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静岡県道・山梨県道71号 富士宮鳴沢線|白糸の滝から鳴沢へ抜ける近道ドライブ【冬季は要注意】

静岡県道・山梨県道71号 富士宮鳴沢線(イメージ画像) 交通事情
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はじめに|富士宮鳴沢線は「近道」だが、冬は無理せずR139へ

静岡県道・山梨県道71号〈富士宮鳴沢線〉は、富士宮市(上井出周辺)から山梨側(鳴沢・富士河口湖方面)へと抜ける、富士山西麓の高原と青木ヶ原樹海の境界を走るドライブルートです。信号が少なく、南北の移動距離をぎゅっと短くできるため、条件が良ければ“国道139号(R139)のショートカット”として使える近道になります。高原の牧草地や樹林帯が続く景観は、走るだけでも気持ちよく、混雑を避けたいときの選択肢にもなります。

ただし、この道は天候・路面状況の影響を強く受けます。とくに標高差があるため、冬季や気温の低い時期は日陰のカーブや橋の前後で凍結(ブラックアイス)が発生しやすく、濃霧や横風に見舞われることもあります。凍結や積雪、濃霧の恐れがある日は、安全性・除雪体制・案内の分かりやすさの点で、遠回りでも R139を優先してください。運転に不慣れな方や夜間走行の場合も、原則としてR139をおすすめします。

もう一点、誤解しやすい点を最初に明確にしておきます。白糸の滝、道の駅朝霧高原、道の駅なるさわ、富岳風穴・鳴沢氷穴は「近く」にはありますが、県道71号そのものの沿線上ではありません。実際はR139や支線(県道72・414・75など)からアクセスするスポットで、ナビも多くの場合R139側の入口へ誘導します。本記事では、【沿線】/【近接(R139側・分岐経由)】を各スポットに明記し、寄り道の導線を誤解なく案内します。

本記事の構成は次のとおりです。

  • 基本情報とルート概略:起終点・路線の性格・R139との使い分け
  • 区間別ガイド:南(上井出)→北(鳴沢)へ、走行のコツと注意点
  • 立ち寄り沿線近接を明確に分けて紹介(白糸の滝/道の駅/溶岩洞窟ほか)
  • 季節・時間帯アドバイス:新緑・紅葉・芝桜期の渋滞傾向、霧・横風、そして冬季の判断基準
  • 実用情報:トイレ・休憩・給油の確保場所(※多くは近接=R139沿い
  • モデルコース:半日/1日(寄り道は原則R139側から)
  • FAQ:〈71号は本当に近道?〉〈冬タイヤでも避けるべき場面?〉〈夜の樹海区間は?〉など

まずは「晴天・無積雪・日中」=71号で快走/「凍結・降雪・濃霧・夜間」=R139へ切替という大原則を頭に入れておいてください。以降の章で、具体的な区間の走り方、寄り道の動線、安全に関わるポイントを、現地目線で丁寧に解説していきます。

1. 基本データ&ルート概略

1-1. 正式名称・種別・延長・起終点

  • 正式名称:静岡県道・山梨県道71号 富士宮鳴沢線(主要地方道)
  • 延長:約17km(静岡県富士宮市「上井出交差点」〜山梨県鳴沢村「ひばりヶ丘交差点」)
  • 起点交差:静岡県道72号(富士白糸滝公園線)・414号(富士富士宮線)と接続/終点交差:国道139号と接続。

1-2. ルートの特徴(景観・走行感)

  • 富士山西麓の高原(朝霧〜富士ヶ嶺、標高約1,000m帯)から、青木ヶ原樹海の原生林を抜けて鳴沢へ至る自然豊かな線形。信号が少なく、快適に流れる区間が多い一方、所々で道幅狭小・カーブ多めの箇所がある。
  • 眺望は「高原の開放感→樹海の薄暗さ」へと表情が変化。晴天・日中はドライブの満足度が高い。

