はじめに
富士山の西麓・朝霧高原にある「富士ミルクランド」は、放牧牛乳や自社工房チーズ、ジェラートを味わいながら、動物ふれあい・乳しぼり・手作り体験まで楽しめる“酪農テーマパーク”。入園・駐車は無料で、ドライブの立ち寄りから半日滞在、ロッジ宿泊まで幅広い楽しみ方ができます。標高700〜850mの涼やかな高原気候と、晴れた日に望む富士山の眺めもごちそうのひとつです。
園内には、放牧牛乳の低温殺菌・ノンホモならではの味わいを活かした乳製品、焼き立てパンや地場野菜の直売、ロッジ風レストラン、ふれあい広場、体験工房、デイキャンプ/BBQエリアなどを整備。ペット同伴もしやすく、ドッグランや犬向けイベントも不定期で開催されます。
本記事では、基本情報とアクセスから、ショップ&直売、放牧牛乳・チーズ・ジェラートの魅力、レストラン、ふれあい・体験、宿泊・キャンプ、イベント、周辺観光、口コミまでを順にご紹介。はじめての方でも「これだけ読めば計画できる」内容を目指し、混雑回避や持ち物、季節ごとのコツも盛り込みました。家族旅行・カップルの週末・犬連れ旅・学校行事の下見に、どうぞご活用ください。
第1節|基本情報・アクセス
基本情報(まずはここだけ押さえればOK)
- 名称:富士山朝霧高原 富士ミルクランド
- 住所:〒418-0103 静岡県富士宮市上井出3690
- 電話:0544-54-3690
- 公式サイト:https://fujimilkland.com
- 開園時間の目安:平日 10:00–16:00/土日祝 9:30–17:30(季節・施設により変動あり)
- 定休日:無休(臨時休業や施設別の休業は公式で要確認)
- 入園料:無料
- 駐車場:約200台/無料(大型・団体も可の目安)
アクセス(車・公共交通)
- 車:
- 東名「新富士IC」から約30~40分
- 中央道「河口湖IC」から約30分
- 主要道:国道139号→県道71号(富士宮鳴沢線)
駐車は無料で台数にも余裕あり。繁忙期は早めの到着が安心です。
- 公共交通:
- 最寄り駅:JR富士宮駅
- 富士急静岡バス「(白糸の滝行き等)」系統で「ミルクランド」下車。ダイヤ本数が限られるため、往復ともに時刻表の事前確認を。
標高・気候の目安(服装&道路状況)
- 標高:約700〜850m。平地より体感で涼しく、夏は快適/冬は冷え込み・積雪・霧が出やすいことがあります。朝晩は一枚羽織れる上着が便利。路面凍結や降雪予報の日は冬装備(スタッドレス・チェーン)を。
- 関連サイト – Yahoo!JAPAN 天気・災害 > 静岡県富士宮市
周辺目印・ナビのコツ
- カーナビは住所(上井出3690)入力が確実。周辺は高原の開けた景観で分岐が多いため、主要交差点では案内標識を都度確認しましょう。観光地巡りの動線上、河口湖・白糸の滝・田貫湖方面からのアクセスとも相性が良いです。
第2節|まきばショップと直売所


まきばショップの見どころ

園内の「まきばショップ」には、自社工房で作る放牧牛乳・チーズ・ヨーグルト・ジェラートを中心に、朝霧高原ならではの乳製品やおみやげがずらり。併設のジェラート工房や農産物直売のコーナーもあり、地元の新鮮野菜やパン、スイーツまで一度にそろいます。入園無料なので、ドライブ途中の立ち寄り買い物だけでも楽しめます。
人気商品(定番)
- 富士あさぎり高原 放牧牛乳:低温殺菌・ノンホモの自然なコクが特徴。朝食やカフェオレに。
- チーズ各種:カマンベール、ストライプチーズ、おさしみチーズなど。ワサビ醤油でいただく“おさしみチーズ”はリピーター多数。
- ジェラート/ソフトクリーム:濃厚ミルクをはじめ、いちご・抹茶・みかん・ラムレーズン・ヨーグルトなどの定番が人気。
- スイーツ:ロールケーキやプリン、飲むヨーグルトなど“高原ミルク系”のスイーツが充実。
季節・限定ものの楽しみ
季節ごとに限定フレーバーのジェラート(例:紅ほっぺ/ハロウィン/クリスマス など)が登場。訪れる時期でラインナップが変わるので、行くたびに新作チェックを。
直売所の活用術

