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陣馬の滝(静岡県富士宮市)|アクセス・駐車場・水汲み場・見どころ

陣馬の滝 大自然景勝地
陣馬の滝
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第1節|陣馬の滝とは(概要・位置・特徴)

陣馬(じんば)の滝は、富士山の北西麓・富士宮市猪之頭(いのかしら)にある小さな湧水の滝です。白糸の滝エリアの北側に位置し、観光地の賑わいから一歩離れて、清らかな水音と緑に包まれた静かな時間が流れます。

流れの源は、五斗目木川(ごとめきがわ)と富士山の溶岩層からしみ出す伏流水。溶岩の隙間から湧き出た水が集まり、透明度の高い流れとなって滝を形づくっています。落差は約5〜6mと大規模ではありませんが、滝壺の近くまで安全に近づける開放感と、澄みきった水の美しさが魅力です。

富士山の溶岩層からしみ出す伏流水
富士山の溶岩層からしみ出す伏流水
澄みきった水の陣馬の滝
澄みきった水の陣馬の滝
落差約5~6mの陣馬の滝
落差約5~6mの陣馬の滝

一帯は富士山の伏流水が豊富に湧くエリアで、陣馬の滝も富士宮市の「保存湧水池」に指定されています。名水の地として知られ、清冽な水が年間を通して流れ続けるのも特徴です。

自然散策や写真撮影に適した“穴場”の滝として、夏はひんやりとした涼を求める家族連れ、秋は紅葉を楽しむ来訪者で賑わいます。白糸の滝や田貫湖、朝霧高原など周辺スポットと組み合わせれば、半日〜1日の小旅行コースとしても楽しめます。

第2節|名称の由来と歴史(源頼朝と太鼓石伝説)

陣馬の滝(じんばのたき)の名は、1193年(建久4年)に源頼朝が「富士の巻狩り」を行った際、この滝の近くに一夜の陣を敷いたことに由来します。巻狩りは、狩猟だけでなく武士団の統率や軍事訓練の意味合いも強い大規模行事で、頼朝の権威を示す場でもありました。

この滝には「太鼓石(たいこいし)」の伝説が伝わります。頼朝が陣を張った夜、滝壺の方からドンドンと太鼓のような音が響き、翌朝に家来が調べると、中が空洞化した石が見つかった—というものです。石の正体は、木が溶岩に包まれて燃え尽きた後に空洞だけが残る「溶岩樹形」。この空洞に水が当たって、太鼓のような音が生じたと考えられています。太鼓石は現在、滝のそばの遠照寺(えんしょうじ)に祀られています。

歴史を今に伝える行事として、毎年8月下旬には地元有志による「陣馬の滝まつり」が開催されます。子供武者行列や力強い太鼓演奏、マスのつかみ取り(小学生以下対象)などの催しが行われ、当日は周辺で交通規制や駐車場の運用変更が実施される場合もあります。

このように、陣馬の滝は「富士の巻狩り」にまつわる歴史と、富士山の火山活動が生んだ地質現象(溶岩樹形)が重なる、物語性に富んだ名所です。

第3節|滝の魅力と見どころ

陣馬の滝1
陣馬の滝1 / photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

滝壺の近くまで行ける開放感
陣馬の滝は手すりや高い柵が少なく、足元に注意すれば滝壺のすぐそばまで近づけます。水しぶきや流れの迫力を間近で体感でき、夏場は浅瀬で水遊びも可能です。

四季の表情が美しい
新緑の春、清涼感あふれる夏、紅葉が映える秋、時に氷の造形が現れる冬まで、季節ごとの景観が楽しめます。写真目的の訪問にも向き、静かな穴場としての魅力があります。

秋の陣馬の滝
秋の陣馬の滝

「保存湧水池」に指定された名水の滝
富士宮市の「保存湧水池」に指定され、豊富な湧水量(年平均で日量約48,000㎥)と透明度の高さで知られます。滝の手前には水汲み場が整備され、ポリタンク持参で訪れる人も多いスポットです。

