PR

富士スバルライン完全ガイド|料金・マイカー規制・気温・アクセス・観光情報まとめ

富士スバルライン 交通事情
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
  1. 第1節|最初に:富士スバルラインとは?
  2. 第2節|いま通れる?:リアルタイムの通行状況と確認リンクの使い方
  3. 第3節|マイカー規制(夏季):期間・対象・代替手段の早わかり
  4. 第4節|開通期間・営業時間:季節ごとの目安(冬の夜間閉鎖に注意)
  5. 第5節|料金(通行料):車種別・往復/片道・支払い方法
  6. 第6節|アクセスと入口:起点・区間・ナビ設定と現地の注意点
  7. 第7節|所要時間と渋滞の傾向
  8. 第8節|バス・シャトルバス・タクシー:乗り方・時刻の見方・混雑対策
  9. 第9節|駐車場情報:五合目・富士山パーキング(規制期)
  10. 第10節|冬の安全運転ガイド:ノーマルタイヤ?チェーン?“行ける/行けない”の判断軸
  11. 第11節|冬期の積雪と気象条件:通行判断と注意点
  12. 第12節|春〜秋シーズンの気候と服装:観光準備のポイント
  13. 第13節|自転車(ヒルクライム):距離・勾配・装備と安全
  14. 第14節|バイク・原付の扱い:区分・季節ルール・装備とマナー
  15. 第15節|EV/FCVの取り扱い(規制時の例外・当日の運用)
  16. 第16節|五合目の楽しみ方:標高・展望・主な施設と過ごし方
  17. 第17節|五合目の気温と服装ガイド(月別の目安表)
  18. 第17節|五合目の気温と服装ガイド(月別の目安表)
  19. 第18節|売店・食事・トイレ・設備:五合目の“ある・ない”早見と使いこなし
  20. 第19節|ライブカメラ・天気・道路情報リンク集(出発前〜当日チェックの“公式導線”)
  21. 第20節|比較:富士スバルライン vs 富士山スカイライン
  22. 第21節|よくある質問(FAQ)
  23. 第22節|旅行前チェックリスト
  24. 第23節|まとめ:富士スバルラインを“安全・快適”に楽しむ要点
  25. 第24節|豆知識:メロディーロード/名称の由来 ほか “へぇ!”が詰まった小ネタ集
  26. 第25節|注意事項・安全情報
  27. 第26節|通行料金・割引情報
  28. 第27節|アクセス方法と所要時間
  29. 第28節|周辺観光スポットと立ち寄り処(天候・所要別にセレクト)
  30. 第29節|参考リンク集(公式情報・便利ツール)
  31. 第30節|参考文献・参照リンク一覧(公式中心)
  32. 関連記事:

第1節|最初に:富士スバルラインとは?

富士スバルラインは、山梨県・富士山の北麓(河口湖側/吉田口)から五合目(標高約2,300m)までを結ぶ自動車専用の有料道路です。観光客が「車やバスで富士山五合目へ上がる」最も一般的なルートで、天候や季節の条件が合えば誰でも気軽に“雲の上の景色”に出会えます。

どこからどこまで?

  • 起点:河口湖エリア(入口料金所付近)
  • 終点:富士山・吉田口五合目(駐車場・レストハウス・神社などが集まる高地の観光拠点)
  • 道路イメージ:森のトンネルを抜け、標高を上げるごとに視界が開けていくドライブコース。晴天時は南アルプスや富士北麓の湖を見下ろす雄大な眺望が楽しめます。

基本データ(目安)

  • 距離:およそ20数km(入口料金所〜五合目)
  • 標高差:約1,400m前後(麓→五合目)
  • 所要時間:空いていれば約40〜50分が目安
  • ※気象や混雑状況により大きく変わります。とくに夏休み・週末・連休は渋滞しやすく、所要時間が伸びます。

有料道路です

  • 入口料金所で車種ごとの通行料金を支払い、往復同ルートで下山します。
  • 支払い方法・料金の詳細は後節「料金」章で表にまとめます(2025年の改定ポイントも反映)。

五合目ってどんな場所?

吉田口五合目
吉田口五合目
  • 観光拠点:売店・食堂・展望スポット・小御嶽神社などがまとまり、富士山らしい高地の雰囲気を満喫できます。
  • 気温:真夏でも肌寒く感じる日があるほど。防寒・日差し対策の両方が必要です(「気温と服装ガイド」章で詳しく解説)。

通行できる時期・規制の考え方

  • 通年利用が基本ですが、冬期は積雪・凍結で一時的な通行止めや夜間閉鎖が発生します。
  • 夏の登山最盛期はマイカー規制(一般車の乗り入れ制限)が実施され、シャトルバス・タクシー利用に切り替わります。
  • 最新の運用(通行可否・規制期間)は「通行状況」「マイカー規制」各章および巻末の公式リンクで事前確認してください。

名前の由来(豆知識)

  • 「スバル」は昴(すばる/プレアデス星団)にちなんだ愛称。星空の名を冠した山麓の絶景ドライブウェイ――というイメージで覚えると親しみやすいです。

第2節|いま通れる?:リアルタイムの通行状況と確認リンクの使い方

「今日、五合目まで行ける?」に最短で答えるための“チェックの順番”をまとめます。当日朝の再確認が鉄則。とくに冬季や荒天期は、数時間で状況が変わります。

1)公式の通行情報(最優先)

  • 表示される用語の意味
    • 通行止め:全面的に通れません(区間・理由・開始時刻がセットで出ます)。
    • チェーン規制/凍結注意:冬期に多い注意表示。ノーマルタイヤはNGです。
    • 片側交互通行:工事・災害復旧時など。所要時間が伸びます。
  • 見るポイント
    • “どの起点~終点が対象か”(例:料金所~四合目、四合目~五合目 など)
    • 理由”(積雪・凍結・強風・落石・倒木・濃霧・事故 等)
    • 開始時刻更新時刻”(古い更新のまま計画しない)

コツ:朝の更新だけでなく、出発前/上り口到着時/下山前の三回チェック。


2)ライブカメラ(路面・視界の目視)

  • 活用の仕方
    • 料金所付近 → 路面の濡れ具合・積雪の有無
    • 中腹(カーブ多い区間) → 凍結・轍・霧の濃さ
    • 五合目付近 → 駐車場の空き・風の強さ(吹き溜まり)・視界
  • 見極めポイント
    • 路肩に白い帯が残っている=融雪後の再凍結に要注意
    • 旗・吹き流し・樹木の揺れ=強風の実感
    • 画角が明るくても、レンズの水滴や霧で見誤らない

コツ:複数地点のカメラを“上から順に”確認すると、標高帯ごとの差がわかります。


3)気象(いま+数時間先)

  • 最低限チェック
    • 気温の推移(麓/中腹/五合目):0~3℃帯は“濡れ→凍結”の危険域
    • 降水(雨・雪)レーダー:帯状の雪雲がかかるタイミング
    • 風(瞬間風速):横風が強いと体感難度が急上昇
    • 雲底・視程:濃霧だと日中でもライト必須
  • 時間帯のクセ
    • 冬~春先は早朝・夜間に再凍結しやすい
    • 前線通過時は短時間で風向・視界が激変

4)公共交通の運行(マイカー規制期・荒天時)

  • シャトルバス・路線バス:運休・減便・折返し運行の有無
  • タクシー:悪天候時は上りのみ可・下り不可など条件つきになることも
  • 駐車場:富士山パーキングの開場時間/満空情報を合わせて確認

コツ:公共交通の運行見合わせ情報は、道路側の規制とは別のタイミングで出ることがあります。


5)情報が割れる時の判断基準

  • 公式サイトの最新更新 > SNS 等の体験談
  • ライブカメラの目視 > 予報値(ただしカメラの時差・死角に注意)
  • 安全側の見送り:迷ったら今日は“麓観光に切り替え”が賢明

6)当日用ミニチェックリスト

  • 公式通行情報の区間・理由・更新時刻を確認
  • ライブカメラを複数地点で確認(路面・視界・風)
  • 気温・風・降雪レーダーを3~6時間先まで確認
  • タイヤ・チェーン/牽引フック位置/霜取り具(解氷)
  • 燃料・飲料・トイレ(途中補給が少ない)
  • 計画B(通れない場合の代替スポット)

7)ありがちな質問〈即答まとめ〉

  • Q. 今日は五合目まで行ける?
    A. 公式の通行情報で区間更新時刻を確認 → ライブカメラで路面と視界を目視 → 気温・風の直近予測も見る。三点OKなら出発。
  • Q. ノーマルタイヤでも大丈夫?
    A. 凍結・積雪・チェーン規制のいずれか表示ならNG。気温が低い雨上がりも再凍結に注意。
  • Q. 強風や濃霧だと?
    A. 横風・視界不良は通行止めの手前でも危険。無理せず計画Bへ。
  • Q. 規制や運休はどこでわかる?
    A. 道路(通行情報)・ライブカメラ・バス運行・駐車場の4系統をそれぞれ確認。表示が“割れた”ら一番厳しい情報に合わせる。

巻末の「ライブカメラ・天気・道路情報リンク集」に、公式の確認先をまとめます。

第3節|マイカー規制(夏季):期間・対象・代替手段の早わかり

交通規制

夏の登山最盛期は、五合目周辺の渋滞・環境負荷を抑えるために一般車の通行を制限(マイカー規制)します。ここでは「何が通れて、何が通れないのか」「どうやって五合目へ行くのか」を、実行順で整理します。

1. まず結論(超要約)

  • 自家用車・レンタカー・二輪の多くは規制期間中、五合目まで走れません
  • 代替手段は富士山パーキング(臨時)+シャトルバス」またはタクシー
  • 期間・時間帯は年ごとに異なるため、出発前に当年情報を必ず確認しましょう。

2. 規制の基本ルール

  • 対象となる車両:自家用乗用車、レンタカー、軽自動車、二輪(原付含む)など
  • 規制区間:料金所~五合目(詳細は当年発表の区間図で要確認)
  • 時間帯早朝~夕夜間にかけて連続実施されるのが通例(終日規制の日もあり)
  • 実施時期の目安夏の登山シーズン(概ね7月上旬~9月上旬ごろ)
  • よくある誤解:「夜ならOK?」→時間帯規制が入るため夜間も通れない日が多いです。

メモ:レンタカーも“マイカー扱い”です。規制中は直接五合目へ上がれません。

3. 例外・特例の考え方

  • 許可車両(路線・シャトルバス、許可タクシー、業務車・救急等)は通行可。
  • EV/FCV等の環境車両:年によって事前申請・確認証が必要なケースがあります。
  • 身体の不自由な方の移動障害者手帳の提示や事前連絡で個別対応が設けられる場合があります(バリアフリー動線の案内含む)。
    ※上記の運用は年ごとに変わり得ます。当年の公式発表を必ず確認してください。

4. 代替手段①:富士山パーキング+シャトルバス

富士山パーキング

もっとも一般的な行き方です。

手順

  1. 富士山パーキング(臨時駐車場)へ車を駐める
  2. 現地案内に従いシャトルバスに乗車
  3. 五合目で下車(復路も同様)

ポイント

  • 運行時間:早朝~夕方(始発・最終は当年時刻表で要確認)
  • 所要時間:パーキング⇄五合目で40〜60分前後が目安(混雑で変動)
  • 運賃:大人・小人の区分、往復割引の有無など年ごとに設定
  • 混雑対策:始発~午前中の早い時間帯が比較的スムーズ。連休・晴天は待ち列前提。
  • 荷物:大型ザックはトランク利用・持ち込み規定を確認。
  • ベビーカー・車いす乗降サポートの可否を事前に確認しておくと安心。

5. 代替手段②:タクシー

  • 規制期間中も許可タクシーで五合目へ行けます。
  • 料金は距離+待機時間で変動。人数で割ると割安になるケースも。
  • 悪天候時は安全のため、上りのみ・下り不可など運行条件が付くことがあります。

6. 二輪(バイク・原付)・自転車の扱い

  • 二輪(バイク・原付):多くの年でマイカー規制の対象に含まれます。直接の乗り入れ不可が基本。
  • 自転車(ロード等)原則は通行可の年もありますが、運用や安全管理上の制限が入る場合があります(大会・イベント日、荒天時など)。当年の注意事項で要確認。

