東名高速と一般道の両方から利用できる「道の駅」
道の駅「富士川楽座」は、東名高速道路富士川SA上り線と静岡・山梨県道10号富士川身延線からと、高速道と一般道の両方から利用できる全国初の「道の駅」です。日本道路公団と富士川町の協力の下、以前からあった「東名富士川サービスエリア」の施設・駐車場を拡張し、一般道からも入れる形で平成12年にオープンしたのが、道の駅「富士川楽座」です。もともと東名のSAがあった場所ですから、ドライブの休憩所である「道の駅」としての利便性も高く、利用客は全国の「道の駅」の中でもトップクラスです。又、一般道からも利用できる為、県内外を問わず利用客が訪れます。
富士山と富士川の眺望豊かな「道の駅」
道の駅「富士川楽座」は、富士山を背景に、日本三大急流の「富士川」の手前にあります。富士川の源流は3,000メートル級の山々が連なる南アルプスで、「信濃川」、「利根川」と並んで急勾配で流下する川として知られています。その富士川流域の富士川町は、江戸時代の頃から富士川の渡船や甲州との舟運を通じ発展してきました。富士山のお膝元で、富士川の恩恵を受けて来た町が、庵原郡富士川町なのです。
「道の駅」としては最高級の施設
道の駅「富士川楽座」は、道の駅としては全国でも指折りの施設です。駐車場は東名富士川SA(小型214台、大型39台)と県道富士川身延線(小型143台、大型10台)の駐車場を合わせると、400台程のスペースがあります。建物は、4階建てで、富士川楽座旅行センター・富士市観光案内所、レンタサイクル(1F)、各種レストラン(3F、4F)、屋台(館外)、売店(3F)、劇場(4F)、体験館(2F)、ゲームコーナー、アートギャラリー(4F)、展望ラウンジ(4F)などありとあらゆる施設が詰まっています。これはもう「道の駅」というより、デパートいう感じで単なる「道の駅」以上の施設になっています。私も数多くの「道の駅」を見て来ましたが、「富士川楽座」ほど施設の充実した「道の駅」を見た事がありません。
静岡県中の特産品が集まる「富士山麓のお土産処サンロク」
道の駅「富士川楽座」3Fにある「富士山麓のお土産処サンロク」では、富士川町のみならず、周辺地域、静岡県中の特産品を販売しています。東名富士川SAと隣接しているだけあって、県内外又は全国から来るお客さんを対象にしているようで、品揃えは極めて豊富です。静岡を代表する銘菓、お茶、魚介類など、ここに立ち寄れば静岡県の主要な名産品が手に入る程の品揃えになっています。
海産物の他にも、県内各地の銘菓や土産物が勢揃いしています。種類は豊富ですが、総じてお茶、みかん、うなぎ、牛乳など静岡県内各地の名産にちなんだものが多いのが特徴です。お茶まんじゅう、抹茶ようかん等の茶関係の菓子はもとより、桜えびスナック、富士山ようかん、あさぎり牛乳、富士宮やきそば、うなぎパイ、安倍川もちなどの県内各地の名産品が集結しています。菓子類の他にも、各種キーホルダー、小物、工芸品、キャラクターグッズなど土産物が販売しています。このように、「富士山麓のお土産処サンロク」に来れば、静岡県各地の主要名産品、土産物が手に入ります。
静岡県の銘茶「抹茶入り煎茶」
静岡といえばお茶です。静岡県の土産人気ナンバー1であり、道の駅「富士川楽座」でも人気の商品です。「抹茶入り煎茶」は煎茶の飲みやすさをベースにお茶の風味を生かした抹茶をブレンドしたオリジナル商品です。契約茶農家からの直接仕入れだからこそ実現できる品質と値段です。
生のプリプリした食感がたまらない「駿河湾の桜えび」
静岡県といえば駿河湾の海の幸が大人気。中でも駿河湾の由比港から水揚げされる桜えびは絶品です。地元では水揚げされたばかりの新鮮な生の桜えびを良く食べますが、鮮度保管の難しさから一般にはあまり出回りません。しかし、生の桜えびはプリプリして甘味があって極上の美味しさです。