撮影スポットとして人気/CMロケ地
溶岩層から湧き出す清水の白い糸が織りなす独特の景観は、写真映え抜群。福山雅治さん出演の飲料水CM(ジャパネットウォーター)ロケ地としても知られ、透明感ある水景を求める来訪者が増えました。

静かな遊歩道と自然環境
駐車場から滝までは約200mの遊歩道。車通りから離れ、清流の音や鳥の声を感じながら歩けます。自然環境保護のため、バーベキューや花火は禁止。東屋での小休憩ができ、ゆったりと滝時間を過ごせます。

まとめ:滝壺の近さ、四季の美、名水の湧き、静けさ。歴史の物語性も加わり、陣馬の滝は「短時間でも深く癒やされる」小さな名所です。

第4節|アクセス・駐車場・トイレ

陣馬の滝への入口

住所
静岡県富士宮市猪之頭529(周辺)です。カーナビは地名・番地指定が便利です。

アクセス

  • :新東名「新富士IC」から約35〜45分、東名「富士IC」から約1時間(国道139号/県道414号経由)。案内板に従い、終盤は道幅が狭い箇所に注意してください。
  • バス:JR富士宮駅→富士急静岡バス「猪之頭」方面で約50分、「陣馬の滝入口」下車、徒歩約5分。運行本数が多くないため事前の時刻確認がおすすめです。

駐車場

陣馬の滝の第一駐車場①
陣馬の滝の第二駐車場②
陣馬の滝の第二駐車場②
  • 第1駐車場:約25台(滝に最も近い/大型不可)
  • 第2駐車場:約40〜50台(大型バス可/混雑時はこちら推奨)
  • お願い:路上・私有地への駐車は厳禁です。

トイレ
滝入口付近に公衆トイレがあります(清掃が行き届いており、家族連れにも安心です)。

滝までの道のり
駐車場から滝までは整備された遊歩道を約200m、数分歩けば到着します。静かな小径で、せせらぎと緑を楽しみながら向かえます。

ワンポイント:車が便利ですが、公共交通利用でもアクセス可能。繁忙期(夏・祭り時)は第2駐車場の利用を前提に、現地の案内に従いましょう。

第5節|遊歩道と自然環境

陣馬の滝への道①
陣馬の滝への道①
陣馬の滝への道②
陣馬の滝への道②
陣馬の滝の説明版
陣馬の滝の説明板

駐車場から滝までは、整備された約200mの遊歩道を歩いて2〜3分。車道の喧噪から離れ、清流のせせらぎと鳥の声に包まれながら、安心して滝へ向かえます。終点付近には観光案内板が設置され、滝の由来や見どころが紹介されています。

遊歩道はところどころ舗装もされ歩きやすく、木々のトンネルのような緑の中を心地よく散策できます。静かな“穴場”の雰囲気が魅力で、短い距離でもしっかり自然を味わえるコースです。

環境保護の観点からバーベキューや花火は禁止の掲示があります。自然を長く楽しむため、ゴミの持ち帰りやマナー順守にご協力ください。

滝の見学ポイントは水辺に近く、季節や水量によっては足元が濡れる場面もあります。夏はサンダルや濡れてもよい服装だと安心。滝壺の近くまで寄れるのが最大の魅力ですが、滑りやすい場所もあるため無理のない範囲で楽しみましょう。

第6節|名水の地と水汲み場

富士宮市の保存遊水池
富士宮市の保存湧水池
陣馬の滝の水汲み場
陣馬の滝の水汲み場

陣馬の滝は、富士山の溶岩層からしみ出す伏流水が集まって生まれる湧水の滝。五斗目木川上流にかかり、落差は約5〜6m。透明度の高い清流が一年を通じて絶えず流れ、訪れる人をひんやりとした清涼感で包みます。

この一帯は富士宮市の「保存湧水池」に指定された名水地で、日量約4万8千m³(年平均)という豊富な湧水量を誇ります。滝の手前には水汲み場が整備され、パイプから清水を汲めるようになっており、ポリタンクやボトルを持参する人の姿がよく見られます。

