を調整
  4. 走行中
    • 途中でコンディションの悪化を感じたら、無理をせず速度を落とす
    • コンビニや道の駅など、退避できる場所があるうちに「引き返す/やり過ごす」判断も視野に入れる

このように、最新情報+装備+余裕のある計画 の三つを意識しておくことで、冬の国道358号(精進湖線)を、より安全に走ることができます。

5.リアルタイムで確認したい情報(ライブカメラ・天気・交通)

冬の精進湖線を安全に走るためには、「今この瞬間の道路の様子」をできるだけ具体的にイメージしておくことが大切です。
そのために便利なのが、ライブカメラ映像や天気・交通情報です。

ここでは、チェックしておきたいポイントを3つに分けてご紹介します。

5-1 ライブカメラ映像で「現地の空気感」をつかむ

文字情報だけでは分かりにくい、

  • 路面の白さ(積雪の程度)
  • 車が実際にどのくらい走っているか
  • 視界の良し悪し

といった感覚的な部分は、ライブカメラを見ると一気につかみやすくなります。

代表的なチェックポイントは次のとおりです。

● 精進湖ライブカメラ(富士河口湖町)

  • 精進湖畔の様子と、湖越しの富士山の景観をリアルタイムで確認できます。
  • 国道358号そのものは映っていないものの、
    • 湖畔の積雪
    • 雪景色の度合い
    • 空の明るさ・視界
      などから、「精進湖周辺がどの程度冬景色になっているか」をつかむ目安になります。

● 国道139号(精進・本栖)のライブカメラ(国土交通省 甲府河川国道事務所)

  • 国道139号の車線と路面状況が映るカメラです。
  • 路肩の雪の量や、路面の濡れ方・白さ、走っている車の有無などから、かなり具体的なイメージが得られます。

● 国道52号のライブカメラ

  • 静岡県静岡市清水区から山梨県甲府市の交通状況・路面の様子を確認できます。

「とりあえず全体的に白くて車も少ない」という映像なら、

  • 雪が多い
  • あるいは規制がかかっていて通行量が減っている

可能性が高いので、その時点でルート変更や日程調整を検討する材料になります。

5-2 天気・気温・路面状態の確認

霧や小雪の舞う山岳道路(視界不良イメージ)

精進湖線の冬の難しさは、気温と日射、そして時間帯に大きく左右されます。

チェックしておきたいのは、次のようなポイントです。

  • 気温
    • 山岳区間(精進湖〜右左口)の気温が0℃前後かそれ以下なら、凍結の可能性が高いと考えておきましょう。
  • 降雪・降雨の有無
    • 雪だけでなく、雨のあとに気温が下がるパターンもブラックアイスの原因になります。
  • 経過時間(何時間前に降ったか)
    • 「昨夜雪が降って、今朝は晴れている」という状況が、もっとも凍結しやすいパターンのひとつです。

これらは、

  • 気象庁の天気予報・観測データ
  • 山梨県の道路規制情報と併記される路面情報

などを組み合わせて確認すると、より具体的な判断材料になります。

とくに冬季の朝夕は、放射冷却によって路面温度が急激に下がるため、

「同じ晴れでも、昼と夜ではまったく別の道路になる

という意識を持っておくと、安全な時間帯の選択に役立ちます。

5-3 渋滞情報・交通量の傾向

国道358号(精進湖線)は、

  • 観光シーズン
  • 週末
  • 通勤時間帯

には、特定のポイントで渋滞が発生しやすい道路でもあります。

主な傾向としては、

● 赤池交差点(精進湖側)

  • 富士五湖方面と本栖湖方面、富士吉田方面など、複数の流れが交差するため、観光シーズンの昼間や連休中は交通量が増えがちです。

● 中小河原立体交差点〜甲府市街

  • 通勤時間帯(朝・夕方)に交通量が多く、
    • 甲府市街へ向かう車
    • 国道20号・甲府バイパス方面へ向かう車
      が集中して流れが悪くなることがあります。

渋滞情報は、

  • カーナビ・スマホ地図アプリのリアルタイム交通情報
  • 高速道路の混雑情報(中央道など)