- 地元野菜・パン・加工品は回転が早く、午前中~昼過ぎが狙い目。
- 保冷バッグがあると乳製品のお持ち帰りが安心。遠方へのドライブなら保冷剤も多めに。
- まとめ買いはおみやげ(常温可)+保冷が必要な乳製品のバランスを意識すると移動が楽です。
通販・お取り寄せの目安
一部商品はお取り寄せ(通販)対応の案内あり。最新の取り扱い・在庫・配送方法は現地または公式で要確認。ギフト用にも好評です。
第3節|富士あさぎり高原放牧牛乳の魅力


味の核は「低温殺菌」
富士ミルクランドの看板商品「富士あさぎり高原 放牧牛乳」は、65℃で約30分の低温殺菌。加熱しすぎないことで、ミルク本来の甘みや余韻が残りやすいのが特長です。一般的な超高温殺菌(120〜150℃・数秒)に比べ、口当たりがまろやかで、後味が軽やかに感じられます。
“ノンホモジナイズ”という選択
牛乳脂肪球を細かく砕かないノンホモジナイズ製法を採用。瓶やパックの上部にクリーム層が浮きやすく、コクのある風味がダイレクトに伝わります。よく振って均一にしてから飲むと、滑らかな口当たりと自然なコクを楽しめます。
産地力:朝霧高原のテロワール
放牧で育つ牛は、高原の牧草と清冽な水に恵まれています。富士山西麓・朝霧高原の冷涼な気候は、夏でも味がダレにくく、ミルクの爽やかな後味に寄与。標高のある環境と放牧スタイルが、味の“抜けの良さ”や香りのキレにつながっています。
おいしい飲み方のコツ
- 開封前にやさしく振ってクリーム層をなじませる
- 冷えすぎは香りが立ちにくいので、飲む直前に冷蔵(キンキンすぎない温度が◎)
- カフェオレやシリアル、ホットミルクでも“ミルク感”がしっかり残ります
相性のよい商品
自社工房のチーズ・ヨーグルト・スイーツとも好相性。セットで味わうと、同一原料由来ならではの一体感が楽しめます(後述のチーズ・スイーツ章も参照)。
第4節|自慢のチーズ

自社工房ならではのラインナップ
富士ミルクランドでは、朝霧高原の新鮮な生乳を使い自社工房でチーズを製造。代表作は
- カマンベール:なめらかな口溶けとミルクの甘み
- ストライプチーズ:見た目も楽しい縞模様タイプ
- おさしみチーズ:薄切りにして“わさび醤油”で楽しむ個性派
など、用途や好みに合わせて選べます。
品質の裏付け
同工房のチーズはコンクール受賞歴もある実力派。放牧牛乳の持ち味(コク・香り)を生かし、ミルクの風味がきれいに伸びるのが特徴です。
おすすめの食べ方
- おさしみチーズ×わさび醤油:キレのある旨みが立ち、後味すっきり。
- カマンベールは常温に戻して:トロっとした質感と甘みを引き出せます。
- ストライプチーズは前菜やサンドに:見た目のアクセントにも。
- ミルクランドのパンやワインと合わせて:直売所のパン、地元食材と組み合わせると相性抜群。
購入のコツ
人気商品は週末・繁忙期に早めに売り切れることも。保冷バッグ・保冷剤を持参すると安心。遠方への持ち帰りやギフトは在庫・発送可否を現地または公式で要確認を。
第5節|ジェラートとソフトクリーム


定番フレーバーは“濃いミルク”が主役
園内のジェラートは、自社製の高原ミルクをたっぷり使用。ミルクをはじめ、いちご/抹茶/みかん/ラムレーズン/ヨーグルトなど、子どもから大人まで選びやすい定番がそろいます。コクはありつつ後味は軽やかで、食後のデザートにもぴったりです。併設のジェラート工房で作られるのも人気の理由です。
季節・イベント限定の楽しみ
時期により、紅ほっぺ/ハロウィン/クリスマスといった限定フレーバーが登場。訪れる季節で“今日の出会い”が変わるのも高原ジェラートの醍醐味。リピーターは新作チェックを習慣にしている人も多いです。
ソフトクリームは“甘さ控えめ・濃厚”

