極上物の田子の浦のしらす
駿河湾のしらすは静岡の特産品ですが、県内では清水興津港、由比港、用宗港、田子の浦港などが水揚げ漁港として有名です。田子の浦漁港でもしらすが水揚げされますが、田子の浦のしらすは一艘曳きと呼ばれる漁法で獲る極上物です。通常行われる二艘曳きと比べて漁獲量は減りますが、短時間で鮮度も保てるので最高級のしらすを水揚げできます。
又、田子の浦には富士山の伏流水が潤井川を通じて流れ込むので、富士山から生まれたしらすともいわれています。
田子の浦から生まれたしらすのグルメ街道
静岡県富士市の田子の浦港周辺では漁協が中心となって「富士山しらす街道」の普及活動をしています。「富士山しらす街道」とは田子の浦漁港から西へ続く街道を指し、街道沿いには田子の浦産のしらすが販売している店が沢山あります。
田子の浦ではしらす街道マップを作成しており、現在街道沿いには勇進丸、清正丸、海栄丸、新孝丸いな天、(有)望月しらす店上星、網元直送しらすの八幡、かねます商店、時田水産、金丸水産、進悦丸、日の出丸、田子の浦漁業協同組合の合計12軒の店舗を紹介しています。
又、田子の浦漁業協同組合をはじめとして、和食処するが喬、すしと郷土料理善兵衛、居酒屋けやき、和楽房尚庵、cafe seriなどの飲食店でしらすを食べる事ができます。
数々のしらす加工製品
田子の浦漁港では定期的に「富士山しらす街道フェア」を開催しており、数々のしらす加工製品を販売しています。しらすコロッケ、しらすはんぺん、しらすおむすび、しらす焼きそば、しらす鯛焼きなど個性豊かな製品があります。しらすといえば生しらす、釜揚げしらす、ちりめんなどしか思いつかないかもしれませんが、富士山しらす街道では工夫を凝らしたしらす製品を生み出しています。
田子の浦港漁協食堂
田子の浦港には漁協が経営する食堂があり、水揚げされたばかりのしらすを丼にした「しらす丼」を食べる事ができます。
田子の浦のしらすは漁獲量が少なく天候等の条件から必ずしも毎日生のしらすが食べれるわけではありませんが、その場合でも上質の冷凍しらすを使用しています。
「ぷりぷり生しらす丼(富士山盛り)」、「ぷりぷり生しらす丼」の他にしらすを釜揚げした「釜揚げしらす丼」や「赤冨士丼(しらすの沖漬け)」などを提供しています。
全てしらすの味噌汁が付いています。漁協ならではの鮮度の良さで、ぷりぷりのしらすを味わう事ができます。
営業期間はしらす漁ができる4月から11月までで昼の時間帯のみ営業が基本ですが、天候気象条件や漁獲量により変動しますのでHP等により確認が必要です。
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