水汲みの楽しみ方とマナー

  • 目安の利用時間は日中(明るい時間帯)。安全確保のため、暗い時間の利用は避けましょう。現地掲示に従ってください。
  • 混雑時は譲り合いを。長時間の占有や極端な大量汲みは控え、持ち帰りゴミは必ず持ち帰ります。設備はていねいに扱いましょう。
  • 駐車は指定駐車場のみを利用し、路上・私有地への駐車は厳禁です。
  • 自然環境保護のため、周辺ではバーベキューや花火が禁止されています。掲示のルールを守って静かに楽しみましょう。

飲用に関する留意点

保存湧水池として手厚く保全される自然ろ過の清水ですが、飲用は自己管理・自己判断が基本です。体調や年齢に配慮し、必要に応じて加熱するなど各自で安全対策を。最新の水質情報は現地掲示や富士宮市の案内で確認すると安心です。

ひとこと:清らかな伏流水が育む名水の滝。ルールを守って気持ちよく水を分かち合えば、陣馬の滝ならではの“美味しい体験”が待っています。

第7節|周辺観光・レジャー・グルメ

観光スポット

  • 白糸の滝(車で約10分):富士山の湧水が幾筋にも流れ落ちる名瀑。陣馬の滝とあわせて巡りやすい定番コース。
  • 田貫湖:湖畔散策やキャンプで人気。富士山を望む景観が魅力。
  • 小田貫湿原:田貫湖北側の自然観察スポット。昆虫・野鳥観察に最適。
  • 道の駅 朝霧高原:休憩・買い物・軽食に便利。朝霧高原の玄関口。
  • まかいの牧場:動物ふれあい・乳製品づくり体験ができる観光牧場。
  • 富士ミルクランド:入場無料で動物とふれあえ、ジェラートも人気。

レジャー・アクティビティ

  • 陣馬の滝周辺は水遊びのほか、釣り堀(マス釣り)キャンプ温泉などアウトドア体験が揃っています。
  • とくに田貫湖キャンプ場など、湖畔でのキャンプは人気。富士山麓の自然拠点として楽しめます。

食事・ランチ

  • 道の駅 朝霧高原/まかいの牧場/富士ミルクランドに食事処・売店があり、地元食材や乳製品のメニューを気軽に味わえます。
  • 朝霧高原の恵みを活かした周辺グルメも点在。ドライブ途中の立ち寄りにも便利です。

組み合わせ例:
陣馬の滝 → 白糸の滝 → 道の駅朝霧高原(ランチ) → 田貫湖散策(またはキャンプ)という半日〜1日の周遊が定番です。

第8節|イベント・混雑・注意事項

陣馬の滝まつり(8月下旬)

  • 毎年8月下旬に、滝周辺で「陣馬の滝まつり」が開催されます。朝9時ごろの子供武者行列、10時の開会セレモニーに続き、太鼓演奏・竹太鼓・児童生徒の演奏やダンス・大道芸・バルーンアートなどの舞台イベントが10:30〜14:00にかけて行われます。正午ごろには小学生以下対象の“マスのつかみ取り”も実施。飲食ブースでは地元グルメも楽しめます。開催日により交通規制が入り、第1駐車場は利用不可/第2または臨時(小学校グラウンド等)駐車場の案内となる場合があります。

混雑の傾向と回避のコツ

  • 夏休み・紅葉期は駐車場・遊歩道とも混雑しやすいので、早い時間の到着周遊計画の工夫がおすすめです。祭り当日や繁忙日は公共交通の活用も検討しましょう。
  • 祭り当日は現地の交通誘導と掲示に従ってください(駐車場の運用が通常と異なる場合があります)。

マナーと安全

  • 自然保護の掲示(バーベキュー・花火禁止等)があります。ゴミは必ず持ち帰り、静かな環境維持にご協力ください。
  • 路上や私有地への駐車は禁止。指定の駐車場をご利用ください。
  • 遊歩道や川辺は滑りやすい箇所があります。足元に注意し、増水時は無理をしないでください。
  • ペット同伴の場合は、リード着用・混雑時の配慮・排泄物の持ち帰りなど、現地の掲示やルールに従って行動しましょう。