同じく高原ミルクを使ったソフトクリームは、甘さ控えめで“ミルクの香り”がしっかり。暑い季節はもちろん、澄んだ空気の中でいただく秋冬の一口も格別です。コーン・カップは当日の売り場表示に従って選べます。
上手な買い方・楽しみ方
- 混雑前に:週末や繁忙期は午後ほど列が伸びがち。昼食前後の早めが快適。
- 食べ比べ:家族やグループで別フレーバーをシェアすると満足度アップ。
- 持ち歩き注意:屋外は風の影響で溶け方が変わることも。日なた・日陰を選びながら楽しんで。
- おみやげ連携:ロールケーキや飲むヨーグルトなど“ミルク系スイーツ”と一緒に買うと、家でも高原気分を延長できます。
第6節|レストラン

コンセプトと雰囲気
朝霧高原の食材をたっぷり使うロッジ風のレストラン。天井が高く開放的で、晴れた日は窓越しに富士山を望めます。テラス席はペット同伴OKで、“わんちゃん用メニュー”の用意がある日もあります。営業時間はランチ中心で、牧場本体より短めの設定(目安 11:00〜15:00)です。混雑日は早めの来店が安心です。
主なメニューの傾向
- 地元肉・魚×高原野菜:朝霧高原牛、地元ブランド豚「幸寿豚」、富士宮産にじますなどを組み合わせたプレートや定食が中心。素朴でも素材の味が立つのが魅力です。
- バイキング企画の日も:開催日は限られますが、やきそば系のバイキング/フェアなどイベント型メニューが登場することがあります(実施日は現地・公式で要確認)。
団体向けの食事(予約)
弁当予約(10名〜)に対応。内容は「ミルクランド弁当」「牧場弁当」などがあり、利用日の5日前までの事前予約が基本です。オプションでソフトクリームまたはジェラートを+200円で付けられる設定も用意されています(詳細は時期で変動)。
ペット同伴のポイント
- 店内:不可/テラス:可 が基本の目安。リード着用・同伴マナーにご協力を。
- テラスは天候の影響を受けやすいので、寒暖対策(上着・ブランケット)を。
上手な利用術
- ピーク回避:12時台は混みやすいので、開店直後か13:30以降が比較的スムーズ。
- 席確保→注文:先に席の状況を確認してから注文すると安心。
- 小さなお子さま連れ:ベビーカー動線やトイレ位置を先に確認しておくとラク。
第7節|動物ふれあい広場



どんな動物に会える?


園内の「ふれあい広場」には、牛・ヤギ・羊・ポニー(馬)・うさぎ・豚・鴨などがいて、のんびり過ごす姿を間近で見られます。小さなお子さま連れでも楽しみやすいよう、動物ごとにスペースが区切られています。
体験メニューの例

- 乳しぼり体験:短時間で“酪農の基本”を体感。開催回が複数ある日もあります。
- 引き馬・乗馬:スタッフのサポートで馬に乗って一周。親子での体験も可(当日の案内に従ってください)。
- エサやり体験:用意された専用カップのエサをあげられます(持ち込みエサは不可)。
- ヤギのお散歩:リードでゆっくり一緒に歩く人気メニューです。
※ 体験の実施内容・受付場所・回数は日によって変わります。最新のスケジュールは現地掲示または公式案内でご確認ください。
所要時間とまわり方のコツ
- 小さなお子さまとゆっくり一周で30〜45分が目安。
- 体験を2〜3つ組み合わせるなら60〜90分見込むと安心。
- 混雑日は午前中の早い時間からエサやり→乳しぼり→乗馬の順に回るとスムーズ。
安全・マナー
- 動物に急に近づかない/大声を出さない。
- 指先を見せない(ニンジンと間違えることがあります)。
- エサの持ち込み禁止・手洗い徹底。場内の案内とスタッフの指示に従いましょう。
団体・本格体験
学校行事や団体向けには、より本格的な酪農体験(牧場作業の見学・体験など)も実施。内容は事前相談・予約制で、時期により受け入れ枠が異なります。
第8節|体験プログラム

