はじめに
富士山と茶畑が一枚に収まる——そんな“日本らしい風景”を探している方に、ぜひ知っていただきたいのが大渕笹場(おおぶちささば)です。静岡県富士市の大淵地区に広がる茶畑は、うねの美しい曲線と、晴れた日に現れる雄大な富士山が重なり合い、まるで絵のような景色をつくり出します。
この場所が多くの人を惹きつける理由は、ただ「富士山が見える」だけではありません。茶畑の景観を守り続けてきた地域の取り組みがあり、訪れる人が気持ちよく過ごせるよう整えられてきた背景があります。近年は写真撮影で訪れる方も増え、季節の見頃に合わせて足を運ぶリピーターも少なくありません。
一方で、大渕笹場は観光施設というより、今もお茶を生産している“現役の農地”です。茶畑への立ち入りや迷惑駐車などが問題になることもあるため、現地ではルールとマナーを守って楽しむことが大切です。
この記事では、大渕笹場の基本情報からアクセス、季節ごとの見頃、写真撮影のコツ、売店・体験の楽しみ方、そして必ず押さえたい注意点まで、初めての方にも分かりやすくまとめました。「いつ行くのがベスト?」「車なしでも行ける?」「撮影はどこから?」といった疑問も、読み進めるほどに整理できる構成にしています。
まずは次章で、大渕笹場とはどんな場所なのか——読み方や特徴を含めて、もう少し具体的に見ていきましょう。
1章|大渕笹場とは?(読み方・どんな場所か)

大渕笹場(大淵笹場)は、静岡県富士市の大淵地区に広がる茶畑エリアで、富士山と茶畑を同時に見渡せる絶景スポットとして知られています。読み方は「おおぶちささば」です。
この場所の大きな魅力は、茶畑のうねがつくる美しい曲線の先に、富士山がどっしりと構える“絵になる構図”が成立すること。しかも、撮影の邪魔になりやすい電線・電柱などの人工物が入りにくく、「富士山×茶畑」の写真を撮りたい人にとって貴重なロケーションになっています。
また、大渕笹場は単に「景色がいい場所」ではなく、地域の方々が景観を守り、育て続けてきた茶園でもあります。かつては耕作放棄の危機が高まった時期もありましたが、地元有志による「大淵二丁目ささば景観保存会」を中心とした保全活動によって、現在の景観が維持されています。こうした背景を知ったうえで訪れると、目の前の風景がより大切に感じられるはずです。
近年は、企業広告や映像の撮影地として取り上げられたことで知名度が上がり、観光や写真目的で訪れる人が増えています。季節によって茶畑の色合いも変わり、春の新緑、冬の冠雪富士など、同じ場所でも印象ががらりと変わるのが魅力です。
ただし大渕笹場は、テーマパークのように整備された観光施設ではありません。今もお茶をつくる現役の農地であり、地域の生活の場でもあります。写真撮影や散策を楽しむ際は、茶畑へ立ち入らない、通行の邪魔にならない場所から撮る、指定駐車場を使うなど、基本的なマナーが欠かせません。
2章|まず確認したい基本情報(早見表)
大渕笹場は「観光施設」というより、茶畑の景観を楽しむ屋外スポットです。現地に行ってから迷わないよう、まずは基本情報を整理しておきましょう。
基本情報(要点)
- 名称:大渕笹場(おおぶちささば)
- 所在地:静岡県富士市大淵地区(周辺に複数の住所表記が見られます)
- 入場料:見学は基本無料(現地の案内・協力金等がある場合は現地表示に従うのが安心です)
- 開放時間:屋外の景観スポットのため、実質的にいつでも見学可能(※売店・体験は別)
- 標高:約338m(「ささば=338」で覚えやすい、と紹介されることがあります)
- 運営・保全:大淵二丁目ささば景観保存会(景観保全・案内等)
住所表記と「ナビ設定」の考え方(ここが迷いやすい)