ワンポイント:祭り期間中は第2・臨時駐車場の利用を前提に、早めに到着→舞台イベント→水辺の涼という流れが快適です。

第9節|口コミ・撮影・メディア情報

口コミの傾向

  • 「静かに自然を味わえる」「水が冷たくて気持ちいい」といった声が多く、家族連れの水遊びや森林浴目的の来訪が目立ちます。滝壺の近くまで寄れる開放感も評価されています。
  • 繁忙期(夏・紅葉)は混み合うため、早めの到着が安心です。

撮影スポット&コツ

  • 透明度の高い伏流水と溶岩層からの湧出がつくる白い流れは写真映えします。滝前の浅瀬や下流側の低い目線から、流れの表情を切り取る構図が人気です。
  • 足元が滑りやすい場所があるため、渓流向けの滑りにくい靴があると安全です。

メディア露出

  • 福山雅治さん出演の「ジャパネットウォーター 富士山の天然水」CMロケ地として紹介され、注目度が高まりました。

注意点(安全・マナー)

  • 川辺に近づく際は転倒に注意。増水時は無理をしないでください。
  • 自然環境保護のための掲示(バーベキュー・花火禁止など)に従い、静かな環境維持ゴミの持ち帰りに協力を。

第10節|基本情報まとめ(インフォボックス)

項目内容
名称陣馬の滝(じんばのたき)
住所〒418-0108 静岡県富士宮市猪之頭529(遠照寺付近)
アクセス【車】新東名「新富士IC」約35〜45分/東名「富士IC」約1時間(R139・県道414経由)【バス】JR富士宮駅→富士急静岡バス「陣馬の滝入口」下車、徒歩約5分。
駐車場第1:約25台(滝に近い・大型不可)/第2:約40〜50台(大型可・混雑時推奨)※路上・私有地駐車は禁止。
トイレあり(滝入口付近)
入場料無料
開放時間見学自由
問い合わせ富士宮市観光協会 0544-27-5240
公式情報富士宮市(観光)サイト 等

第11節|まとめ(訪れる前のワンポイント)

  • 短時間でも満足:駐車場から滝までは約200m/徒歩2〜3分。静かな小径を歩いてすぐ、美しい湧水の滝に出会えます。
  • 服装と足元:滝前は浅瀬を渡る場面や滑りやすい石があります。濡れてもよい靴(夏はサンダル)や、滑りにくい靴だと安心です。増水時は無理をしない判断を。
  • マナーと環境保護:周辺ではバーベキュー・花火が禁止。掲示のルールを守り、ゴミは必ず持ち帰りましょう。水汲み場も譲り合い・短時間を心がけて。
  • 駐車の注意路上・私有地への駐車は禁止。指定の第1/第2駐車場を利用してください。繁忙期や祭り時は第2・臨時駐車場の指示に従いましょう。
  • アクセス計画バス便は多くないため、公共交通利用時は時刻を事前確認。車なら朝のうちに到着すると混雑回避に有効です。
  • ベストシーズン夏の清涼感/秋の紅葉/冬の氷の造形など四季が魅力。写真目的の方は、柔らかい光の朝〜午前が狙い目です。
  • 撮影のコツ:滝前の浅瀬や下流から低い目線で、水の透明感と流れの表情を狙うと映えます(足元注意)。

一言でいえば、「近くて、澄んで、静か」。短いアプローチで、富士山の伏流水が生む清らかな時間に浸れます。

第12節|参考情報一覧(公式・一次情報優先)

公式・自治体・観光団体

地理・地質・名水(技術的解説を含む)

現地レポート・地域メディア(アクセス/遊歩道/撮影)

交通・アクセス・地図

口コミ・旅行サイト(体験談・傾向)

イベント(陣馬の滝まつり)

周辺観光・レジャー(組み合わせに便利)

メディア露出

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