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西湖蝙蝠穴(山梨県南都留郡富士河口湖町)【富士山の溶岩洞窟】

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青木ヶ原樹海の溶岩洞穴

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山梨県南都留郡富士河口湖町西湖の「西湖蝙蝠穴」は富士山北麓の青木ヶ原樹海内の総延長350m以上の溶岩洞穴です。

富士山の溶岩流によって形成された洞窟で、溶岩が外気に触れガスを発散しながら固まったときに洞穴の内面に鍾乳石や縄状溶岩が形成されました。

入洞料金は一般(高校生以上)300円、小・中学生150円、入洞時間は午前9時~午後5時、所要時間は約30分。

洞窟内は灯りも足場も整備されていますが、所々天井が低いのでヘルメットの着用が必須です。

国の天然記念物の蝙蝠の棲息地

洞窟内の温度は年間を通じて温暖で冬もあまり冷えない為、かつては数多くの蝙蝠が冬眠する「蝙蝠の棲息地」でした。

1929年(昭和4年)には「西湖蝙蝠穴およびコウモリ」として国の天然記念物に指定されています。

しかし、周辺地域の開発や洞窟への侵入によって蝙蝠の数は激減してしまいました。

現在は洞窟内の立ち入り禁止区域の設置や保護活動により、わずかながらも蝙蝠の生息が回復してきています。

現在はモモジロウコウモリ、コキクガシラコウモリ、キクガシラコウモリ、テングコウモリ、ウサギコウモリの5種類の生息が確認されています。

冬季立入禁止と保護区域

そうした保護活動として毎年12月~3月中旬頃の冬季は蝙蝠が静かに冬眠できるように蝙蝠穴は立ち入り禁止となり入洞できません。

管理人も洞窟へ入った事がありますが、洞窟の奥は保護区域として木枠の格子で区切られて立ち入り禁止となっており、それ以上進む事はできませんでした。

洞窟内ではよほど数が少ないのか蝙蝠を見ることは全くありませんでした。

蝙蝠穴と称しながら全く蝙蝠を見る事ができないのは残念で仕方ありませんでしたが、やはり開発や環境破壊により数は減っているようでした。

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