と併せて確認し、

  • 「精進湖線で山を越える時間帯」
  • 「甲府市街に到着する時間帯」

をうまくずらすことで、運転のストレスをかなり軽減できます。


ライブカメラ・天気・渋滞情報を組み合わせて見ることで、

「今、このタイミングで精進湖線を走るべきかどうか」

を、かなり具体的にイメージできるようになります。
安全で快適なドライブのために、出発前のひと手間として、ぜひ活用してみてください。

6.主要交差点・トンネル・橋梁の案内

ここからは、国道358号(精進湖線)を走るうえでの「ランドマーク」を、ポイントごとに整理してご紹介します。
ナビ任せでも走れますが、要所の名前と役割を知っておくと、道路状況の情報収集やルート変更の判断がぐっとやりやすくなります。

6-1 赤池交差点(国道139号・国道300号との分岐)

国道358号の起点となるのが、富士河口湖町にある「赤池交差点」です。

  • ここで国道139号(富士吉田・大月方面〜本栖湖・身延方面)
  • 国道300号(本栖みち/本栖湖〜下部温泉方面)

と接続しており、富士五湖・本栖湖・身延方面など、複数の観光ルートが交わる交通の要所になっています。

精進湖線を甲府方面へ走る場合は、

  • 「赤池交差点で国道139号から分かれて北(精進湖側)へ入る」
    というイメージになります。

観光シーズンや連休、週末の日中は、この交差点周辺で車が多くなりがちなので、時間帯によっては通過に少し余裕を見ておくと安心です。

6-2 精進湖トンネル(女坂峠を貫くトンネル)

精進湖畔をしばらく走った先で現れるのが、女坂峠を貫く「精進湖トンネル」です。

  • 全長:約1,090m
  • 開通:1973年
  • もともとは「甲府精進湖有料道路」の一部として整備されたトンネルで、現在は無料開放されています。
  • トンネル入口に信号機があるのも特徴です。

この精進湖トンネルを境に、

  • 精進湖側:比較的穏やかな湖畔道路
  • 甲府側:本格的な山岳区間の入口

と、道路の性格が大きく変わります。

冬季は、

  • トンネル手前の湖岸の日陰区間
  • トンネル出口付近

が凍結しやすいポイントになりますので、トンネルの前後で一段とスピードを落とす意識を持っておくと安心です。

6-3 右左口(うばぐち)トンネル(右左口峠を抜ける長大トンネル)

精進湖トンネルを抜けて峠道をしばらく進むと、山岳区間のクライマックスともいえるのが 右左口(うばぐち)トンネル です。

  • 全長:約1,625m
  • 右左口峠の難所を一気に貫くトンネル
  • 市川三郷町(旧・中道町)と甲府市の境界付近に位置

旧道は山梨県道113号甲府精進湖線として一部残っていますが、崩落等により通行不可の区間も多く、現在は国道358号のトンネルが実質的なメインルートとなっています。

右左口トンネルを出ると、

  • 急勾配・急カーブが続いていた山岳区間が終わり
  • 勾配がゆるやかになり、里山〜盆地へと景色が変わっていく

という「区切り」の地点になります。

冬季は、このトンネル前後も含めて山岳区間の最後の要注意ポイントですので、油断せず慎重な走行を心がけてください。

6-4 下曽根橋(笛吹川にかかる橋)

下曾根橋(イメージ画像)
下曽根橋(イメージ画像)

右左口トンネルを抜け、甲府盆地に向けて下っていくと、やがて現れるのが 笛吹川にかかる「下曽根橋」 です。

  • 笛吹川を渡る重要な橋梁で、
    • 山間部から市街地へ入る「玄関」のような位置づけ
  • この橋を渡るあたりから、周囲の景色は
    • 山あい → 住宅地・商業施設の多いエリア
      へと変化していきます。

交通量も徐々に増えていき、

  • 信号交差点
  • 右左折する車
  • 歩行者・自転車

などが多くなりますので、スピードを抑えて都市部の運転モードに切り替えるポイントと考えておくとよいでしょう。

6-5 中小河原立体交差点(国道20号・甲府バイパスとの結節点)