人気の手作り体験(目安)
- バター作り:容器を振って作る定番。約15分で完成、できたてをクラッカー等で試食。料金目安:1名300円。小さなお子さまにも◎。
- チーズ作り:ミルクの旨みをそのままに。料金目安:1,000円。本格派におすすめ。
- アイスクリーム作り:高原ミルクのリッチな味わいを自分で。家族での共同作業に最適。
- ソーセージ・パン作り:実施日は季節やイベントにより変動。現地・公式で要確認。
受付場所や実施枠は日によって変わります。当日受付あり/予約推奨など、直近の案内に従ってください。
動物関連の体験(再掲)
- 乳しぼり:短時間で酪農の基礎を体験(実施回数は日によって異なります)。
- 引き馬・乗馬:スタッフがサポート。親子での体験も可。
- エサやり・ヤギのお散歩:専用カップのエサを使用(持ち込みは不可)。
予約・料金・所要時間のめやす
- 予約:電話(代表 0544-54-3690)などで事前予約が基本のメニューあり(特に乗馬・チーズ・酪農体験)。
- 料金例:バター作り300円/人、チーズ作り1,000円/人、乗馬レッスン1,000円/45分、酪農体験400円/4名グループ など(いずれも目安)。
- 所要時間:バター作り約15分/乗馬約45分/その他は内容により変動。
雨の日・季節イベント
- 屋内で完結する手作り体験は、雨や雪の日のプランとしても使えます。
- 季節限定でいちご狩りやイベント体験が出ることも(年末年始・ハロウィン・わんわん系イベントなど)。出発前に公式をチェック。
体験を楽しむコツ
- 午前中に1枠確保:混雑日は午前の回がスムーズ。
- 動物→手作りの順:屋外(ふれあい)→屋内(体験)にすると天候対応しやすい。
- 所要時間を合算:体験2つ+昼食で3~5時間が目安。
- 支払い方法:現地の案内に従い、現金/キャッシュレスの可否を事前確認すると安心。
第9節|宿泊施設とキャンプ

宿泊タイプと特徴
- 高原ロッジ/ファームイン富士朝霧高原棟:コテージ型の客室で、全棟Wi-Fi・アメニティ完備(バスタオル・シャンプー・歯ブラシ等の目安)。ペット同伴可の棟もあります。
- チェックイン/アウト:IN 15:00/OUT 10:00(棟や時期で異なる場合あり)。予約は公式サイトまたは電話が基本です。
設備・アメニティの目安
- キッチン用品や寝具など、滞在に必要な基本装備は用意(詳細はプラン・棟別案内に従う)。
- Wi-Fi はロッジや館内の一部で利用可能。ワーケーションの軽作業にも便利です。
キャンプ・デイキャンプ・BBQ
- 園内にデイキャンプ専用エリアあり。BBQはデイキャンプエリアで可、機材レンタルの設定もあります(当日受付の案内あり)。
- 持ち込みBBQはエリアとルール指定。直火は禁止が基本のため、焚き台等を利用。薪の調達は現地または周辺で手配を。
料金・支払いの目安
- 入園・駐車は無料、体験・宿泊・デイキャンプは有料。支払いは現金/キャッシュレスに対応(施設・店舗により異なる)。
ペット連れのポイント

- 犬OKのロッジやドッグラン、犬向けイベント(わんわんマルシェ等)があり、ペット旅行に好相性。テラス席で同伴可の飲食スペースもあります(マナー遵守)。
温泉・周辺入浴
- 園内に温泉はなし。クルマ移動で周辺の温泉施設を利用するのが定番です(営業時間は施設ごとに要確認)。
季節・天候への備え
- 標高約700~850mの高原。夏は涼しく、冬は冷え込み・積雪・霧が出やすいことがあります。秋冬の宿泊は防寒具、冬季ドライブはスタッドレス/チェーンを準備しましょう。
予約と計画のコツ
- 週末・繁忙期は早めの予約(連休・夏休み・年末年始)。
- 体験スケジュールとセット組み:チェックイン前後に体験を入れると動きやすい。
- 食材手配:BBQ・自炊派は事前に買い出し→保冷で搬入。乳製品は現地直売を活用。
- 悪天候代替案:屋内の手作り体験を“雨プラン”に回すと安心。
第10節|イベントとマルシェ
年間の主な開催傾向