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《駿河湾産 生桜えび・生しらす》送料無料品質と鮮度が自慢の「駿河湾の釜揚げしらす」
静岡県由比港で水揚げされた「駿河湾のしらす」を職人が茹でました。生のしらすも美味しいですが、塩のみで茹でたしらすも素材の味をそのまま味わう事ができておいしいです。大根おろしを加え醤油をかけて御飯にのせて食べれば箸が止まりません。
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静岡県産 駿河湾 釜ゆでしらすアミューズメント施設
道の駅「富士川楽座」では各種アミューズメント施設があり、単なる「道の駅」以上の役割を果たしています。まず、2Fの富士川体験館「どんぶら」は、参加体験型の科学館で、主に子供を対象としたアミューズメント施設です。富士川にちなんだ「水」をテーマに、クラフト、実験、クイズ、アスレチックなどを楽しみながら学ぶことができます。更には、4Fのバーチャルシアター「わいわい劇場」では、直径14mの巨大ドームスクリーンで、自然と環境をテーマにした様々な番組が随時上映されています。そして、2Fの「どんぶら」入口前には富士川情報コーナー「みずのこえ」があります。富士川流域の自然と生活環境を大型モニターで映像展示しています。知りたい情報ごとにモニター前のボタンを押すと映像が流れてきます。こうして道の駅「富士川楽座」では、単なる娯楽施設ではなく、楽しみながら学べるアミューズメント施設がもうけてあり、「道の駅」の公共的役割を果たしています。
「展望ラウンジ」で富士川と富士山の絶景
道の駅「富士川楽座」の4Fには「展望ラウンジ」があり、手前の富士川を挟んで、富士山、伊豆連峰、駿河湾などが一望できます。富士川の雄大さはさることながら、天気の良い日には正面に日本一の富士山を眺める事ができます。夜10時まで無料で利用できるので、夜間は富士川町の夜景を楽しむ事もできます。広いスペースで大きなソファーが置いてあるので、ゆったりとくつろぐ事ができます。
「フジヤマギャラリー」で四季折々の富士山を鑑賞
「富士川楽座」の4Fには「展望ラウンジ」の他に、富士山の写真や絵画等を展示する「フジヤマギャラリー」があります。ラウンジで生の富士山を見るのも良いですが、写真家が撮った四季折々の写真をみるのも格別です。ギャラリーでは期間ごとにテーマを決めて、各種写真や作品を展示しており、気軽に無料で鑑賞する事ができます。
静岡名物の料理が集結する富士川楽座のレストラン
道の駅「富士川楽座」では、食堂、レストラン、屋台、ファーストフード店など食事処がたくさんあります。SAの駐車場に隣接する屋台処「うまいっ処」には、サンドイッチ、スープ、お好み焼き、やきそば、乳製品、ジェラードなどテイクアウト専用の店が並びます。
また、同じ3Fでは「まるせん食堂」があり、海の幸山の幸をふんだんに使った料理が味わえます。メニューは洋食、カレー、中華、和食、寿司と各種揃っています。そして、4Fでは富士山、富士川を一望できる展望レストラン「駿河路」があります。
パノラマレストラン駿河路は、和洋両方の料理を提供する展望レストランです。富士山、富士川を眺めながら食事が楽しめます。海鮮丼やピザ、パスタなど豊富なメニューがあり、特に新鮮な魚介類を使った料理が人気です。団体利用も可能で、宴会コースも用意されています。
その他にも、鶏そば専門店「麺や厨」、すし店「すし道中 やじ喜多」、和食処「味一」、うなぎ専門店「大漁市場」、そば店「The 鐘庵」など、多彩な飲食店が並んでいます。
カフェ系では、タリーズコーヒーや「café富士山のめぐみ」があり、コーヒーやケーキを楽しめます。また、「MOW MOW CAFÉ」では朝霧高原の牛乳を使用したソフトクリームやジェラート、クレープを提供しています。