大渕笹場は「この住所に建物がある」というタイプの施設ではないため、Web上では住所表記がいくつか見られます(例:富士市大淵の複数番地)。そのため、カーナビや地図アプリでは“目的地をどう入れるか”が重要です。
資料では、カーナビ設定として「旧藤田邸」を目印にする方法が推奨されています。現地から約300mほどで、案内看板もあるため、初めてでも迷いにくい導線になります。
売店・体験は「営業時間が別」
大渕笹場そのものは屋外の景観スポットですが、売店や、予約制の体験(例:プライベートテラス「富士山の茶の間」)は営業時間・運用が別です。
「行ったけど閉まっていた」を避けたい方は、訪問前に営業情報を確認しておくと安心です。
問い合わせ先(困ったときの連絡先の考え方)
現地での困りごと(駐車場・大型バス・イベント等)がある場合は、景観保存会や案内されている窓口に確認するのが確実です。資料には、保存会の連絡先(電話)が掲載されています。
3章|アクセスと駐車場【車/公共交通】
大渕笹場は、富士市街地から比較的近い一方で、茶畑のあるエリアは住宅地・農地に隣接しています。迷惑駐車や路上待機を避けるためにも、アクセス方法と駐車場の使い方を事前に把握しておくと安心です。
3-1 車でのアクセス(東名・新東名)
車で行く場合は、東名高速道路「富士IC」または新東名高速道路「新富士IC」からのルートが基本になります。所要時間の目安は以下の通りです。
- 東名高速道路「富士IC」→ 大渕笹場周辺:車で約10〜20分目安
- 新東名高速道路「新富士IC」→ 大渕笹場周辺:車で約10分目安
(道路状況や時間帯で前後します。特に春の見頃シーズンやイベント時は余裕を持つのがおすすめです。)
ナビ設定のコツ
大渕笹場は「施設の入口」が明確なタイプではないため、カーナビや地図アプリで迷いやすいポイントです。資料では、「旧藤田邸(富士市大淵1516)」を目印にする方法が推奨されています。ここから主な撮影ポイントまで約300m程度とされ、案内看板もあるため初めてでも安心です。
3-2 駐車場(第一・第二・大型バス)
大渕笹場周辺には、無料駐車場が第一・第二の2か所あります。観光客がよく利用するのは、撮影ポイントに近い第一駐車場です。
第一駐車場(メイン)
- 普通車:20〜25台程度が目安
- 軽・障がい者用スペースあり
- 撮影ポイントに近く、初めての方にも使いやすい
第二駐車場(補助・大型バス対応)
- 普通車は少数
- 大型バスの駐車に対応する案内がある(運用は時期・状況により異なる可能性があるため、必要な場合は事前確認が安心)
ポイント:茶畑周辺は生活道路でもあります。路上駐車や路肩での停車待ちは避け、必ず指定駐車場を利用しましょう。
3-3 公共交通機関でのアクセス(車なしの場合)
「車がないけれど行ってみたい」という場合は、JR富士駅→バス→徒歩で行く方法があります。
JR富士駅から(バス+徒歩)
- JR富士駅から「曽比奈・曽比奈上」方面行きのバスに乗車
- 「曽比奈下」バス停で下車
- そこから 徒歩約20分程度で大渕笹場周辺へ
吉原中央駅から(バス+徒歩)
富士市中心部のバスターミナルである吉原中央駅から路線を利用する案内もあります。時間帯によって本数や系統が変わるため、実際に行く際は最新の時刻表で確認すると確実です。
タクシーという選択肢
バス停から徒歩20分が負担に感じる場合や、撮影機材が多い場合は、JR富士駅周辺からタクシーを使うのも現実的な選択肢として挙げられています。
4章|季節別の見頃と楽しみ方(春・夏8月・秋・冬)
大渕笹場は、同じ茶畑でも季節によって色合いも空気感も大きく変わります。「茶畑の美しさ」を優先するのか、「富士山が見える確率」を優先するのかで、ベストな時期の考え方が変わるのがポイントです。
4-1 春(4月中旬〜5月中旬)|いちばん人気のベストシーズン
大渕笹場の王道は、新芽が出そろう春の新茶シーズンです。茶畑が明るい黄緑〜新緑に染まり、晴れた日は富士山(残雪のある姿)とのコントラストが抜群。写真目的の方が最も多い季節でもあります。