中小河原立体交差点(イメージ画像)
中小河原立体交差点(イメージ画像)

甲府市街地手前で、国道358号がもうひとつの幹線道路と交わるのが 中小河原立体交差点 です。

  • ここで国道358号は、国道20号(甲府バイパス)と立体交差します。
  • 甲府市中心部へ向かう車、韮崎・長野方面へ向かう車、笛吹市・石和温泉方面へ向かう車など、さまざまな流れが集まる交通のハブ的なポイントです。

中小河原立体交差点付近は、

  • 朝夕の通勤時間帯には渋滞しやすい
  • レーン選択を誤ると、思っていた方向に進めないこともある

といった特徴があるため、初めて走る場合はナビのレーン案内をしっかり確認しておくと安心です。

この立体交差点を過ぎると、国道358号は「平和通り」として甲府市街の中心部へと進み、甲府警察署前交差点(国道20号との交差点)で終点を迎えます。


精進湖畔の赤池交差点から始まり、
女坂峠・右左口峠のトンネルを抜け、
笛吹川を渡り、中小河原の立体交差点を経て甲府市街へ——。

これらのポイントを頭に入れておくと、地図を見たときや道路情報をチェックするときに、「自分はいまルートのどこにいるのか」 がぐっと分かりやすくなります。

7.周辺観光スポットとあわせて利用するコツ

国道358号(精進湖線)は、単に「甲府と精進湖を結ぶ道路」というだけでなく、富士五湖エリアと甲府市街をつなぐ観光ルートとしても、とても便利な道路です。
ここでは、沿線・周辺の代表的な観光スポットと、精進湖線をどう組み合わせると動きやすいかを整理してみます。

7-1 精進湖(富士五湖の中でも静かな絶景スポット)

精進湖の静かな湖畔とキャンプ風景(イメージ画像)
精進湖の静かな湖畔とキャンプ風景(イメージ画像)

精進湖は、富士五湖の中で最も小さな湖ですが、

  • 「子抱き富士」 と呼ばれる独特の富士山の眺め
  • 人の少ない静かな湖畔の雰囲気

などから、「じっくり景色を楽しみたい人」に人気のスポットです。

湖畔には、

  • 富士山と湖を一緒に眺めながら歩ける自然観察路・遊歩道
  • カヌー・ボート・釣りなどのアウトドア体験
  • キャンプ場・民宿・ペンション

といった施設が点在しており、のんびりとした滞在型の観光拠点としても利用されています。

国道358号は、その精進湖のすぐそばを通っているため、

  • 甲府側から峠を越えてきて「最後に精進湖で一息つく」
  • 富士五湖観光の拠点を精進湖に置き、そこから甲府方面へ日帰りドライブ

といったプランが立てやすいのが特徴です。

7-2 本栖湖(国道139号経由でアクセスできる透明度の高い湖)

本栖湖畔
本栖湖畔

精進湖から国道139号を利用すると、ほど近い場所に本栖湖があります。

本栖湖は、

  • 富士五湖の中でも特に水の透明度が高い湖
  • 湖畔から眺める富士山の姿が、千円札のデザインのもとになったことで有名

といった特徴を持ちます。

湖畔には、

  • 遊覧船「もぐらん」
  • キャンプ場や湖畔の駐車場
  • 展望スポット

などが点在しており、精進湖とセットで訪れる人も多いエリアです。

精進湖線+国道139号 を組み合わせれば、

  • 甲府 →(精進湖線)→ 精進湖 →(国道139号)→ 本栖湖

という形で、山岳ドライブと湖畔の絶景めぐりを一日で楽しむこともできます。

7-3 富士五湖全体の観光とセットで

精進湖・本栖湖のほかにも、

  • 河口湖
  • 西湖
  • 山中湖

など、富士五湖全体は四季を通じて人気の観光エリアです。

春の桜、初夏の新緑、夏の避暑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとにまったく違った表情を見せてくれるので、ドライブコースとしてその日の天気や季節に合わせて行き先を変える楽しみ方もあります。