1-3. 国道139号(R139)との関係と“近道”性

  • 本路線は南北端でR139に接続し、富士宮市⇄河口湖方面の移動では、本栖湖経由のR139より距離が約10km短いショートカットとして機能。渋滞時の“抜け道”にもなり得る。
  • ただし冬季は例外。R139は除雪・凍結対策が優先実施される高規格幹線で、積雪・凍結・濃霧の恐れがある日はR139を推奨(夜間・運転に不慣れな場合もR139優先)。

誤解防止メモ
白糸の滝/道の駅朝霧高原/鳴沢氷穴・富岳風穴/道の駅なるさわ は「近接」(主にR139側からアクセス)であり、県道71号の“沿線上”ではないことを本記事全体で明記します。

2. アクセスと接続道路

2-1. 起点側(富士宮・上井出)

上井出交差点(イメージ画像)
上井出交差点(イメージ画像)

上井出交差点

  • 上井出交差点が県道71号の起点。ここで
    • 県道414号(富士富士宮線)白糸の滝の主導線(沿線)。上井出→414号を北上→白糸の滝駐車場。
    • 県道72号(富士白糸滝公園線)=御殿場方面への連絡。白糸の滝への最短導線ではない。
    • 県道75号(人穴方面)への分岐案内も同交差点にあり。
  • 起点周辺は補給がしやすい。トイレ・軽食・コンビニは(近接)R139沿いに多いので、入山前の確保に便利。

2-2. 途中接続(人穴・朝霧高原)

富士ミルクランド【沿線|71号】

レストラン、売店、体験、広い駐車場、トイレあり。本線走行中にそのまま寄れる数少ない大型施設。家族連れの休憩にも最適。

県道75号(清水富士宮線)

人穴・富士講遺跡群方面の分岐。区間により71号と重複。観光で立ち寄る場合は71↔75の乗り換えに注意。

道の駅朝霧高原【近接|R139沿い】

濃厚ソフトや展望、ATM・トイレ等。71号からは一旦R139へ出てアクセスする。

2-3. 終点側(鳴沢・富士河口湖)

ひばりヶ丘交差点

  • 北端のひばりヶ丘交差点国道139号に接続。ここから河口湖・本栖湖・精進湖方面へ分岐自在。
  • 鳴沢氷穴・富岳風穴【近接|R139側】道の駅なるさわ【近接|R139沿い】は71号の沿線ではない。終点からの寄り道は容易だが、ナビはR139の入口へ案内される。

使い分けの基本(再掲)

  • 晴天・日中・無積雪71号=近道として有効。途中の休憩は富士ミルクランド(沿線)が便利。
  • 凍結・積雪・濃霧・夜間・運転不慣れR139優先(除雪・案内の優先度が高く安全性が高い)。
  • 立ち寄り重視の観光動線はR139を基軸に、必要に応じて71号を組み合わせるのがおすすめ。

3. 区間別ガイド(南→北:上井出 → 鳴沢)

3-1 上井出〜白糸エリア(起点まわり/案内多いが進路に注意)

  • 起点=上井出交差点。ここで県道71号が始まり、同地点で県道414(白糸の滝方面の主導線)/県道72/県道75と接続します。案内標識が多く進路を間違えやすいので、鳴沢・R139方面は71号を直進の意識で。
  • 周辺は民家と畑の混在ゾーン。横断者や農耕車、出合い頭に注意。
  • 白糸の滝は〈414沿い〉で71号の沿線ではない(起点からは414へ進入)。寄る場合は414へ、その後に71号へ戻すと動線がスムーズ。

3-2 朝霧・富士ヶ嶺高原(快走+横風注意/沿線の補給=ミルクランド)

富士ヶ嶺からの富士山
富士ヶ嶺からの富士山
  • 標高約1,000m帯を抜ける高原の快走区間。見通しが良い直線が続く一方、横風夕立後の路面湿りに注意。
  • 富士ミルクランド【沿線|71号】は大型P・トイレ・レストラン・売店がまとまり、本線上からそのまま入れる休憩拠点。家族連れの中継点にも最適。
  • 連休・芝桜期はR139側が混むため、補給はこの区間で早めにが安心。