7. 当日の動き方テンプレ(モデルタイムライン)

  • 05:30 富士山パーキング到着 → 駐車 → トイレ・飲料補給
  • 06:00 始発〜早便のシャトルバスで五合目へ
  • 07:00 五合目到着 → 展望・散策(登山の方は安全装備チェック)
  • 10:30 早めの下山バスで混雑回避 → パーキング到着
  • 11:30 麓でランチ → 周辺観光へ回遊

コツ:帰りの最終便時刻を先に控える。悪天候で減便・運休が出た場合は、早めに下山へ切り替え。

8. よくある質問(FAQ)

Q. 規制の日でも、早朝や深夜なら上がれますか?
A. 時間帯も含めて規制されるのが通例です。通れない前提で計画しましょう。

Q. レンタカーは対象外?
A. 対象内(=走行不可)です。パーキング+バス利用を。

Q. EV/FCVは通れますか?
A. 年によって事前申請や確認証が必要になる場合があります。当年運用を必ず確認してください。

Q. 子連れ・高齢者はどちらが楽? バス or タクシー
A. 待ち時間が少ないのはタクシーですが、費用は上がりがち朝の早便バスは比較的スムーズです。

Q. 荒天でバスが止まったら?
A. 運行事業者の案内に従うのが最優先。代替便や折返し運行の指示が出る場合があります。

9. 出発前チェックリスト(規制版)

  • 当年の規制期間・時間帯
  • 富士山パーキングの開場時間・収容台数
  • シャトルバス時刻表(始発・最終)・運賃
  • 天候(風・気温)と混雑見込み
  • 帰りの最終便時刻をメモ(遅れ注意)
  • 体調・装備(高地は冷えやすい/日差しも強い)

第4節|開通期間・営業時間:季節ごとの目安(冬の夜間閉鎖に注意)

富士スバルライン

富士スバルラインは通年運用が基本ですが、季節によって開門・閉門時刻が大きく変わります。とくに冬期は短縮営業+一時的な通行止めが発生しやすいので、出発前に当日の情報を必ず確認してください。

季節ごとの営業時間(目安)

  • 12月~3月15日:9:00~16:00(冬期短縮/積雪・凍結で臨時閉鎖が頻発
  • 3月16日~4月19日:9:00~17:00(春期)
  • 4月20日~5月:6:00~18:00(GW対応)
  • 6月~7月13日:3:00~20:00(夏期前)
  • 7月14日~9月10日:3:00~18:00(登山最盛期/別章のマイカー規制とセットで要確認)
  • 9月11日~30日:3:00~20:00(夏期後)
  • 10月:3:00~18:00(秋期)
  • 11月1日~15日:4:30~17:00(秋期後)
  • 11月16日~30日:9:00~17:00(初冬)

目安です。気象・道路工事・行事などで変更されます。最新の公式発表を優先してください。

よくある疑問(即答)

  • Q.「閉門時間=下山完了」の時刻ですか?
    A. いいえ。閉門は“上りの新規入場を止める時刻”が基本です。下山は引き続き可能ですが、五合目の施設営業時間や最終バスとも連動するので、余裕を持って行動しましょう。
  • Q. 冬は“夜間閉鎖”になりますか?
    A. 短縮営業+夜間クローズが一般的です。さらに降雪・凍結・強風日中でも一時閉鎖があります。
  • Q. 夏の早朝に行きたいのですが?
    A. 夏期は早朝開門(3:00目安)ですが、マイカー規制の実施期間はシャトルバス利用が前提です(別章参照)。

季節別の計画ポイント

  • 冬(12~3月前半)
    • 短時間で路面状態が変化(再凍結・吹き溜まり)。午前中に往復する計画が安全。
    • タイヤ・チェーンは必携。解氷スプレー・霜取り具も準備。
  • 春(3月後半~4月)
    • 晴れていても早朝・夕方は氷点下に触れやすい。閉門時刻が早めなので滞在時間を逆算。
  • GW(4月下旬~5月)
    • 開門が早まり混雑も増加。駐車場は朝勝負強風・濃霧の日は無理をしない。
  • 初夏~前半(6~7月中旬)
    • 3:00開門の日は雲海・朝焼け狙いの人気帯。上り最混雑帯は朝〜午前
  • 登山最盛期(7/中旬~9/上旬)
    • マイカー規制とセットで運用。富士山パーキング+バス始発・最終を必ずチェック。
  • 秋(9月後半~11月)
    • 日没が早く、帰路の冷え込みが強い。10月は18:00閉門目安11月はさらに短縮

当日チェックのコツ

  1. 開門・閉門時刻をまず確認(「今日は何時に入れて、何時に締まる?」)
  2. 通行情報で「区間理由更新時刻」を確認
  3. ライブカメラで路面・視界・風を複数地点で目視
  4. 五合目の施設営業時間最終バスをメモ(規制期)

第5節|料金(通行料):車種別・往復/片道・支払い方法

料金支払

富士スバルラインは有料道路です。料金所で車種ごとに通行料を支払い、往復同じルートで下山します。ここでは2025年10月1日の改定内容を踏まえて、わかりやすく整理します。

1. 支払い方法

  • 現金のみが基本(クレジットカードや電子マネーは未対応)。
  • 料金所は河口湖側(入口)1か所に設置されています。
  • 往復利用が前提で、片道割引はなし

2. 2025年9月30日までの料金(現行)

車種通行料(税込)
普通車(乗用車)2,100円
軽自動車等1,680円
マイクロバス4,200円
大型バス8,400円
自動二輪1,000円

3. 2025年10月1日からの新料金

2025年10月1日より、平均約35%の値上げが実施されます 。

車種新料金(税込)改定前比
普通車(乗用車)2,850円約+35%
軽自動車等2,280円約+36%
マイクロバス5,700円約+36%
大型バス11,400円約+36%
自動二輪1,350円+35%

4. 料金の特徴と注意点

  • 往復で同一料金:上りだけ、下りだけでも同額。
  • 季節料金なし:夏のマイカー規制期も同一設定。
  • 団体割引・障害者割引:条件を満たせば適用可能(事前確認要)。
  • 自転車:通行料が別途設定されており、次章で紹介します。

5. よくある質問(即答)

  • Q. 片道だけなら半額ですか?
    A. いいえ。往復も片道も同じ料金です。
  • Q. ETCは使えますか?
    A. 使えません。現金払いのみです。
  • Q. 値上げはいつから?
    A. 2025年10月1日から新料金が適用されます。

第6節|アクセスと入口:起点・区間・ナビ設定と現地の注意点

どこから入る?(起点)

  • 起点:山梨県・河口湖エリアの入口料金所(吉田口側)。
  • 区間:入口料金所 → 二合目〜四合目を通過 → 吉田口五合目が終点。往復は同じルートです。

車での行き方(主要ルート)

  • 中央自動車道方面から
    1. 河口湖ICを降りる
    2. 国道139号ほかを経由し、富士スバルライン入口料金所へ(案内標識あり)
  • 東名・新東名方面から
    1. 御殿場JCT → 東富士五湖道路(または一般道)で河口湖方面へ
    2. 河口湖エリアから入口料金所へ

所要目安:河口湖ICから約20〜30分前後(混雑・信号で変動)

ナビ設定のコツ

  • 施設名で検索:「富士スバルライン 料金所」「富士山 五合目(吉田口)」
  • 住所で設定:河口湖エリアの「富士スバルライン(富士山有料道路)」入口
  • 目的地は“吉田口五合目駐車場”に設定すると迷いにくい
  • う回に注意:周辺には無料の「富士山スカイライン」(静岡側)もあり、別ルートを案内されないか確認を

現地の交通ポイント

  • ガソリンスタンドなし:コース上に給油所はありません。麓で満タンに。
  • 上りは一定勾配・下りは長いエンブレ区間Dレンジだけの連続走行はNGエンジンブレーキ活用が基本。
  • 速度・追越し:カーブ多く見通しが急変。追越し禁止区間・センターラインに注意。
  • Uターン不可:指定場所以外の転回は危険。やむを得ず引き返す場合も安全な待避所で。
  • 野生動物:鹿・キツネ等の飛び出しに注意(薄暮〜夜間)。
  • 濃霧・強風:標高で条件が変わりやすい。フォグ・ハザードの使い方を事前に確認。
  • 路肩駐停車:撮影目的の停車は厳禁展望・駐車スペースを利用。

駐車と動線(五合目側)

  • 五合目駐車場は無料(満車時は誘導に従う)
  • バス停・タクシーの乗降場は共用スペースにつき、駐停車禁止エリアに注意
  • 売店・トイレ・展望は徒歩圏内。小御嶽神社方面は階段が多め

混雑回避のコツ(ドライブ)

  • 早朝着(開門直後〜午前)がスムーズ
  • 晴天の週末・連休は入口手前から渋滞到着時刻を前倒し
  • 帰路は最終バス時刻・閉門時刻を逆算して早めに下山

チェックリスト(出発前)

  • 燃料満タン/ウォッシャー液・タイヤ空気圧
  • 現金(通行料・五合目の一部トイレ)
  • 防寒具・日差し対策(季節を問わず)
  • ライブカメラ・通行情報の最終確認
  • 予備計画(通行不可時の麓観光プラン)

第7節|所要時間と渋滞の傾向

富士山四合目大沢駐車場付近
富士山四合目大沢駐車場付近

「どのくらいで五合目まで行ける?」は計画の要。ここでは入口料金所→五合目の目安と、季節・時間帯ごとの混みやすさ、そして時間配分のコツを整理します。

1) 基本の所要時間(目安)

  • 空いている平日40~50分
  • 通常の週末・連休以外50~70分
  • 繁忙期(GW・夏の晴天・三連休)70~120分(入口料金所手前~二合目で渋滞発生しやすい)
    ※ 道路状況・天候・工事・事故対応で大きく変動します。

2) 渋滞の“型”をつかむ

  • 入口料金所ボトルネック型:開門直後の“ドッと流入”/連休午前の料金所待ち隊列が主因。
  • 勾配&カーブの速度低下型:二~三合目付近で遅車先頭の縦長隊列になりやすい。
  • 五合目の回転待ち型:駐車台数の回転が悪いと、終盤でノロノロに。
  • 下り合流渋滞:夕方、下山車の連続合流でペースが落ちる。

3) 季節別の傾向

  • 冬(12~3月前半):短縮営業時間+凍結対応でペースが落ちる。午前前半に集中しやすい。
  • 春(3月後半~4月):晴天日は早~中午前が混雑。午後は強風・ガスで減速あり。
  • GW(4月下旬~5月)朝イチ勝負。開門前から待機列→午前ピーク→正午前後は鈍化。
  • 初夏~梅雨前(6月)雲海狙いの早朝帯が混む。日中は天候で上下。
  • 登山最盛期(7月中旬~9月上旬)マイカー規制で自家用車の上り渋滞は減るが、バス乗車待ちや五合目周辺の人流混雑で滞在・下山に時間がかかる。
  • 秋(9~11月):好天の週末は午前中集中。日没が早く下山時間の競合が増える。

4) 時間帯のクセ(非規制期・自家用車)

  • 開門直後~朝:最もスムーズ。ベストは開門+1~2時間以内
  • 午前後半~正午:料金所付近~二合目でじわ渋。ペースダウンを想定。
  • 午後~夕方:上りは落ち着くが、下りが混む(五合目→料金所で連続合流)。
  • 夕刻ギリギリ:閉門に追われ上り・下りとも焦りがち。余裕ある撤収が安全。

5) マイカー規制期(夏)の“時間のかかり方”

  • 車→富士山パーキング(臨時):渋滞は周辺道路側に出やすい(特に朝)。
  • バス待ち:始発~午前中は乗車待ち列が発生しやすい。
  • 五合目の人流:売店・トイレ・展望で行列による滞在延長が起きる。
  • 下山便最終便前に集中1本早めを選ぶと安心。

6) 計画のコツ(所要時間を“作る”)

