道の駅「富士吉田」(山梨県富士吉田市新屋)

2003年オープンの新設道の駅

2003年4月にオープンした新鋭の道の駅「富士吉田」です。まだオープンして数年しか経ってないので非常に新しい施設です。富士五湖沿いの国道138号線にあり、河口湖と山中湖の間に位置しています。場所的には中央自動車道の河口湖インターから近いので遠方の方でも不便はないでしょう。

 

豊富な品揃えの物産館

fujiyoshida007fujiyoshida005富士吉田の道の駅の売りは、「物産館」のおみやげ物の品数の豊富さと「軽食コーナー」「吉田のうどん」ではないでしょうか。物産館では、とにかく多種多様なお土産品が並んでいます。道の駅ならではの地元の旬の野菜、山菜、果物をはじめ、持ち帰り用のうどん、ドライフルーツ、信玄餅、地酒・地ビールなどが所狭しと販売されています。富士吉田は江戸時代から続く伝統産業・文化の「甲斐絹(かいき)」の生産地としても有名で、道の駅でも「甲斐絹」のネクタイやハンカチなどを販売しています。他にも、駅の手前にある地ビールレストラン「ふじやま」に象徴されるように、富士山の伏流水を使ったおいしい地ビールが人気商品のようです。

富士吉田といえば「吉田のうどん」

 さて、富士吉田については「吉田のうどん」抜きでは語る事はできません。富士吉田市のうどんは、その独特の麺の歯ごたえとコシの強さで有名で、名物ともなっています。市内には何十軒ものうどん店がありますが、道の駅「富士吉田」でもその吉田のうどんを食べることができます。


道の駅「富士吉田」の人気商品①
脅威の麺のコシで有名な「吉田のうどん」
山梨県富士吉田市といえば有名な「吉田のうどん」発祥地です。醤油と味噌を使ったつゆに麺を入れ、茹でたキャベツや肉や天かすを入れるのが定番です。道の駅「富士吉田」ではお土産の人気商品として販売され、又駅施設の軽食喫茶店でも食べる事ができます。そのコシの強さは衝撃的で、初めて食べる人はビックリします。



驚異的なコシの強さの麺

 実際に、駅内の軽食コーナーでそのうどんを食べてみました。写真は400円の「肉うどん」です。定評通り、食べ応えがある麺でコシがつよい。吉田のうどんはこういうものだと知らない人は、「ちゃんと茹でてあるの?」と店員さんに聞いてしまいそうな位の歯ごたえなのだ。吉田のうどんはどうも麺が全てを物語るというような感じで、味付けは極めてシンプル。あっさりしょうゆ味で茹でキャベツと注文どおりの牛肉がのっかり、お好みで天かすや七味をいれる。とにかく麺を味わうといったうどんでした。

富士山気象観測の歴史を語る「富士山レーダードーム」

 昭和39年から平成11年まで35年間に渡り、富士山の頂上に設置され、日本の気象観測をリードしてきたのが、この「富士山レーダードーム」です。当初は、台風を一早く察知して情報収集を行い、台風に備えるのが主目的でした。富士山の頂上ならばレーダーの探索範囲が広がり、気象観測が大幅に改善されたのです。30年以上に渡り日本の気象観測に多大な役割を果たしてきた「富士山レーダードーム」ですが、気象衛星等の最新技術にその役割を譲る事になり、長い歴史に幕を閉じる事になりました。しかしながら「富士山レーダードーム」が今まで果たした役割は大きく、その歴史や気象観測の重要性を伝えるために、道の駅のそばに「富士山レーダードーム」が開設されています。

地ビールを味わえるレストラン「ふじやまビール」

 駅の軽食コーナーですが、メニューはまさに文字通り簡単な食事だけになっていました。「吉田のうどん」以外では、飲み物やソフトクリーム位しかありません。「吉田のうどん」を手軽に味わうには絶好のスポットですが、本格的な食事をしたいなら、駅手前の「ふじやまビール」に足を運ぶのもおすすめです。逆に言えば、手前に立派なレストランがあるから軽食コーナーにしてあるのかなとも思いました。
道の駅「富士吉田」の人気商品②