3-3 県境〜樹海入口(道幅変化/日陰カーブは減速)

県境~樹海入口道路(イメージ画像)
県境~樹海入口道路(イメージ画像)
  • 県境付近から道幅がやや狭くカーブ増。日陰が多く、雨後や冬期はブラックアイスの温床に。減速+早めのブレーキが基本。
  • 冬季は除雪・凍結対策の優先度がR139より低い凍結・降雪の兆しがあればR139へ切替を。

3-4 鳴沢〜終点(樹海の薄暗さ/夜間非推奨/R139に合流)

青木ヶ原樹海の薄暗い林間道路(日陰とカーブに注意)(イメージ画像)
青木ヶ原樹海の薄暗い林間道路(日陰とカーブに注意)(イメージ画像)
  • 青木ヶ原樹海に入ると外光が減って体感的に暗い。夕暮れ以降は路面の濡れや凍結を視認しづらいため、夜間走行は非推奨
  • 北端のひばりヶ丘交差点R139に合流。鳴沢氷穴・富岳風穴、道の駅なるさわ(近接)R139側にあり、71号沿線ではない。寄る場合はR139に入ってから。

区間まとめ(使い分け)

  • クリア天候・日中・無積雪:71号で近道(補給は富士ミルクランドが便利)。
  • 凍結・積雪・濃霧・夜間・運転不慣れ:R139を優先(除雪・案内が先行)。

4. 立ち寄りスポット(沿線/近接を明記)

表記ルール:
【沿線】=県道71号上に入口があるスポット【近接】=R139や支線(414・72・75など)から入るスポット
ナビの目的地設定時も、この区別で検索すると迷いません。

4-1 白糸の滝・音止の滝【近接|414沿い】

白糸の滝
白糸の滝
  • アクセス:起点上井出交差点→県道414を北上で到着。71号の沿線ではありません。
  • ポイント:世界遺産の構成資産を含む名瀑エリア。遊歩道は階段多め、雨後は滑りやすいので滑り止め靴推奨。
  • 駐車・トイレ:観光駐車場・トイレ完備。繁忙期は満車が早いので午前到着が無難。
  • 71号との動線:見学後は上井出交差点へ戻って71号に復帰するとスムーズ。

4-2 富士ミルクランド【沿線|71号】

富士ミルクランド(イメージ画像)
富士ミルクランド(イメージ画像)
  • アクセス:県道71号を走行中にそのまま進入できる、数少ない大型施設。
  • ポイント:レストラン・売店・ソフトクリーム・体験(季節)など。高原の眺めがよく、休憩・昼食・トイレの拠点に最適。
  • 駐車:広い無料駐車場。大型可。
  • 注意:連休は駐車場の出入りで待ちが出ることあり。右折進入は減速・合図早めに。

4-3 人穴・富士講遺跡群(人穴浅間神社周辺)【近接|75号経由】

人穴富士講遺跡
人穴富士講遺跡
  • アクセス:71号と分岐する県道75号を利用。
  • ポイント:富士講信仰にまつわる洞穴・史跡群。周辺は生活道路が混在し、歩行者・自転車に注意。
  • 駐車・トイレ:神社境内・周辺に小規模駐車/公衆トイレあり(最新の案内板に従う)。

4-4 道の駅 朝霧高原【近接|R139沿い】

道の駅朝霧高原
道の駅朝霧高原
  • アクセス:71号からR139へいったん出る
  • ポイント:物販・軽食・展望が揃う人気スポット。天候急変時の避難・情報収集拠点としても便利。
  • 駐車・トイレ:大規模。ドライバーの休憩・給水・ATMに重宝。
  • 繁忙期:芝桜・連休は駐車待ち発生。時間をずらす or ミルクランド先寄りが有効。