また、春は「お茶」に関連した地域イベント(例:お茶まつり、茶摘み体験など)が企画されることがあります。開催日は年度によって変わるため、最新情報は富士市や観光案内の公式情報で確認してから出かけると安心です。
4-2 夏(6月〜8月)|茶畑は濃い緑、富士山は“事前確認”が鍵
夏の茶畑は、春とは違う深い緑の迫力が魅力です。ただし、6〜8月頃は富士山が雲に隠れやすく、見える確率が下がると言われています。
「茶畑の緑を楽しむ」なら夏もおすすめですが、富士山を主役にした写真を狙うなら、当日の天気・見え方を確認してから向かうのが失敗しにくいです。
8月に行くなら(イベント含め“最新確認”が前提)

8月は「夏休みの旅行」「緑が濃い茶畑の撮影」などの需要があり、検索でもニーズが強めです。
一方、アンブレラスカイ等のフォトイベントは“毎年固定”とは限らないため、記事内では「過去に話題になった例がある」程度に触れ、開催の有無・時期は公式告知を確認する導線を置く構成が安全です。
4-3 秋(9月〜11月)|空気が澄み、撮影しやすい“穴場シーズン”
秋は気温が落ち着き、空気が澄んでくるため、富士山が見えやすい日が増える季節です。春ほどの混雑になりにくく、落ち着いて撮影・散策しやすいのもメリット。
また、時期によっては茶の花が見られることもあり、春や夏とは違う表情の茶畑を楽しめます(農作業の妨げにならない範囲で、マナーを守って観賞しましょう)。
4-4 冬(12月〜2月)|富士山を“くっきり”狙うなら冬
冬は空気が澄みやすく、晴れた日は雪化粧した富士山がクリアに見えることが多い季節です。茶畑の緑は春ほど鮮やかではないものの、「冠雪富士×茶畑」という冬ならではの構図が撮れるのが魅力です。
初日の出について(断定せず“条件つき”で案内)
「初日の出」検索も見られますが、公式に“初日の出イベント”として整備されているかは年により状況が変わり得ます。記事では、冬の早朝は富士山が見えやすい傾向があることを伝えつつ、現地の交通・安全・周辺への配慮を前提に、無理のない範囲での訪問を促す書き方が適切です。
見頃の結論(迷ったらここ)
- 茶畑の新緑+残雪富士を狙う:4月中旬〜5月中旬
- 富士山の“くっきり感”を狙う:冬の晴天日
- 8月:茶畑は美しいが富士山は見えにくい日も多いので、当日の確認が重要
5章|現地の過ごし方(売店・お茶体験・ランチの考え方)
大渕笹場は、茶畑と富士山の景観を“歩きながら楽しむ”スポットですが、せっかく訪れたならお茶の産地ならではの過ごし方も一緒に味わいたいところです。この章では、売店や体験、ランチの考え方をまとめます。
5-1 旧藤田邸(BAKE SHOP ばっくやーど)

旧藤田邸(BAKE SHOP ばっくやーど)は、富士市大淵に残る古民家を活用したベーカリー兼カフェです。かつての民家の雰囲気を生かした落ち着いた空間で、焼き菓子やパン、ドリンクを楽しめます。大渕笹場のすぐ近くに位置し、観光の立ち寄りスポットとしても親しまれています。地域の景観や暮らしに配慮した営業が特徴で、散策の合間に一息つける場所です。
5-2 お土産|富士山麓のお茶・“富士ブランド”の話題

富士市や静岡県では、地域の魅力としてお茶や関連商品が紹介されており、大淵産のお茶もその文脈で扱われることがあります。大渕笹場では、観光用の派手なお土産というより、「地元でつくられたお茶そのもの」を持ち帰るのが満足度の高い選択になりやすいです。
5-3 体験|「富士山の茶の間」など“茶畑で味わう”時間