  • 到着逆算:五合目での目的時刻(例:雲海・ご来光・昼食)から逆算して入口到着を決める
  • “最初の1時間”を買う開門~1時間は渋滞耐性が高い“ゴールデンタイム”。
  • 休憩の置き方:上りは二~三合目の待避所で短時間リフレッシュ。長居は渋滞復帰を悪化。
  • 下りは早めに切り上げ五合目を早めに出る(昼過ぎ目安)。夕方の“下り合流渋滞”を避ける。
  • 天候対応:強風・霧・融雪→再凍結は速度が落ちる前提で余白を。

7) 目安タイムライン例(非規制期・晴天の週末)

  • 06:30 入口料金所通過 →
  • 07:15~07:30 五合目着(45~60分)→ 展望・散策
  • 10:30~11:00 下山開始 →
  • 11:15~12:00 料金所通過(45~60分)→ 麓で昼食・観光へ

8) こんなときは所要時間が跳ね上がる

  • 事故・落石・倒木の片側交互通行
  • 降雪直後/融雪直後(チェーン装着・安全走行で全体が減速)
  • 大型連休の快晴(料金所待ち+五合目回転待ちのダブル)
  • 団体・観光バスの集中(カーブ多い区間での速度調整)

9) 当日チェックリスト(時短版)

  • 開門時刻の把握+開門後1~2時間内の通過計画
  • 料金所手前渋滞の有無(地図アプリやライブカメラの画角で推測)
  • 五合目の駐車回転(混雑時は滞在短縮で“次の回転”に協力)
  • 下山開始時刻の先取り(昼過ぎ~早夕)
  • 代替プラン(通行不可・視界不良時は麓観光へ切替)

第8節|バス・シャトルバス・タクシー:乗り方・時刻の見方・混雑対策

富士急行バス

マイカー規制期はもちろん、非規制期でも「運転を避けたい」「渋滞ストレスを減らしたい」場合は公共交通の活用が便利です。ここではシャトルバス(臨時)・路線バス・タクシーの使い分けと、当日の動き方をまとめます。

1)全体像(まず結論)

  • シャトルバス:マイカー規制期の基本手段。臨時駐車場(富士山パーキング等)↔ 吉田口五合目高頻度運行
  • 路線バス:規制期以外も含めて運行。河口湖駅・富士山駅などから五合目へ。
  • タクシー時間の自由度が高く、家族・グループで割るとコスパが出ることも。荒天時は条件付き運行に注意。

2)シャトルバス(臨時)|規制期の基本手段

流れ

  1. 車で臨時駐車場へ(案内看板・係員の指示に従う)
  2. 乗車券の購入(往復を先に買っておくと帰りがラク)
  3. 五合目行きに乗車(行列整備/乗降場所に注意)
  4. 復路は五合目のバス停から下山便へ(最終時刻を必ず事前メモ)

ポイント

  • 運行時間:早朝~夕方。始発・最終はその年の時刻表を当日に確認。
  • 所要時間:片道40~60分前後(道路状況で変動)。
  • 運賃大人/小人、片道/往復の区分。往復券が便利。
  • 混雑対策始発~午前の早い便が比較的スムーズ。ピーク帯は乗車待ちを想定。
  • 荷物:大型ザックはトランク預けが前提のことあり。ベビーカーは折りたたみで。
  • バリアフリー:低床車・スロープの有無は事前確認が安心。

コツ:帰りの最終便をスマホにメモ。天候急変や混雑で下山便に集中します。

3)路線バス(駅・主要拠点発着)

河口湖駅
河口湖駅
  • 出発地の選び方河口湖駅/富士山駅からの直行便がベーシック。
  • 所要時間:駅出発だと60~90分前後で見込み(道路状況次第)。
  • 本数:季節により増減。臨時便が出ることも。
  • チケット往復券/IC対応の有無は当日確認。繁忙期は往復確保が安心。

メモ:駅発は乗り継ぎが少ないのが利点。鉄道・高速バスとの接続計画を先に固めると動きやすいです。

4)タクシー|柔軟で時短、ただし条件に注意

  • 使いどころ
    • シャトルの待ち時間が長い
    • 家族・グループで時間を優先したい
    • 早朝・夕刻などバスの間隔が空く時間帯
  • 料金感:距離+時間制で変動。人数割りするとバスとの差が縮まるケースあり。
  • 荒天時上りのみ可一時待機運休など安全最優先の制限がつく場合あり。
  • 予約:繁忙期は前日までの予約が安心。待機場所(五合目/麓)の取り決めを確認。

5)共通の“失敗しない”動線設計

  • 最終を先に押さえる:バスの最終便/最終時刻→タクシー代替の可否→下山後の鉄道・高速バス接続順に確認。
  • 往復で分散:行きは早い便、帰りは最終の1~2本前に。
  • 天候で前倒し:強風・濃霧・降雪兆候があれば滞在短縮→早め下山
  • トイレ動線:臨時駐車場/五合目のトイレ位置を先に把握(混雑のボトルネック)。
  • 支払い準備現金中心を想定し、小銭・千円札を多めに。

6)モデルタイムライン(規制期・快晴想定)

  • 05:30 臨時駐車場着 → 駐車 → トイレ・飲料補給
  • 06:00 往復券購入 → バス乗車
  • 06:45 ~ 07:00 五合目着 → 展望・散策(登山は安全装備チェック)
  • 10:30 下山便に並ぶ(最終の2~3本前目安)
  • 11:30 ~ 12:00 臨時駐車場着 → 昼食・周遊観光へ

7)よくある質問(FAQ)

  • Q. ベビーカーや大きなザックは持ち込めますか?
    A. 折りたたみ・トランク預け等の取り扱い規定を当日確認。混雑時は次便案内になることも。
  • Q. 往復券と片道券、どちらが良い?
    A. 行程が決まっているなら往復券が便利。帰りの列での購入待ちを避けられます。
  • Q. 晴天の連休、どれくらい並ぶ?
    A. 始発~午前前半は比較的スムーズ。ピーク帯は乗車待ち行列を想定し、1~2本早めを狙うと安心。
  • Q. タクシーは五合目でつかまりますか?
    A. 待機の有無は日・時間帯・天候で変動。確実性を重視するなら往復とも事前予約が安全。
  • Q. 荒天で運休したら?
    A. 運行事業者の公式案内に従う。折返し運行・減便・代替の情報を適宜チェックし、早めの下山判断を。

第9節|駐車場情報:五合目・富士山パーキング(規制期)

富士スバルラインでは、「非規制期:五合目の無料駐車場」「規制期:富士山パーキング(臨時)+シャトル」が基本の使い分けです。満空や営業時間は季節・天候・行事で変動します。出発前に当日の情報をご確認ください。

1)非規制期|吉田口五合目の駐車場(無料)

吉田口五合目駐車場
吉田口五合目駐車場
  • 料金:無料(時間制限は日によって注意喚起あり)
  • 場所:売店・レストハウス群の周辺に複数区画。徒歩で展望・小御嶽神社へアクセス可。
  • 混雑の時間割
    • 朝~午前:比較的入れ替わりが早く、空きが出やすい
    • 昼前後~午後:好天・週末は回転待ちで終盤が詰まりやすい
  • 満車時の動き:係員の指示に従い、一時待機 → 回転待ち。路肩待機・無断駐車は厳禁
  • トイレ・売店:徒歩圏に複数。混雑時間帯は行列を前提に余裕を確保。

コツ:早着・早下山が渋滞と回転待ち回避の最適解。昼過ぎ前に下山開始を。

2)規制期(夏)|富士山パーキング(臨時駐車場)

富士山パーキング
富士山パーキング
  • 役割:マイカー規制期間の起終点。ここに駐車してシャトルバスで五合目へ。
  • 開場時間:早朝~夕方(年次運用に準拠)。始発バス前の開場が通例。
  • 料金:有料(普通車の1日上限制など、年次設定に従う)。
  • 収容:大型区画・一般区画あり。繁忙日は早朝に満車近くまで埋まります。
  • 動線:駐車 → トイレ/飲料 → 乗車券購入 → 乗り場へ。帰りは最終の1~2本前に並ぶと安心。
  • 家族連れのポイント:トイレ・休憩所の位置、ベビーカー取り扱いを先に確認。

コツ:往復券を先に買っておくと、帰路の券売列を回避できます。

3)臨時・サブ駐車の可能性

  • 連休やイベント日は、臨時区画・遠隔サテライトが設けられる場合があります。案内掲示・係員の誘導に従いましょう。
  • う回案内で別駐車場→シャトルとなることも。帰りの最終便時刻は必ずメモ。

4)バイク・自転車の駐輪

  • バイク:非規制期は五合目の所定スペースへ。規制期はマイカー規制の対象に含まれる年が多く、直接乗り入れ不可が基本。
  • 自転車:所定場所に駐輪(施錠・目立たない場所に貴重品を置かない)。混雑期は係員の指示に従ってください。

5)安全・マナー(全期共通)

  • 路肩駐停車・撮影停車はしない:事故・渋滞の原因。必ず指定スペースへ。
  • 下り最終の集中:夕方は下山車が重なります。早めの撤収で合流渋滞を回避。
  • 冬季の凍結:駐車枠の出入りでスリップに注意。ゆっくり・直進で
  • 騒音・空ぶかし:高地の静謐さに配慮し、最小限に。
  • 野生動物:ゴミは必ず持ち帰り。車外放置は厳禁。

6)チェックリスト(駐車・駐輪)

  • 非規制期:五合目の満空(回転)を想定、早着・早下山
  • 規制期:富士山パーキングの開場時間/料金/最終バス
  • 支払いは現金中心(小銭・千円札を多めに)
  • トイレ・売店の場所と混雑
  • 冬季:駐車枠の凍結出庫時の滑りに備える

第10節|冬の安全運転ガイド:ノーマルタイヤ?チェーン?“行ける/行けない”の判断軸

冬の富士スバルラインは、気温・風・降水(雪・みぞれ)の組み合わせで数時間単位で状況が変わります。ここでは、装備と走り方、そして“行ける/行けない”を判断するための実用ポイントをまとめます。

1)まず結論(最短で判断)

  • ノーマルタイヤのみでの上山は不可(積雪・凍結の恐れが少しでもある日はやめる)。
  • 冬は「スタッドレス+チェーン携行」が基本(凍結・急坂・吹き溜まり対策)。
  • 迷ったら“行かない”が最善:麓観光プランを用意しておく。

2)装備の基準と組み合わせ

  • スタッドレスタイヤ(推奨)
    • 溝・ゴム硬化を必ずチェック(目安:製造後3〜4年経過や4mm未満は性能低下)。
    • 空気圧は少し低めに見える寒冷補正がかかるので、麓で規定値に。
  • タイヤチェーン(必携)
    • メタル or 非金属は車種・タイヤサイズ適合を確認。
    • 装着の練習を一度は明るい場所で。説明書・手袋・ヒザ下マットをセットで。
    • チェーン規制が出たら即装着(安全な待避所で、ハザード・三角表示板)。
  • 解氷・視界系
    • 解氷スプレー、スノーブラシ、スクレーパー、撥水ウオッシャーゴム製ワイパー
    • 曇り止め(内窓)とマイクロファイバーで内窓の結露対策。
  • 非常用
    • ひざ掛け、薄手ダウン、ホッカイロ、飲料、簡易食、モバイルバッテリー、懐中電灯。
    • 牽引フック位置の確認、ブースターケーブル(またはジャンプスターター)。

3)“行ける/行けない”の判断スイッチ(当日版)

  • 気温:麓で+2℃以下、中腹・五合目が0℃前後再凍結リスク
  • 降水:みぞれ/小雪が続く、レーダーで帯状の雪雲が掛かる→見送り
  • :体感気温低下+横風。瞬間風速10〜15m/sで難度上昇、視界も乱れる
  • 路面黒光り=ブラックアイスバーン、わだちの凍り筋日陰の橋やカーブは特に危険。
  • 公式表示チェーン規制/通行止め/片側交互のいずれか→計画Bへ

三点同時OK(気温OK・降水弱い/なし・風弱い)+ライブカメラ良好なら慎重に可。ひとつでも×なら無理をしない。

4)上りの走り方(凍結・積雪想定)