そんな富士五湖エリアと、

  • 甲府盆地のフルーツ農園
  • 甲府市街のグルメ・温泉・歴史スポット

一直線でつないでくれるのが国道358号です。
「午前中は富士五湖で自然を満喫し、午後は甲府で温泉・食事」というように、一日で“山と湖と街”をぐるっと楽しむ周遊プランにも向いています。

7-4 甲府市街(武田神社・甲府駅周辺など)

武田神社
武田神社

国道358号の終点近くにある甲府市街は、

  • 武田信玄ゆかりの武田神社
  • 甲府駅周辺の飲食店・ショッピングエリア
  • 近郊の温泉地(湯村温泉・石和温泉エリア など)

といった観光資源がそろったエリアです。

精進湖線で甲府側へ出たあと、

  • そのまま平和通りを抜けて甲府駅周辺を散策する
  • 国道20号(甲府バイパス)から石和温泉や笛吹市方面へ足を延ばす
  • 武田神社に立ち寄って歴史探訪を楽しむ

といった形で、富士五湖観光に“甲府観光”を組み合わせた周遊ルートが組みやすくなります。

7-5 国道358号を観光で使うときの「ちょっとしたコツ」

最後に、精進湖線を観光で活用する際のポイントを、簡単にまとめておきます。

  1. 季節と天気を意識する
    • 冬季は安全第一で、装備と情報チェックを徹底する
    • 春〜秋は、峠からの眺望や湖畔の景色を楽しめるベストシーズン
  2. 時間帯の工夫
    • 山岳区間(精進湖〜右左口)は、できるだけ明るい時間帯に通過
    • 甲府市街への到着・出発時間は、通勤ラッシュを少し外すとスムーズ
  3. ルートの組み方
    • 「行きは中央道+精進湖線、帰りは別ルート(国道139号など)」
    • あるいはその逆、というように往路と復路で違う景色を楽しむのもおすすめ
  4. 途中で一息つけるスポットを把握しておく
    • 精進湖畔の駐車場・キャンプ場エリア
    • 甲府盆地側のコンビニや道の駅・温泉施設

国道358号(精進湖線)は、「ちょっと足を伸ばせば、湖と山と街を一日で楽しめる」という意味で、山梨観光の中でも非常にポテンシャルの高いルートです。
安全面に気を配りつつ、ぜひ周辺観光とセットで、この山岳ルートを活用してみてください。

8.まとめ

国道358号(精進湖線)は、
富士五湖(精進湖)と甲府市街を最短で結ぶ、全長約28kmの山岳国道です。

前半は精進湖畔を走る穏やかな湖岸道路、
中盤は精進湖トンネル〜右左口トンネルにかけての本格的な山岳区間、
終盤は甲府南IC〜甲府警察署前へと続く都市近郊の幹線道路——。

短い距離のなかに「湖・峠・街」という、3つのまったく違う景色が凝縮された、とても表情豊かなルートでした。

一方で、特に冬季は、

  • 標高が高く気温が低い
  • 日陰や樹林帯が多く路面が乾きにくい
  • ブラックアイスが発生しやすい

といった条件が重なり、山梨県内でも指折りの「凍結しやすい道路」となります。
スタッドレスタイヤやチェーンなどの冬装備は必須であり、事前に山梨県道路規制情報やライブカメラで状況を確認し、「危ないと感じたら無理をしない」判断が何より大切です。

観光面では、精進湖・本栖湖をはじめとする富士五湖エリアと、甲府盆地のフルーツ農園や温泉・歴史スポットを一本の線でつないでくれる便利なルートでもあります。
「午前中は富士五湖で自然と絶景、午後は甲府で温泉とグルメ」といった、メリハリのある一日旅を組み立てやすいのも、精進湖線ならではの魅力といえるでしょう。

安全対策と最新情報のチェックさえ怠らなければ、
国道358号(精進湖線)は、山梨の 「湖・山・街」 を一度に味わえる、とても頼もしいドライブ・観光ルートです。
これから精進湖線を走るときは、この記事を思い出しながら、どうぞ安全第一で山岳ドライブをお楽しみください。

参考情報一覧

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気象・積雪関連

ライブカメラ・映像確認用

地図・道路構造確認用

観光関連情報

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