大渕笹場には「富士山の茶の間」と呼ばれるプライベートなティー体験(テラス)があります。茶畑の中(または縁)に設けられた特別な空間で、富士山を眺めながら現地の茶園で採れたお茶とお菓子を楽しむ、というコンセプトです。
体験は予約制・有料プランとして案内されるため、利用したい場合は事前に内容や条件を確認しておくとよいでしょう。
5-4 ランチ・カフェはどうする?|「現地で完結しない」前提が安心

大渕笹場は、飲食店が並ぶ観光地というより、茶畑の景観を楽しむ場所です。そのため「現地に行けばランチ店がたくさんある」というよりは、
- 現地は短時間滞在(撮影・散策)にして
- 食事は富士市街地や周辺エリアで取る
という計画のほうがスムーズになりやすいです。売店が営業していれば、軽い休憩としてお茶を楽しめますが、「しっかり食べたい」場合は別エリアも組み合わせるのが現実的です。
5-5 こんな過ごし方がおすすめ(目的別)
- 写真が主目的:朝〜午前の光→撮影→売店でお茶→短時間で撤収
- 観光散策もしたい:駐車→周辺をゆっくり散策(道路沿い中心)→お茶体験(予約)
- 車なし:バス+徒歩は時間がかかるため、滞在時間に余裕を持つ(帰りの便も確認)
6章|写真撮影のコツ(構図・時間帯・混雑対策)
大渕笹場は「富士山×茶畑」という分かりやすい魅力がある一方で、撮り方次第で写真の印象が大きく変わります。ここでは、初めての方でも再現しやすい定番構図・撮影タイミング・現地で気をつけたいポイントを整理します。
6-1 まず押さえたい定番構図|「茶畑の曲線+富士山」

大渕笹場の象徴的な写真は、茶畑のうね(曲線)を手前に入れ、その奥に富士山が立ち上がる構図です。茶畑の斜面と富士山を重ねるように撮ると、奥行きが出て“絵になる一枚”になりやすいとされています。
おすすめの考え方
- 手前:茶畑のライン(曲線)でリズムをつくる
- 中景:畑の連なりで奥行きを出す
- 奥:富士山を主役に据える(山頂が欠けないように)
6-2 時間帯の選び方|「富士山が見える確率」と「光の柔らかさ」

「いつ撮るのが良いか」は季節にもよりますが、記事資料では、冬の晴天日は富士山がクリアに見える日が多いこと、また夏は雲で隠れやすい傾向があることが示されています。つまり、撮影は「現地に着いてから」ではなく、行く前の天候判断がかなり重要です。
時間帯の目安(一般的に失敗しにくい考え方)
- 早い時間帯:空気が澄みやすく、富士山が見えやすいことがある
- 日中:雲が出やすい季節は富士山が隠れやすい(特に夏)
- 夕方:光は美しいが、雲・霞の影響を受けやすい日もある
どの時間帯でも、「富士山が見えるか」は日によって変わるため、次章で扱う“事前確認”とセットで考えるのが安心です。
6-3 撮影場所の基本|「道路沿いを歩きながら」・茶畑には入らない

大渕笹場は、茶畑沿いの道路を歩きながら撮影するスタイルとして紹介されています。最重要なのは、茶畑は観光用のセットではなく生産の場であること。無断で畑に入る行為は厳禁です。
撮影時の注意
- 茶畑の畝(うね)に足を入れない
- 私有地・農道に立ち入らない
- 通行の妨げになる場所で立ち止まらない(特に混雑時)
6-4 混雑する時期のコツ|春(新茶シーズン)は“譲り合い前提”