  • 発進は1回で静かに:空転(ホイールスピン)したらいったん停止→一段高いギアで再発進。
  • カーブ手前で減速完了:カーブ中のブレーキ・アクセルの大入力は厳禁
  • 急勾配はトラクション維持低めのギア一定スロットルラインはわだちの外の締まった雪を選ぶ。
  • 停車位置に注意:坂途中・日陰・カーブ出口に止まらない。安全な待避所でのみ一時停止。

5)下りの走り方(最重要:エンジンブレーキ)

  • Dレンジの惰性はNGL/2/Bレンジ(車種に応じて)を積極的に使い、フットブレーキは“短く弱く複数回”
  • 速度域を常に低め:前走車との距離は乾燥路の2〜3倍
  • ABS作動=入力過多のサイン:踏力を緩め、姿勢が落ち着いてから再入力。
  • コーナー出口で“加速しない”:姿勢が整っても微速維持で次の直線まで我慢。

6)視界・被視認性

  • フォグランプ(リア含む)は濃霧・降雪時のみ。通常時は眩惑に注意
  • ライトは常時点灯(デイライト+ロービーム)。
  • リアガラス・ミラーの凍結防止:デフロスター/ヒーター早めのON。
  • 停車時はハザード+三角表示板+反射ベスト(夜間は特に)。

7)チェーン装着の実際

  1. 装着場所の確保:広めの退避帯・平坦・見通し良し。ハザード・三角表示板設置。
  2. 装着手順:取説どおり/締め直し走行(数百m)→再増し締めを必ず。
  3. 走行のクセ40km/h以下を目安、急操作禁止カーブはより手前減速
  4. 外す判断:路面が完全ドライに戻ったら速やかに外す(破損・飛散防止)。

8)“危ないサイン”早見表(見えたら撤退)

  • ハンドルが軽い/効かない瞬間がある(前輪が乗っているのは氷)。
  • 直線でのABS頻発(路面μが極端に低い)。
  • 前走車のテールがふらつく(あなたの車も同じ挙動になる)。
  • 強風でハンドル補正が増える(横風+凍結は最悪の組み合わせ)。
  • ライブカメラで雪煙・白霞(視程低下・地吹雪)。
    即Uターン(安全な場所で)。今日は麓観光へ切替。

9)駐車・再発進・積雪時の小ワザ

  • 駐車は“陽当たり平坦”を選ぶ:日陰の凍結枠は出庫が難しい
  • 再発進は窓の氷を完全除去:ボディ上の雪はブレーキ時の視界を奪う
  • サイドブレーキ固着防止P+輪止め活用(車種の指示に従う)。
  • ドア凍結ゴムパッキンにシリコンスプレーで予防。
  • 靴底の雪を落として乗車:ペダル操作の滑り防止。

10)チェックリスト(冬の出発前)

  • スタッドレスの残溝・製造年・空気圧
  • チェーンの適合・事前練習・手袋/マット
  • 解氷・視界アイテム(解氷剤・スクレーパー・撥水・替えワイパー)
  • 防寒・非常食・飲料・ライト・モバイル電源
  • 通行情報・ライブカメラ・風/気温・レーダーの再確認
  • 計画B(通れない場合の立ち寄り先)

第11節|冬期の積雪と気象条件:通行判断と注意点

富士スバルラインは標高差が大きく、冬期には積雪や路面凍結が頻発します。とくに標高2,000mを超える四合目以降は気温が低く、12月〜3月は通行止めやチェーン規制が常態化します。冬に訪れる際は事前の情報確認が不可欠です。

1. 冬期の気温・気象の特徴

  • 河口湖(入口付近)と五合目では気温差が10℃以上生じることも多い。
  • 冬季は五合目の平均気温が氷点下で、吹雪や地吹雪により視界が数メートルに制限される日もある。
  • 樹氷や霧氷が路面を覆うことがあり、急なアイスバーンに注意が必要。

2. 冬期通行の判断材料

  • 公式発表:山梨県道路公社が随時、通行止めやチェーン規制を告知。
  • ライブカメラ:河口湖口や五合目のカメラで積雪状況を即時確認できる。
  • 気象予報:富士山五合目専用の天気予報で気温・降雪量・風速を確認する。

3. 運転時の注意点

  • タイヤチェーンまたはスタッドレスタイヤ必須:ノーマルタイヤでは入山不可。
  • ブレーキと下り坂:カーブや急勾配が多く、凍結路面での制動距離は大幅に伸びる。
  • 給油・補給:入口以降に給油所はなく、冬期はアイドリングによる燃料消費も多い。

4. よくある質問(FAQ)

  • Q. 冬でも五合目まで行けますか?
    A. 天候次第です。通行止めの日も多く、必ず当日朝に確認してください。
  • Q. ノーマルタイヤで行けますか?
    A. 不可です。チェーン装着またはスタッドレス必須です。
  • Q. 雪がなくても規制されることはありますか?
    A. はい。強風や凍結による安全確保のための通行止めが行われます。

第12節|春〜秋シーズンの気候と服装:観光準備のポイント

富士スバルラインは標高差が大きく、四季折々で気候が大きく変化します。春から秋にかけては通行可能な日が多くなりますが、標高が上がるごとに気温は下がるため、平地とはまったく違う準備が必要です。ここではシーズンごとの気候の特徴と服装の目安を整理します。

1. 春(4月〜6月)

  • 気候の特徴
    ・4月上旬はまだ残雪が多く、五合目は氷点下近くまで冷え込む。
    ・5月になると道路の雪は概ね解けるが、朝晩は一桁台の寒さ
    ・6月は梅雨に入り、濃霧や雨で視界が悪くなることがある。
  • 服装の目安
    ・ダウンやフリースなど冬用の防寒着を1枚持参。
    ・防水性のある靴・ジャケットが安心。

2. 夏(7月〜9月)

五合目駐車場の濃霧
五合目駐車場の濃霧
  • 気候の特徴
    ・登山シーズンにあたり、最も人出が多い時期。
    ・平地は真夏日でも、五合目は15〜20℃程度で涼しい。
    ・午後は雷雨や濃霧が発生しやすい。
  • 服装の目安
    長袖シャツやウインドブレーカーで調整。
    ・日中は快適でも朝夕は肌寒く、軽めの防寒具が必須
    ・雨具(レインコートやポンチョ)は常備。

3. 秋(10月〜11月)

富士スバルラインから眺める紅葉
富士スバルラインから眺める紅葉
  • 気候の特徴
    ・10月は紅葉が美しく人気シーズン。
    ・標高が高い五合目ではすでに初霜・初雪が観測される。
    ・11月は本格的に冬の寒さとなり、積雪も始まる。
  • 服装の目安
    ・厚手のセーターやフリースに加え、防風ジャケットを推奨。
    ・手袋やマフラーなど小物での防寒も役立つ。

4. 観光準備のチェックリスト

  • 防寒対策:季節を問わず、平地の+10℃の差を見込んで準備。
  • 雨具:山の天気は変わりやすく、突然の雨に備える。
  • :滑りにくいトレッキングシューズやスニーカーが安心。
  • 健康管理:高地では酸素が薄く、体調が不安定になることも。無理のない観光を。

5. よくある質問(FAQ)

  • Q. 夏はTシャツだけで大丈夫ですか?
    A. いいえ。朝晩は一桁台になるため、必ず羽織れるものを持参してください。
  • Q. 秋の紅葉シーズンでも雪は降りますか?
    A. はい。10月下旬には初雪が観測されることがあります。
  • Q. 雨具は必要ですか?
    A. はい。山の天気は急変するため、必携です。

第13節|自転車(ヒルクライム):距離・勾配・装備と安全

富士スバルラインは、国内屈指の標高差ヒルクライムが楽しめるコースです。ここではコース概要・おすすめ装備・走行ルール・下りの安全まで、実走に役立つ要点をまとめます。

1)コース概要(目安)

  • スタート:入口料金所付近(河口湖側)
  • ゴール:吉田口五合目(標高約2,300m)
  • 距離・標高差:およそ20km強・約1,300〜1,400mアップ
  • 平均勾配5〜6%前後(区間で上下)
  • 路面:概ね良好。カーブ・視界変化が多く、気象急変に注意

目安なので、当日の通行情報・気象で難度は大きく変わります。

2)ベストシーズンと時間帯

  • 季節:雪・凍結の心配が少ない晩春〜秋
  • 時間帯早朝スタートが基本。車両・観光客が増える前に上り切るのが安全です。
  • 夏のマイカー規制期:歩行者・バス・人流は増えるため、見通しの悪いカーブでの追い抜き・並走は厳禁

3)装備とセッティング

  • ギア比軽いギア(例:前34T×後32T以上)を推奨。脚力に不安があればさらにワイド化。
  • ブレーキ下りの熱対策が重要。ディスクはローター厚・パッド残量、リムはブレーキ面の摩耗を事前点検。
  • タイヤ25–28C程度で転がり・グリップ・耐パンクのバランスを。気温低い日は空気圧をやや控えめに。
  • 防寒・雨対策ウインドブレーカー+薄手グローブは通年携行。五合目は真夏でも肌寒い
  • 補給:売店に頼り切らず、ボトル2本+固形補給を。標高で水分喪失>喉の渇きになりがち。

4)走行マナー・ルール(重要)

  • 左側一列走行:隊列は詰めすぎず、追走車の進路を塞がない。
  • 停車場所待避所・安全な駐車帯のみ。路肩での写真停車は危険&迷惑
  • 下りの追い越し禁止:車両・歩行者・バスを外から抜かない
  • ベル・ライト常備:濃霧・トンネル・薄暮は前後ライト常時点灯
  • ゴミは必ず持ち帰り:高標高の自然環境に配慮。

5)ペーシングと体調管理

  • 前半は“温存”:二〜三合目の勾配でオーバーペース厳禁
  • 一定出力:目安は会話できる強度。心拍・パワー計があれば閾値以下で。
  • 高度影響:2,000m前後で呼吸数増・脚攣りが出やすい。電解質補給を計画的に。

6)下りの安全(最重要)

  • スピード抑制コーナー手前で十分減速→立ち上がりは“我慢”
  • 連続ブレーキNGポンピングで熱を逃がす。長い直線でも惰性の出しすぎ禁止
  • 路面変化:橋上・日陰・カーブ外側は再凍結/砂利に注意。
  • 装備薄手インナー+ウインブレ+指長グローブ、場合によってはレッグ・アームも。

7)モデルタイムライン(例:非規制期・快晴)

  • 05:30 入口周辺で準備(ライトON・補給)
  • 05:45 スタート(序盤は抑えて)
  • 07:45〜08:15 五合目着(休憩・防寒着追加・写真)
  • 08:30 下り開始(安全最優先/連続ブレーキ回避)
  • 09:30 入口帰着(クールダウン・補給)

8)チェックリスト(出発前)

  • 通行情報・気象(風・気温・降水)
  • 前後ブレーキ/パッド/ワイヤ・油圧点検
  • タイヤ状態・空気圧・携帯ポンプ/CO₂/パンク修理
  • ライト(前後)・ベル・反射材
  • 補給(ボトル×2・電解質・行動食)
  • 防寒(ウインブレ・指長グローブ)と下り用アイウェア

第14節|バイク・原付の扱い:区分・季節ルール・装備とマナー

富士スバルラインは二輪(自動二輪・原付)も対象道路です。ただし季節・天候・規制によって運用が大きく変わるため、出発前に当日の情報確認が必須です。

1)基本ルールと区分

  • 区分:原付一種・二種/小型・普通二輪/大型二輪。料金や取り扱いは二輪としての区分に従います(詳細は「料金」章参照)。
  • 走行位置:左側通行・追越し車線の長居は避け、無理なすり抜け・列の割り込み禁止
  • 停車:撮影や休憩は指定の駐車帯・展望スペースのみ。路肩停車は危険。
  • 騒音:高地の静寂を損ねやすいので、空ぶかしや過度な排気音に注意。

2)季節ごとの注意点

  • 夏(登山最盛期/マイカー規制期)
    • 多くの年で二輪も規制対象になり、直接の五合目乗り入れ不可が基本です。
    • 走れる日でも、観光バス・歩行者・自転車が増加。カーブ外側からの追越しは厳禁。
  • 春・秋
    • 気温差が大きく、早朝・夕方は路面温度が一桁台に。グリップ低下と落ち葉・砂利に注意。
    • ノーマルタイヤは不可。凍結・積雪・強風で通行止めや二輪禁止になる場合があります。
    • 走行可の日でもブラックアイスバーン・横風が致命的。実走は強く非推奨。

