富士山頂と太陽が重なる現象
「ダイヤモンド富士」とは日の出又は日没時に太陽が富士山の山頂と重なる様がダイヤモンドの様に輝いて見える事を指します。
富士山の山頂と太陽が重なる現象を指すので当然の事ながら「富士山」が見える範囲が撮影スポットになります。
範囲としては富士山西側の南北35度以内の地域からは太陽が昇って山頂と重なる「ダイヤモンド富士」が見えますし、富士山東側の南北35度以内の地域からは太陽が沈んで山頂と重なる「ダイヤモンド富士」が見えます。
静岡県、山梨県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県など広い地域に渡って見る事ができます。
富士山周辺だけでなく関東地方でも見る事ができますが、富士山周辺の静岡県と山梨県に関していえば以下のスポットが挙げられます。
「ダイヤモンド富士」撮影スポットの紹介
- 山梨県南都留郡山中湖村 (日没) - パノラマ台 2月下旬・10月中旬、平野 2月中旬・10月下旬、長池 2月上旬・11月上旬、花の都公園 12月
- 山梨県南都留郡忍野村 (日没) 1月上旬・12月上旬
- 山梨県富士吉田市 (日没) 1月上旬
- 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖湖・竜ヶ岳 (日の出) 12月上旬~元旦頃
- 静岡県富士宮市佐折 (日の出) 田貫湖 4月下旬・8月下旬
山梨県富士河口湖町富士ヶ嶺の本栖ハイランド付近では毎年元旦前後に「ダイヤモンド富士」を見る事ができます。
初日の出をダイヤモンド富士で見る事ができるのはこの上ない贅沢で、こちらも毎年写真家だけでなく一般の観光客が多数訪れます。
本栖湖近くの標高1485mの竜ヶ岳の山頂からも「ダイヤモンド富士」を見る事ができるのですが、冬の時期は積雪があるので登山の心得がないと危険です。
冬山登山の装備をして「ダイヤモンド富士」を目指して元旦の初日の出に合わせて上る方もいますが、初心者には無理ですので絶対に上らないようにしましょう。
ダブルダイヤモンド富士
静岡県富士宮市の田貫湖では通常のダイヤモンド富士に加えて、湖面にダイヤモンド富士が映る「ダブルダイヤモンド富士」が見える事もあります。
「ダブルダイヤモンド富士」が見えるかどうかは気象条件にもよりますが、毎年写真家が早朝からその瞬間を狙っています。
「ダブルダイヤモンド富士」は田貫湖だけではなく富士山周辺の湖がある場所ならみえますが、太陽と富士山の位置関係から富士五湖の中でも本栖湖と山中湖で見える事になります。
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