4-5 鳴沢氷穴・富岳風穴【近接|R139側】

鳴沢氷穴
鳴沢氷穴
  • アクセス:71号終点でR139に合流後、各入口へ。71号の沿線ではありません。
  • ポイント:洞内は通年ひんやり(氷結部は低温)。階段・濡れ路面があり、滑りにくい靴・上着が必須。
  • 所要:1スポット30〜45分目安(混雑時は待ち列あり)。
  • 注意:洞窟前の道路は歩行者横断が多い。減速・徐行を徹底。

4-6 道の駅 なるさわ【近接|R139沿い】

道の駅なるさわ
道の駅なるさわ
  • アクセス:R139沿い。71号の沿線ではないため、終点からR139へ入って寄る。
  • ポイント:地場産品、鉱石ミュージアム、展望テラスなど。トイレ・休憩・情報収集に便利。
  • モデルコース:南→北走行時の最終休憩として組み込みやすい。

4-7 県道富士宮鳴沢線展望台【沿線|71号】

県道富士宮鳴沢線展望台
県道富士宮鳴沢線展望台
  • 場所:朝霧高原〜県境寄り、富士宮市から鳴沢へ向かう途中の高台区間(地図・詳細は下記公式紹介ページ参照)
    👉 県道富士宮鳴沢線展望台|本栖湖と南アルプスを望む絶景ドライブスポット
  • 見どころ:青木ヶ原樹海の向こうに本栖湖と南アルプスを一望。晴天時は冠雪の稜線が美しく、富士五湖方面を俯瞰できる穴場スポットです。
  • 設備:無料駐車スペース・ベンチあり。人が少なく静かに景色を楽しめます。
  • 撮影メモ:朝~午前中は逆光を避けやすく、スマホでもくっきり。夕方は西日でシルエット気味になるため露出補正を。
  • 注意:駐車枠は少数。停車時は後続に配慮し、路肩からはみ出さない。風が強い日は三脚の転倒注意。

誤解防止まとめ

  • 白糸の滝=【近接|414沿い】
  • 富士ミルクランド=【沿線|71号】
  • 道の駅朝霧高原=【近接|R139沿い】
  • 鳴沢氷穴・富岳風穴=【近接|R139側】
  • 道の駅なるさわ=【近接|R139沿い】

5. 季節・時間帯別の走行アドバイス

5-1 新緑・夏(5–8月)

  • 新緑~初夏は見通し良好で快走日和。高原部は日差しが強い反面、夕立後の路面ウェットに注意。
  • 夏休み・土休日はR139(近接スポット側)が混雑。立ち寄りは時間をずらすか、富士ミルクランド【沿線】で早め休憩が有効。
  • 早朝は放射霧が発生することあり。ヘッドライト点灯・速度控えめで。

5-2 紅葉(10–11月)

  • 朝夕は気温が下がり、日陰カーブでの結露→スリップが増える時期。ブレーキは早め・穏やかに。
  • 写真目的の路肩停車は厳禁の場所あり。退避スペース以外では停めない(撮影は「安全>構図」)。

5-3 芝桜・大型連休(4–5月)

富士芝桜まつり
富士芝桜まつり
  • 富士本栖湖リゾート方面が賑わい、R139に渋滞波及
  • 立ち寄り重視ならR139軸、移動重視なら71号で区間短縮→R139で寄り道の二段構えが現実的。
  • 駐車は午前着を基本に。

5-4 冬(12–3月)—“近道”より安全最優先

日陰のカーブに残る薄い凍結痕(ブラックアイスに注意)(イメージ画像)
日陰のカーブに残る薄い凍結痕(ブラックアイスに注意)(イメージ画像)
  • 高原~樹海の日陰・橋前後・S字ブラックアイス多発。
  • 以下のいずれかに当てはまればR139へ切替
    • 予報に「雪/凍結」「氷点下」
    • 前日・当日が降雪/みぞれ
    • 早朝・夜間に走る
    • スタッドレスの性能に不安/運転に不慣れ
  • それでも走る場合
    • スタッドレス+チェーン携行、速度は幹線の7~8割に抑制
    • 先行車のわだちをトレース、ブレーキはポンピング気味に
    • 迷ったら富士ミルクランド【沿線】 or 道の駅朝霧高原【近接】で待避し、情報更新