3)装備(安全優先)

  • プロテクション:フルフェイス(またはシステム)+プロテクター入りジャケット/パンツ。
  • 防寒・防風インナー+ウインドストッパー+ネックゲイター/冬用グローブ。標高差で体感が急降下します。
  • 雨対策:上下セパレートのレインウェア・シューズカバー・予備グローブ。
  • 視界:曇り止め処理(ピンロック等)、バイザー撥水、クリアレンズの準備(濃霧・夕方)。
  • メンテ:タイヤ溝・空気圧・ブレーキ・チェーン給油。下り長大勾配に備えて制動力を万全に。

4)走り方の要点

  • コーナリング:ブラインド多め。アウト側の歩行者・自転車・停車車両を常に想定。
  • 下り:エンジンブレーキ主体で速度控えめ。連続ブレーキでフェードしやすいため、短く間欠を基本に。
  • 隊列:複数台は車間広め・無線やハンドサインで合図。撮影は安全帯で一括して行う。
  • 給油:コース上にスタンドなし。麓で満タン+予備の行動食・飲料。
  • 体温管理:五合目は真夏でも冷える。インナー追加カイロを携行。

5)駐輪・休憩

  • 五合目:所定の二輪区画へ。混雑時は係員の指示に従う。
  • 規制期:原則は富士山パーキング運用に合わせる(直接乗り入れ不可の年が多い)。
  • 盗難・転倒対策地面傾斜・風向を見て駐輪し、ハンドルロック+簡易ワイヤー等で自衛。

6)チェックリスト(出発前)

  • 当日の通行情報・規制の有無(二輪可否・時間帯)
  • 装備(フルフェイス/冬用グローブ/レイン)と体温調整アイテム
  • 車両点検(タイヤ・ブレーキ・灯火・チェーン)
  • 給油・小銭(通行料・トイレ)
  • 代替プラン(通行不可時に麓観光へ切替)

第15節|EV/FCVの取り扱い(規制時の例外・当日の運用)

夏季のマイカー規制では、年によってEV/FCV(燃料電池車)に例外枠が設けられることがあります。ただし、毎年の運用が変わり得るため、ここでは“原則と準備のしかた”を汎用化して整理します。

1)まず結論(超要約)

  • 例外通行は「当年の公式発表がすべて」:対象車種・必要書類・台数上限・時間帯が毎年異なる。
  • 事前申請+確認証の携行・提示が基本。当日いきなり現地交渉は不可と考える。
  • ルール不適合=通常どおり「富士山パーキング+シャトル」へ即切替。

2)対象になりやすい車両の考え方

  • EV(BEV)/FCV:例外対象になりやすいが、事前申請・抽選・台数制限が付く場合がある。
  • PHEV/HEV(ハイブリッド)対象外として扱われる年が多い。PHEVの“EV走行モード”指定があってもNGの年がある
  • 業務車・許可車:別枠(観光バス・救急・管理車など)は個別ルール。

迷ったら「自分の車両区分は当年の表でどう書かれているか」を先に確認。

3)申請~当日の流れ(典型例)

  1. 当年の要項を確認(対象・実施期間・時間帯・台数・提出先・締切)。
  2. 申請(車検証の写し、ナンバー、連絡先等)→ 受付完了の通知を受領。
  3. 当日携行する書類
    • 受付通知(原本または印刷・電子)
    • ダッシュボード掲示用の確認証(指定様式がある年も)
    • 身分証・車検証(提示求められる場合あり)
  4. 現地提示(料金所・誘導員の指示に従う)→ 許可条件内で通行
  5. 復路も同様。時間帯の制限がある年は最終時刻厳守

4)運用ルールで“見落としやすい”点

  • 時間帯制限:例外許可でも深夜・早朝が不可な設定がある。
  • 台数制限/日別上限早期満了に注意。旅行計画は余裕を持って
  • 同乗者の扱い複数台での乗入れ不可台数の分載禁止などが明示される場合あり。
  • 駐車場所:五合目で一般枠と分離されることがある(指定区画の案内に従う)。
  • 騒音・排気の配慮:静粛・無排気の利点が期待される一方、安全上の被視認性(歩行者に気づかれにくい)に留意。

5)充電・水素充填の前提(重要)

  • コース上(スバルライン内)に充電器・充填設備は基本的にない前提で計画。
  • 麓で“100%出発”が原則(河口湖~富士吉田周辺で事前確保)。
  • 回生ブレーキの“電池満充電で効きづらい”問題:満充電直後は回生制限がかかることが多い。下り始めに回生が弱い=フットブレーキ負担増になるので要注意。
  • 冬季の電費悪化:ヒーター使用・路面抵抗で想定より航続が減る。帰路の予備SOC(SoC 20〜30%以上)を死守。

6)長い下り坂でのブレーキ運用(EV/FCVの肝)

  • Bレンジ/強回生モードを常用し、コーナー手前で先行減速
  • 満充電時や外気温低下時は回生が弱まる。“回生頼み”にしない早め早めの減速+間欠ブレーキ
  • 荷重移動を滑らかに:アクセルOFF→軽い回生→フットブレーキの順で段階的に。
  • ブレーキの“焼け”対策:連続長押しは避け、短く・複数回で温度上昇を抑える。

7)当日のトラブル回避メモ

  • 確認証の掲示不備入場を断られる典型。掲示位置・様式を要項どおりに。
  • 時間超過:許可時間外は一般規制に戻る。最終時刻前に下山を。
  • 濃霧・強風:静音ゆえに歩行者・自転車が近づくまで気づかないライト常時点灯+低速で。
  • 満充電で上山:下山開始時の回生制限により制動距離が伸びる90〜95%出発も一案(各自の航続計画と要相談)。

8)よくある質問(FAQ)

  • Q. 今年もEVは例外で入れますか?
    A. 年によって異なります。まず当年の要項を確認し、必要なら申請してください。
  • Q. PHEVをEVモードで走ればOK?
    A. 不可の年が多いです。区分はPHEV=EV扱いではないことが一般的。
  • Q. 充電はどこで?
    A. 麓で満充電が原則。ルート上には基本的にありません。
  • Q. 下りで回生だけに任せて大丈夫?
    A. NG。満充電や低温で回生が弱まります。Bレンジ+早めの減速+間欠ブレーキを徹底。
  • Q. 書類を忘れたら?
    A. 例外通行は不可と考え、パーキング+シャトルへ切り替えてください。

9)チェックリスト(EV/FCV)

  • 当年要項(対象・台数・時間・締切)を確認
  • 申請完了通知/確認証を印刷・掲示準備
  • 車検証・身分証
  • 出発前満充電/十分な水素充填(麓で)
  • Bレンジ/強回生設定の使い方を再確認
  • 下り用の速度管理方針(先行減速・間欠ブレーキ)
  • 代替プラン(不許可・荒天時はシャトルへ即切替)

第16節|五合目の楽しみ方:標高・展望・主な施設と過ごし方

富士山五合目 標高2,305M
富士山五合目 標高2305M

吉田口五合目は、標高約2,300mに広がる観光拠点。売店や食堂、展望スポット、神社などがまとまり、“ドライブで行ける雲上の別世界”を気軽に体験できます。ここでは着いてからの動線見どころ滞在のコツをまとめます。

1)到着したら(最初の10〜15分)

  • まずは体を順化:標高差で息が上がりやすいので、到着直後は急な坂・階段は避けて深呼吸
  • トイレ・水分補給:混雑時間帯は行列になるため先に済ませると安心。
  • 防寒の追加:真夏でも風が冷たい日が多いので、ウインドブレーカーなどを一枚。

2)主な見どころ

吉田口五合目から見る五合目
吉田口五合目から見る南アルプス
富士山小御嶽神社
富士山小御嶽神社
  • 展望デッキ・見晴らし台
    ・晴れていれば富士北麓の湖や南アルプスまで遠望。雲海・影富士のチャンスも。
  • 小御嶽神社(ふじさんこみたけじんじゃ)
    ・五合目の象徴的スポット。参道は短いが階段で息が上がりやすいのでゆっくり。
  • レストハウス/売店エリア
    軽食・ご当地グルメ・お土産が集約。展望席がある店舗も。
  • 遊歩道(短距離散策)
    高山植物や溶岩地形を楽しめる短いコースが点在。滑りにくい靴で。

天候急変は日常茶飯事。ガス(濃霧)や強風を感じたら、屋内に退避し様子見を。

3)食事・休憩のコツ

  • ピークを外す:昼の正時は混みやすいので、早め昼食 or 遅め昼食で回避。
  • 温かいメニュー:体が冷えやすいので、汁物・麺・温かい飲み物が嬉しい。
  • 水分は計画的に:標高で喉の渇きに気づきにくい。こまめに一口ずつ。

4)写真・映えスポットの注意

  • 路肩停車はNG:撮影は展望スペース・遊歩道で。
  • 三脚マナー:混雑時は占有時間を短く、通行を妨げない。
  • 風対策:強風で機材が倒れやすい。ストラップ常用・手持ち優先

5)買い物・お土産

  • 高地限定パッケージ登山バッジなど、五合目ならではの記念アイテムが豊富。
  • 非常用品(手袋・レイン・ホッカイロ・酸素缶など)も入手可。必要になったら迷わず補充

6)所要時間の目安(混雑平準日)

  • 短時間派(60~90分):展望→神社→軽食→お土産
  • 満喫派(2~3時間):展望→神社→遊歩道ミニ散策→食事→お土産
  • 登山者:装備チェック→高度順化→最終確認(本記事は観光向け想定。登山は専門情報に従って計画を)

7)季節別のワンポイント

  • :日差し強めでも風は冷たい。ウインドブレーカー+薄手手袋が快適。
  • 日焼け・脱水に注意。帽子・サングラス・日焼け止め必携。午後は雷雨の前触れ(積雲発達)を要チェック。
  • :夕方は一気に冷える。早め下山で暗くなる前に撤収。
  • :この章の対象外だが、営業や通行そのものが大きく制約される日が多い。

8)バリアフリーの視点

  • 段差・勾配:神社参道は階段が多め。無理せず手前の展望・店舗エリア中心に。
  • ベビーカー風にあおられやすいため、ストラップ固定+抱っこ紐の併用が安心。
  • 高地反応:子ども・高齢者は頭痛・吐き気・めまいが出ることがある。無理せず屋内休憩→下山も選択肢に。

9)マナー&安全の基本

  • 遊歩道外に踏み込まない(高山植生の保護)。
  • ゴミは必ず持ち帰り
  • 強風・濃霧日は“引き返す勇気”:視界が悪い道は長居しない。
  • 野生動物に近づかない・餌を与えない

10)チェックリスト(五合目到着前)

  • 上着追加(ウインブレ/薄手ダウン)
  • 現金少額(一部トイレ・自販機・小規模店で役立つ)
  • 日差し対策(帽子・サングラス・日焼け止め)
  • 軽食・飲料(高地で食べやすいもの)
  • 帰りの時間逆算(閉門・最終バスを先に確認)

第17節|五合目の気温と服装ガイド(月別の目安表)

富士登山の服装
富士登山の服装

標高約2,300mの吉田口五合目は、平地より体感で10℃以上低いことが珍しくありません。風が加わるとさらに冷え、真夏でも羽織り物なしは厳しい日があります。以下は、提供データに基づく月別の気温目安と服装の指針です(観光向けに“迷わない装備”を優先して表現しています)。

1)服装レイヤリングの基本

  • 通年の土台:速乾インナー(上)+歩きやすい靴(滑りにくいソール)。
  • 風・冷え対策:ウインドブレーカー(通年)、薄手~中厚フリース(春秋)、薄手ダウン(初夏の早朝・秋)。
  • 小物:帽子/サングラス(紫外線・夏)/手袋(春秋~冬)/ネックゲイター(冷風対策)。
  • 雨具:急変対策にレイン(上下)を通年で携行。

2)月別の着こなし目安(観光・散策向け)

