果物王国山梨のテーマパーク
「笛吹川フルーツ公園」は、果物王国山梨のテーマパークです。「果樹の公園」ともいえるフルーツ公園は、石和温泉から雁坂トンネルへ抜ける国道140号線からアクセスできます。国道140号線からフルーツラインと呼ばれる小高い丘への上り坂を走ると「フルーツ公園」に辿り着きます。詳細はわかりませんが、(財)山梨県公園公社の管理で運営されており、公的施設のようです。娯楽営利目的というより、山梨県の果樹産業のPR的役割、県民の教育的施設の様な感じでした。フルーツ公園の主要施設は、「くだもの館」と「トロピカル温室」です。共に有料施設で、くだもの館でチケットを購入すれば、どちらも入れます。
まず、「くだもの館」では、山梨県の果樹産業のあれこれについて学べます。山梨がくだもの栽培が盛んだということは誰もが知っていますが、実際にどのような歴史、経緯、条件があって盛んなのか詳しく知っている人は少ないでしょう。そんな山梨のくだもの産業を、ここで色々学べます。
果物王国山梨県の由来・歴史
「くだもの館」では、果物王国「山梨県」の由来や歴史を学ぶことができます。例えば、山梨県は全国一のぶどうの生産地ですが、ぶどうの伝来、気候条件、栽培技術の伝播、ぶどうの品種改良、ワインの醸造などなど、ぶどうに関する様々な情報が子供でもわかりやすい模型や文章で解説されています。
ぶどうは、水分を好まず、気温の変化が激しく、水はけの良い土地を好みます。山梨の甲府盆地、扇状地はブドウ栽培に最適の条件なのだそうです。この他にも、もも、さくらんぼ、りんご、柿などの情報があり、山梨の果樹栽培の全体像を知ることができます。
子供の教育にもおすすめの「くだもの館」
「くだもの館」で特筆すべき点は、子供にも非常にわかりやすく楽しめる工夫が随所になされていることです。さすが公共の教育的施設というべきでしょうか。果物に関する情報がクイズ形式で楽しめたり、ぶどうの歴史がミニシアターで観れたり、ボタンを押して双眼鏡を覗くと、山梨の四季の立体風景が現われたりと、退屈になりがちな展示を遊べるように配慮されています。山梨の果物について興味のある方や家族連れでも十分楽しめるのではないでしょうか。
熱帯果樹がたくさんの「トロピカル温室」
「くだもの館」を抜けて、エレベーター又は階段で上へ上ると次は「トロピカル温室」です。日本では殆ど見かける事のない熱帯地域の果樹を見ることができます。バナナ、パパイヤ、マンゴーなどの木や様々な熱帯植物を拝見できます。建物はドーム式になっていて、屋根が全てガラス張りになっている為、太陽光を十分浴びて温室効果で果樹が栽培されています。植物館のようになっていますので、観賞するのが目的です。
チョッとした南国気分で果樹を見下ろす
この温室は2階建てのようになっていて、空中回廊やエレベーターで2階のテラスへ行くことができます。テラスからは、「トロピカル温室」の中の植物を上から一望できます。写真のように、まるで熱帯雨林を眼下に眺めるような景色が拝めます。
詳細情報
- 住所 – 〒405-0043 山梨県山梨市江曽原1488
- 電話 – 0553-23-4101
- URL- https://fuefukigawafp.co.jp/
- 営業時間 – 午前9時~午後5時 (午後4時30分入場制限) 但し、5月1日~10月31日の土日祝日は午前9時~午後5時30分 (午後5時入場制限)
- 休業日 – 毎週水曜日 (祝日の場合はその翌日) 年末(12月29日~12月31日)但し、次の期間は無休 1月1日~3日 4月29日~5月5日 7月20日~8月31日
- 入館料 – 高校生以上 400円 小・中学生 200円 (団体割引あり)
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