春(4月中旬〜5月中旬)の新茶シーズンは、大渕笹場のベストシーズンとして紹介され、撮影目的の来訪者が増えやすい時期です。混雑日にストレスなく撮るには、駐車場利用・短時間での譲り合い・徒歩移動時の配慮がポイントになります。
混雑対策の実践例
- 到着は早めに(特に週末・連休)
- 撮影は「長時間占有」より「短時間で回数を増やす」
- 人が多いときは、少し歩いて“自分の角度”を探す
- 駐車は必ず第一・第二駐車場へ(路上待機をしない)
6-5 “写り込みが少ない”からこそできる工夫
大渕笹場は、電線や民家などの写り込みが少ない撮影地として知られ、広告写真やCMなどにも使われてきた、と資料で触れられています。だからこそ、次のような工夫が生きます。
- 縦位置で「茶畑→富士山→空」をすっきり見せる
- 望遠寄りで富士山を大きく、茶畑を“前景”として圧縮する
- 広角寄りで茶畑の曲線を強調し、奥に富士山を置く
7章|ライブカメラ・天気の確認方法(富士山が見えるかを出発前にチェック)

大渕笹場は、晴れていれば富士山と茶畑の絶景が期待できますが、特に夏場は雲が出やすく、「現地に着いたのに富士山が見えない」ということも起こり得ます。そこで役立つのが、出発前のライブカメラ/天気チェックです。
7-1 「ライブカメラ」検索ニーズが強い理由
資料でも触れられている通り、「大渕笹場 ライブカメラ」で調べる方が多いのは、主に次の2点を確認したいからです。
- 富士山が見えているか(雲・霞・逆光など)
- 茶畑の見た目(新緑の具合/季節感)
特に、夏(6〜8月)は富士山が雲に隠れやすい傾向があるため、富士山を主役に撮りたい方ほど、事前確認の価値が高いと言えます。
7-2 事前確認で見るべきポイント(チェックリスト)
「ライブカメラがある/ない」にかかわらず、出発前は次の順で確認すると失敗しにくくなります。
✅(1)天気予報:降水・風・雲量の傾向
- 雨の日は視界が悪くなりやすい
- 風が強い日は体感温度が下がる(特に冬の早朝)
✅(2)富士山の“見え方”:雲の位置・霞み
- 予報が晴れでも、富士山周辺だけ雲がかかることがあります
- 夏は特に「午後に雲が増える」日があるため、時間帯も意識すると安心です
✅(3)現地の混雑や状況:SNSの最新投稿

- 「#大渕笹場」などで直近の写真を見ると、富士山の見え方や混雑感がつかみやすい
- ただし、撮影位置や加工で見え方が変わるので、目安として活用するのが無難です
7-3 ライブカメラが見つかったら「ここを確認」
もし「大渕笹場周辺」または「富士市周辺」のライブカメラが見つかった場合は、次の点を見ると判断が速くなります。
- 富士山の山頂が出ているか(“見えている”の基準を統一)
- 雲が動いているか/切れそうか(待てば回復する日もある)
- 光の方向(逆光で白っぽく見えることもある)
7-4 「今日は厳しそう…」な日の考え方
富士山が見えにくい日は、無理に“富士山が出るまで粘る”よりも、次のように割り切ると満足度が落ちにくいです。
- 茶畑そのものの曲線や質感を主役に撮る
- 売店が開いていれば、お茶を楽しむ日にする
- 近隣の別スポットと組み合わせて、時間を有効に使う
8章|マナー・注意事項(必読|茶畑と地域を守って楽しむために)
大渕笹場は、誰でも気軽に訪れられる絶景スポットである一方、ここは今もお茶を生産している“現役の農地”であり、周辺は地域の方の暮らしの場でもあります。景観は地元の方々の保全活動によって支えられているため、訪問者側のマナーがとても重要です。
8-1 茶畑には立ち入らない(最重要)

茶畑は撮影のためのセットではなく、農家の方が丹精込めて育てている作物です。資料でも、無断での立ち入りは控えるよう注意が示されています。
- 畝(うね)に足を入れない
- 茶葉に触れない(踏む・折る・摘むは論外)
- “少しだけ”でも畑へ入らない(踏圧や傷みの原因になります)
撮影は基本的に、道路沿い・見学可能な場所から楽しむのが前提です。
8-2 駐車・道路でのマナー(路上駐車・停車待ちはNG)