  • 1–2月:月平均が氷点下域。厚手ダウン+防風+手袋・ニット帽。足元は防寒性のある靴。
  • 3月:冬装備ベース。晴れても風で体感が大きく低下。中厚ダウン+フリース。
  • 4月:朝夕は一桁℃。フリース+ウインドブレが快適。手袋があると安心。
  • 5月:日中は過ごしやすいが、羽織り必須(薄手ダウンorフリース)。
  • 6月:梅雨・濃霧。レイン+ウインドブレ、下りの冷えに備えて中間着を。
  • 7–8月:最も暖かい時期でも15〜20℃目安長袖+薄手アウター。半袖+軽羽織でも可だが早朝・夕方は冷える。
  • 9月:再び冷え込み。薄手ダウンorフリース+ウインドブレ
  • 10月:紅葉時期。中間着+防風が基本。朝夕は冬寄りの体感。
  • 11月:初冬。中厚ダウン+手袋クラスへ移行。
  • 12月:真冬装備。厚手ダウン+保温レイヤー、滑りにくい靴・防寒小物フルセット。

3)現地で“迷わない”チェックポイント

  • 風が強い=1段階“冬寄り”に:気温表示より体感は冷たい。
  • 濃霧の日はレインが正解:体が濡れて体温が奪われる。
  • 子ども・高齢者は厚めに:動く量が少なく、冷えやすい。
  • 下りの冷え対策:滞在終盤ほど体が冷える。帰る前に一枚足すのが快適。

第17節|五合目の気温と服装ガイド(月別の目安表)

標高約2,300mの吉田口五合目は、平地より体感で10℃以上低いことが珍しくありません。風が加わるとさらに冷え、真夏でも羽織り物なしは厳しい日があります。以下は、提供データに基づく月別の気温目安と服装の指針です(観光向けに“迷わない装備”を優先して表現しています)。

1)服装レイヤリングの基本

  • 通年の土台:速乾インナー(上)+歩きやすい靴(滑りにくいソール)。
  • 風・冷え対策:ウインドブレーカー(通年)、薄手~中厚フリース(春秋)、薄手ダウン(初夏の早朝・秋)。
  • 小物:帽子/サングラス(紫外線・夏)/手袋(春秋~冬)/ネックゲイター(冷風対策)。
  • 雨具:急変対策にレイン(上下)を通年で携行。

2)月別の着こなし目安(観光・散策向け)

  • 1–2月:月平均が氷点下域。厚手ダウン+防風+手袋・ニット帽。足元は防寒性のある靴。
  • 3月:冬装備ベース。晴れても風で体感が大きく低下。中厚ダウン+フリース。
  • 4月:朝夕は一桁℃。フリース+ウインドブレが快適。手袋があると安心。
  • 5月:日中は過ごしやすいが、羽織り必須(薄手ダウンorフリース)。
  • 6月:梅雨・濃霧。レイン+ウインドブレ、下りの冷えに備えて中間着を。
  • 7–8月:最も暖かい時期でも15〜20℃目安長袖+薄手アウター。半袖+軽羽織でも可だが早朝・夕方は冷える。
  • 9月:再び冷え込み。薄手ダウンorフリース+ウインドブレ
  • 10月:紅葉時期。中間着+防風が基本。朝夕は冬寄りの体感。
  • 11月:初冬。中厚ダウン+手袋クラスへ移行。
  • 12月:真冬装備。厚手ダウン+保温レイヤー、滑りにくい靴・防寒小物フルセット。

3)現地で“迷わない”チェックポイント

  • 風が強い=1段階“冬寄り”に:気温表示より体感は冷たい。
  • 濃霧の日はレインが正解:体が濡れて体温が奪われる。
  • 子ども・高齢者は厚めに:動く量が少なく、冷えやすい。
  • 下りの冷え対策:滞在終盤ほど体が冷える。帰る前に一枚足すのが快適。

第18節|売店・食事・トイレ・設備:五合目の“ある・ない”早見と使いこなし

吉田口五合目
吉田口五合目

吉田口五合目には、売店・食堂・展望デッキ・トイレなど観光に必要な設備がまとまっています。混雑帯や天候で使い勝手が変わるため、到着直後に位置関係をざっくり把握しておくと快適です。

1)売店(おみやげ・軽装備・非常用品)

  • 買えるもの:ご当地菓子・登山バッジ・ポストカード、手袋・レイン・ホッカイロ・酸素缶・日焼け止め等。
  • 混雑帯:昼の正時~午後は行列になりやすい。滞在前半に買い物を済ませるのが吉。
  • 支払い:現金メイン想定。小銭・千円札を多めに。電子決済は店舗により対応が異なる。
  • 袋問題:風が強い日は袋やレシートの飛散に注意。受け取りと同時にリュックに収納。

2)食堂・カフェ(温かいメニューが正解)

  • メニュー感:麺類・丼・スープ・ホットドリンクなど“温まる系”が中心。
  • 席取りのコツ:ピーク帯は先に席確保→交代で購入がスムーズ(店のルールに従う)。
  • 高地の食事:喉の乾きに気づきにくいので、先に温かい飲み物で身体を温めると楽。
  • 子連れ座席近くの通路確保トイレの位置を先に確認。

3)トイレ(混雑・寒さ・小銭対策)

  • 一部は有料のことあり小銭(100円硬貨など)を準備。両替機は混みやすい。
  • 行列対策:到着直後と下山前は混雑の山分散利用(別館・別フロア)を。
  • 冬の注意:外気が低く手が悴みやすい手袋を外す→用→すぐ装着の段取りで。
  • 衛生:アルコールジェルやポケットティッシュがあると安心。

4)ロッカー・更衣スペース等

  • コインロッカー大型荷物は早めに確保。台数に限りがある。
  • 簡易更衣スペース:混雑時間帯は待ちが発生。**防寒着の“先出し”**で屋外でも着脱しやすくしておく。
  • ベビーカー/車いす段差・傾斜が点在。最短動線(トイレ・売店・展望)を事前に確認。

5)Wi-Fi・電源・モバイル関連

  • 通信:天候と混雑で回線が不安定になりやすい。オフライン地図の用意が安心。
  • 電源充電スポットは限られる前提。モバイルバッテリーを携行。
  • 撮影:強風時の三脚は最小限。ストラップ常用、落下防止に注意。

6)ごみ・環境配慮

  • 持ち帰り原則:ごみ箱は限られる。小袋を2~3枚携行して分別・持ち帰り。
  • 野生動物対策:食べ残し・包装材の放置厳禁。カラス・小動物の被害につながる。
  • 香りの強い整髪料・スプレーは屋内で最小限に。

7)悪天候時の避難先と“待ちの過ごし方”

  • 濃霧・強風・霧雨:まず屋内へ退避。温かい飲み物で体温回復。
  • 雷注意報:屋外滞留を避け、建物内で様子見→早め下山へ切替。
  • 視界が回復するまで:売店エリアで買い忘れ補充、写真は屋内窓際から

8)“ある・ない”早見(目安)

  • ある:売店/食堂・カフェ/トイレ(有料区分あり)/コインロッカー(数に限り)
  • 場合による:電子決済/Wi-Fi/授乳室・おむつ替え台(施設により)
  • ない前提:道路上の給油所/豊富な電源席/大型の荷さばきスペース

9)チェックリスト(到着前に)

  • 小銭・千円札(トイレ・小規模店用)
  • モバイルバッテリー(写真・ライブカメラ確認用に)
  • 手指消毒・ティッシュ
  • レイン(上下)と羽織り(屋外⇄屋内の温度差対策)
  • 買い物リスト(帰り際に買い漏れしない)

第19節|ライブカメラ・天気・道路情報リンク集(出発前〜当日チェックの“公式導線”)

出発前と当日の最終確認に使える公式系の確認先を、用途別にまとめました。ここに挙げた各リンクは記事末の「参考リンク集」で一覧化します(本節では“何をどう見るか”を解説)。


1)道路・通行情報(最優先)

  • 道路の運行状況ページ
  • 確認項目:通行止め/チェーン規制/片側交互通行、対象区間理由(雪・凍結・強風など)、更新時刻
  • 使い方:入口到着前/上り始め/下山前の3回チェック。
  • 工事・臨時規制のお知らせ
  • 確認項目:日付・区間・時間帯。夜間作業やイベントに伴う交通規制など。

ポイント:「通れる/通れない」の最終判断は道路公式の最新更新を必ず優先。


2)ライブカメラ(路面・視界の目視)

  • 料金所付近カメラ:路面の濡れ・積雪、料金所渋滞の有無。
  • 中腹カメラ:わだち・再凍結・濃霧の出方。
  • 五合目カメラ:駐車場の混み具合、風(旗・樹の揺れ)、視程。
  • 活用の順番低標高→中腹→五合目の順に“縦に並べて”見ると、標高による違いが一目で分かる。

見誤り注意:レンズの水滴・霧で明るく見えても路面は濡れ/凍結のことがあります。


3)気象・防災(数時間先までの見通し)

  • 五合目のピンポイント天気:気温・体感・風・降水。
  • 雨雲レーダー/降雪レーダー帯状の雲のかかり方と通過時刻
  • 風予報:瞬間風速が10〜15m/sを超えると体感難度が急上昇。
  • 視程(霧)・雲底:ヘッドライト必須の濃霧があり得る。
  • 道路気象情報(あれば):路温・路面状態の推移。

朝OKでも午後に急変は日常茶飯事。3〜6時間先までの予測をあわせて確認。


4)マイカー規制・シャトル・タクシー(夏季)

  • マイカー規制の実施案内期間・区間・時間帯・対象車種、EV/FCVの例外条件
  • 富士山パーキング:開場時間、駐車料金、混雑時の案内。
  • シャトルバス時刻表(始発・最終)/運賃(往復券)/運行見合わせ情報
  • 路線バス(駅発):本数・所要・IC/往復券の案内。
  • タクシー:運行可否・予約窓口・待機場所。

5)五合目の施設・営業情報

  • レストハウス/売店:営業日・営業時間、混雑の傾向。
  • 小御嶽神社:参拝時間・社務所の案内。
  • トイレ:場所、有料区分の有無。
  • コインロッカー:設置場所・サイズ・台数の目安。

6)観光全般(周辺案内)

  • 観光協会・周遊情報:天候不良時の代替スポット、季節イベント、駐車情報。
  • 交通(鉄道・高速バス):接続時刻、遅延・運休情報。

7)“迷ったら”の判断フローチャート

  1. 道路公式区間/理由/更新時刻を確認(×なら終わり→代替観光)。
  2. ライブカメラ路面・視界・風を目視(悪化傾向なら出発見送り)。
  3. 気象予報風・気温・レーダー3〜6時間先まで見る(悪化時間帯と重ならないか)。
  4. 規制期はバス時刻・最終を再確認(余裕のない計画は避ける)。
  5. 五合目施設の営業・トイレ位置を把握(滞在の質と安全に直結)。

8)当日チェックリスト(保存版)

  • [ ] 道路公式:通行止め/規制の有無、更新時刻
  • [ ] ライブカメラ:料金所→中腹→五合目の順で目視
  • [ ] 気象:気温・風・レーダー(雪・雨)、視程
  • [ ] 規制期:臨時駐車場・シャトルの始発/最終
  • [ ] 施設:トイレ・食事・ロッカーの位置
  • [ ] 代替:麓観光プラン(即切替できる候補)

第20節|比較:富士スバルライン vs 富士山スカイライン

富士山には主要な有料登山道路が2つあります。山梨県側の富士スバルラインと、静岡県側の富士山スカイラインです。どちらも五合目まで自動車でアクセスできる道路ですが、性格や雰囲気が大きく異なります。観光やドライブの目的に合わせて選ぶために、比較表と解説を整理します。


1)比較表

項目富士スバルライン(山梨県側)富士山スカイライン(静岡県側)
五合目吉田口五合目(標高約2,300m)御殿場・富士宮方面の五合目(標高約2,400m)
通行料有料道路:車種別通行料金が設定【料金情報参照】無料開放(2010年以降)
マイカー規制夏季に実施。EV/FCVのみ例外許可の年もあり。同様に夏季に規制あり。富士宮口・御殿場口はバス利用へ切替。
通行可能時期原則通年(冬季は積雪で通行止め多発)原則通年(積雪や天候で閉鎖あり)
景観河口湖・山中湖方面の展望。北麓の森から徐々に高度感が増す。駿河湾や伊豆半島方面の大パノラマ。南斜面ゆえに開放感が強い
雰囲気観光拠点がまとまり、施設充実(売店・レストハウス・神社)。自然寄りでドライブ感覚が強く、商業施設は少なめ。
利便性首都圏(中央道・東富士五湖道路)からのアクセスが良い。観光客利用が最多。東名高速・新東名から近く、静岡市・御殿場・富士宮観光と組み合わせやすい。
特徴的な楽しみ方五合目での観光(展望・神社・売店)を中心に滞在型ドライブ自体が見どころ。途中に広大な原生林・火山地形を楽しめる。

2)選び方の目安

  • 観光施設の充実を重視するなら:富士スバルライン。売店・食事・トイレ・神社がそろい、初めての人に安心。
  • ドライブ・自然体験を重視するなら:富士山スカイライン。雄大な景観と静かな森を満喫できる。
  • コスト面での違い:スバルラインは有料、スカイラインは無料。ただしどちらも夏季はマイカー規制があるため、バス・タクシー利用が必須になる。

3)豆知識

  • 富士山スカイラインは以前は有料道路でしたが、2010年に無料化され、南麓観光の基盤道路になっています。
  • 両道路とも冬季は積雪・凍結で通行止めになることがあり、最新情報の確認は必須です。

第21節|よくある質問(FAQ)

富士スバルラインに関して、旅行者がよく検索・質問する内容を即答形式でまとめました。計画前・出発前の疑問をここで整理しておきましょう。


Q1. 今、通行できる?

