富士養鱒場(静岡県富士宮市猪之頭)

日本一の生産量を誇る富士宮市の養鱒場

静岡県富士宮市は全国でも一、二の生産量を誇る「にじます」の名産地です。にじますはサケ科の淡水魚ですが、元々は北米やシベリア原産の外来種で、1877年(明治10年)にアメリカから日本に卵を寄贈された事が渡来の始まりです。以来、研究開発が進み、日本各地で養殖・生産されています。日本国内では1970年代に年間1万トンを養殖するまでになりましたが、1990年代以降生産量は減少し、2004年では年間8千トンにまで減少しています。県別では2006年では静岡県、長野県、山梨県の順に生産量が多く、市町村別では富士宮市が全国一の生産量を誇っています。富士山麓の富士宮市猪之頭地区には「静岡県水産試験場」と「養鱒場」があり、富士山の冷たくて綺麗な湧水は「にじます」の養殖に適しています。

富士山の伏流水を使った広大な養鱒場

 「富士養鱒場」は富士山の豊富な伏流水を使用した敷地面積4万5千㎡の広大な「にじます」の養殖場で、約20万尾の鱒を飼育しています。富士の伏流水は大変綺麗で水温も年間を通じて10℃に保たれており、にじますの養殖に適しています。富士山の伏流水はミネラルが豊富な「富士山バナジウム天然水」として人気があります。養鱒場内は富士伊豆箱根国立公園の一部となったおり、自然の景観を損なわないように運営されています。「富士養鱒場」では、にじますの養殖の様子を見学でき、実際に鱒釣り体験もできます。養殖池は全部で84面もあり、1000㎡もあります。養鱒場ではにじますの種の生産を行っており、近隣の養鱒場にも供給しています。また、隣接の「鱒の家」では「にじます料理」を味わう事もできます。
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虹鱒の養殖に欠かせない湧水

 虹鱒の養殖は全国各地で行われていますが、養殖が盛んな地域には共通して豊富な湧水があります。全国一の富士宮市は「富士山本宮浅間大社」「湧玉池」に代表される様に、富士山の雪解け水が市内各所に湧き出ています。長野県の安曇野市は北アルプス山脈の湧水があり、養殖が盛んに行われています。安曇野市にも県の水産試験場があり、虹鱒の養殖技術も含めた水産業の発展を目的に活動しています。又、山梨県の富士吉田市は富士山の湧水があり、ここでもも養殖が行われています。

「展示室」でにじますの養殖を学ぶ

 本館の管理棟では1階が「にじますの養殖」等に関する資料展示室があります。にじますの養殖の歴史、生態や養殖技術、また静岡県の淡水魚の資料が展示してあります。更に、「円形の展示水槽」があり、にじますをはじめ、イワナやアマゴ、そしてチョウザメなどが飼育されています。養殖池ではにじますを上からしか見る事ができませんが、この水槽なら横からにじますを観察する事ができます。また、「チョウザメ」は世界三大珍味の「キャビア」の親です。「ふじやま」さんは「キャビア」には全く縁がありませんが、こうして「チョウザメ」を鑑賞するのもおすすめです。

場内の「釣堀」で鱒釣り

「富士養鱒場」では場内に「釣堀」があり、「鱒釣り」を楽しむ事ができます。初心者でも気軽にできるように、釣り竿、餌、仕掛けなど釣り道具をレンタルできます。1キロまで1,700円ですが、それ以上は追加料金を支払います。持ち帰る場合にクーラーボックス等なければ有料で販売もしています。「釣堀」にはニジマスがひしめいており、初心者でも簡単に釣ることができます。

周辺観光案内

 養鱒場のすぐ隣には新鮮でおいしい「にじます料理」を食べさせてくれる「鱒の家」があります。肝心の「虹鱒」はもちろん「富士養鱒場」から仕入れているので、鮮度は最高です。虹鱒以外の食材も地元の米や野菜を使用して地場産にこだわっているので、安心して食べる事ができます。「鱒の家」では本格的なコース料理を提供していますが、気軽に虹鱒を味わいたいなら「道の駅朝霧高原」がおすすめです。道の駅のレストランでは「鱒カツ定食」(1日数食限定)があり、売店では「鱒寿司」を販売しています。又、養鱒場を北上して国道139号線に出て山梨方面に行くと、「さわやかパーキング」からは牛が放牧されている牧草地の先に富士山が見える、「朝霧高原」の最高の景色を見る事ができます。パーキングより北へ2キロほど行くと全天候型テーマパークの「富士花鳥園」もあり、温室一面のベゴニア・フクシアとフクロウを鑑賞する事ができます。

詳細情報

住所
〒 418-0108 静岡県富士宮市猪之頭 579 – 2
電話
( 0544 ) 52 – 0311
URL
静岡県水産技術研究所富士養鱒場
施設概要
①静岡県水産技術研究所 ②富士養鱒場
営業時間
9:00~16:30(入場は16:00まで)
休日
年末年始(12/29~1/3)を除き無休
利用料金
大人300円(180円) 子供 (中学生以下)   100円(60円)
駐車場
あり
アクセス
東名高速     富士インターより西富士道路、国道139号線を河口湖方面へ約40分。(「ドライブインもちや」の次の信号機(朝霧ジャンボリーゴルフクラブ入り口)を左折し、道なりに進んで、つきあたり(県道414号線と合流)を左折し300mほど走った左側)中央道河口湖インターより国道139号線を富士・富士宮方面へ約40分(道の駅「朝霧高原」、富士花鳥園を通過し、約3.5km先の左側にサークルKのある交差点を右折し、県道414号線(青看板あり)に入り、道なりに2kmほど走った左側)

周辺地図

周辺観光情報

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