5-5 時間帯別の注意

霧の高原道路(イメージ画像)
霧の高原道路(イメージ画像)
  • 夜間:樹海区間は体感的に暗く、濡れや凍結の視認が遅れる。原則非推奨
  • 早朝:放射冷却で橋・日陰が先に凍る。日の出後もしばらくは注意。
  • 夕方以降:観光終わりの車列でR139が混みやすい。給油・トイレを早めに確保。

ワンポイント|迷ったらこの基準

  • 晴天+日中+無積雪 → 71号=近道(補給は富士ミルクランド【沿線】
  • 凍結・積雪・濃霧・夜間・不慣れR139優先
  • 立ち寄り多めR139軸+分岐で近接スポット

6. 安全と実用(トイレ・休憩・給油・マナー)

6-1 トイレ・休憩ポイント(【沿線】/【近接】)

  • 富士ミルクランド【沿線|71号】…広い駐車場、トイレ、レストラン・売店。家族連れの拠点に最適。
  • 道の駅 朝霧高原【近接|R139沿い】…物販・軽食・展望・ATM。天候急変時の避難&情報収集にも。
  • 道の駅 なるさわ【近接|R139沿い】…トイレ・休憩・観光案内。北端の最終休憩に。
  • 白糸の滝【近接|414沿い】…観光Pとトイレあり(繁忙期は満車が早い)。

メモ:71号の沿線は施設が少ないため、基本はミルクランド(沿線)道の駅(近接)で計画的に休憩を。

6-2 給油とコンビニ(確保のコツ)

  • 起点(富士宮側)と終点(鳴沢・河口湖側)の市街・R139沿いで事前に満タン&飲み物確保を。
  • 71号の沿線はガソリンスタンドが極端に少ない。深夜・早朝は特に注意。
  • 連休はR139の給油所・コンビニが混むため、時間をずらす or 早め補給が安全。

6-3 駐停車・写真撮影のマナー

  • 駐停車禁止・追越し車線付近では停めない。 路肩停車は後続へ合図+ハザード、短時間で。
  • 私有地・農地へ無断で立ち入らない。柵・作業車・歩行者に配慮。
  • 三脚は風対策(重り・ストラップ)、車道側へはみ出さない。
  • ドローンは許可・規制の順守(空港・自然公園・私有地等のルール確認)。

6-4 悪天候・凍結時の判断と装備

日陰のカーブに残る薄い凍結痕(ブラックアイスに注意)(イメージ画像)
日陰のカーブに残る薄い凍結痕(ブラックアイスに注意)(イメージ画像)
  • 判断基準:雪/凍結予報、氷点下、みぞれ・降雪後、早朝・夜間、運転不慣れ → R139へ切替
  • 走る場合はスタッドレス+チェーン携行、速度は控えめ(目安:幹線の7~8割)。
  • 日陰カーブ・橋の前後はブラックアイス注意。ブレーキは早め・穏やかに、急操作はしない。
  • 霧時はロービーム+フォグ、速度抑制、センターライン/路肩の目印で自車位置を保持。
  • 横風注意区間(高原部)はステア微修正で粘る。強風時は無理をしない。

6-5 緊急時の備え

  • 連絡先:警察(110)/消防・救急(119)。事故時は安全確保→通報→発炎筒・停止表示板
  • 装備:携帯充電、ブースターケーブル、携帯トイレ、飲料、タオル、薄手の上着(洞窟寄り道時にも有効)。
  • オフライン対策:ナビのオフライン地図を事前保存。電波が弱い区間もあるため、主要分岐の紙メモが安心。

使い分けの要点(再確認)

  • 晴天・日中・無積雪 → 71号=近道。休憩は富士ミルクランド【沿線】が便利。
  • 凍結・積雪・濃霧・夜間・不慣れR139優先(除雪・案内が充実)。

7. モデルコース(半日/1日)