- GW/夏休み/年末年始にイベントが集中。季節ごとに体験枠の増枠やフェアが入ることがあります。直前は公式案内で実施可否・時間をチェックしましょう。
- ハロウィンやクリスマスなどのシーズン企画も例年好評です。限定フレーバーのジェラートや装飾で“高原の行事感”を楽しめます。
ペット向けイベント
- わんわんマルシェ/ドッグ系イベントを不定期開催。ドッグランと合わせて、犬連れ旅行でも参加しやすい内容です(同伴ルール・リード着用などは当日の案内に従ってください)。
- 関連サイト – 「ドッグマルシェ富士山」
食と直売のマルシェ
- 園内のまきばショップや直売コーナーと連動し、地元食材・乳製品・パン/スイーツなどが充実。混雑日は午前〜昼過ぎが狙い目です。
参加のコツ
- 開始時刻の30分前行動:駐車・受付・トイレ動線を先に確保。
- 現金+キャッシュレス:出店・施設で決済手段が異なるため双方用意が安心です。
- 天候対策:高原は日射・風の変化が早め。帽子・上着(秋冬は防寒)を携行。標高が高く、季節により霧・冷え込みが出やすい点も念頭に。
- 体験と合わせ技:イベントの前後にバター/アイス/チーズ作りなど屋内体験を組み合わせると、天候に左右されにくい一日になります。
最新の開催日・内容は現地掲示・公式サイトの告知を確認してから出発を。特に繁忙期は実施枠や整理券方式が変わる場合があります。
第11節|利用案内まとめ
お金まわり
- 入園・駐車:無料。体験・食事・宿泊・デイキャンプなどは各メニューごとに有料です。
- 支払方法:現金のほかキャッシュレス対応可の施設・店舗あり(店舗により異なるため現地で要確認)。
所要時間のめやす
- 買い物+ジェラートだけなら30〜60分。
- ふれあい広場+体験1つ+昼食で3〜5時間。
- 宿泊なら、チェックイン前後に体験を1〜2枠組み込むと効率的。
団体・学校行事
- 弁当(10名〜)予約や団体向け酪農体験に対応。利用日数日前までの事前予約が安心です(内容は時期で変動)。
施設・設備
- 授乳室・トイレなどの基本設備は整備。屋根下で行える体験もあり、雨・雪の日でも過ごし方を組み立てやすいのが利点です。
ペット同伴