大渕笹場周辺は生活道路でもあり、農作業車の出入りもあります。駐車は必ず第一・第二駐車場を利用し、路上での待機や短時間の停車も避けましょう。
- 路肩に寄せての「ちょい停め」も控える
- 交差点付近・出入口付近に停めない
- 混雑時に道路上で立ち止まらない(通行の妨げになります)
8-3 写真撮影時の配慮(通行・私有地・長時間占有)
写真に夢中になると、どうしても視野が狭くなりがちです。大渕笹場では、撮影ポイントを長時間占有しない、通行の妨げになる場所には立たないなど、譲り合いが大切です。
- 三脚使用時は通行幅を確保する
- 人が多い日は「撮ったら次へ」の意識で
- 民家や車のナンバー等が写り込む場合は、配慮して構図を調整する
8-4 ドローン撮影は要注意(必ずルール確認)
資料でも、ドローンについては地域ルールの確認が必要である旨が示されています。許可の要否や飛行可否は、土地の管理者・周辺環境・法令条件などで変わります。
“撮れるはず”で持ち込まず、事前に確認するのが安全です。
8-5 景観は「守られている」もの(協力の気持ちで)

大渕笹場の景観は、地元の農家や有志団体(景観保存会)による長年の保全活動があってこそ維持されています。だからこそ、私たち訪問者は、
- ルールを守る
- ごみを持ち帰る
- 周囲に迷惑をかけない
- 現地の案内表示に従う
といった当たり前を丁寧に守ることが、結果的に「この景色がこれからも残る」ことにつながります。
9章|よくある質問(FAQ)

ここでは、大渕笹場について検索されやすい質問をまとめて回答します。初めて訪れる方が迷いやすい「読み方」「入場料」「住所(ナビ設定)」「標高」「問い合わせ先」などを中心に整理しました。
Q1. 大渕笹場の読み方は?
「おおぶちささば」と読みます。
Q2. 大渕笹場の入場料はいくらですか?
入場料は無料として案内されています。屋外の景観スポットのため、基本的に誰でも自由に見学できます。
※景観保全のための協力金(募金箱など)が設置されるケースもあるため、現地の案内があれば無理のない範囲でご協力ください。
Q3. 大渕笹場の営業時間は?
茶畑の景観を楽しむスポットなので、実質的に24時間見学可能と紹介されています。
ただし、売店や体験(富士山の茶の間など)は別途営業時間・運用があります。利用したい場合は事前に最新情報を確認するのが安心です。
Q4. 大渕笹場のベストシーズンはいつですか?
最も人気が高いのは、新茶の季節(春:4月中旬〜5月中旬ごろ)です。茶畑の新緑が美しく、富士山(残雪のある姿)とのコントラストが映えやすい時期として紹介されています。
また、富士山の“くっきり感”を狙うなら、空気が澄みやすい冬の晴天日もおすすめです。
Q5. 大渕笹場の標高はどれくらい?
資料では、標高は約338mと紹介されています(「ささば=338」で覚えやすいという説明もあります)。
Q6. 大渕笹場の住所は?
資料内では、富士市大淵の複数の番地表記が見られます(例:富士市大淵1516 など)。
このため、初めての方はナビの目的地を「旧藤田邸(富士市大淵1516)」に設定し、現地の案内看板に従って移動する方法が分かりやすいとされています。
Q7. 大渕笹場の電話番号(問い合わせ先)はありますか?
資料には、大淵二丁目ささば景観保存会の連絡先(電話番号)が掲載されています。駐車場やイベント、大型バスの利用など、確認事項がある場合は案内されている窓口へ問い合わせるのが確実です。
10章|まとめ(大渕笹場を満喫するコツ)