前提ルール:スポット表記は【沿線】=71号上/【近接】=R139等から
路面が不安(凍結・濃霧・夜間・不慣れ)ならR139優先でルートを置き換えてください。

7-1 半日プラン(南→北/約4–5時間)

「白糸の滝を見て、71号で高原ドライブ&展望を楽しむショート」

  1. 白糸の滝【近接|414沿い】(滞在60–90分)
  • 上井出交差点→414で白糸へ。駐車は観光P、混雑期は午前着が安心。
  • 見学後は上井出交差点に戻って71号へ
  1. 富士ミルクランド【沿線|71号】(ランチ・休憩 45–60分)
  • 71号本線からそのまま進入可。トイレ・食事・土産に便利。
  • 連休は駐車の出入りで待つことあり。右折進入は減速・合図早め。
  1. 県道富士宮鳴沢線展望台【沿線|71号】(20–30分)
  • 青木ヶ原樹海の向こうに本栖湖と南アルプス。無料P・ベンチあり。
  • 風が強い日は三脚注意。駐車枠少なめ—短時間で譲り合いを。
  1. 県境で折り返し or 鳴沢側へ抜ける(+30–40分)
  • 時間があれば鳴沢終点→R139へ出て道の駅なるさわ【近接】で休憩してから帰路へ。
  • 夕方以降は樹海区間の暗さに注意。夜間はR139側を推奨。

想定コスト:駐車場(白糸)+飲食程度。
路面が不安なら:白糸→R139→(必要なら朝霧高原・なるさわ)→復路、に置換。

7-2 1日プラン(南→北→河口湖/約7–8時間)

「71号快走→洞窟探索→道の駅→湖畔散策まで欲張る」

  1. 白糸の滝【近接|414沿い】(60–90分)
  • 上井出→414で見学。午前に消化すると混雑回避しやすい。
  • 終了後、上井出へ戻り71号に入る
  1. 高原快走 & ミルクランド【沿線|71号】(昼食 60分)
  • 高原の一直線区間は横風に注意。
  • ミルクランドで昼食・トイレ・買い物。子連れはここで時間を多めに。
  1. 県道富士宮鳴沢線展望台【沿線|71号】(20–30分)
  • 本栖湖&南アルプスの俯瞰。雲量が増える前の昼過ぎまでが見通し良好。
  1. 鳴沢氷穴/富岳風穴【近接|R139側】(計60–90分)
  • 71号終点→R139で各入口へ。洞内は滑りやすいので歩きやすい靴+上着
  • 混雑期はどちらか片方選択が現実的。
  1. 道の駅 なるさわ【近接|R139沿い】(30–45分)
  • 休憩・買い物・情報収集。最終トイレにも最適。
  • 余裕があれば河口湖畔へ回って夕景を少し(渋滞に注意)。

帰路:R139→中央道(河口湖IC)or 東名/新東名側へ。
時間短縮版:洞窟を省く→そのぶん展望台や湖畔に配分。

悪天候時の置換:71号区間をR139に変更(白糸後はR139で北上→洞窟→なるさわ→湖畔)。

7-3 逆回り(北→南)オプション(約6–7時間)

  • スタート:河口湖/鳴沢道の駅なるさわ【近接】(情報収集)→ 洞窟【近接】
    71号へ(ひばりヶ丘交差点)県道富士宮鳴沢線展望台【沿線】ミルクランド【沿線】(遅めランチ)白糸の滝【近接|414沿い】 → 富士宮へ。
  • 夕方のR139混雑を回避しやすい順序。白糸は閉門時間や日没に注意。

7-4 交通・安全メモ(共通)

  • 凍結・濃霧・夜間・不慣れ71号は避け、R139へ。
  • 給油&トイレ:起点・終点側で早め確保。沿線は少ないがミルクランド(沿線)は頼れる拠点。
  • 撮影:展望台・退避スペース以外の路肩停車は避ける。私有地への立入禁止。
  • 時間配分:白糸(午前)→71号快走→展望→(必要に応じR139へ)→洞窟/道の駅、が渋滞リスク低め。