テイクアウト専門の「富士の「ずいうん亭」」では、地元の山の恵みを使った商品を販売しています。また、「おこたま本舗」では地元食材を使ったお好み焼き風の商品を提供しています。
これらのレストランやカフェでは、富士山や富士川の絶景を眺めながら、地元の食材を活かした多彩な料理、簡単なテイクアウト料理から本格料理まで、立ち寄り客のニーズに合わせた食事ができるようになっています。
幅広い年齢層とニーズに応える「多目的複合型施設」
道の駅「富士川楽座」は、単なる「道の駅」とは思えない充実した規模と施設で、幅広い年齢層と様々なニーズに応えることができる優れた「多目的複合型施設」です。
単なるドライブの休憩だけでなく、食事、娯楽、観光、土産などそれぞれが充実しており、来駅者の誰もが満足して立ち寄る事ができます。
食事にしても、ファーストフードだけでなく和洋中の本格料理など、様々な食事を選べて、個人、家族もしくは団体でも利用できます。
公園でくつろいだり、館内の展望ラウンジで富士山を眺めてゆったり休憩することもできます。又、子供連れなら「どんぶら」や「わいわい劇場」で一緒に楽しめます。
更に、四季折々、富士山の写真・絵画等を展示する「フジヤマギャラリー」で、美術鑑賞もできます。
そして、「まる得市場」では地元の特産品がズラリと勢揃いし、土産物に困る事はありません。
このように、道の駅「富士川楽座」はどなたでも満足できるデパートの様な「道の駅」なのです。
周辺観光案内
道の駅「富士川楽座」は東名高速富士川SAと繋がっていることもあり、高速の休憩地点として利用される事が多いです。
その為、周辺を観光するというよりもむしろ通過点となってしまいがちですが、県道からの利用客の場合は「岩本山公園」や「道の駅富士」などがおすすめスポットです。
岩本山公園は特に「梅」が有名で、梅の咲く季節には「梅園」が観光客で賑わいます。シーズン以外でも公園の高台からの眺望は必見で、富士市から駿河湾の眺望が大変綺麗です。
又、道の駅「富士」は「富士川楽座」から比べると規模はとても小さいですが、静岡県の道の駅としてぜひ押さえておきたい場所です。
スタンプラリーや道の駅めぐりをしている方は忘れずに訪れてみましょう。
詳細情報
- 住所 – 〒421-3305 静岡県庵原郡富士川町岩渕1488-1
- 電話 – 0545-81-5555(富士川まちづくり株式会社)
- 営業時間 – 9:00~20:00 (但し、施設・季節によって異なります。詳細はHPにて)
- 休業日 – 年中無休(但し、施設によって定休日あり・臨時休館有)
- 駐車場 – 一般道:普通270台(車いす5台)/大型9台 高 速:普通71台/大型3台
- URL- http://www.fujikawarakuza.co.jp/
- アクセス – ①東名高速道路上り方面富士川SAより ②新幹線新富士駅よりクルマで約15分(旧国道1号線より富士川橋を越えて、県道10号線を北上すぐ) ③JR富士川駅よりバスで約10分
- 施設概要 – 1階 富士川楽座旅行センター・富士市観光案内所、レンタサイクル 2階 富士川体験館どんぶら、展示用フリースペース、セミナールーム、戸塚洋二ニュートリノ館 3階 富士山フードコートテラス、タリーズコーヒー、富士山麓のお土産処サンロク、うまいっ処、ふじのくに楽座市場、ふるさと納税自動販売機 4階 パノラマレストラン駿河路、展望ラウンジ、Cafe富士山のめぐみ、プラネタリウムわいわい劇場、富士山のめぐみ本舗、フジヤマギャラリー
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周辺観光情報
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