大渕笹場(おおぶちささば)は、静岡県富士市の大淵地区に広がる茶畑で、富士山と茶畑を同時に望める絶景スポットとして高い人気があります。電線などの写り込みが少ない景観が魅力で、写真目的の方にも、静岡らしい風景を楽しみたい観光の方にもおすすめできる場所です。
迷ったらこの結論|おすすめの行き方・選び方
- いちばん人気の時期(ベストシーズン):春の新茶シーズン(4月中旬〜5月中旬ごろ)
- 富士山がくっきり見える日を狙うなら:空気が澄みやすい冬の晴天日
- アクセスの基本:車が最もスムーズ(富士IC/新富士ICから目安10〜20分)
- 車なしの場合:JR富士駅 → バス(曽比奈下)→ 徒歩(約20分)で到達可能
失敗しないための3つのポイント
1)富士山が見えるかは「行く前」にチェック
特に夏は雲が出やすく、予報が晴れでも富士山が隠れることがあります。天気・雲の状況・(可能なら)ライブカメラやSNS投稿を確認してから出発すると、満足度が上がります。
2)ナビは「旧藤田邸」を目印にすると迷いにくい
大渕笹場は観光施設の入口が明確ではないため、住所だけで検索すると迷いやすいことがあります。資料では、「旧藤田邸(富士市大淵1516)」を目印にする方法が紹介されており、現地の案内看板に従って移動するとスムーズです。
3)ここは観光地であり「現役の農地」でもある
大渕笹場の景観は、地域の方々の保全活動によって守られてきました。茶畑に入らない、路上駐車をしない、通行の邪魔にならない場所で撮影するなど、基本マナーを守って楽しむことが大切です。
目的別おすすめ(最後に整理)
- 写真を撮りたい:春の新緑 or 冬の冠雪富士を狙い、朝〜午前に短時間で回る
- 観光として立ち寄りたい:駐車場利用→散策(道路沿い中心)→売店が開いていればお茶を楽しむ
- 体験もしたい:予約制の「富士山の茶の間」などを組み合わせ、滞在時間に余裕を持つ
大渕笹場は、写真映えだけでなく、“静岡のお茶の風景”そのものを味わえる場所です。訪れる前に富士山の見え方を確認し、現地ではマナーを守って、富士山麓ならではの景色を気持ちよく楽しんでください。
参考情報一覧
【公式・公的(一次情報)】
1) 富士市|大淵笹場(富士山と茶畑の絶景スポット)について
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/1015059042/p001240.html
2) 大淵笹場(富士山と茶畑の郷)公式サイト
https://sasaba-ohbuchi.com/
3) 大淵笹場|お問い合わせ(公式)
https://sasaba-ohbuchi.com/contact/
4) 富士市 | 富士山と茶畑
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/1005330000/miryoku/p007452.html
【体験(茶の間)】
5) 富士山の茶の間(大淵笹場)|公式(changetea.jp)
https://changetea.jp/chanoma/obuchisasaba-chanoma/
【観光協会・観光ポータル】
6) ハローナビしずおか|大淵笹場(おおぶちささば)
https://hellonavi.jp/detail/page/detail/100311
7) ハローナビしずおか|富士山と茶畑コントラストの絶景とお茶を楽しむ【大淵笹場】の旅
https://shizuoka.hellonavi.jp/obuchisasaba
【メディア・まとめ(施設情報/イベント確認に便利)】
8) 静岡新聞アットエス|大淵笹場[富士市](施設情報)
https://www.at-s.com/spot/article/838179
9) 静岡新聞アットエス|大淵笹場お茶まつり[富士市](イベント情報)
https://www.at-s.com/event/article/1459362
10) 静岡新聞アットエス|「いつでも」美しい富士山撮れます…(富士市の“マチカメ”関連ニュース)
https://www.at-s.com/life/article/ats/1579509.html
【公式SNS(最新状況の把握に便利)】
11) 大淵二丁目ささば景観保存会(公式Instagram)
https://www.instagram.com/ohbuchi_sasaba/