A. 日や時間帯・天候により変わります。最新の道路公式ページ・ライブカメラを必ず確認してください。積雪・凍結・強風などで急な通行止めも発生します。


Q2. マイカー規制はいつ?

A. 主に夏の登山シーズン(7月上旬〜9月上旬ごろ)に実施されます。期間・時間帯・対象車種は毎年公式発表があり、EV/FCVだけ例外通行できる年もあります。


Q3. どこからどこまでが規制対象?

A. 多くの年で富士山パーキングから五合目までがマイカー規制区間になります。規制中はシャトルバスやタクシー利用に切り替える必要があります。


Q4. ノーマルタイヤで行ける?

A. 冬〜春(11月〜4月)は基本的に不可です。積雪や凍結が多く、スタッドレス+チェーン携行が前提です。夏季でも突然の雹や路面凍結があり得るため、出発直前の情報を必ず確認しましょう。


Q5. 雲海は何時ごろ見られる?

A. 早朝(4〜8時ごろ)がチャンスです。放射冷却で雲が谷に溜まりやすい時間帯に発生しやすく、昼前には消えることが多いです。天候条件(無風・晴天・湿度)が整わないと見られません。


Q6. 五合目は真夏でも寒い?

A. はい。15〜20℃前後までしか上がらず、朝晩は一桁台になります。羽織れる上着を必ず持参してください。


Q7. 五合目で食事やトイレはある?

A. はい。売店・食堂・トイレが整備されています。ただし混雑時間帯は行列になるため、到着後すぐに位置確認→先に利用がおすすめです。


Q8. バイクや自転車でも走れる?

A. はい、可能ですが季節と規制次第です。冬季は通行禁止や危険な日が多いため、必ず当日の情報を確認しましょう。夏季はマイカー規制で二輪も対象になることが多く、直接五合目に行けない年もあります。


Q9. 五合目でどれくらい滞在できる?

A. 観光だけなら60〜90分、散策や食事も加えると2〜3時間程度が目安です。登山者は高度順化を兼ねてさらに時間を取ります。


Q10. 当日“行くか引き返すか”迷ったら?

A. 判断の優先順位は

  1. 道路公式の通行情報
  2. ライブカメラで路面と視界の確認
  3. 天気予報(風・雨・雷・気温)
    です。不安があれば無理せず麓観光に切り替えましょう。

第22節|旅行前チェックリスト

富士スバルラインを安心・快適に楽しむために、出発前に確認しておきたいポイントを一覧にしました。「道路状況」「服装・装備」「健康管理」を軸にチェックすることで、現地でのトラブルを最小限にできます。


1)公式情報のリンク確認

  • 道路公式ページ:通行止め・規制情報(更新時刻を要チェック)
  • ライブカメラ:料金所・中腹・五合目の路面・視界・混雑度
  • 天気予報/雨雲レーダー:風速・気温・降水・雷注意報
  • マイカー規制情報(夏季):期間・区間・対象車種・シャトルバス時刻
  • 五合目施設情報:売店・レストハウス・トイレの営業日と営業時間

2)服装・装備

  • 上着:ウインドブレーカー or 薄手ダウン(真夏でも必須)
  • 雨具:レインウェア(上下)/ポンチョ/折りたたみ傘(強風時は不向き)
  • :滑りにくいスニーカー or トレッキングシューズ
  • 小物:帽子・サングラス・日焼け止め(紫外線対策)
  • 防寒小物:手袋・ネックゲイター(春秋〜冬季)

3)持ち物(実用)

  • 飲料水・軽食:高地は喉が乾きやすい。小まめに補給
  • 現金(小銭・千円札):トイレ有料区分・小規模売店用
  • モバイルバッテリー:写真撮影やライブカメラ確認用
  • ポケットティッシュ・アルコールジェル:トイレ・衛生対策
  • ごみ袋(小分け):ごみ持ち帰り用

4)健康管理

  • 体調チェック:前夜の睡眠・水分補給を十分に
  • 高地順化:到着後すぐ動かず、深呼吸しながら10分ほど休憩
  • 頭痛・吐き気・めまいが出たら無理せず下山
  • 子ども・高齢者は厚着で:体感温度が低くなりやすい

5)車両・交通関連

  • 燃料満タン:コース上に給油所はなし
  • タイヤ点検:冬季は必ずスタッドレス+チェーン携行
  • ブレーキチェック:長い下り坂に備える
  • 代替プラン:通行止め時に麓で立ち寄れる観光地候補を準備

6)当日の流れ(推奨ルーティン)

  1. 出発前に道路公式+ライブカメラ+天気予報を確認
  2. 富士山パーキング利用予定ならシャトル時刻表を再確認
  3. 到着後はまずトイレ→防寒着追加→軽い散策
  4. 滞在中は時間逆算し、閉門・最終バス前に余裕を持って下山

第23節|まとめ:富士スバルラインを“安全・快適”に楽しむ要点

ここまでの内容を、計画→当日→現地→下山の流れで一気に振り返ります。はじめての方でも、この章をなぞれば大きな失敗は避けられます。


1)計画段階(出発前に決めること)

  • 目的の明確化:〈雲海・展望〉〈五合目観光〉〈撮影〉〈軽い散策〉など、滞在の軸を決める。
  • 季節判定夏=マイカー規制前提冬=短縮営業+凍結対応前提
  • 時間設計開門直後~午前前半を主戦場に。閉門・最終バスから逆算して行程を組む。
  • 服装・装備:平地より体感−10℃を想定。ウインドブレ+中間着を必ず。

2)前日〜当日朝(“三点セット”確認)

  1. 道路公式:通行止め・規制・更新時刻・対象区間
  2. ライブカメラ:料金所→中腹→五合目の路面・視界・風
  3. 気象:気温推移・風(瞬間風速)・雨雪レーダー(3〜6時間先まで)

ひとつでも赤信号なら代替プランへ切替。無理しないのが鉄則。


3)移動・上り(ドライブ/公共交通)

  • 非規制期(自家用車):料金所→五合目は通常40〜50分。渋滞は料金所・二〜三合目・五合目前が起点になりやすい。
  • 規制期(夏)富士山パーキング+シャトルが基本。往復券確保最終便メモで安心。
  • 運転の勘所:上りは一定スロットル、下りはエンジンブレーキ主体で。冬はスタッドレス+チェーン携行

4)五合目の過ごし方(滞在の質を上げる)

  • 到着直後:トイレ→防寒追加→深呼吸で高度順化
  • 動線:〈展望〉〈神社〉〈売店・食事〉〈散策〉を混雑前後に分散
  • 写真:路肩停車は厳禁。展望スペースを活用。
  • 子ども・高齢者厚めの装備+こまめな休憩で快適に。

5)下山・撤収(混雑と安全の両立)

  • 下り渋滞の山昼過ぎ〜夕方1〜2本早めの撤収で回避。
  • 悪天候兆候:強風・濃霧・雨雪接近時は迷わず早下山
  • 運転先行減速+間欠ブレーキ。ABS頻発=入力過多のサイン。

6)よくある失敗と回避策

  • 情報未確認:現地で“通れない”。→ 朝イチの三点セットを習慣化。
  • 装備不足:真夏に薄着で震える。→ ウインドブレ+中間着は通年携行。
  • 時間オーバー:閉門・最終便に追われる。→ 逆算+早め撤収
  • 路肩停車・無理な追越し:事故リスク増。→ 指定スペース利用安全最優先

7)最終チェック(保存版)

  • 目的と滞在時間の設定(開門直後〜午前主軸)
  • 道路公式・ライブカメラ・気象の三点OK
  • 規制期はパーキング・シャトルの時刻と最終便
  • 服装は“平地−10℃”基準/雨風対策
  • 下山は早め、渋滞ピーク前に撤収

第24節|豆知識:メロディーロード/名称の由来 ほか “へぇ!”が詰まった小ネタ集

富士スバルラインをもっと好きになる、小さなトリビアをどうぞ。


1)メロディーロード:走ると「ふじの山」が鳴る

路面に刻まれた溝がタイヤの振動で音階を奏でる“道路楽器”。適正速度で走ると、日本の唱歌「ふじの山」が聞こえます。
ポイント

  • メロディ区間では一定速度で静かに通過すると最もきれいに響く。
  • 窓を少し開けると音が聞こえやすい。
  • 騒音ではなく観光演出+速度抑制の工夫でもあります。

2)「スバル」の語源は星団“昴(すばる)”

「富士スバルライン」の“スバル”は、プレアデス星団(昴)に由来。
覚え方

  • 冬の澄んだ夜空に目立つ“小さな星の集まり”。
  • 安全に関わる人・車・自然が“まとまって輝く道”というイメージで命名された、と覚えると印象的。

3)五合目の空は“宇宙の入口”の体感

標高約2,300m。空気が薄く散乱光が少ないため、晴れた日は空の青が濃く見えます。夕方には高層の雲が朱に染まる“空劇場”が出現。写真は逆光+シルエットで狙うと雰囲気抜群。


4)雲海の“でき方”ミニ講座

放射冷却で冷えた空気が谷に溜まり、麓に低い雲の海が広がる現象。
出やすい条件

  • 前夜に晴れて風が弱い
  • 早朝、気温逆転(上空>地上)
  • 日の出後に崩れやすいので朝イチ勝負

5)富士山は“風の山”:旗や樹の揺れは天然の風速計

ライブカメラで旗のはためき・樹の揺れを観察すると、地上風より一段強い風をイメージしやすい。
目安:旗が常に水平→かなり強い(体感難度UP)。安全運転や早下山のサインに。


6)高地で“食欲が落ちる”のはなぜ?