- テラス席は犬同伴OK(店内は不可が基本)。ドッグランや犬向けイベントの開催もあり。リード着用などの同伴マナーにご協力ください。
気候・服装
- 標高約700〜850mの高原。夏は涼しく、秋冬・朝夕は冷え込みや霧・降雪も。体温調整しやすい服装、冬季はスタッドレス/チェーンを準備すると安心です。
混雑対策のコツ
- 週末・繁忙期は午前到着→体験→昼食→買い物の順がスムーズ。
- 体験は午前枠の確保がおすすめ。ジェラートや直売は昼前〜昼過ぎが選びやすい時間帯です。
第12節|周辺観光スポット&「まかいの牧場」との比較
周辺でセットにしやすいスポット
- 白糸の滝・音止の滝:富士山の湧水がつくる名瀑。遊歩道中心で歩きやすく、家族連れにも好相性。高原ドライブと組み合わせて半日コースに。
- 田貫湖:湖畔歩道が整備され、のんびり散策やフォトスポット巡りに最適。晴天時は湖面に富士山が映る“逆さ富士”で有名。
- 朝霧高原エリア:道の駅・直売所や、乳製品・野菜・ベーカリーなど“高原グルメ”の寄り道が点在。ツーリングやサイクリングの拠点にも人気です。
- 河口湖方面:季節の花・美術館・カフェなど、家族からカップルまで幅広く楽しめる王道観光。ミルクランドと合わせた1日周遊にも向きます。
1日のおすすめ回り方(例)
- 午前:ミルクランド着 → ふれあい広場&手作り体験(1枠) → 直売所でおみやげ下見
- 昼:レストラン/ジェラート休憩
- 午後:白糸の滝や田貫湖へ移動 → 湖畔散策または滝周辺散歩
- 帰路:直売所で保冷品を購入して帰宅(保冷バッグ持参がおすすめ)
「まかいの牧場」との使い分け
- ミルクランドの強み:入園無料/駐車無料で立ち寄りやすい。チーズ・牛乳など乳製品の直売と、コテージ系の宿泊があるのが特徴。犬連れイベントやデイキャンプも選択肢に。
- まかいの牧場の強み:入園有料だが、場内での乗馬体験などのアクティビティが充実。園内滞在に軸足を置いて“1か所で遊び尽くす”日に向く。
※ どちらも“動物ふれあい”は充実。「直売・宿泊も重視ならミルクランド」「園内アクティビティを濃く楽しむ日はまかいの牧場」という使い分けがしやすいです。
雨の日・子連れ視点
- 雨の日は、ミルクランドの屋内手作り体験(バター・チーズ・アイス)を中心に計画し、天候が回復したら周辺散策へ。授乳室やトイレなどの基本設備も整っていて動線を組み立てやすいのが利点です。
第13節|口コミ・レビュー
よく挙がる“推しポイント”
- 乳製品がおいしい:放牧牛乳やチーズ、ジェラート/ソフトの満足度が高い。「濃いのに後味が軽い」「季節限定フレーバーが楽しみ」などの声が多め。
- 家族・犬連れで過ごしやすい:入園・駐車無料で気軽、テラス同伴OK・ドッグランや犬向けイベントもあって滞在しやすいという評価。
- 体験の充実:乳しぼり/エサやり/手作り体験が年齢を問わず好評。雨の日でも屋内体験に切替えられる点も支持されています。
攻略&注意点(レビューからの学び)
- 混雑時間を外す:休日は昼どきに集中。午前の体験→早めランチ→午後は周辺観光が快適という投稿が目立ちます。
- 保冷対策:乳製品・スイーツのまとめ買いを推す声多数。保冷バッグ+保冷剤の持参推奨、遠方帰路は特に有効です。
- 天候・季節差:標高があるため夏は涼しく冬は冷え込み。霧・積雪に触れる口コミもあり、防寒と車の冬装備への助言が散見されます。
こんな人に向いている
- 短時間の立ち寄りでも“ミルク系グルメ+買い物”を楽しみたい人
- 体験を絡めて半日〜1日しっかり遊びたいファミリー
- 犬連れドライブで富士山ビューと高原時間を満喫したい人
第14節|まとめ
富士ミルクランドは、入園・駐車無料で立ち寄りやすく、放牧牛乳・チーズ・ジェラートをはじめとする“高原ミルクの恵み”をその場で楽しめるのが最大の魅力。動物ふれあい/乳しぼり/手作り体験で学びと遊びが両立し、ロッジ滞在やデイキャンプまで含めれば半日から1泊2日まで柔軟に計画できます。犬連れ対応や季節イベントもあり、家族旅行・カップル・ペット旅・団体学習まで幅広い層にフィット。周辺の白糸の滝・田貫湖などと組み合わせれば、富士山西麓の自然・食・体験を一気に味わえます。出発前は最新の営業情報・体験枠を公式でチェックして、天候や混雑に合わせた回り方で高原時間を満喫しましょう。
参考文献・参考情報一覧
- 富士山朝霧高原 富士ミルクランド 公式サイト:https://fujimilkland.com
- 富士宮市観光協会「富士ミルクランド」ガイド:https://fujinomiya.gr.jp/guide/114/
- NEXCO中日本(宮静観光)スポット紹介「富士ミルクランド」:https://www.miyashin.co.jp/nex-fujinomiya/spot/fujimilkland.html
- じゃらん 観光ガイド「富士ミルクランド」:https://www.jalan.net/kankou/spt_22207cb3522091773/
- HELLO NAVIしずおか(静岡県観光公式)スポット情報:https://hellonavi.jp/detail/page/detail/100271
- Walkerplus 夏休み特集「富士ミルクランド」:https://summer.walkerplus.com/odekake/detail/ar0622s07592/data.html
- asoview! レジャー・体験「富士ミルクランド」:https://www.asoview.com/spot/22207cc3340045305/
- Ekitan ローカル情報「富士ミルクランド」:https://ekitan.com/local-info/leisure/spot/spid-218893f4c0c2857c542358895ca50c37
- Wikipedia「富士ミルクランド」:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89