8. アクセスと所要時間の目安

表記ルール:スポットは【沿線】=71号上/【近接】=R139や支線(414・72・75等)。路面が不安(凍結・濃霧・夜間・不慣れ)はR139優先で置き換えてください。

8-1 高速ICからの入り方(クルマ)

南側(起点:上井出交差点・白糸エリア)

  • 東名・富士IC →(西富士道路 ほか)→ 富士宮市街 → 上井出交差点
    所要目安:35–55分(市街混雑で変動)
  • 新東名・新富士IC →(西富士道路 ほか)→ 富士宮市街 → 上井出交差点
    所要目安:30–45分
  • 東名・御殿場IC → 県道72(富士白糸滝公園線)方面 → 上井出交差点
    所要目安:55–80分(籠坂峠〜R138の混雑で増減)

白糸の滝【近接|414沿い】へは上井出交差点で県道414に入り、そのまま直進が基本導線。

北側(終点:ひばりヶ丘交差点・鳴沢)

  • 中央道・河口湖IC → R139 → ひばりヶ丘交差点(71号終点)
    所要目安:15–30分(繁忙期はR139渋滞に左右)
  • 中央道・甲府南IC → R358/R139 → ひばりヶ丘交差点
    所要目安:50–80分(精進湖道路・R139の流れ次第)

鳴沢氷穴・富岳風穴/道の駅なるさわ【近接|R139側】は71号沿線ではありません。終点でR139に入りアクセス。

8-2 主要エリア間の実走レンジ(めやす)

区間目安時間メモ
上井出交差点 ↔ ひばりヶ丘交差点(71号全線)30–45分流れが良い日中は短め。冬季・濃霧・夜間は非推奨(R139へ)。
上井出交差点 → 白糸の滝【近接|414沿い】10–20分起点で414へ進入。繁忙期はP待ちあり。
71号沿線:富士ミルクランド【沿線】 → 県境付近10–20分高原の一直線区間は横風注意
ひばりヶ丘交差点 → 鳴沢氷穴/富岳風穴【近接|R139側】10–25分シーズンは待ち列発生。どちらか片方選択が無難。
ひばりヶ丘交差点 → 道の駅なるさわ【近接|R139沿い】10–20分渋滞時は所要が伸びる。

交通事情で上下に大きくブレます。GW・夏休み・紅葉・芝桜期はR139側の渋滞を前提に、午前着・早昼で調整を。

8-3 公共交通での概略(参考)

  • 南側(白糸エリア):JR富士宮駅から白糸の滝方面の路線バスあり。
  • 北側(鳴沢・道の駅なるさわ・洞窟):富士急行線・河口湖駅からR139沿いの路線バスが多数。
  • いずれも本線(県道71号)の沿線直通は限定的。クルマ主体のエリアと考えるのが現実的です。

8-4 所要の組み立て方(実務メモ)

  • 半日(南→北の例):白糸(60–90)→ 71号快走(30–45)→ 展望台(20–30)→(時間があれば)R139でなるさわ(30–45)
  • 1日:白糸 → ミルクランド(昼) → 展望台 →(71号終点)→ 洞窟(60–90)→ なるさわ(30–45)→ 河口湖
  • 悪天候・冬季:71号区間はR139へ置換し、安全>近道で判断。給油・トイレは起点/終点側+ミルクランド(沿線)で計画的に。

9. よくある質問(FAQ)

Q1. 県道71号は本当に“近道”ですか?どれくらい短い?
A. 富士宮⇄鳴沢・河口湖方面の距離短縮ルートになります。渋滞や信号が少ないため順調なら時短も見込めますが、路面・視界が悪い日はR139の方が結果的に早く安全です。

Q2. 冬タイヤ(スタッドレス)なら冬でも走れますか?
A. 走れる日もありますが、71号は日陰カーブ・橋の前後でブラックアイスが出やすい道です。

  • 「雪・凍結予報/氷点下/降雪(みぞれ)直後/早朝・夜間/運転に不慣れ」のいずれかに当てはまれば、R139へ切替してください。
  • 走行時はスタッドレス+チェーン携行、速度は控えめ、急操作を避けるのが鉄則です。