気圧が低いと沸点が下がり、温かい飲み物がぬるく感じやすい。また、自律神経のバランスで空腹を感じにくいことも。温かいスープ系が体を戻してくれます。


7)富士北麓は“影富士”の名所

太陽の反対側に、富士山の影が巨大な三角形で映る現象。空気が澄んだ秋~冬の朝夕が狙い目。五合目の地平線近くを広角で切り取ると印象的。


8)高山植物は“じっと見て、触らない”

五合目周辺の溶岩地形には希少な植生が点在。遊歩道の外に出ないのが鉄則。マクロ撮影はしゃがんで寄るのが礼儀です。


9)クルマ好きの耳寄り:ブレーキ“焼け”を防ぐコツ

下り勾配が長いので、エンジンブレーキ主体+間欠的ブレーキが正解。ATのB/2/Lレンジやパドルを積極活用。においがしたら即クールダウンを。


10)写真の“雲上感”を出すワンポイント

  • 遠景+前景(柵・岩・祠など)を入れてスケール感を強調。
  • 逆光気味で霞を活かすと立体感が増す。
  • 風の日は動画もおすすめ。雲の流れ・旗のはためきが迫力に。

第25節|注意事項・安全情報

富士スバルラインは観光道路であると同時に、標高差の大きい山岳道路でもあります。安全に楽しむために、ぜひ次のポイントを確認してください。


1)歩行ルールと通行マナー

富士スバルラインは基本的に車両専用道路で、歩行者や自転車は通行できません。五合目駐車場や展望エリアでは、車道に出ずに必ず歩道や指定通路を通ることが求められます。観光シーズンは人や車が混み合うため、横断は最小限に、手を挙げて明確に意思表示するなど、互いに譲り合う姿勢が大切です。


2)悪天候時の判断

標高差のある山岳道路では、天候の急変が日常的です。

  • 霧や豪雨では視界が急激に悪化し、ライトやハザードを点けても見通しがききません。
  • 強風や降雪の際には、ゲートで通行規制がかかることがあります。

出発前には必ず公式サイトやライブカメラを確認し、現地で危険を感じたら早めの下山を選びましょう。


3)速度・停車のマナー

  • 下り坂ではエンジンブレーキを主体に、断続的なフットブレーキを併用すると安全です。
  • 無理な追い越しや急ブレーキは事故のもと。特に観光シーズンはバスや大型車との混在に注意してください。
  • 絶景スポットでの停車は指定の駐車帯のみで行い、車線やカーブ途中での急停車は厳禁です。

4)高地ならではの注意点

  • 標高2,000mを超えると気温は平地より10℃以上低い場合もあります。必ず上着や防寒具を持参しましょう。
  • 酸素が薄いため、体調が優れないときは無理をしないことが大切です。軽い頭痛や息切れを感じたら、深呼吸と休憩を心がけてください。
  • 紫外線は平地より強いため、サングラス・帽子・日焼け止めの準備がおすすめです。

5)ゴミ・環境保護

富士山は世界文化遺産であり、環境保全が最重要です。

  • ゴミは必ず持ち帰る
  • 遊歩道や植物保護柵の外に出ない。
  • 車両のアイドリングは控える。

これらのマナーを守ることが、次世代に美しい富士山を残す第一歩です。

第26節|通行料金・割引情報

富士スバルラインは有料道路として整備されており、利用の際には車両の種類や区間に応じた通行料金が必要です。旅行計画を立てる際に役立つよう、料金体系と割引制度を整理しました。


1)基本の通行料金

富士スバルラインの料金は、車種ごとに定額制で設定されています。一般的な乗用車(普通車)は往復で2,100円前後、軽自動車はそれよりやや安く、大型バスやマイクロバスは高めに設定されています。自転車や徒歩での通行はできません。

なお、料金は往復一括払いで、下山時に改めて支払いをする必要はありません。


2)支払い方法

  • 現金(日本円)のほか、一部では交通系ICカードや電子マネーに対応しています。
  • 観光シーズンは料金所が混み合うため、事前に小銭や千円札を用意しておくとスムーズです。

3)割引制度

富士スバルラインには季節や利用目的に応じた割引が設定される場合があります。

  • EV・ハイブリッド車割引:環境配慮の観点から、対象車両の通行料が優遇される制度。
  • 団体割引:観光バスなどで一定人数以上を対象とした料金設定が行われる場合があります。
  • キャンペーン割引:オフシーズンや観光イベントに合わせ、期間限定の割引が実施されることもあります。

割引制度は年度や運用方針によって変動するため、最新情報は山梨県道路公社の公式発表で確認するのが確実です。


4)利用のポイント

  • 早朝・夜間利用でも基本料金は変わりません。
  • 繁忙期はマイカー規制が導入されるため、規制期間中は通行料金を支払っての入山は不可となり、代替交通(シャトルバス・タクシー)の利用となります。
  • 周辺観光と組み合わせる場合は、駐車場代や観光施設の入場料も合わせて予算に含めておくと安心です。

第27節|アクセス方法と所要時間

富士スバルラインは、富士山五合目へ直結する観光道路であり、首都圏や周辺地域からのアクセスが良い点も魅力です。ここでは、自家用車・バス・電車などの主なアクセス方法と、所要時間の目安を整理しました。

1)自家用車でのアクセス

富士スバルラインの入口は、山梨県富士吉田市の河口湖インターチェンジ(中央自動車道)や富士吉田西桂スマートICから近く、首都圏からの利用もしやすい立地です。

  • 東京方面から:中央自動車道を利用し、河口湖ICから約10km(約20分)。
  • 名古屋方面から:東名高速道路〜新東名高速道路を経由し、御殿場ICから富士五湖道路を経由して約60分。
  • 静岡方面から:東名高速道路 富士ICから西富士道路・国道139号を経由し、河口湖方面へ約70分。

富士スバルラインの入口から五合目までは約24km、通常時で40〜50分程度の走行となります。

2)公共交通(電車+バス)

自家用車以外でも、公共交通を利用して五合目まで到達できます。

  • 新宿から:JR中央線特急で大月駅へ(約70分)、富士急行線に乗り換え河口湖駅まで(約50分)。河口湖駅からは富士急バス「五合目行き」を利用(約50分)。
  • 新宿直通バス:新宿西口から「富士山五合目」行きの高速バスが運行(約2時間40分〜3時間)。乗り換え不要で便利です。
  • 静岡方面から:JR東海道新幹線「新富士駅」から路線バスで河口湖方面へ(約2時間)、そこから富士急バスで五合目へ。

3)シーズン限定のアクセス

夏季登山シーズン(7〜9月頃)は、マイカー規制により自家用車の通行が制限され、代替交通としてシャトルバスやタクシーが運行されます。

  • 規制時の所要時間:麓の駐車場から五合目まで、バスで約40〜50分。
  • シャトルバスは河口湖駅・富士山駅・指定駐車場から発着しており、観光や登山目的の旅行者もスムーズにアクセス可能です。

4)アクセスのポイント

  • 観光シーズンは道路が混雑するため、早朝出発がおすすめ。
  • 公共交通を利用する場合は、事前予約や時刻表の確認が必須。特に新宿発の高速バスは人気で満席になりやすいです。
  • 所要時間はあくまで目安であり、気象条件や交通規制により大きく変動することを考慮してください。

第28節|周辺観光スポットと立ち寄り処(天候・所要別にセレクト)

スバルラインと組み合わせやすい半日~1日観光を、テーマ別にまとめました。天候・同行者・所要時間に合わせてどうぞ。


1)王道ビュー&写真スポット(晴天向け)

  • 大石公園(河口湖北岸):花畑越しの富士。朝~午前が逆光少なく◎。
  • 新倉山浅間公園(忠霊塔):階段は多いが、五重塔+富士の定番構図。
  • 本栖湖・千円札ビュー:湖越しの秀峰。午後の凪ぎで逆さ富士のチャンス。
  • 山中湖・長池親水公園:広い空と水面の抜け感。夕方は赤富士を狙える日も。

写真は路肩停車NG。必ず駐車場から。


2)雨・強風でも安心(屋内・半屋内)

  • 富士山世界遺産センター(山梨):富士の成り立ち&文化を学べる体験型。
  • 河口湖 音楽と森の美術館:館内・温室多めで雨の日でも快適。
  • 富士急ハイランド内 屋内アトラクション:短時間の雨逃げにも。
  • FUJI GATEWAY(物販・カフェ):天候待ちの小休止に。

3)子連れ・三世代にやさしい

  • 河口湖 旅の駅/道の駅かつやま:駐車しやすく、トイレ・食事がまとまる。
  • 忍野しのびの里/忍野八海:散策路が整備され、ベビーカーでも回りやすい区画あり。
  • 山中湖 花の都公園:季節の花畑と噴水。広々として動きやすい。

4)自然・地形好きに(軽い散策)

  • 鳴沢氷穴・富岳風穴:溶岩洞窟の“天然冷蔵庫”。階段が多いので滑りにくい靴で。
  • 西湖いやしの里 根場:茅葺と棚田景観。小一時間で回れる。
  • 御坂みち展望(天下茶屋付近):太宰治ゆかりの眺望。短時間で絶景。

5)神社・文化スポット

  • 北口本宮冨士浅間神社:杉並木の参道が荘厳。五合目帰りの“締め”に最適。
  • 河口浅間神社(産屋ヶ崎・母の白滝エリアと併せて):女性や家族の安産祈願で有名。
  • 船津胎内樹型:溶岩樹形の洞窟と富士講文化を学べる。

6)食事・カフェ(温まりたい/名物を食べたい)

  • ほうとう:かぼちゃ入りの味噌仕立て。冷えた身体が復活。
  • 吉田のうどん:コシ強め。肉うどん・キャベツが定番。
  • 湖畔カフェ:河口湖北岸・山中湖畔は景色ごちそう系が多い。
  • スイーツ:信玄餅パフェ、フルーツ大福、ジェラートなど。

7)モデルコース(サクッと半日/しっかり1日)

A. 半日(晴れ・ドライブ中心)

  1. 早朝スバルライン→五合目(展望・神社・軽食)
  2. 下山→大石公園で湖越しの富士
  3. 北口本宮冨士浅間神社で参拝→昼食(ほうとう)

B. 1日(家族・ゆったり)

  1. 早朝スバルライン→五合目(ゆっくり順化)
  2. 下山→河口湖 音楽と森の美術館(屋内で休憩)
  3. 忍野八海散策→道の駅で買い物→早めに帰路

C. 雨・強風日の代替

  1. 世界遺産センター→ランチ(吉田のうどん)
  2. 鳴沢氷穴・風穴(安全装備で)→温泉で温まり解散

渋滞回避の鍵は“午前主役・午後は下山”。天気が崩れそうならさらに前倒し。


8)移動の目安(ざっくり)

  • 五合目 ↔ 河口湖北岸 … 40〜60分
  • 五合目 ↔ 山中湖 … 60〜80分
  • 河口湖北岸 ↔ 本栖湖 … 40〜60分
    (交通状況・季節で大きく変動)

第29節|参考リンク集(公式情報・便利ツール)

富士スバルラインを安心・快適に利用するためには、最新の公式情報をチェックすることが欠かせません。ここでは道路状況や気象、交通アクセスを事前に確認できる便利なリンクをまとめました。

1)道路・通行情報

2)気象・ライブカメラ


3)公共交通・アクセス


4)観光情報

  • 富士河口湖総合観光情報サイト
    湖畔の観光・宿泊・イベント情報をまとめて確認可能。
    👉 富士河口湖観光総合サイト
  • 山梨県観光公式サイト「やまなし観光ネット」
    県全体の観光スポットや旬のイベントを探せる。
    👉 やまなし観光ネット

第30節|参考文献・参照リンク一覧(公式中心)

本記事の作成にあたり、以下の公的・一次情報を中心に参照しました。最新の運用(料金・規制期間・時刻等)は、必ず各公式ページでご確認ください。


A. 道路・通行情報(最優先)


B. ライブカメラ・気象


C. マイカー規制・登山総合案内


D. 公共交通(シャトル・路線バス・高速バス)


E. 五合目の施設・観光情報

  • 富士河口湖町 総合観光情報サイト
    https://www.fujisan.ne.jp/
  • 山梨県観光公式サイト「やまなし観光ネット」
    https://www.yamanashi-kankou.jp/
  • 小御嶽神社(吉田口五合目)案内(各社務所・観光案内)
    ※参拝時間・授与所は季節で変動のため、現地掲示・各施設案内をご参照ください。

F. 比較対象(静岡側・富士山スカイライン)


G. データ・基礎情報


H. 参考読み物・周辺情報

  • 富士スバルライン/富士山スカイラインの比較・観光案内(各種観光ポータル・自治体観光ページ)
  • 富士山パーキング(富士北麓駐車場)案内(規制期の運用・料金)
    https://www.fujisan-climb.jp/access/

必要に応じて、各年の「マイカー規制実施要項」や「運賃・時刻表PDF」(バス事業者/自治体公表)もあわせてご確認ください。最新発表が優先情報です。

タイトルとURLをコピーしました