富士山の伏流水使用の地ビール「ふじやまビール」

「ふじやまビール」は、富士山の名水とドイツの醸造技術が生んだ富士吉田の地ビールです。地下100Mから汲み上げた富士の伏流水を使い、ビール醸造の本場であるドイツの醸造技術を使って地元独自のビールを生産しています。「ふじやまビール」には、標準的な「ピルス」、フルーティーな「ヴァイツェン」と濃厚な「デュンケル」の3種類があります。

富士山の天然水を汲む行列
道の駅「富士吉田」では「水汲み場」があり、富士山の天然水を汲もうとする行列で賑わっています。いまや時代は名水ブームで、全国各地からポリタンクなどの容器を携えた観光客が訪れます。飲料水のみならず、料理にも使用しようと、車が一杯になる位のポリタンクを積んだ人達を見かけるのも珍しくありません。私が訪れた時は、ポリタンクを持ったたくさんの人が「水汲み場」に群がり、いまかいまかと順番待ちしていました。ポリタンクで汲むほどではなくても、その天然水を少しでも味わいたいという方には空のペットボトルも販売されています。
名水の宝庫「富士山麓」と道の駅
 余談になりますが、富士山麓は、静岡県の「湧玉池」や山梨県の「忍野八海」をはじめ、名水の宝庫です。富士山の雪融け水が何十年もの時を経て、伏流水となり地表に湧き出してきます。そういった自然に地表から湧き出てくる雪解け水のみならず、人工的に穴を掘って富士山の地下水をポンプ等で汲み上げている施設が、富士山麓周辺には沢山あります。道の駅としては、「朝霧高原」、「鳴沢」、そして「富士吉田」等です。場所が違えば地層も違うので水の成分も異なりますが、どれも名水には違いないようです。こうして、その土地固有の名水は、地域独自性を唱える道の駅の目玉ともなっています。
道の駅「富士吉田」の人気商品③

富士山の天然水「富士吉田産のバナジウム水」

富士山周辺では富士山の雪融け水が長い年月をかけて周辺の地層をつたって地下に溜まっています。富士山周辺の地層にはバナジウムをはじめとする多数のミネラルが含まれており、地下水にはこうしたミネラルが豊富に含有されています。その代表的な地下水が「富士山のバナジウム水」です。富士吉田地域の地下水はとりわけバナジウムを多く含まれており、道の駅「富士吉田」でも人気商品の一つになっています。

総評:素晴らしい道の駅だが強烈な個性が欲しい
道の駅「富士吉田」は、施設、商品、サービス共に素晴らしいのですが、全体的に強烈な個性に欠ける印象があります。まだ開駅して日が浅く手探りの状態で運営している雰囲気がありますが、物産館やレストランをみても、「コレを買って欲しい!食べて欲しい!」といった自己主張が足りない様な印象がありました。物産館については、品揃えも豊富で綺麗に陳列されていますが、品数が極めて多すぎる上、均等に並べられている為、お客さんとしては何が名物で何を買ったらいいのかわからない面があります。富士吉田はコレが名物でコレをぜひ買って欲しいといったアピールが伝わってこない所が残念でした。レストランにしても、軽食として唯一食べられる吉田のうどんをもっと大々的にアピールしたらどうかという印象を受けました。結論としては、施設、商品、サービス、場所等において高水準の道の駅ですが、「富士吉田」として何をアピールするかを明確にする必要性を感じました。
周辺観光案内
 道の駅「富士吉田」の隣には富士山の天然水で本場ドイツ仕込みの醸造法で造ったビールが味わえる「ふじやまビール」があります。建物は本場ドイツのビアホールレストランの様な造りで天井が高く、300席もあります。ビールだけでなく、スペアリブやソーセージなどビールに合う料理から気軽なランチセットなどアルコールの利用がなくても十分満足できます。又、「富士山レーダードーム館」ではかつて富士山頂で台風などの気象観測に活躍したレーダーを移設、展示しています。ドーム館は困難を極めた富士山頂でのレーダードームの建設資料や富士山からの気象観測の歴史に触れたり、実物のレーダードームを見学することができます。

詳細情報

住所
山梨県富士吉田市新屋1936-6
電話
0555-21-1225
URL
http://www.mfi.or.jp/mitinoeki/ (道の駅「富士吉田」)
営業時間
①案内所  9時~19時 ②物産館  9時~19時 ③食堂   10時~19時
定休日
年中無休
駐車場
普通車 314台 大型車 17台

周辺地図

周辺観光情報

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