Q3. 白糸の滝・道の駅朝霧高原・鳴沢氷穴/富岳風穴・道の駅なるさわは71号“沿線”ですか?
A. 沿線ではありません。

  • 白糸の滝=【近接|県道414沿い】
  • 道の駅朝霧高原=【近接|R139沿い】
  • 鳴沢氷穴・富岳風穴=【近接|R139側】
  • 道の駅なるさわ=【近接|R139沿い】
    寄るときはR139や支線にいったん出るイメージです。

Q4. 71号の途中で“そのまま寄れる”大きな施設は?
A. 富士ミルクランド【沿線|71号】です。トイレ・レストラン・売店・広い駐車場がまとめて利用できます。家族連れの中継にも便利。

Q5. 夜の樹海区間は走っても大丈夫?
A. 非推奨です。 樹林で暗く、濡れ路面や凍結を視認しづらいためリスクが高まります。夜間はR139を推奨します。

Q6. 大型車でも通れますか?
A. 物理的に通れる区間が多いものの、道幅が変化しカーブもあります。観光バスや大型車はR139優先が無難です。離合・後続処理に十分ご配慮ください。

Q7. 給油・コンビニはありますか?
A. 71号沿線は少ないため、原則として起点(富士宮側)/終点(鳴沢・河口湖側)やR139沿い早めに確保してください。深夜・早朝は特に要注意です。

Q8. 写真を撮るならどこが良い?路肩停車はできますか?
A. 県道富士宮鳴沢線展望台【沿線|71号】が手軽で安全。路肩停車は原則避け、退避スペースやPのある場所を使ってください。私有地への立ち入りはNGです。

Q9. 霧が出たらどうすれば?
A. ロービーム+フォグ、速度抑制、センターラインや路肩目印で自車位置をキープ。前走車へ過度に追従せず、道の駅朝霧高原(近接)やミルクランド(沿線)で天候待ちも選択肢です。

Q10. どの条件なら71号を使い、どの条件ならR139が良い?(超要約)

  • 晴天+日中+無積雪71号=近道(補給はミルクランドが便利)
  • 凍結・積雪・濃霧・夜間・不慣れR139優先(除雪・案内が充実)

10. まとめ|“近道”でも安全最優先で

車内からの景色(イメージ画像)
車内からの景色(イメージ画像)
  • 県道71号(富士宮鳴沢線)は条件が良ければ近道。高原~樹海の景観変化が楽しく、信号も少なく快走しやすい。
  • ただし、凍結・積雪・濃霧・夜間・運転不慣れのいずれかに当てはまる日は、遠回りでも国道139号を優先。結果的に速く、何より安全です。
  • 立ち寄りは誤解なく――白糸の滝=【近接|414沿い】/道の駅朝霧高原・道の駅なるさわ・氷穴・風穴=【近接|R139側】/富士ミルクランド=【沿線|71号】
  • 休憩・トイレ・給油は起点/終点側+ミルクランド(沿線)で計画的に。撮影は展望台や退避スペースを使い、路肩停車は避ける。
  • 迷ったらこの基準:
    • 晴天+日中+無積雪 → 71号(近道)
    • 凍結・積雪・濃霧・夜間・不慣れ → R139(安全)

11. 参考情報(公式・道路・気象・観光)

走行前に「道路」「気象」「施設営業時間」を必ず確認しましょう。冬季はR139優先判断の材料に。

道路・交通(規制/ライブ情報)

気象(予報/注意報・警報/路面凍結の目安)

観光・施設(営業時間/駐車場/混雑)

公共交通(参考)

安全運転・冬装備の目安


使い方のコツ

  1. 出発前:JARTIC+県の規制情報+気象庁をチェック。
  2. 現地:天候悪化または氷点下予報→迷わずR139へ切替
  3. 立ち寄り:各公式で営業時間・駐車場を確認(繁忙期は午前着)。
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