月の雫(しずく)(山梨県全域)

期間限定の甲州ぶどうのお菓子

 「月の雫(しずく)」は、果物王国山梨県の果物であるぶどうの最も代表的品種の「甲州ぶどう」を使ったお菓子です。甲州ぶどうの一粒一粒をそのまま使い、砂糖蜜で周りを固めたお菓子です。砂糖の甘さと、甲州ぶどうの甘酸っぱさが絶妙の組み合わせになっており、山梨県の代表的土産物の一つです。生のぶどうを使っているので、手に入るのは甲州ぶどうの収穫時期となる秋から冬にかけての期間限定販売です。

江戸時代誕生の歴史あるお菓子

 「月の雫」は江戸時代に甲州で偶然生まれたといわれるお菓子です。江戸時代、甲州の菓子職人が甲州ぶどうを砂糖蜜の中に落としてしまい、それを拾って食べたらとてもおいしかったので本格的に菓子にしてみたのがはじまりだといわれています。「月の雫」は近年のような町おこしの名物を作るために生まれたというわけでもなく、意図せず偶然にできてしまったお菓子なのです。しかも起源は江戸時代までさかのぼり、現在まで数百年の歴史を誇る伝統の銘菓なのです。甲州ぶどう自体も現在まで800年以上もの栽培の歴史があるぶどうですが、月の雫も現在まで二百数十年もの間、人々に支持されてきた人気のあるお菓子なのです。

甲州葡萄ならではの味わい

「月の雫」は甲州ぶどうを丸ごと蜜で包むことで、砂糖蜜の甘さと甲州ぶどうの酸味が同時に味わえ、絶妙な食感が味わえます。一粒口に含むと砂糖蜜のコーティングが溶けて甘い砂糖の味が広がりますが、すぐにぶどうを噛んだ時の甘酸っぱい味が広がります。甘い砂糖蜜の味とぶどうの酸味が絡み合い、最高のお菓子の味を生み出しています。「月の雫」はまさに酸味がある「甲州ぶどう」だからこそ出来たお菓子で、巨峰やマスカットでは生み出せない銘菓といえます。

「月の雫」が買える店

 「月の雫」は生の甲州ぶどうを使うので、時期以外には手に入らない季節限定の生菓子です。具体的には甲州ぶどうが出回る9月から11月位のわずか数ヶ月しか販売されません。ですから「月の雫」を買う為には、売っている店を探すよりもまずその時期に買わなければなりません。しかしながら、甲州ぶどう自体は生産量も多く、その時期には比較的手に入り易いので、そのお菓子となる「月の雫」も山梨県全域の御土産店で購入できます。「道の駅なるさわ」「道の駅富士吉田」「ぶどうの丘」、甲府市「松林軒」などで販売しています。
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